2009年06月28日
栄えある2009年ドラフト1巡目1位指名は、やはりというべきかブレイク・グリフィンが手にした。
交渉権を獲得したロサンゼルス・クリッパーズだが、インサイド陣が戦力過剰気味という羨ましい悩みに襲われる。
怪我が多いマーカス・キャンビーやクリス・ケイマン、所属チームで数々の問題を起こしてきたザック・ランドルフなど、どの選手を交渉の餌にするのか、これから注目である。
ブレイク・グリフィンは即戦力でかなりの大物とのもっぱらの評判で、今から彼のプレーが楽しみで仕方ない。ディフェンシブなキャンビーか若いケイマンをチームに残し、ランドルフを放出するのがグリフィンのキャリアを考えても良策か。
その他のドラフト結果も載せておくが、指名後のトレードは反映させていないので、注意してほしい。
1巡目指名選手
1位ロサンゼルス・クリッパーズ ブレイク・グリフィン (オクラホマ大)
2位メンフィス・グリズリーズ ハシーム・サビート (コネチカット大)
3位オクラホマシティ・サンダー ジェームス・ホーデン (アリゾナ州立大)
4位サクラメント・キングス タイレク・エバンス (メンフィス大)
5位ミネソタ・ティンバーウルブズ リッキー・ルビオ (スペイン)
6位ミネソタ・ティンバーウルブズ ジョニー・フリン (シラキュース大)
7位ゴールデンステイト・ウォリアーズ ステファン・カリー (デービッドソン大)
8位ニューヨーク・ニックス ジョーダン・ヒル (アリゾナ大)
9位トロント・ラプターズ ディマール・デロゼン (USC)
10位ミルウォーキー・バックス ブランドン・ジェニングス (アメリカ)
11位ニュージャージー・ネッツ テレンス・ウィリアムス (ルイビル大)
12位シャーロット・ボブキャッツ ジェラルド・ヘンダーソン (デューク大)
13位インディアナ・ペイサーズ タイラー・ハンズブロー (ノースカロライナ大)
14位フェニックス・サンズ アール・クラーク (ルイビル大)
15位デトロイト・ピストンズ オースティン・ダエ (ゴンサガ大)
16位シカゴ・ブルズ ジェームス・ジョンソン (ウェイクフォレスト大)
17位フィラデルフィア・76ers ジュルー・ホリデー (UCLA)
18位ミネソタ・ティンバーウルブズ タイ・ローソン (ノースカロライナ大)
19位アトランタ・ホークス ジェフ・ティーグ (ウェイクフォレスト大)
20位ユタ・ジャズ エリック・メイナー (VCU)
21位ニューオリンズ・ホーネッツ ダレン・コリソン (UCLA)
22位ポートランド・トレイルブレイザーズ ビクター・クラバー (スペイン)
23位サクラメント・キングス オムリ・カスピ (イスラエル)
24位ダラス・マーベリックス B.J.マレンス (オハイオ州立大)
25位オクラホマシティ・サンダー ロドリゴ・バウボイス (フランス)
26位シカゴ・ブルズ タジ・ギブソン (USC)
27位メンフィス・グリズリーズ ディマーレ・キャロル (ミズーリ大)
28位ミネソタ・ティンバーウルブズ ウェイン・エルリントン (ノースカロライナ)
29位ロサンゼルス・レイカーズ トニー・ダグラス (フロリダ州立大)
30位クリーブランド・キャバリアーズ クリスチャン・イエンガ (コンゴ)
以下は2巡目
31位サクラメント・キングス ジェフ・ペンダーグラフ (アリゾナ州立大)
32位ワシントン・ウィザーズ ジャーメイン・テイラー (セントラルフロリダ大)
33位ポートランド・トレイルブレイザーズ ダンテ・カニンガム (ビラノバ大)
34位デンバー・ナゲッツ セルヒオ・リュル (スペイン)
35位デトロイト・ピストンズ ダジュアン・サマーズ (ジョージタウン大)
36位メンフィス・グリズリーズ サム・ヤング (ピッツバーグ大)
37位サンアントニオ・スパーズ デジュアン・ブレアー (ピッツバーグ大)
38位ポートランド・トレイルブレイザーズ ジョン・ブロックマン (ワシントン大)
39位デトロイト・ピストンズ ジョナス・ジェレブコ (イタリア)
40位シャーロット・ボブキャッツ デリック・ブラウン (ザビエル大)
41位ミルウォーキー・バックス ジョディー・ミークス (ケンタッキー大)
42位ロサンゼルス・レイカーズ パトリック・ビバーレイ (アーカンソー大)
3位マイアミ・ヒート マーカス・ソーントン (ルイジアナ州立大)
44位デトロイト・ピストンズ チェイス・ブジンガー (アリゾナ大)
45位ミネソタ・ティンバーウルブズ ニック・カラテス (フロリダ大)
46位クリーブランド・キャバリアーズ ダニー・グリーン (ノースカロライナ大)
47位ミネソタ・ティンバーウルブズ ハンク・ノレル (スペイン)
48位フェニックス・サンズ テイラー・グリフィン (オクラホマ大)
49位アトランタ・ホークス セルゲイ・グライダー
50位ユタ・ジャズ ゴラン・サットン (ミシガン州立大)
51位サンアントニオ・スパーズ ジャック・マックリントン (マイアミ大フロリダ)
52位インディアナ・ペイサーズ A.J.プライス (コネチカット大)
53位サンアントニオ・スパーズ ナンド・デ・コロ (フランス)
54位シャーロット・ボブキャッツ ロバート・バーデン (アラバマ大学バーミングハム校)
55位ポートランド・トレイルブレイザーズ パトリック・マイルズ (セントメアリー大)
56位ダラス・マーベリックス アーマド・ニビンス (セントジョセフ大)
57位フェニックス・サンズ エミール・プレジッチ
58位ボストン・セルティックス レスター・ハドソン (テネシー-マーティン大)
59位ロサンゼルス・レイカーズ シネメル・エロヌ (テキサス農工大)
60位クリーブランド・キャバリアーズ ロバート・ドジール (メンフィス大
デル・カリーの息子、ステファン・カリーも全体7位でゴールデンステイト・ウォリアーズに指名されていて、大学有数のスコアラーであったこともあり期待されています。
全体2位指名のサビートは主にディフェンスを期待されての指名で、7フィートを優に超えるサイズが武器。イメージとしては近頃引退した、ディケンベ・ムトンボみたいなプレーヤーを思い浮かべればいいようだ。
個人的には全体3位のジェームズ・ハーデンが気になります。
世界が注目のリッキー・ルビオは全体5位での指名。
豊作になることを願って、彼らのプレーを楽しみに期待しておきましょう!
posted by yorkmilds |23:10 |
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2009年06月28日
今月の「クロスオーバー」プレーヤー・オブ・ザ・マンスを発表します!
