2007年05月04日
“まだら狼”上田馬之助・真剣を懐刀として忍ばつつ、ヒールに徹した氏の特異性
実力を有していながら、プロレス特有の“ギミック”に徹する。私が好むプロレスラーの在りよう、私が知る限りにおいて、日本人トップヒールとは、“まだら狼”上田馬之助を指す。 日本プロレス時代、その実力は一目置かれ、氏の語るところに拠れば、「練習の虫」であった猪木のひたむきさを好み、親友の間柄でもあったという。その猪木が日本プロレスを追われることとなった事件、このことに関する論考はみなさん、百もご承知のことだろうから、割愛させていただく。氏の告白に拠れば、「猪木さんにいまもすまなかったという想いでいっぱいだ」この言葉で容易に事件の真相は見えてくる。 渡米のち、国際プロレスのリングに登場し、黒髪に金髪模様、ヒールに徹したスタイルからいつしか“まだら狼”と評されるようになり、あのラッシャー木村氏とIWAの王座を巡り、金網デスマッチのリング上で凄惨試合をこなす。だが、その上田氏の知名度を一気にあげたのは、やはり、日本プロレス時代からの“因縁”を引きずった、一連の新日本、猪木氏との抗争に拠るものが、誠に大きいであろう。猪木ファンの憎悪を一手に買い、あのタイガー・ジェット・シンと結託。家族をアメリカに移住させるほどの“悪役ぶり”を見せた。 *続きは是非、こちらにて読了くだされば幸いに存じます。 初集、2集ともに、好評発売中です。(プロレス・国内欄にて) ⇒『ミルホンネット版魂暴風3忘れ難き青春の日本人レスラー篇』 ⇒『ファイト!ミルホンネット版魂暴風*a martial art side』 ⇒『ミルホンネット版魂暴風2感涙のトップ外国人レスラー篇』
posted by 美城丈二 |08:17 |
プロレス、この果て無き浪漫 |
この記事に対するコメント一覧
Re:“まだら狼”上田馬之助・真剣を懐刀として忍ばつつ、ヒールに徹した氏の特異性
オレが認める日本人ヒールはヒロ斉藤ですね。なぜなら彼は敵対するリーダーたちを常に補佐し続けてきたのですから。今思えばブロンドアウトローズやNwo,そしてT2000といッた彼が属していたグループはすべてブレイクしてますし、蝶野がヒール転向したときに会社が最初にヒロと組ませたのはなんとなく理解できます。つまりヒロは誰もが認めるヒール職人ということです。
posted by ok | 2007-05-04 10:08
Re:“まだら狼”上田馬之助・真剣を懐刀として忍ばつつ、ヒールに徹した氏の特異性
okさん、コメント、有難うございます。ヒロ斉藤選手は根強いファン支持を受け、未だにリスペクトしておられる方が多いようですね。そのヒロ斉藤選手の売り込みに人肌脱いだ選手がまた上田氏でもあったという、事実。スモールパッケージにてホールドされる変わりに容赦無くいたぶってヒロ選手の頑張りをプロレスファンに認知させた。あの試合、実は私、間近で直接、見ているのですよ。コメント、誠に有難うございました。丈
posted by 美城丈二 | 2007-05-04 11:38
Re:“まだら狼”上田馬之助・真剣を懐刀として忍ばつつ、ヒールに徹した氏の特異性
この記事読んでうれしくなりました!。全く同じ意見です!僕も上田馬之助こそが日本人最高のヒールだと思います。
ファイトスタイルはもとより、あのガタイの良さ、ルックス、名前、、その全てがパーフェクトな、、。
ヒロ斉藤はロープに振って”回転エビ固め”でなかったでしたっけ?、記憶違いならすいません。
いずれにせよ3カウントとられてもそんなの屁でもない、、かのごとくその後いたぶり続けましたよね、、。ヒロ斉藤が血みどろにされてるのを見て、、、あぁ、、やっぱりこういうのが正統派の(言葉おかしいですが、、笑)ヒールかって感心したのを覚えています。
ほんとあの事故残念でしたねぇ、、。
posted by ミスターNO | 2007-05-04 13:25
Re:“まだら狼”上田馬之助・真剣を懐刀として忍ばつつ、ヒールに徹した氏の特異性
上田馬之助さん最高です。
東スポの連載読んでますか?
