美城丈二@魂暴風;Soul storm *a martial art side

ある雑感【INOKI SPIRAL】猪木に狂う!?往年の信者がその螺旋の先で、やはり行き着く闘いとはこの一戦なのか!?猪木vsアリ

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 プロレス界という潮流を大きく逸脱した闘い模様。世間をも驚愕(きょうがく)させた一大ビッグイベント。  往年のアントニオ猪木の戦い模様においてやはり外せない一戦と言えばvsM・アリ戦ということでもあるのでしょう。    昨日、テレビ朝日開局50周年記念番組の一環として「伝説スポーツ名勝負 壮絶!!舞台裏の真実」内にて猪木vsアリ戦が取り上げられておりました。私もしばし筆を休め、久しぶりにゆっくりとテレビ画面を見つめることが出来ました。プロボウラー・中山律子さんの12投連続ストライクパーフェクト、故・須田開代子さんとのライバル闘争篇を経ていよいよ猪木vsアリ、伝説の一戦の舞台裏が一部分ではありましたが、明かされておりました。  内容自体はいまや多くの格闘技ファンが見知る内容以上のものではありませんでしたが、懐かしい、思い起こせばこのシーンは覚えがあるなだとか、様々な想いがよぎった次第です。    秘蔵の、とまではいかずとも、いつぞやか目にした記憶がある猪木の姿に、やはりこの一戦に賭けていた猪木自身の並々ならぬ意欲、野心とでも言うべきものでしょう、そういったものがまさしく全身からほとばしっているとでも表現したくなるほどの“意気軒昂”ぶりが際立っておりましたね。“ビッグマウス”アリに対し、冷静沈着さを装いつつも“プロレス界の元祖パフォーマー”猪木らしいマイク応戦の一部始終。    吼(ほ)えるアリにはらわたが煮えくり返っているはずなのに穏やかげに応酬する猪木。往年の猪木信者にはまさにその頬もほころびかねない“絵”だったのかも知れません。  今更ながら振り返れば、様々な検証ごとがこの一戦のち、多くの関係者によって披瀝されており、無論、ジャンルを背負っているが為にどちらも負けるわけにはいかないのですから、引き分けという結果は「さにあらん、いた仕方無し」ということではあるのでしょうけれど、当時は勿論、私を含め、まず大抵の人間はどういう結果に落ち着くのか?興味津々でした。  特にプロレスファン、まして猪木派のプロレスファンにとってはなんとしても猪木に凱歌が上がってほしかった、そういう思いこそ私も強く意識しつつ見つめていたはずなのですから、無残かな、淡く、或いは深く私の願望は気泡と化し、一戦後は涙した記憶がございます。  (何故だ!?何故、猪木は寝転がってばかりだったんだ!?)  当時は、この思いがまさしくぐらぐらと胸中を駆け抜け、幼いながらに苛立つ自身を抑えることに必死になっていたような・・・・・・。  過日、休みが明けて学校へゆくとクラスの幾人かが、私に対して「猪木は逃げてたよな?」このようなことを言って馬鹿にしてくる。腹立たしいやら悔しいやら、なんだかない交ぜの感情が私自身に襲ってきた、そういった想いがまた鮮明に想い出されました。




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 当時、私は小学校低学年。土曜のお昼からの生中継だったが為に、息せき切って校庭を走り抜け、橋を渡り、自宅に戻った。未だにこの手の平の内に取り出せるかのような感覚が在(あ)りなんと忘れがたい想い出として残っております。当時は小学校、中学校共に土曜日も登校があり、されどお昼までのいわゆる「半ドン」でしたから、生中継をまさしく目撃出来た次第です。    帰り着くや、今は亡き実父がじっとテレビ画面を睨(にら)んでおり、  「なんで、猪木は寝ちょっとよ?(鹿児島弁でどうして猪木は寝て闘っているのか?の意)」  と独り言のように、私への問いかけのように呟いていたことがまるで昨日のことのように甦ってもまいりました。  「なんでじゃろ?(何故だろう?」  当時、小学年の私にルールの詳細など知るよしも無かったわけです。  このルール問題についてはまさしく後年、様々な関係者の証言があり、なんともここでは言いがたいですね。放送にあった通り、アリ側の一方的なものとの見方から、穿(うが)った見地、見解。或いは史実からは窺(うかが)い知れない、もっと違った見解を示す方等、一部アンダーな方々では(!!)放送とはまったく違った見地が示されてもおります。  いずれにしろ、土曜のお昼間という時間帯にも関わらず、平均視聴率が38.8%という驚異の数字が示すように、世間をも巻き込んだスーパーファイトであったことは間違いの無いことだろうと思います。まさしく時代が生み出した“世紀の一戦”プロボクシング界稀代の名優とプロレス界の風雲児の対戦。情報開示が発達し過ぎた現代においてはもう、あれほどの反響を呼ぶ一戦はこの後世において、有りえないことかも知れません。  少し青臭い言い方が許されるならば、あの猪木vsアリ戦後に流した自身の涙・・・・・・あんな胸中にふと戻れるものなら・・・・・・そういう想いさえ起こさせてくれた放送でもありました。いま、振り返って僭越(せんえつ)ごとながら一言、コメントを発する機会を得るようならば、    「引き分けで本当に良かったのではないですか?・・・・・・」  素直に幼い時分からの一格闘技ファンとして、私こそ、そういう感慨を吐露(とろ)すべきなのだよなと考えた次第でもございます。  皆さんの猪木vsアリ戦、この一戦にまつわる想い出も尽きぬことでしょうね。  ☆こちらの方、おなじみ週刊ファイト前編集長・井上譲二氏の「猪木vsアリ」戦記もの。まさに剣もほろろの書きようなのですが(笑)・・・・・・。    ⇒『週刊マット界舞台裏'09年2月12日号』  ☆☆美城丈二・最新稿出来!!史実をもとに再検証、これまで以上に踏み込んだ形の論調で書かせていただきました。こちらも併せて読了いただければ幸いに存じます。筆者、自信の一作です。       yoshiki812-64696.jpg     ⇒『美城丈二のセミファイナル』  


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記事カテゴリ:
プロレス、この果て無き浪漫
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「プロレスこそ最強の格闘技である」
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1966年3月、
宮崎県生まれ。
文筆家。
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筆者が文筆分野、
主に格闘技関連コラム
執筆の際に用いる通称名。
他筆名にて
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文筆分野、
多岐に渡り多くの執筆発表を
経る。
著作多数。

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