コービー・ブライアント選手です!!
7年ぶりの優勝に、自身初のファイナルMVP。ファイナルでも平均30点越えに5リバウンド、7アシストとまさにブラックマンバと呼ばれるに相応しい活躍ぶりでした!
コービーがもう2度と優勝できないのではと思ったこともありました。しかし努力は報われるんですね。本当に嬉しかったです。
特に若いプレーヤーにはぜひ知っておいてほしい。
コービーは始めからあんなすばらしいプレーヤーであったのではない。ルーキーの頃は才能と身体能力だけで、プレーしていたような選手だった。もちろん、ボールハンドリングやクロスオーバーはすごかったが。
でも挫折をし、みんなに非難されながらも努力し続けた。
マイケル・ジョーダンのローポストでの動きを学んで、ターンアラウンドやフェイダウェイを自分の武器にしたし、3ポイントだって練習して一試合最多記録タイを樹立するまでの爆発力も秘めるようになった。
ディフェンスにも昔から真剣に取り組み、フリースローも8割以上確実に決める。
パスもより多く出すようになったし、中傷され続けたリーダーとしての資質もフィル・ジャクソンから褒められるまでに至った。
コービーは昔から今のコービーだったわけじゃない。
一つ一つ努力し、成長していって今の位置に辿りついた。
そんな彼を、私はずっと応援してきた。
確かに、彼が自分勝手な性格を露呈したこともかつては多くあった。
だけど、彼のバスケットに取り組む真摯な姿勢を、今の学生には見習ってほしい。コービーは基礎がしっかりしてるからこそ、多彩なプレーヤーになれた。そのための努力は惜しまなかった。
まさにプレーヤーの鏡といえる存在だ。
話が逸脱してしまったが、今月のMVPは文句なしにコービー・ブライアントです!
posted by yorkmilds |22:03 |
クロスオーバー認定 プレーヤー・オブ・ザ・マンス |
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2009年06月28日
NBAで大物の移籍が相次いで起きている。
ご存知の方も多いと思うが、フェニックス・サンズのシャキール・オニールことシャックと、ニュージャージー・ネッツのヴィンス・カーターだ。
正直、先日のリチャード・ジェファーソンのサンアントニオ・スパーズへのトレードだけでも驚いていた私には、今年のオフシーズンはかなり騒がしい。
なんせ、まだFA市場は解禁されてないのにこの騒がしさなのだから。
その他、数々のトレードも起きているが、今回は冒頭で触れた、シャックとカーターの移籍について私見を述べたいと思う。
それでは、シャックを獲得したクリーブランド・キャバリアーズの展望について。
シャックという伝説的な選手の移籍に驚いたものの、悪くはない補強に思える。ヒューストン・ロケッツのヤオ・ミンを獲得するのではないかとの噂も挙がっていたが、未だ健康状態がはっきりしないヤオより、昨シーズン、できる範囲で身体を健康体に保ったシャックのほうがベターな選択であったと思う。ジードルナス・イルガスカスがチームに残っている状況を考えれば、プレーエリアが被るヤオよりも賢い選択であり、契約が残り1年ということも尚良い。
若干、慌てすぎの補強であったような印象も受けたが、何もできないよりかはいい。だが、アンダーソン・バレジャオがどのような決断を下すかは不透明で不安は残る。また個人的には、ベン・ウォーレスは放出して大正解だったと思うが、アレクサンダー・パブロビッチは残して欲しかった。ダニエル・ギブソンでは成立しなかったのかもしれないが、キャブスのガード陣は身長が低い選手が多すぎる気がするのが少し不安だ。
レブロンのプレーエリアが狭まるといったネガティブな話が出てくるかもしれないが、そこまで問題にはならない気がする。
シャックが40分80試合出るわけでもないし、イルガスカスもいる。レブロンは持ち前の多彩さを生かして、シャックがいる時の最適なショットのセレクションをすればいいだけだ。レブロンの技術をもってすれば十分対応可能であるし、もっとアンストッパブルになれる機会を得たといってもいい。
また、マイク・ブラウンにとっても再び自分の価値を世間に証明できる大きなチャンスを得た。
彼はレギュラーシーズンではコーチオブザイヤーに選出されたものの、未だオフェンス面に関しての評価が低い。雑誌によっても、専門家の意見も賛否両論分かれており、実際、どっちの意見が正しいのかよくわからないというのが、ファンの現状であろう。
ブラウンは、来季キャブスをファイナルまで導くのが最低ラインの目標として指揮を振るわなければならない。でなければ、そこに待ち受けるのは解雇かもしれない。いや、そのような状況になった時は、むしろ解雇するべきであろう。
そんな雑念を振り払うべく、来季のキャブスのオフェンスには注目が集まる。ブラウンがシャックというハーフコートオフェンスの大きな武器を得て、どのような戦術を展開するのか。
レブロン頼みのオフェンスと揶揄され続けたブラウンだが、来季の采配が大いに楽しみである。
フェニックス・サンズに関しては、完全に再建モード突入といったところか。ベン・ウォーレスの契約買取も考えているかもしれない。
スティーブ・ナッシュがトレードされるのか、それともアマレ・スダッタマイアーがトレードされるのかなど色々とこちらも目が離せないが、来季のサンズも期待できるのはプレーオフ出場できるかどうかくらいだろう…・。
カーターが故郷に凱旋、オーランド・マジックの展望
これも、驚いたニュースだった。
ファイナリストのオーランド・マジックがあのダンクマスターことヴィンス・カーターを獲得した。
代わって放出されたのは、ファイナルで色々と物議を醸した中心人物、レイファー・オルストンにファイナルで経験不足を露呈したコートニー・リーとベテラン、トニー・バティー。
オルストン、バティーはともかく、リーは期待していた人物も多かったと思う。だが、ヴィンス・カーター獲得は安定したスコアラーであり、オールラウンドな数字を残す存在の獲得は素晴らしいし、チームの姿勢としても戦力的にも良い補強だと思う。カーターはモチベーションに大きく左右される性格であるし、複数のスター選手と共にプレーできるプレッシャーが少ない環境は、彼の望んでいるところだ。それに加え、ドワイト・ハワードクラスのセンターとどのようにプレーして調和するのか、非常に楽しみである。
ただ、マジックはここからが本番であって、先ほどFAを行使したヒディエット・ターコルーの去就問題の答えを出さなければならない。
恐らく、引く手あまたのターコルーには年棒10億円程度のオファーが舞い込むことは必至。他チーム以上のオファーを出さなければならないマジックの台所事情は非常に厳しい。また、ハワードの控えとして活躍した、マーチン・ゴーダッドもFAになれば、さらに厳しい状況になる。
