2009年11月24日

シーズンプレビュー②【セントラルディビジョン】

 前回の続きです。少し間が空いてしまいましたが、セントラルディビジョンを見ていきたいと思います。なんとか明日発売の某バスケ雑誌より早くUPさせなければ、見て書いたと思われそうなので…

 しかしまたまた記事を消してしまい、UPするのに結局5時間もかかってしまった…

 明日のバスケ雑誌発売までに書きたかったことは全然間に合いませんでした。今日はこれが限界です。できれば今日中に全チームの序盤プレビューとアイバーソンやジェニングスのこと、タイトル予想など書きたかったのですが…

さて、このディビジョンには今NBA1の人気と実力を兼ね備えているプレーヤーがいて、また驚異のルーキーが出てきたこともあり注目度が上がってきていることもあり注目です。

 
 ①クリーブランド・キャバリアーズ(予想=58勝~62勝)

オフェンス=B+
ディフェンス=A+
ポテンシャル=A
ケミストリー=B+
経験=A
体力(優勝まで勝ち抜けるスタミナ・健康状態)=A

総合力=A+


【戦力分析】

 ボストン・セルティックス同様、ディビジョン内では敵なしの圧倒的なチーム力を誇り、またNBAの優勝候補である。

 現在最高のスーパースターといっても差支えはない“KING”ことレブロン・ジェームズを中心に、今季はLIVING LEGENDとでもいうべき存在、シャキール・オニールをトレードで獲得。昨年、まさかのアップセットをもらったオーランド・マジックやセルティックスに対する強烈なメッセージであり、チームになんとしても今季に優勝を勝ち取るんだという強い意思表示をフロントは示した。

 さらには、私が憎いほど素晴らしいと感じた補強、アンソニー・パーカーとジャマリオ・ムーンという実力のあるロールプレーヤーを加えたのだから、優勝候補に推さない理由は見つからない。パーカーに期待するのは小柄なイメージが強いキャブスガード陣のイメージを払しょくし、ミスマッチを作らせないこと。これまで通り外角のシュートを決めること。彼は、オフェンスが手詰まりになった時は、ドライブもできるしムーブも多彩。またディフェンスも手を抜かないオールラウンダーだ。ムーンは、ショーン・マリオンのような体格と運動能力、プレイスタイルが長所。ディフェンスもできるし、レブロンとのアリウープなども今季は見れそうだ。ムーンの走力は、本来走るオフェンスが好きであろうレブロンには嬉しいオプションだろう。また、レブロンも彼らの存在により、多少去年より休める時間が増えることは、プレイオフのことを考えれば非常に大きいのではないだろうか。

 セルティックスの優勝に貢献したレオン・ポウもリハビリ中であるが迎え入れ、アンダーソン・バレジャオとは再契約に成功した。シャックと生え抜きのビッグマン、ジードルナス・イルガスカスというセンター陣も、駒としては非常に強力な選手たちだ。

 懸念材料は、まずはシャックなど多少選手が入れ替わったのでチームケミストリーの問題と、オフシーズンを騒がしてしまい、調整が大幅に遅れているデロンテ・ウエストだろうか。

 前者に関しては、シャックも自分が全盛期でないことはわかっているし、上手く馴染めるのではないかと思っている。平均13~15点、8リバウンド、1.5ブロックあたりの成績を残せれば、キャブスのシャック獲得は成功だったと言っていいのではないだろうか。また、後者については、ウエストが万全な状態で復帰するまでは、ダニエル・ギブソンがステップアップできればそこまでの戦力ダウンにはならないだろう。伸び悩んでいるギブソンが、過去プレイオフのピストンズ戦大一番で見せたような実力と輝きを取り戻すのを、クリーブランドのファンは信じているに違いない。

