2008年02月01日

エヴェルトン・テイシェイラという、漢。

 異種格闘技の覇を極めんとする者たちが、他種格闘技の闘いに打って出るのは不毛なことだ、とする論評は未だに根強い議題のひとつだ。

 
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 だが、たとえば総合格闘技の舞台においても黎明の時期「バーリ・ツゥード」を経てルール整備化され、異種ジャンルの猛者たちが同一のルールのもと覇を争うことにより、関心が高まり隆盛を見たように、やはり異種ジャンルの猛者たちが集い闘うさまは一格闘技ファンならずとも興味の他ではいられないようだ。  「最強とはなんぞや?」その定義はそれこそ論ずる者それぞれで一概に集った場所で覇権を奪った者が、すなわち「世界最強」とはいいがたいだろうが、流派の違う者同士が或いはル-ルの違う競技の者同士がひとつどころで覇を競うさまは何がしか格闘浪漫に通じ、筆者においても以前から関心を注いできた。  筆者の10代時分は大山倍達館長率いたところの「空手バカ一代」極真空手隆盛世代にあたる為、やはりその動向は興味がそそられる。 


 
 先の、「第3回全世界ウェイト制空手道選手権大会」にて優勝という覇をもぎとった“極真の新怪物”と評されるエヴェルトン・テイシェイラがK-1本線参戦か!?谷川氏、招聘に動く!!という報はひさびさに勘考が沸き立つ話題であった。フィリオ、ペタス、フェイトーザ・・・、時代の趨勢に拠るものなのか?「極真」の猛者たちがK-1の舞台に躍り出たが、果たしてテイシェイラ登場は有り得るのだろうか?

 顔面への攻撃が攻防の綾、勝敗の行方を占うことは論を待たず、K-1は立ち技系の“総合・統一”ルールを配しているゆえに極真大会優勝という栄えある栄冠を手にした者が即、通用するかは過去の鳴り物入りで登場した極真の猛者たちの結果が示す通り、微妙な情勢になるやしれず、不安はやはり拭いされない。

 一極真ファンとしては是非に登場なら勝ち上がってもらいたいものだが、果たして。

 石井館長逮捕前後からモンスター路線の拡大化傾向は顕著になり、様々な形骸化が指摘され、その人気にも陰りが覗えて久しいK-1。その胎動期にはアンディ・フグやマイク・ベルナルドといった見ていて爽快なる感銘を与えるファイターも多数、生み出した競技ゆえにここらでしっかり競技論に立ち返るのも良いかもしれない。

 未だに筆者においては“武道”との認識が色濃い極真としてのイメージ。その覇者登場がK-1の形骸化をあっさり薄めるとは一概に言えないだろうが、その動向には今後も注目していきたいと思っている。


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posted by 美城丈二 |13:03 | 魂暴風【pickup report】 |
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