面白いシナリオとして、ターコルーとの契約を見送る。ゴーダッドとは再契約、またはFAにならず残留と仮定する。そこで、FAのラシード・ウォーレスと5~7億の2年契約で獲得してみたら面白い。
ラシードは最低年棒8億と強気の姿勢をとっているが、そんなオファーはほとんどないというのはわかっているはずだ。商品価値を一気に下げないための、エージェントの戦略であろう。ただ、最低5~6億は譲らないだろう…。
そうなった場合のマジックのスターターは、PGには怪我が癒えたジャミーア・ネルソン、SGにはカーター、SFにはラシャード・ルイス、PFにラシード・ウォーレス、センターにドワイト・ハワード。控えには今プレーオフで大きく株を上げたミカエル・ピートラスにマーチン・ゴーダッド。
ルイスをナチュラルポジションに戻すことで、よりオフェンスに注力させる。PFにラシードが入ることで、インサイドのディフェンス力とリバウンドの弱さを向上。ハワードとプレーエリアも被らないし、彼がベンチにいる時はインサイドでもしっかり得点を獲れるラシードは貴重だ。彼がいることで、デトロイト・ピストンズが良く用いていた、ピック&ロールからの3ポイントなど多彩なオプションが広がる。
一番の問題は、チームケミストリーだが、想像するととてもわくわくするバランスの良いスターター陣に思えてしまう。
マジックの決断にも依然注目が集まりそうだ。
ネッツに関しては、以前から噂されている、来季オフのFA戦争に向けて、カーターを放出できたので良しか。また、ブレイクして新エースを名実共に就任する、デビン・ハリスとコートニー・リーのバックコートコンビは、ちょっとだけエキサイティングなものになるかもしれない。
ブルック・ロペスが成長すれば、楽しめるシーズンになるのではないかと思うが、プレーオフ進出は難しいだろう。
追記
今回、通算2回目の記事をUPする直前に消えてしまったという不運にとても怒りを覚えた。
その時にしか出てこない、書けない言葉を書き綴りたくてこのブログを始めたのに、どうしても同じ文章は書けなかった。
もし今回の記事が質の低い文章になっていたら非常に申し訳ないと思います。これからは、下書きをこまめに残すなど、自分自身も改善していこうと考えていますので、これからも一人でも多くのバスケットボールファンの皆様と、微力でもバスケットボール界を盛り上げられるように精進していきますので、ご指導ご鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。
yorkmilds
posted by yorkmilds |19:51 |
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2009年06月25日
今季、プレーオフ1stラウンドで敗退し、常勝チームからの脱落も想像されていたが、早くも動いたようだ。
ミルウォーキー・バックスとトレードを行い、リチャード・ジェファーソンを獲得。代わりにブルース・ボーウェン、カート・トーマス、ファブリシオ・オベルトを放出。その後、バックスはオベルトをデトロイト・ピストンズに渡し、アミール・ジョンソンを手に入れた。
バックスが昨年獲得したばかりのジェファーソンを手放したのは、ラグジュアリータックスと呼ばれるぜいたく税を払いたくなかったと囁かれている。
どちらにしろ、スパーズはこのトレードによって、高齢選手を放出し、今が旬の点取り屋のジェファーソンを獲得できたのは大きい。彼の最大の長所はランニングプレー。あまり速攻が出ないイメージがあるスパーズだが、来季はトニー・パーカーとジェファーソンの2人には積極的にチームの先頭を走ってもらいたいものだ。
ジェファーソンは決して良いシューターではない。そこが気にかかるが、スパーズのBIG3、特にティム・ダンカンとマニュ・ジノビリのオフェンスの負担を大きく減らすことに貢献できるはずだ。また、彼はリバウンドも強く、フィジカルも強い。平均15点7リバウンドくらいのアベレージを残してくれれば上出来であろう。
長年スパーズを支えてきたボウエンが去ってしまったのは残念だが、徐々に得意のディフェンス面でも衰えを見せ始めていたし、決まったエリア以外でのシュートはあまり得意にしていたわけではなかったので、彼には申し訳ないがスパーズのフロントの判断はすばらしいタイミングであったと思う。
オベルトとトーマスがいなくなり、なおさら手薄になったインサイド陣はこれから補強するのだろう。ラシード・ウォーレスなども入ったら面白いのだが…、チームのサラリーの問題もあるだろうし不透明だ。ただ、これからどのようなインサイドの選手を補強するのか、これは重要である。
インサイド陣の補強次第では、あっさりスパーズ復活のシナリオも見えてくる。
反撃の狼煙を上げたスパーズの逆襲が始まろうとしている…
posted by yorkmilds |05:00 |
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2009年06月23日
NBAの08-09シーズンが終了し、一週間が過ぎた。
今回、ロサンゼルス・レイカーズの優勝で終えた、この08-09シーズンを振り返ってみようと思う。
今シーズンを象徴したもの。
それは「加速する世代交代」であると思う。
イーストでは記憶に新しいであろう、ドワイト・ハワードが率いたオーランド・マジック。
忘れてはならない、今季を最大に彩った男、レブロン・ジェームズのいるクリーブランド・キャバリアーズ。
昨年の王者、ボストン・セルティックスとプレイオフで死闘を演じ、デリック・ローズやベン・ゴードンなど能力のあるプレイヤーが揃うシカゴ・ブルズ。
今季、完全復活を果たし、初の得点王を獲得し、チームを再びプレイオフに導いたドウェイン・ウェイドと期待の若手、マイケル・ピーズリーのいるマイアミ・ヒート。
他にもフィラデルフィア・76ersやアトランタ・ホークスも虎視眈眈とより上を目指し、控えている。
一方、ウエストに目を移そう。
現在NO.1ポイントガードと呼ばれることの多いクリス・ポールがいるニューオリンズ・ホーネッツ。
また、そのポールのライバルとしてチームを強いリーダーシップで統率するデロン・ウィリアムズ、カルロス・ブーザー、ポール・ミルサップなどタレントの多い古豪、ユタ・ジャズ。
まるで、10年目のベテランのような冷静なプレイと爆発力、リーダーシップを見せるブランドン・ロイやラマーカス・オルドリッジ、ガラスの本格派センター、グレッグ・オーデンのいるポートランド・トレイルブレイザーズ。