 レブロンもディフェンスに取り組む態度が激変し、急成長。ワンマン速攻からのシュートを、全速力で追いかけ、そして追いつき、鬼神のごとく叩き落とす豪快なブロックショットは相手に恐怖すら与えるまでになった。年々アウトサイドのシュートの確率は上がり、全盛期のギルバード・アリーナス並みのクラッチ3ポインターも自分の武器にしたレブロンはもはやNBA最高の位置にいる。ゲームへの支配力という点では、間違いなく、彼は今頂上にいる。

 最初はなかなかケミストリーが築けないかもしれない。しかし、シーズン終盤には逆に素晴らしいケミストリーを築き、プレイオフに挑んでくることだろう。

【序盤戦プレビュー】

 現在10勝4敗でディビジョン首位。開幕当初こそ新戦力とのケミストリーに欠け、昨年のようなロケットスタートは切れなかったが、必要にして十分な勝ち星を挙げている。 ディフェンスも堅い。レブロンも37分程度の出場時間に抑えられており良い。オフェンスに関しては今季もレブロンのドライブからのパスアウトを確率良く決めている。今季も3ポイントは好調だ。先述した移籍組の活躍は目立っているわけではないが、層が厚くなったことは間違いない。モー・ウィリアムズも昨年の活躍がフロックでなかったことを証明している。ただ、シャックが上手く馴染めていなく、同時にベンチ出場になっているイルガスカスも不調。

 シャックは現在故障中であるが、長引いたり度々怪我で欠場するような事態になると、完全復帰した時のケミストリーに不安が残る。また、シャックを意図的にローポストで勝負させているが、レブロンを始め、もっともっとカットしてシャックのポストプレイに幅を持たせたいところだ。

 今のままでも十分に強く、勝てることは去年証明済みだ。しかし、マジックやセルティックスやレイカーズなど、インサイドが強いチームと対戦し破っていくには、シャックやイルガスカスの復調及びチームへの貢献が必須である。やはり今年も、どれだけレブロン以外の選手が確実に点数を獲り有能なオプションが増えるかがキーポイントだ。


 ②シカゴ・ブルズ(予想=40勝~45勝)

オフェンス=C
ディフェンス=B+
ポテンシャル=B
ケミストリー=C
経験=C+
体力(優勝まで勝ち抜けるスタミナ・健康状態)=B

総合力=B-


【戦力分析】

 チームの長いことリーディングスコアラーであったベン・ゴードンと再契約せず、見事新人王を獲得したデリック・ローズ中心に再びプレイオフを目指す古豪・ブルズ。幸い、ガード陣は戦力過剰気味であったので、ゴードンが抜けても大きな弱点とはならなそうだ。得点力は落ちるだろうが、よりパスがチーム全体に回り、スコアラーのルオン・デングが健康体を取り戻せばプレイオフには進めるだろう。

 インサイド陣も身体能力があり、ブロックに優れるタイラス・トーマスやディフェンスに定評のあるジョアキム・ノア、多彩なパスにポストプレイ、広いシュートレンジを誇るブラッド・ミラーなどある程度の戦力は整っている。タイラス・トーマスがより一層成長できれば侮れないチームになりそうだ。

【序盤戦プレビュー】

 現在6勝7敗とまずまずの成績だが、ここ何試合かは大幅に調子を崩している。

 原因は完全なシュートスランプ。オフェンスのリズムが悪く、それが今季ここまで調子の良かったディフェンスにまで影響を及ぼしている。単調なピック&ロールの繰り返しや、良くないシュートセレクション。特にローズとサーモンズ、ハインリックとミラーは確率が悪すぎる。

 ローズがあまりミドルレンジからのシュートが得意ではないことは知られているが、今季も特に改善されていないようだ。ローズには非常に期待しただけに残念である。私が個人的に一番のフェイバリットプレーヤーだった、アンファニー“ペニー”ハーダウェイを彷彿とさせるようなプレイスタイルで(ローズのほうが力強くてペニーのほうがしなやかだが一つ一つのプレイがキレがあってダイナミックなところが似ている)ペニーのような素晴らしい身体能力やパサーでもあったので、今季はビッグサプライズを起こすかもと密かに期待をしていたのだが…。平均20点7アシスト4リバウンドは彼の今季のノルマだと思っている。