「セメントが出来ない奴はレスラーとは認めない。」
彼の姿勢がその後のレスラーにも受け継がれていれば、総合にヒョッコリ上がっては秒殺され、プロレスの名を落とす者はいなかったのでは。
プロレスラーが1番強い!信じて疑わなかった時代の本物のレスラーだと思っています。
posted by 王者ボブチャンチン | 2007-05-04 17:31
Re:“まだら狼”上田馬之助・真剣を懐刀として忍ばつつ、ヒールに徹した氏の特異性
ミスターNOさん、王者ボブチャンチンさん、コメント、嬉しく拝見致しました。プロレスに輝きがあった時代の“日本人悪役レスラー”。猪木氏と馬場氏に迎合することなく、挑み続けたプロレスラー、上田馬之助氏。ほんとに、あの不慮の事故は、一語では語れない出来事であったろうと思案し、私も物憂い気分に陥ってしまいます。氏の連載記事、勿論、読んでおりますよ。コメント、誠に有難うございました。丈
posted by 美城丈二 | 2007-05-04 18:02
Re:“まだら狼”上田馬之助・真剣を懐刀として忍ばつつ、ヒールに徹した氏の特異性
上田選手 で思い出されるのが、旧UWF と新日の抗争で、新日軍に上田選手が加わったファイトです。
あの、前田日明のハイキック、ニールキックをノーガードで受けきってましたね。
まさに、レスラーの打たれ強さ、小粒な日本人レスラーの中では、坂口征二に次ぐ体躯 鳥肌が立つほど興奮して見た記憶があります。
上田選手も含め、昔のレスラーは、ファイトしなくても、リングに立つだけで存在感がありましたね。
posted by 昭和プロレス ファン | 2007-05-04 22:05
Re:“まだら狼”上田馬之助・真剣を懐刀として忍ばつつ、ヒールに徹した氏の特異性
我々少年たちに「憎い」そして「怖い」と思わせた悪役ぶりはホントに天下一品だと思います。
>昭和プロレス ファンさん、僕も覚えてます。あの時の鳥肌の立つ感覚を、 見ていて、こちらが武者震いをしていたような気がします。
posted by みのる | 2007-05-05 01:29
Re:“まだら狼”上田馬之助・真剣を懐刀として忍ばつつ、ヒールに徹した氏の特異性
>昭和プロレス ファンさん なぜ旧UWFとの5対5(たしかそうだったっすよね?)の親日サイドに上田馬之助なんだぁ~!あ、前田とリングアウト心中狙いかぁ!汚いぞ、親日!・・・などと、その頃Uにはまっていた私は歯ぎしりする思いで観てました。でも、あの当時でも全盛期を過ぎた上田馬之助が、当時限りなくシビア(肉体的に)なプロレスを仕掛けていたUの選手に、臆する事なく悠然とヒールとしての姿を見せつけていた・・・振り返れば、そのヒールとしての凄さとプロレスラーとしての姿勢を我々に示していたんだなぁと思います。浅かった、あの頃の私は・・・
あ、上田馬之助といえば、やはり美保純とトライデントシュガーレスガムのCM出ていたのを思い出しますね。悪役としてコミカルな部分(或はイイ人キャラ)を出す事がプラスかマイナスか・・・しかしそのジレンマさえも、上田馬之助という傑出したヒールには関係なかった、と。
今、そんなヒールは少ないなぁ・・・
posted by ボン | 2007-05-05 02:53
Re:“まだら狼”上田馬之助・真剣を懐刀として忍ばつつ、ヒールに徹した氏の特異性
確かに自身の色は消し飛びましたが、当時、前田氏との対戦後、「元気のいい、前田君と対戦できるのが楽しみだった」と語ったとされる、上田氏。ここにも“昭和”の香り漂うプロレスラーの在りようを身を持って示した男、在り。“まだら狼”のち“金狼”上田馬之助、誠に威風漂うプロレスラーでしたね。皆様、誠にコメント、有難うございます。丈