そして、なんといってもシーズン開幕間もない時に起こったトレードで、チャウンシー・ビラップスが入り、潜在能力を一気に開花させたデンバー・ナゲッツ。カーメロ・アンソニーを筆頭に、それぞれが自分をもう一段階上のプレーヤーへ昇華することに成功した。
今後、自分たちが時代の中心を担っていく。もうその準備はできている。
そう言いたげな彼らの奮闘ぶりは、今季を彩ったハイライトの1つである。
逆に、2000年代を彩ったスターやチームにも変革の時や終焉が迫っている。
イーストで2000年代、圧倒的な強さを誇ったデトロイト・ピストンズ。
ビラップスとトレードされたアレン・アイバーソンは彼を中心に据えないなら輝けない。シックスマンとしては魅力的なのだが、本人は受け入れないであろう。だが、それも理解はできる。彼は史上最も偉大なスコアラーの一人であるし、実績もある。目に見えるほど衰えているわけでもないし、戦略が彼を生かすか殺すかになっているだけだ。しかし、彼を中心にしても今のNBAで優勝するのは至難の業である。
よって、アイバーソンやラシード・ウォーレスは退団し、ピストンズの誇った不動のスターターはバラバラになり、再建に進むはずだ。
ウエストでは、この10年で4度の優勝を飾った、サンアントニオ・スパーズが心配だ。かねてから言われている高齢化問題は、いよいよすぐ対処せねばならないときに来ている。
シックスマンながら、20点近くを獲れるマニュ・ジノビリも最近は怪我がちであり、フランチャイズプレーヤーのティム・ダンカンもそれは同様だ。全盛期を迎えているとはいえ、トニー・パーカー一人ではとても優勝は無理だ。今季、どのような補強をしていくのか、注目するべき点である。ただ、彼らは優勝する力が落ちたとはいえ、まだ強豪ではありはずだ。
もはやこれまで?フェニックス・サンズ
時代を築いたスーパーセンター、シャキール・オニールを迎え、新たなスタイルを模索したサンズであったが失敗。ラン&ガンでなくては、スティーブ・ナッシュは輝けず、エースのアマレ・スダッタマイアーも完全に生かしきることはできなかった。(最もアマレはハーフコートでも上手くプレイできているが)
さらにはチームを支え続けたラジャ・ベルやボリス・ディーオウの穴は埋められず、もはや優勝は厳しいか。
これから、サンズがどのような道を進むのが興味深い。
ダラス・マーべリックスに関しては、そこそこの戦力は保てるが優勝となるとこちらも厳しいか。チームにフィットしたポイントガードの獲得と、インサイドの駒が欲しい。そうすれば、また輝ける可能性はあるが
スパーズ同様、強豪止まりになりそうだ。
残るベテランチーム
チームの方向性は?ヒューストン・ロケッツ
今季、2大エースのトレイシー・マクレディーを欠きながらも好調をキープし、プレイオフでも残るエースのヤオ・ミンを欠きながら、今年の王者レイカーズを土俵際まで追い込んだことは、みんな素直に評価していることだろう。
しかし、マクレディーは度重なる怪我や過去の疲労の蓄積で全盛期は過ぎたと見た方がいい。正確にいえば、シャックと似たような状況で、まだ力はあるが安定して完璧なコンディションでは試合に臨めないため、エースとして不安だ。
ヤオも同様で、毎年毎年起こる足の骨折は偶然ではないはず。きっとあれだけの体格で、あれだけのプレイや過酷な日程をこなすことのほうが奇跡なのだろう。またロン・アーテストの契約も含め、チームは方向性をしっかり定めなければならないだろう。とにかく、ロケッツは怪我をする限り、優勝はできない。ヤオがキャブス入りもささやかれるなか、フロントの手腕に注目だ。
来季が最後のチャンスか、ボストン・セルティックス
今季も昨年並みの強さとチームの完成度を誇り、連覇を目指したセルティックスだったが、チームの要ケビン・ガーネットを欠きマジックに粉砕された。徐々にBIG3の高齢化、コンディション悪化や能力の下降が気になってくる頃だが、来季は大いに期待していいはずだ。
今プレーオフで大きくステップアップしたレイジョン・ロンドやグレン・ディビス、エディー・ハウスなど優秀なロールプレーヤーも多く、健康を保ち、さらなる的確な補強をすれば十分、レイカーズなど超強豪に渡り合える。だが、時間は永遠ではないので1~2年以内に再び王座を勝ち取らないと厳しい未来が待っていることであろう。
連覇なるか?ロサンゼルス・レイカーズ
ついに昨年の雪辱を果たし、7年ぶりに王者に返り咲いたレイカーズ。なんとしても現ロースターを保つことが連覇への第一歩だ。
今季の優勝に欠かせなかったトレバー・アリーザとユーティリティープレーヤーのラマー・オドムの2人を、どうしても残留させたいところだ。ただ、どっちかとだけというなら、アリーザが好ましい。彼の身体能力とディフェンス力(主にスティール)はレイカーズにとって大変貴重であり、チームにモメンタムを呼び込む。
またコービー・ブライアントがどれだけモチベーションを保てるかという問題もあるが、心配ないだろう。むしろ、チームのそれ以外のメンバーのモチベーションが下がらないか不安である。
ただ、来季もレイカーズは優勝候補の一番手とみていいのではないだろうか。
次世代のスターたちが率いるチームとベテランのスターたちが率いるチームが来年もまた激突する!だが、徐々に若手の時代が迫っている。これから、どのようにNBAが動いていくのか、楽しみである。
posted by yorkmilds |00:39 |
NBAコラム |
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2009年06月16日
レイカーズが7年ぶりの栄冠を手にした。
その大黒柱でもあるコービーは、ようやく自分が中心のチームで優勝を果たし、唯一足りなかった個人賞のファイナルMVPを手にした。
レイカーズにとっては長い道のりであった。シャック&コービーで3連覇を果たした後、カール・マローンやゲイリー・ペイトンといった将来の殿堂入りカルテットとも呼べるドリームチームで再び頂を狙うも、デトロイト・ピストンズに大アップセットをくらい、チームは解体した。
相棒であったシャックはマイアミ・ヒートへ移籍し、ドウェイン・ウェイドと共に優勝を果たすが、コービーはいばらの道へ進み、チームは低迷した。
しかし、去年ポウ・ガソルの獲得やバイナムの成長もあり、再びファイナルへ帰り咲くも、往年のライバル、ボストン・セルティックスに完膚無きまでに叩きのめされた。
今年は、その雪辱を胸に秘め、更なるパワーアップを遂げたレイカーズはファイナルで圧倒的な強さを誇り、再びチームに栄冠を取り戻した。
これで、コービーに必要なタイトルはすべて揃った。