 ノアが驚異のオフェンスリバウンド奪取を見せているし、気迫やディフェンスも素晴らしい。一段と成長していて私にとってはここまで頑張るとは驚きであった。ルーキーのタージ・ギブソンも戦力になっているが、怪我がちのタイラス・トーマスの成長に期待したいところだ。

 まだまだ巻き返せるし、選手も粒揃いなのでもっと勝てるはずだ。


 ③デトロイト・ピストンズ(予想=35勝~39勝)

オフェンス=B
ディフェンス=C+
ポテンシャル=C+
ケミストリー=C
経験=B
体力(優勝まで勝ち抜けるスタミナ・健康状態)=C

総合力=C


【戦力分析】

 昨年は強豪と呼ばれる時代に終止符を打った年だった。チャウンシー・ビラップスがトレードされ、代わりに加入した稀代のスター、アレン・アイバーソンもチームを離れ、ラシード・ウォーレスも移籍した。このまま再建期に突入するかと思われたが、浮いたサラリーを使い、ベン・ゴードンとチャーリー・ヴィラヌエバと契約し、再び戦力を整えた。

 しかし、エースのリチャード・ハミルトンとまたも出場時間とスターター争いが起きそうなゴードンの補強には、昨年のアイバーソンのこともあったばかりなので少々驚きを隠せなかった。また純粋なPGもいなく、徐々に衰退したインサイド陣にも不安が残る。それでも貴重な経験を持つベテランは数人残っており、上手く噛み合えばプレーオフにも出場できるのではないかと思っている。


 【序盤戦プレビュー】

 現在5勝9敗と負けが先行している。開幕戦でリチャード・ハミルトンを失ったのは痛かった。また、テイショーン・プリンスも故障で出遅れており、かなり厳しい状況。そんな中新たな3ガード戦法が功を奏し、稀にすばらしい展開を見せる。それは、ロドニー・スタッキー、ウィル・バイナム、ベン・ゴードンである。

 スタッキーのFGパーセンテージは見れたものではないが、ゴードンはブルズ時代と遜色ない得点力を見せている。さらにはウィル・バイナムはスタッキーとプレイスタイルが被りやすいが、小さいのにゴール下へと倒れても倒れてもドライブしていく。その異常なまでの負けん気の強さとアグレッシブさはチームに勢いをもたらす。乗ってくるとなお手がつけられなくなり、そこにスタッキーとゴードンが加わると破壊力抜群のオフェンスを見せる。しかし、残りの選手は棒立ちになることもしばしばで、あのヴィラヌエバでさえもおとなしく静観しているほどだ。ただ、やはりというべきかチームのアシスト数もかなり少ないチームだ。だが、不思議なことに、彼らの異常な勢いや雰囲気に呑まれ、相手チームが意気消沈してしまうことも多い。ここにハミルトンとプリンスが復帰してチームとしてどう調和するか非常に興味がある。

 またジェイソン・マキシエルが徐々にチームでのプレイ時間が減少していて、もったいない戦力だ。腐らなければ良いのだが…。クリス・ウィルコックスもシアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティー・サンダー)で一時見せたようなパフォーマンスにはもう期待できなそうだ。

 意外だったのがかつてのピストンズの中心でもあったベン・ウォーレス。さすがに全盛期とまでは言わないが、経験と能力を生かしたディフェンスとリバウンドを見せている。今の若い戦力と噛み合えば、大きな武器になる。やはりピストンズの魂はまずディフェンスにあって、それは今季も健在のようだ。


 ④インディアナ・ペイサーズ(予想=35勝~40勝)

オフェンス=B
ディフェンス=C+
ポテンシャル=B
ケミストリー=C
経験=D
体力(優勝まで勝ち抜けるスタミナ・健康状態)=C

総合力=C


【戦力分析】

 ヘッドコーチにジム・オブライアンが就任してからというもの、ジャーメイン・オニール時代からは打って変わってオフェンス力を生かすチームへと生まれ変わった。そして、年々得点力を磨いて、ついに平均25点以上を超えるアベレージを残し、オールスターにも選ばれたダニー・グレンジャーが今季も中心。

