2008年01月03日
敢えて受けることの痛みを知らぬ!?ミルコ・クロコップのハイキック。
新年明けましておめでとうございます。旧年中は多くの識者の方々より、温かい激励のコメント及びメールをお寄せくださり、誠に筆者恐縮、感激致しております。有難うございます。本年も私なりに文筆業、一途に邁進、励んで参りたいと思いますので引き続き宜しくご指導賜りたく存じあげます。縁り良き一年であられますように、心から。 筆者・美城丈二 2008・1・3 記す 『敢えて受けることの痛みを知らぬ!?ミルコ・クロコップのハイキック。』 「ハッスル」サプライズ登場のミルコ・クロコップ選手。年末特番でよもやの登場、いきなりプロレスラー・金村キンタロー選手扮するキンターマンにハイ・キック一閃。ところがこの一撃によって金村選手はリング上で「いびきをかいてしまう」ほどの失神、絶対安静を医師から命じられ、元旦プロレス興行『プロレス・サミット』を欠場せざるをえぬ事態となった。
敢えて相手の技を受けて見せねばならぬプロレスラーにとってお笑い芸人の技らしきものを受けることは言うに及ばずあの“サプライズ”ミルコの「ハッスル」登場において、その代名詞とも言うべき“ハイ・キック”を受けて見せるという行為はまさに必然の行為であったことだろう。あの場面設定では指名を受けた選手は“受けざるをえない”し、“受けることを拒否する”ことはプロレスラーとしてあるまじきことなのかも知れず?“受けてこそ”本望と金村選手がもしも思っていたとしたらそれは当人にとっては“おいしい”話しであり、そうでなかったならば(渋々、了承という類いであったならば)そんな損な役回りを金村選手は、だが清く演じて魅せたということになる。どちらにせよ金村選手はプロとして誠に魅せてくれたのだ。あのミルコ・クロコップ選手、華々しき「ハッスル」登場をセンセーショナルに装う為に。しかし、そんな金村選手が自身の本舞台、プロレス次興行出場をその為によって欠場せねばならなくなった、それもご本人が涙交じりに欠場を悔しがったなどという裏事情を知るに及んで、何がしか今現在のプロレス界、プロレスラーの地位、その現象を皮肉にもこの事態推移が浮き彫りにしてしまっているかのようで私には釈然としない思いが沸き起こってしまった。 「手加減したつもりが力が入りすぎてしまったんだ」識者が方々で語っておられるように真相はそういうことなのであろうが、見方によっては敢えて受けて魅せるプロレスラーの痛みを解せぬ格闘技者特有の驕りが「つい力が入りすぎてしまって」セーブしそこなったようにも読み取れる。 「受けきれない」金村選手側にこそ非があったのだという見方もあるが、それは結果論のように私には思え、考えさせられてしまう。 私は以前から記してきたように「ハッスル」における“ファイティング・オペラ”という概念には懐疑的だが、一歩引いた見方としてそれだけミルコ選手のハイ・キックは相当な破壊力があるのだなと推しはかってここはその破壊力の“餌食(えじき)”足りえた金村選手に敬意を称したいと思う。どんな世界であろうとも日なたと日陰が存しているのだから・・・。その後、金村選手の容態も落ち着いたと聞き及んでのちの安堵、感慨ではあるのだけれど・・・。 ☆美城丈二、ミルホンネット・タイアップコラム著作集 今後も続刊予定しております。読了くだされば幸いに存じます。 ⇒『ファイト!ミルホンネット版魂暴風*a martial art side』 ⇒『ミルホンネット版魂暴風2感涙のトップ外国人レスラー篇』 ⇒『ミルホンネット版魂暴風3忘れ難き青春の日本人レスラー篇』 ⇒『ミルホンネット版魂暴風4最強神話“流転”篇』 ⇒『ミルホンネット版魂暴風5優しみと矜持を持つ男達篇』 ☆誠に多くの有識者のお声にお応えすべく、編まれました。電子書籍統合版、発売です。 ⇒『魂暴風Anthology Act・1』 ☆美城丈二・ミルホンネットHP不定期連載コラム、こちらもどうぞ宜しく読了くだされば幸いです。 ⇒『美城丈二の“80’S・プロレス黄金狂時代 ~時代の風が男達を濡らしていた頃”』
posted by 美城丈二 |23:39 |
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