あとは、連覇に挑み、あわよくば3連覇を達成すれば、かのマイケル・ジョーダンと肩を並べられるかもしれない。
コービーの7年間の苦労は相当なものであったはず。優勝が決まった瞬間、ジョーダンと同じように大きく飛び上がり、何度もガッツポーズをした。
ジョーダンがスコッティー・ピッペンと抱き合って喜びをわかちあった時と同様に、コービーも今までの苦楽をほとんど一緒に過ごしきたチームメイトのデリック・フィッシャーと抱き合い、祝福しあった。
レイカーズとコービーに心から拍手を送りたいと思う。
posted by yorkmilds |03:22 |
NBAコラム |
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2009年06月14日
坂田選手が、王者脱落後の復帰戦を勝利で飾った。
試合は今回、見れていないので内容には触れられないが、素直にうれしいニュースであった。
というのも、私は坂田選手と何回かお話をさせてもらったこともあったからだ。
生まれて初めてプロアスリートと2、3分でも会話ができたという事実が私にとって、本当に嬉しい出来事であった。
それ以来、ほとんどの試合を会場まで足を運び、陰ながら応援してきた。
王者になるまでの道のりは、本当に険しく厳しいものであった。
微妙な判定に泣かされたことも多い。
いつ、心が折れてもおかしくない日が続いていたと思う。
だから、念願の世界王者になったときは思わず会場で、一人なのに声を上げてしまったし、感動して涙がでそうになった。
そんな坂田選手も、王者として強い挑戦者を選び続けてなんとか防衛してきたが、デンカオーセンに敗退し、王者脱落。スロースターターなのと、どんどん前に出ていくスタイルのため、相手の攻撃をちょこちょこもらってしまう悪い面が、強打のデンカオーセンに有利に働いたか。以前対戦した時も、厳しい中での防衛であった。
そして、引退か現役続行かを迫られ、現役でやることを表明。
今回の復帰戦となったわけだが、どういう試合をしたか気になる。
坂田選手には、亀田兄弟や内藤選手、デンカオーセンなどと対戦してほしい選手たちがゴロゴロいる。
階級を上げるのではないかといわれているが、ぜひフライ級で活躍してほしい。
前回の記事でプロレスの魅力を教えてくれたのは三沢選手と書いたが、ボクシングを生で観戦しにいくほど興味を持たせてくれたのは、まぎれもなく坂田選手。
協栄ジムの先代会長の最後の教え子として、努力し続け、今まで決してどんな状況でも諦めなかった不屈の男として、『バーニングフィスト』の世界王者への挑戦、第2章が今、再び始まった!
posted by yorkmilds |23:51 |
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2009年06月14日
昨日、プロレスの試合中に死亡者が出た。
バックドロップを受け、徐々に意識不明に陥り心肺停止。
そしてその選手とは、プロレスリング・ノアの社長であり、トップ選手でもある三沢光晴選手。
最初に聞いた時はあまりの衝撃に言葉が出なかった…
なんせ三沢選手だったから。
あれほど受身が上手い男が、あれほどタフな選手が…。
三沢選手がいなければ、プロレスを真面目に見るなんてことは一生なかったかもしれない。
実際、15,6歳までは全く興味なんてなかった。
よくプロレスラーをおかしな固定概念で見ているような、「どーせやらせだろ?」とか「プロレスラーなんてよえーし。」みたいな冷めた考えをしていた一人であった。
ある日、深夜にノアの中継をたまたま見た。
そこにはエメラルドのリングにエメラルドのタイツを着た男が躍動していた。
相手の技を全て受け、それに耐えた後で自分の大技で仕留める。
そんな王道スタイルを初めて見た瞬間、プロレスに一気に虜になってしまった。
そんなきっかけを作ってくれた三沢選手が、亡くなってしまうなんて…
しかも試合中に…
いまだ信じられず、なにか呆然としている。
ただひとつ感じたのは、変わらなきゃいけない。
もっと自分の人生を大事にして、毎日一生懸命生きるべきだ。
それが、三沢選手に教わった最後の教訓として、胸に刻み生きていこうと思う。
三沢選手の姿は、本当に数多くのファンや、全てのプロレスファン、その他の三沢選手を知る人たちの中で、永遠に生き続けるであろう。
最後に、色々な思い出を本当にありがとうございました、そしてお疲れ様でした。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
posted by yorkmilds |23:44 |
その他のスポーツ |
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2009年06月14日
NBAファイナルもいよいよ佳境を迎えた。
明日にはレイカーズが優勝する可能性がある。
今回、第2戦から~第4戦までの結果を記事にできなかったので、
まとめてファイナル終了後、総まとめをしようと思う。
マジックがホームで意地を見せるか。
レイカーズが一気に優勝を決めるか。
おそらく、惜しい内容で試合に負けていることの多いマジックが、LAに戻ることなく散るのではないかと見ている。
コービーが、4度目の優勝トロフィーを掲げる姿が、いよいよそこまで来ている。
posted by yorkmilds |22:10 |
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2009年06月07日
今年のNBAファイナルは、レイカーズの大勝で幕を開けた。
予想以上の圧勝ぶりに、少々拍子抜けしてしまった感もあることだろう。
レイカーズが圧倒的な強さを見せつけたといいたいが、マジックが自滅し、レイカーズが普段よりちょっといいプレイをしたに過ぎない。
もちろん、レイカーズやコービーの勝負を決めに来る時の勢いはすばらしかったが。(象徴的なのは第3Qだろう)
なんといってもコービーは、さすがと唸らせられるようなプレイを連発。昨年の雪辱に燃えるこの男は、自身のファイナル最多得点である40点を含め、8リバウンド、8アシスト、2ブロックに2スティールと、NBAを代表する大エースぶりを世界中に披露。マジックのディフェンス陣を圧倒した。
そしてガソルとバイナム。
バイナムは、ハワードの対決で圧倒的不利が予想されていた。しかし蓋を開けてみれば、積極的なオフェンス、リバウンドで奮闘。ハワードのポストプレーには成す術なくファウルする場面もあったが、十分互角といっていいハッスルぶりであった。
