美城丈二@魂暴風;Soul storm *a martial art side

たおやかな佇まい、まるで好々爺然としており。荒波の時代を駆け抜けた“地獄の墓堀人”ローラン・ボックインタビュー

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 まるで好々爺?まるで世情人 ?とも表記すれば失礼というものだろうか?まさに荒波の人生航路を足早に駆け抜けてきた男の風格の体、何か、大きなことを終えた男の満足感然とした佇まいが備わっており、なんとも言えない感慨が沸き起こってきた。
 ローラン・ボック。そう、往年のプロレスファン、往年の猪木ファンには忘れようにも忘れ難い男。先達て発売のG SPIRITS 21号【辰巳出版刊】の巻頭特集としてあのボックへのロング・インタビューはけだし読み応え満載だった。そう、あのボックは生きていたのである。1982年元日、新春スペシャルとして猪木と対戦してのち、およそ30年。消息を絶ったとされる男は今一度、マスコミの眼前に登場したのだ。
G SPIRITS21
                             G SPIRITS WEB⇒http://www.tg-net.co.jp/gs/




 謎に包まれていたアマチュア時代の事柄やいまや伝説と化す、キラー猪木を招待してのツアーの全容、あの“シュツットガルトの惨劇” の真相はもとより、その後の氏の変遷も氏自ら語っており、興味深く拝読させてもらった。このインタビュー記事はまさしくプロレス専門誌ならではのマニアックな追及願望の成せる技であろうし、執念と呼ぶに相応しい賜物でもあると思える。読み手もまた追憶の彼方に自身の記憶を手繰り寄せ、還ることが出来る。少し大袈裟な表現が許されるならばプロレスというジャンルに想いを寄せた“青春のひとかけら”を今一度、呼び覚ますことが出来る好記事とも感じられた。
 僭越ながら私自身の識見に照らせばアントニオ猪木全盛時、ボック“最強説論”には同意しかねていたのだけれど、やはりどうしても外すことは出来ぬライバル異国人のひとりとして様々な識者からボックの名は上がってくるのではないだろうか?いまや風化しつつある“ストロングスタイル”という言葉や“猪木イズム”“過激なプロレス”といった造語。いわば当時幅を利かせていた論調のただなかにあった人物と言っても過言では無いローラン・ボックという漢(おとこ)。
 そんな漢の口から語られる様々な真相、真実。ジョージ・ゴーディエンコとの壮絶な死闘の様相や当時、センセーショナルに報じられていた“大巨人”アンドレ・ザ・ジャイアントとのシュートマッチの状況。聞き手もこの機会を逃すものかとぐいぐいボックに“真剣勝負”を挑んでいく。読了後にしばし追憶の彼方を覗き見たようで、私もただあの頃の一プロレスファンとしての感慨を思い起こして懐かしさに浸った次第でもある。是非、ご一読を!!

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記事カテゴリ:
美城丈二のThe・scrap≪日和見主義で行こう≫
タグ:
ローラン・ボック G SPIRITS 昭和プロレス 地獄の墓堀人 アントニオ猪木 プロレス

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たおやかな佇まい。まるで好々爺然としており。荒波の時代を駆け抜けた“地獄の墓堀人”ローラン・ボックインタビュー

 コメントを嬉しく拝見させていただきました。管理者の美城です。
 “地獄の墓堀人”確かにネーミングとしては不気味な印象ですね(笑)。“歩く民族大移動”“ブレーキの壊れたダンプカー”“人間発電所”粋なネーミングは様々あれど“地獄の墓堀人”とは誠に後ろ向きなネーミングだよなと当時、思いついた記憶があります。ボック自身も語っていることなのですが、氏自身にとっても生涯、忘れ難い“シュツットガルト”の一戦だったようで、往時の猪木ファンには懐かしさを手繰り寄せる好読み物と申せましょうね。是非、愉しんでお読みくださいね。

たおやかな佇まい。まるで好々爺然としており。荒波の時代を駆け抜けた“地獄の墓堀人”ローラン・ボックインタビュー

管理人さんはじめまして
ローラン・ボック…少年時代、実際にファイトを見る機会は来日回数も少なく僅かでしたが、その佇まいとファイトスタイルには強烈なインパクトとして今もなお記憶しています。
「シュッツガルトの惨劇」…猪木ファンであり猪木こそ最強と信じていた私が見知らぬドイツのレスラーに滅多撃ちされるのを見て、会場の薄暗い雰囲気も手伝い、ただならぬ恐怖を感じた試合でした。
猪木はこの欧州ツアーのボック戦でレスラー生命を縮めた等と後日談も事かかない一戦ですね。
「地獄の墓堀人」…ボックの名は人生永年刻まれるでしょうが、ニックネームまでは覚えていませんでした。確かにこう呼ばれていましたね。当時の古館アナ命名だったでしょうか。
是非購読してあの当時の衝撃を懐かしみたいと思います。

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著作多数。

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