 またトロイ・マーフィーなどもシステムに完全マッチ。昨年は久々の平均ダブルダブルに加え、3ポイントも約400本弱放って4割5分という驚異的な数字を残し、完全に新境地を開いた。

 マイク・ダンリービーJrのコンディションはいまだに気がかりではあるがオフェンスに関してはある程度の戦力は揃っている。マーキス・ダニエルズが抜けた穴にはデンバー・ナゲッツからダンテ・ジョーンズを補強した。ドラフトで、NBAで通用しないと酷評されていたタイラー・ハンズブローの存在にも注目だ。今季は怪我させなければ5割も狙える可能性あり。


【序盤戦プレビュー】

5勝6敗というまずまずのスタート。今季も昨年同様、大物食いをしていてセルティックスを破っている。グランジャーは絶好調ではないがさすがの数字を残している。驚きはダンティ・ジョーンズ。昨年まではオフェンスよりディフェンス力を買われてという出場だったのに、今季は平均17.5点を奪っている。またロイ・ヒバートも順調に出場時間を伸ばしており、スタッツを軒並み向上させている。だがブランドン・ラッシュのFGパーセンテージは深刻で、マーフィー、ダンリービーのコンディンションが整ってくこないと厳しい。


⑤ミルウォーキー・バックス(予想=30勝~35勝)


オフェンス=C
ディフェンス=C
ポテンシャル=B+
ケミストリー=D
経験=E
体力(優勝まで勝ち抜けるスタミナ・健康状態)=D

総合力=D


【戦力分析】

 昨年はマイケル・レッドとアンドリュー・ボーガットが怪我で離脱してしまい、散々なシーズンだった。さらにオフには成長株のレイモン・セッションズと獲得したばかりであったスコアラーのリチャード・ジェファーソンとチャーリー・ヴィラヌエバを放出。得点力の低下が著しいだろう。

 ガード陣は豊富。レッドやルーク・リドナーの他、チャーリー・ベルは非常に優れた選手で、オールラウンドなプレイができる。体格も良い。高卒後に欧州プロリーグに1年在籍し、NBAに挑戦することになった話題のルーキージェニングスもいる。ケミストリーを築くのは大変そうだが、このチームにはまず健康にシーズン過ごすことが重要だ。

 しかし、レッドとボーガットがまた長期欠場するようなことがあれば最下位確定とみている。

【序盤戦プレビュー】

驚異の新人、ブランドン・ジェニングスが大活躍を見せており予想外の善戦を披露している。レッドが欠場気味にもかかわらず約100点を奪うオフェンスとスコット・スカイルズの指導が実ったかディフェンスも悪くはないようだ。ジェニングスはルーキー史上2位の55点を叩き出すなどまさに驚異。体格も小さいので、まるでアレン・アイバーソンがデビューした頃を思い出してしまった。奇しくも、ジェニングスのアイドルはアイバーソン。衝撃的な活躍に、ミルウォーキーも沸いているに違いない。

 ただボーガットの長期離脱が囁かれており、レッドもコンディションが整ってない今、ジェニングスが研究されてくるのも時間の問題か。

 また、今までは比較的相手に恵まれて勝利してきた面もあるので、一気に崩れる可能性もある。だが、それにしても今季の今の順位は予想外である。

posted by yorkmilds |19:55 | 『クロスオーバー』独自予想 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年11月18日

シーズンプレビュー①

 まさかのタイプミスで記事を消去してしまいました。

 泣きそうです…。

 ですが、もう一度頑張って書きます。そして頻繁に下書きを残します。


 それでは以前予告していた通り、遅ばせながらレギュラーシーズンの順位予想及び、序盤戦のプレビューを書いていきたいと思います。


①ボストン・セルティックス(57勝~62勝)