インサイドの相棒、ガソルもハワードから値千金となるオフェンスチャージを2回ももらうなど、攻守ともにインサイドを制圧。さらにはベンチからの出場で、縦横無尽に駆け回るオドムの活躍もあり、ペイントエリアでのポイントは56-22と完全にインサイドを支配し、勝利をもたらしたのであった。
第2戦のポイントを挙げてみる。
絶好調であるコービーをどう止めるか。
・コービーを1ON1で止めるのは不可能に近いかもしれない。マジックのディフェンス陣はレブロンのディフェンスには多少なりとも成功した。
解説の塚原氏も言っていたことなのだが…
レブロンは、まず自分のアドバンテージを生かしたドライブから自分の得意な態勢に持ち込んでシュートというのがパターンだ。つまり自分の武器である「速い、強い、高い」を最大限に生かすシンプルなドライブを好む。なので彼の苦手なゾーンに導く、もしくは予測する、ダブルチームするなどの選択肢が功を奏すことがある。(むしろ、あれだけシンプルなプレイであそこまでの成績を残せるレブロンは尋常ではないし、恐ろしい選手での所以でもあるのだが。)
だが、コービーは少し違う。
コービーは、どんな状況、態勢からでも自分の得意な形に持っていける選択肢と技術がある。簡単に言ってしまえば、シュートに持っていくまでのムーブが歴代一番といっていいくらい多いのだ。
スピンターンやターンアラウンド、フェイダウェイにステップバック。ダンクもダブルクラッチもフックシュートも思いのままだ。いつ、どんな場面でそれを選択してくるかは、全く読めるはずもなく、最近ではより多くのパスを回すようになってきているので、ますます予測ができない。
もちろん、コービー・レブロンにも苦手な選手はいるだろう。
ただピートラスはコービー相手に善戦するのではないかと感じていただけに驚きの結果となった。(しかし、ピートラスは良いディフェンスをしていた、コービーがすごすぎたというべきだ)
ひとまず、リーではコービーを抑えられない。
高さもフィジカルも経験も違いすぎた。コービーのポストプレーにも全く対応できなかったので、ピートラスの出場時間を長くするべきだろう。チームFGが29.7%という、私が見た中で最もひどいファイナルの中で、オフェンスでもそこそこの調子の良さを維持していた。
あとはコービー絡みの2対2のピック&ロールの対処は絶対にマジックが修正しなければならない点だ。
第1戦では、コービーにシュートやパスと好き放題やられてしまった。スイッチするのか、ファイトオーバーで防ぐのか、ブリッツするのか。
個人的には、コービーのテンポをわずかでも狂わせるため、もっとショウディフェンスをするべきかなと思う。全てが半端にディフェンスしたため、わずかな隙間をコービーに良いシュートや良いパスをされたように見える。
・ネルソンとオルストンのPG問題
これはスタン・バンガンディーが采配ミスを認めているようだが、私もやはりオルストン中心で行くべきかと思っている。
ネルソンが復帰すると聞いた時、出場するにしても10分から15分くらいだと思っていた。しかし、まさかの約24分とオルストンと変わらぬ出場時間。さらには2Qなどはほぼでずっぱりという変則的な出場であった。
確かにバンガンディーの気持ちはわからなくもない。ネルソンは今季キャリア最高のシーズンを過ごしていたし、3ポイントに至ってはリーグでトップを争うくらい高確率で決めれるようになった。だが4か月も戦線を離れていたうえに、オルストンはその間、なんとか苦労しながらアジャストしファイナルまでスターターとして導いたのだ。
せめて今ファイナルだけでも、オルストン中心で戦うべきで、ネルソンはあくまで控えとして扱うべきで期待しすぎるべきではない。
ただ、実際ネルソンも出場した時はすばらしいプレーを連発し、マジックに貢献した。見事なアシストもいくつかあったが、徐々にシュートセレクションが悪くなっていった。得意の3ポイントを打てる場面でも打とうとしないネルソンは、まだ肩の調子が悪いのかもしれない。
それでもネルソンを引っ張り続けたバンガンディーはやはり反省するべきであろう。
オルストンもあまりにFGパーセンテージが良くないので、コーチが悩むのは仕方ないかもしれないが、彼のここまでチームを引率してきた意地とプライドを、ぜひ見せてほしい。
・マジックの両ウィングのプレーヤーが復活なるか
言うまでもまくルイスとターコルーのことである。
彼らはハワードが今回のように絶不調だった場合、どうステップアップするのか、そこが最大のポイントだ。今回のような出来ではレイカーズには全く歯が立たない。彼らはハワードなしではなにもできない、そう言われないように今こそ奮闘するべきだ。
ルイスはガソルへのディフェンスに力を注がなければならない一面もあり、ほとんど点を取れず終まいであったが、フリーでは3ポイントをしっかり決められた。だが、インサイドで全く点数を稼げないのは辛い。持ち味の多彩なオプションで、もっとインサイドでも得点がとれるようにしていきたい。
ターコルーはファイナルに入って、全く気配がなくなってしまった。アリーザのディフェンスは良いが、それ以外のプレーヤーならもっと本来のプレイをしたいところだが、レイカーズの強力なインサイド陣になかなか良いプレイをさせてもらえなかった。特にネルソンがいるとポイントフォワード的なプレイをする彼の強みは薄れ、シュートを打つのが好きなオルストンの方が、ターコルーのプレイエリアが広がるような印象もうけた。
そして最後はやはりハワード。
序盤のオフェンスファウルでリズムや本来の勢いを失い、ディフェンス時にも全くアグッレシブさがなかった。セルティックスとのシリーズのような、鬼神のような姿は影を潜め、オフェンスでも無理を重ね確率が悪かった。レイカーズはリバウンドがリーグ1強いチームであることを考えれば、彼の不調はレイカーズの圧倒的有利を意味する。
レイカーズに先手を打たれれば、彼らが誇る多彩なオプションに苦しまされ、ルイスなどもディフェンスにばかり注力しなければならない悪循環が起こる。そういうことを考えても、どうしてもハワードはバイナムやガソルを圧倒しなければならない。数でいえば、圧倒的にインサイドのタレントの数はレイカーズに劣る。だからこそハワードは、奇しくもレイカーズ時代のシャックのような、圧倒的な活躍が求められているのだ。皮肉にも、マジック時代ではなく、レイカーズ時代のシャックのような…。
マジックの力はこんなものではない。
マジックはアウェーでも数々の強豪を破ってきたことを忘れてはならない。
巷ではスウィープなんて声も聞かれるが、そう簡単に起こらないものだ。
なにより、ファイナルはまだ始まったばかりである。
ファイナルを盛り上げるためにも、大いにマジックの逆襲を期待しようではないか。
posted by yorkmilds |15:29 |