posted by 美城丈二 | 2007-05-05 09:47
Re:“まだら狼”上田馬之助・真剣を懐刀として忍ばつつ、ヒールに徹した氏の特異性
正直、上田選手は好きでは無かったですね。最近の新聞連載を読むまでは。
何をするか分からないような雰囲気で、当時は正直怖かったな(笑) 怖い、嫌われる、こそヒールかもしれないけれど、母親は上田選手が登場するとチャンネル変えて!とせがんでました。
シンと上田がタッグで登場すると最悪で(笑)、母親はいつもどこかに行ってしまいましたよ。
UWFとの対抗戦、なんと上田が新日軍に。
今にして思えば、プロレスの試合とはいえいつ懐刀を抜くか油断できなかった前田。そんな彼に対してはセメント上等?の上田選手が適任だったわけですね!
試合後も上田らしくない?さわやかなコメントをしてたのも少し覚えてますよ。
いろいろ思い出せました、ありがとう。
posted by katsu | 2007-05-06 23:20
Re:“まだら狼”上田馬之助・真剣を懐刀として忍ばつつ、ヒールに徹した氏の特異性
自分の中での上田馬之助は本当に憎たらしいヒールでしかなかった。試合は勝敗関係なし、兎に角好き勝手に暴れ回れればそれでいい。美城さんもおっしゃられてた通り、あの五寸釘マッチで、ロープに足をかけて落ちないように必死にすがるアントニオ猪木。それをこれでもかと落とそうとする上田馬之助。ぱっと当時の映像が浮かんできます。まだ小学生くらいだったと思いますが。
今でも上田という名字の方がいればすぐに『馬之助』と答え、それが相手にも分る。そのくらい強烈な個性を持っていた選手。でも、好きではなかったですけど。
唯一応援したと記憶しているのがUWFとの対抗戦。まさに未だ見ぬ本当の上田馬之助の実力が分るんじゃないか?という高揚感がその当時にはありました。
ヒールのギミックを演じ、その時のアングルを見事に完成させる事が出来る、上田馬之助は最高のプロレスラーの一人ですね。
posted by ビリー・ジャック | 2007-05-07 11:21
Re:“まだら狼”上田馬之助・真剣を懐刀として忍ばつつ、ヒールに徹した氏の特異性
katsuさん、ビリー・ジャックさん、忌憚ないご意見、コメント、誠に嬉しく拝見させていただきました。往時の上田馬之助氏、まさに“憎むべきプロ中のプロの悪役レスラー”でしたね(笑)。確か、大阪府立の試合、あのシンと仲間割れ、シングルにて一騎打ち、サーベルに対抗して、その手には真剣、裁くレフェリーはアントニオ猪木氏。あれは、まさしく、当時としては抜群の“プロレスアングル”だったのではないのかと・・・。シンと上田氏が反則攻撃をし、ロープブレイクにてカウントする、猪木氏。されど、どちらも反則の手を緩めない。ならばと猪木氏、鉄拳制裁、蹴り飛ばすなどして、反則を阻止しようとする。結局、ふたりは“仲直り”して、猪木氏を襲い、ノーコンテスト。あの試合も見ていて、当時、爽快で仕方が無かった記憶があります。プロレスのリングに確かに“壮絶感と爽快感”が詰まっていた時代。対UWFイリュミネーション戦。前田氏と心中した上田氏。自身の色は消し飛びましたが、まさに“懐刀”をぎらりと垣間見せた瞬間でもあったろうと・・・。往時が誠に懐かしく感じられます。お二方、誠にいつもながら、コメント、誠にありがとうございました。丈
posted by 美城丈二 | 2007-05-07 20:06
Re:“まだら狼”上田馬之助・真剣を懐刀として忍ばつつ、ヒールに徹した氏の特異性
上田馬之助ってほんとに嫌われてましたよね。
僕も嫌いでした。
また黒のショートタイツの下に赤のロングタイツ。
カッコいいイメージとはかけ離れて野暮ったかったです。
それも計算だったんでしょうか?