オフェンス=A
ディフェンス=A+
ポテンシャル=A
ケミストリー=A
経験=A+
体力(スタミナ・健康状態)=C

総合力=A


【戦力分析】

 昨年、連覇を目指し絶好調であったセルティックスだが、KGことケビン・ガーネットの怪我もあり失速。結局プレイオフにも復帰できず、大きな戦力ダウンを強いられたセルティックスは、残ったメンバーそれぞれが王者のプライドを見せ奮闘したものの、ドワイト・ハワード率いるオーランド・マジック相手に力尽き、カンファレンスセミファイナルで散ることとなった。

 そして、オフシーズンにデトロイト・ピストンズからラシード・ウォーレスと契約。インサイドのさらなる充実を図った。これによって、レイジョン・ロンドとのピック&ロールからの3ポイントなど新たなオフェンスバリエーションを見せてくれるだろう。

 また、インディアナ・ペイサーズからは複数ポジションをこなせるマーキス・ダニエルズを補強し、控えガード陣の底上げに成功。レオン・ポウの抜けた穴も、新たに獲得したシェルデン・ウィリアムズと昨プレーオフで活躍し再契約したグレン・ディビスでその穴は十分埋まる

 今季はKGもシーズン当初から復帰し、補強も成功しグレードアップした。モチベーションも高いし、非常に期待の持てるシーズンだ。健康さえ保てれば、賜杯奪回も近い。

 そのために期待したいのはKGとラシードのインサイドプレイ。両者とも高いシュート力とオフェンス技術を備えているため、PFとしては広いオフェンスエリアを誇る。器用でもあり、それはそれで大きな武器となり良いのだが、最近はあまりにもポストプレイの頻度が落ちてきている気がする。ラシードは3ポイント乱発型に変貌しているし、ガーネットはミドルシュートが中心。ポストプレイでもアウトサイド側にターンしてフェイダウェイという難しいプレイが増えた。KGにはミネソタ・ティンバ-ウルブズ時代のような、インサイド側にターンしてフックショットなど力強いプレイを徐々に取り戻して欲しい。ラシードもたまには長い腕をめいいっぱい伸ばしながら放つターンアラウンドを再びたくさん見せて欲しい。彼らのポストでのスキルはNBA屈指なのだから。ただ、生え抜きエースのポール・ピアースやスターティングセンターのケンドリック・パーキンスのプレイエリアを考えた上でのポジショニングということもあるので、決してポストプレイばかりしろとは言っていない。今より頻度を増やして欲しいということである。

 重複するが、間違いなく今季の優勝候補であり、チャンスである。

【序盤戦プレビュー】

 開幕戦でライバル、クリーブランド・キャバリアーズと対戦。苦手のアウェーでの勝利は大きい。以後も持ち味の堅守は健在で、8勝3敗と好調なスタートを切った。3敗したのは、フェニックス・サンズとアトランタ・ホークス、インディアナ・ペイサーズで走るチームや身体能力抜群のチームに少し苦手意識があるのかもしれない。これからこのような傾向があるのかに注目してシーズンを見ていきたいと思う。

 個人スタッツを見たところ、出場時間については上手く管理されているようだ。KGの成績は近年下降していく一方だが、無理せずプレイオフに照準を合わせ、ゆっくり調整して欲しい。

 気にかかるのはラシード。まだシュートの確率が上がってきていないようだ。3ポイントの乱発癖も拍車がかかっている気がする。4割決めてくれれば文句は言えないが、まだ約3割である。また、プレイオフでの活躍と徐々に経験を得てきていることから、自信を得た成長株のPG、レイジョン・ロンドは一見期待通りの活躍を見せているがFTの確率の悪さが激しい。去年も7割を切るパーセンテージであったが、今季は12本放って成功はわずか3本。25パーセントというNBAのガードレベルでは信じられない数字だ。早急に改善しなければならない点である。

 これからも大きな怪我さえなければ、安定した戦いぶりが期待できる。現在は連敗中だが、早めに立て直し、連勝街道を築きたいところだ。


②トロント・ラプターズ(40勝~44勝)