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2009年06月05日
いよいよ2009NBAファイナル レビュー最終章である。
まず予想スターターから。
これは両チーム不動であろう。
レイカーズ マジック
デレック・フィッシャー PG レイファー・オルストン
コービー・ブライアント SG コートニー・リー
トレバー・アリーザ SF ヒディエット・ターコルー
ポウ・ガソル PF ラシャード・ルイス
アンドリュー・バイナム C ドワイト・ハワード
そして主なベンチプレーヤー
ジョーダン・ファーマー ジャミーア・ネルソン
サーシャ・ブヤチッチ ミカエル・ピートラス
シャノン・ブラウン アンソニー・ジョンソン
ルーク・ウォルトン JJレディック
ラマー・オドム ゴーダット
と、ざっとこんな感じであろうか。
バックコート陣の展望
レイカーズはベテランのフィッシャーをスターター起用するが、今プレイオフあまり調子が良いわけではないので、調子が悪いと思った時には思い切って彼の出場時間を大幅に減らすべきだろう。
状況に応じてジョーダン・ファーマーやサーシャ・ブヤチッチ、ブラウンらを積極的に起用するべきだ。
マジックの絶好調SG陣はレイカーズにとってかなり厄介である。
コートニー・リーをしっかり抑え、オルストンにはドライブさせないことが重要だ。また、一番警戒しなくてはならないのがピートラス。
サイズもあり、身体能力もある。プレーオフが進むにつれ、怪我も癒えたか、完全にマジックに適応している。彼は3ポイントも確率がよく、エースストッパーとしても活躍できる。
コービーがリーとピートラスの入れ替わりで激しく襲いかかるディフェンスに、上手く対応できるかが、今シリーズの1つのキーポイントだと私は思っている。
また、コービーは、積極的にドライブを仕掛け、レブロンのようにインサイドでファウルをもらうことも大切だ。
続いてフォワード陣。
ここのポイントは、いかにレイカーズがマジックのルイスとターコルーを抑えられるかが鍵になる。
レギュラーシーズンのような3ポイント乱発がなくなり、本来のオールラウンドなプレーを披露し、格段にシュートセレクションを良くなったルイスを誰が抑えるのか。
ポイントフォワードのようにゲームを掌握し、クラッチシュートをことごとく決めてきたターコルーも、4Qでは絶対に抑えなければならないだろう。
レイカーズのアリーザが、どこまでディフェンスできるか重要なポイントだ。
またガソルやオドムが高さを生かして、どんどんインサイドで勝負するべきだ。マジックの手薄なインサイド陣をいかに攻略するか、レイカーズの絶対使命である。
最後にセンター。
ここは、マジックが圧倒的に支配できるところだ。
バイナムは、優秀なセンターだが、ハワード相手では勝負にならないとみる。マジックはまずここを支配しなければ、ゲームプランそのものが土台から崩れ落ちることとなる。
そのためにはファウルトラブルだけは絶対に避けなければならない。
ハワードの出場時間が短くなれば、一気にレイカーズの協力インサイド陣が圧倒的な支配力を見せるだろう。
ゴーダッドもいいセンターだが、相手はレイカーズのインサイド陣だ。
ハワードがいなければ、太刀打ちできないであろう。
バイナムが予想以上の奮闘を見せるようであれば、レイカーズの圧倒的有利な展開になるだろう。
他にも、マジックは終盤のオフェンスの勝負強さもあるが、反対に今プレーオフでは毎シリーズブザービーターを決められたという事実がある。
マジックは相手の最後の1プレーの際に、エースに簡単にボールを持たれ過ぎである。
一対一の状況になったら、スーパースターはかなりの確率で決めてくる可能性がある。ましてや相手はコービー・ブライアントである。
恐らく、現在最後の1プレーで最もボールを持たせたくないのはコービーであろう。
コービーにボールを持たれたら、負けを覚悟する、そういう気持ちで最後のディフェンスに取り組むべきである。
今回、色々と仕事が忙しく、この記事をファイナル放送前に載せられなかったことを本当に残念に思う。全く説得力のないものように感じてしまうかもしれない。
私はこの記事を書いたあとに、録画したファイナルを明日までにじっくり見ようかと思っている。もちろん、現在まですべての情報をシャットアウトしているので、試合の行方を全く知らない。
そして試合を見終わったあとに、また新しい記事が書ければと思う。
最後に私の予想は…
「レイカーズが4勝3敗にて優勝し、コービーが4度目の栄冠を手にする」だ。
巷では、レイカーズが4勝1敗、もしくは2敗で優勝という声が多いようだが、マジックの今プレーオフの強さは本物である。
いくらレイカーズといえど、簡単に勝てるはずがないと思っている。
だがコービー率いるレイカーズはきっと負けない。
「昨年やり残したことがある。」
そう、鋭い視線で語ったコービーの目に、恐ろしいほどの執念を感じた激戦必至の今年のNBAファイナルがいよいよ始まる。
posted by yorkmilds |02:33 |
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2009年06月05日
続いて両チームのスタッツを少しまとめてみようと思う。
ということで、プレーオフのスタッツを紹介する。
ロザンゼルス・レイカーズ オーランド・マジック
102.9(106.9) 平均得点 98.5(101.0)
96.3(99.3) 平均失点 93.7(94.4)
42.4(43.9) リバウンド 38.4(43.3)
20.2(23.3) アシスト 19.0(19.42)
.467(.474) FG% .465(.457)
.379(.361) 3FG% .367(.381)
.745(.770) FT .730(.715)
13.7(13.5) TO 12.8(13.9)
これが両チームのプレーオフの主要平均スタッツである。
カッコ内の数字はレギュラーシーズンのものだ。
レイカーズは若干、得点力が落ちているように見えるが、プレーオフでは試合のテンポがレギュラーシーズンより遅くなるため、そこまで気にしなくていいだろう。実際、失点が減っているのもそのためだ。
それより気にしなければならないのはフリースローだろうか。
プレーオフでは、FTのミスがそのまま大きな負けに繋がる可能性がある。これはなんとか、7割7分から8分くらいを目標に決めなければならないであろう。
マジックは、やはりアシストの少なさとフリースローの少なさが目立つ。フリースローはハワードの試投数が多いため、致し方ない部分があるが、ハワードは7割を目標にフリーズローを決められなければならないであろう。