みなさんがガタイがよかった。と上で口々におっしゃってますが僕にはそのイメージが残っていません。UWFとの対抗戦などのときは中学生だったと思うので、はっきりと見ているのですが・・・。
『シンの後ろでコソコソと猪木にちょっかいを出す悪いやつ。』小さい時に見ていた馬之助のイメージがそのまま残っていたんでしょうか?
そう考えると、上田馬之助はまさにプロフェッショナルといえると思います。
姑息なイメージを植えつけることによって成長した人間の視覚、認知能力さえ錯覚させてしまっているのですから。
posted by のり | 2007-05-14 15:31
Re:“まだら狼”上田馬之助・真剣を懐刀として忍ばつつ、ヒールに徹した氏の特異性
のりさん、ようこそ。美城です。僭越ながら、私なりに思う事柄を述べさせていただきます。
「また黒のショートタイツの下に赤のロングタイツ。カッコいいイメージとはかけ離れて野暮ったかったです。それも計算だったんでしょうか?」
私は計算だったと思っております。彼一流のおよそかっこよさからはかけ離れたイメージを醸し出す。そういう意味で、猫も杓子も右へ倣い、ではない彼一流のプライドを感じる次第でもあります。どこかで読んだ、かつての上田氏のこの発言「団体の長はひとりであるのが望ましい。あとはただ補佐する役目の人間だ。」猪木氏の領分をちゃんと解していた、そういう意味ではまさに“古臭いプロレスラー”の筆頭ともいうべきレスラーでしたね。良い意味で、私はこの上田氏の発言を、“これぞ、プロ”と、したがえてもおりますよ。
「姑息なイメージを植えつけることによって成長した人間の視覚、認知能力さえ錯覚させてしまっているのですから。」
プロという領分をわきまえていた、上田氏。私も、10代の頃、彼に、騙されていたひとりですから。憎たらしくて、けれどプロレスの懐深さをじっと睨み始めだした頃、私なりにもおぼろに解し始めたこと、上田氏のプロレスはその範疇に確かに存していた、と思うわけです。“真剣を懐刀として忍ばつつ、ヒールに徹した”・・・まさに私の言わんとしたプロレスの奥深さ、を持ち合わせていた上田氏は、プロ中のプロであったと私は今では信じて疑いません。
コメント、誠に嬉しき限りでした。是非、今後とも、当サイト共々、宜しく、お見知りおきくださいませね。美城丈二
posted by 美城丈二 | 2007-05-14 23:30
Re:“まだら狼”上田馬之助・真剣を懐刀として忍ばつつ、ヒールに徹した氏の特異性
そうですね。昔は各レスラーの役割分担がキッチリできていて、それをキッチリ(それ以上?)にこなしてましたね。だから見ている観客にもストーリーがキッチリ伝わる。
今のプロレスラーは表に出たい人が多すぎてぼやけてちゃってる様にも見えます。(総合に押されてるのでレスラーも大変なんでしょうが)
上田馬之助さんですが、今は僕の地元、大分県の臼杵市と言う街で‘上田屋‘と言う骨董雑貨屋さんを奥さんと営みながら静養されてます。
体は不自由ですが元気そうでした。
posted by ゆうじ | 2007-05-20 14:04