マジックとしては、3ポイントの確率はそこそこの数字をキープしているので、最低でもその数字はキープしたいところだ。
2009NBAファイナル レビュー最終章では、選手についてやシリーズの細かいポイントを挙げていこうと思う。
posted by yorkmilds |01:40 |
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2009年06月04日
いよいよ明日より、世界中のバスケットボールファンが最も熱狂する2009年度NBAファイナルが幕を開ける。
まず、今年のカードを改めて紹介しよう。
昨年の雪辱に燃える西の雄・ロサンゼルス・レイカーズと、次々と優勝候補を撃破し、勢いに乗るオーランド・マジックの対戦だ。
それでは両チームの今シーズンを簡単に振り返ってみようと思う。
・ロサンゼルス・レイカーズ
言わずと知れた現役最高級のプレーヤー、コービー・ブライアントと昨年途中から電撃トレードで獲得したPFのポウ・ガソルを中心とした、オフェンスが魅力のチーム。
昨年、圧倒的な形でNBAファイナルまで勝ち進んだものの、ファイナルでBIG3率いるボストン・セルティックスに完敗。
各々が雪辱を誓い、期待の若手センターのアンドリュー・バイナムと運動能力が抜群のSF、トレバー・アリーザが怪我から復帰し、万全な状態で開幕を迎えた。
レギュラーシーズンはバイナムの怪我などあったものの、層の厚さで見事対応し、大方の予想通り圧倒的な強さを見せつけた。
65勝17敗でレギュラーシーズンを終え、激戦必至といわれるウエストでいとも簡単に1位シードを獲得し、プレーオフへ突入。
ファーストラウンドでも、実力のあるユタ・ジャズを4勝1敗と一蹴し、2年連続のファイナル進出は濃厚に見えた。
が、続くカンファレンスセミファイナルでは2大エースを欠いた満身創痍のヒューストン・ロケッツに大苦戦。
結局、第7戦までもつれこむというスキをみせてしまった。
カンファレンスファイナルでは、今年アレン・アイバーソンとのトレードで獲得したチャウンシー・ビラップスが率い、エースのカーメロ・アンソニーが得点源のデンバー・ナゲッツとの対戦。
今年、最も劇的に変貌したといわれる新生ナゲッツはシリーズ序盤、レイカーズを圧倒。戦況を有利に運んだ。
しかし、最終的には地力で勝るレイカーズが徐々にナゲッツに対応して、経験の差を見せつけ勝利。
こうしてロサンゼルス・レイカーズは2年連続のファイナル進出をきめた。
・オーランド・マジック
シャック以来の怪物センター、ご存知“スーパーマン”ことドワイト・ハワードに、中・外問わないスコアラーのラシャード・ルイスとヒディエット・ターコルーがBIG3を形成する攻守バランスの良いチーム。
今年は、上記の3人を引き続き中心に据え開幕を迎えるが、ハワードの同期入団のPG、ジャミーア・ネルソンがブレイク。
オールスターに選出されるほどの活躍を見せ、それに導かれるかのようにチームも絶好調。その後ネルソンが右肩を負傷し、今季絶望となるものの、マジックのフロントの迅速な対応により、ロケッツからレイファー・オルストンを獲得し、被害を最小限にとどめた。
結局、一時の勢いは衰えたものの、59勝23敗と好調をキープし、クリーブランド・キャバリアーズとボストン・セルティックスに次いで、東の第3シードとしてプレーオフに駒を進めた。
プレーオフではファーストラウンドでフィラデルフィア・セブンティーシクサーズと対戦。
シクサーズの予想外の奮闘に苦しむが、地力の差を見せつけ4勝2敗で次シリーズへ進出。
セミファイナルでは昨年王者、ボストン・セルティックスと対戦。
セルティックスが誇るNBA最強BIG3であり、精神的支柱でもあるケビン・ガーネットが怪我でプレーオフ欠場のうえ、控えのポウまで今季絶望という傷だらけの王者、セルティックスにマジックは大苦戦。
セルティックスはチャンピオンとしての意地を見せ、レイジョン・ロンドやグレン・デイビス、優勝を望み何もかもを捨ててきた元スターPG、ステファン・マーブリー、エディー・ハウスなどロールプレーヤーが奮闘。
先に王手をかけるも、ブルズとの大激戦を制したファーストラウンドと、またも死闘となった今シリーズの疲労が溜まり、ガス欠状態に陥ったセルティックスがホームで完敗し、マジックがファイナルまでの最後の難関、カンファレンスファイナルへと進出した。
そして記憶に新しい、“KING”こと今シーズンのMVP、レブロン・ジェームズ率いる、今シーズンNBA最高勝率チームのクリーブランド・キャバリアーズとの対決。
戦前の圧倒的キャブス有利との声をあっさりはねのけ、キャブスを一蹴。レブロンには平均40点近くを許すものの、その他のオプションを完全に封じ込め、インサイドもアウトサイドも完全に支配したマジックが完勝。
1995年のシャック&ペニー以来、14年ぶりのNBAファイナルへ奇跡の進出を果たした。
引き続き、「2009NBAファイナル レビュー②」では両チームの戦力分析を行ってみようと思う。
posted by yorkmilds |23:36 |
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2009年06月01日
クロスオーバーが選ぶ、09年度5月度のプレーヤー・オブ・ザ・マンス。
記念すべき、最初の受賞者は…
ドワイト・ハワード選手!
NBA選手にとって、一番重要視されるプレーオフでの勝利に導く活躍を評価しました。
ドワイト・ハワード率いるオーランド・マジックは、今プレーオフに昨年王者のボストン・セルティックスに加え、EAST大本命であったレブロン率いるクリーブランド・キャバリアーズまでも撃破!
今季絶好調であったジャミーア・ネルソンを欠いたマジックが、ファイナルに進出するなど、誰が予想できたであろうか。
そんな現在絶好調のマジックを引っ張った大黒柱、ハワードの選出には異論はないだろう。
平均21.7ポイント、15.4リバウンド、2.2ブロック、FG62.2%という、プレーオフの平均スタッツもそれにふさわしいものである。
シャック&ペニーでファイナル進出した14年後の今、奇しくもシャック以来の支配的なセンターに成長したハワードが、いよいよ初のファイナルへ駒を進める。
老獪なロケッツにスウィープされた14年前のように、経験豊富なレイカーズに圧倒されるのか、それともマジックに初のタイトルをもたらすのか、ハワード率いるマジックから目を離せない!
posted by yorkmilds |00:33 |
クロスオーバー認定 プレーヤー・オブ・ザ・マンス |
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