オフェンス=A
ディフェンス=D
ポテンシャル=A
ケミストリー=C
経験=C
体力(スタミナ・健康状態)=B-

総合力=C+


【戦力分析】

 ブライアン・コランジェロ好みのチームロスターがひとまず揃ったといえるオフシーズンの激しい動きだった。

 大黒柱のクリス・ボッシュ、一流PGに成長したホセ・カルデロン、そして昨年後半戦、才能を開花さつつあり、ダーク・ノビツキー2世といわれる所以を見せつけた06年のドラフト1位指名、アンドレア・バルニャーニ以外はほぼ新戦力だ。昨年ファイナリストのオーランド・マジックで貴重な働きをしたヒディエット・ターコルーを迎え、堅実なPGのジャレット・ジャックやシューター陣も補強し、完全なオフェンス型重視のチームを完成させた。駒は揃ったし、ポテンシャルも高いが懸念材料も多いチームで、正直予測しにくい。

 ケミストリーとディフェンス、SGには大きな不安が残る。

 ただ、スティーブ・ナッシュが激変させたフェニックス・サンズのような
展開もなくはない話で、もしカルデロンが上手くチームをまとめることができたら…、もしルーキーのデマー・デローザンが即戦力になれたら…。非常に楽しみなチームになる。ボッシュに移籍を決意させないためにも、チームの命運がかかったシーズンともいえる。


【序盤戦プレビュー】

 5勝4敗とまずまずのスタート。オフェンスは見事噛み合っているようで平均107点というリーグトップクラスを記録している。エースのボッシュは平均25点以上を記録していて、よりアウトサイドのシュートに磨きをかけたか、3ポイントは現在6本中6本決めている。1試合に1本のペースではないが、十二分に評価できる。FTも約8割で、リバウンドも絶好調。まさに大黒柱といわれる活躍ぶりだ。

 またバルニャーニもチームのプレイスタイルが合っていることもあるのか、平均20点近くをマークしており、FG、3FG、FT共に超高確率を記録している。オフェンスに関しては、完全に開花し始めたと見ていいかもしれない。しかし、この二人のインサイド陣にはもう少しディフェンスを頑張ってもらいたい。ボッシュは優れたディフェンダーではないが、ディフェンダーに必要なメンタルは持ち合わせているので、より向上心を持って取り組んで欲しい。

 チーム全体としてもブロックの数は多くはないし、スティールは少ない。また、デローザンは評判通りFTは確率は悪く、まだブレイクするのは先になりそうだが、全試合スターターで起用されている今のチャンスを大事にしてほしい。もしかしたら、平均13~15点あたり狙えるかとも期待していただけに奮起してほしいところだ。


③フィラデルフィア・セブンティーシクサーズ(40~45勝)

オフェンス=C
ディフェンス=B
ポテンシャル=B
ケミストリー=D
経験=C
体力(スタミナ・健康状態)=B

総合力=C


【戦力分析】

 ベテランであり、アイバーソン後のシクサーズを支えてきたアンドレ・ミラーと再契約を結ばず、ほとんど補強という補強をできなかった。

 昨年からの上積み材料としては、エルトン・ブランドの復帰とルーキーのジュルー・ホリデーの存在(即戦力になれれば)と、ブレイクしつつある若手の選手たちの存在である。(タデウス・ヤングやルイス・ウィリアムズ、マーリス・スペイツ)

 しかし、機動力に秀でたメンバーだが、シュート力という点まで考えると怖さを感じない布陣だ。また、例年シクサーズというチームはスロースターターで、序盤戦に負けが込むことが多い。

 エルトン・ブランドがチームの新システムに適応できるかどうかが最大のポイントである。


【序盤戦プレビュー】

 4勝6敗というスタート。うち、リーグで唯一の全敗しているチーム、ニュージャージー・ネッツから挙げた2勝を考えると、出来が悪いといわざるを得ない。ブランドもシステムに馴染めていないようで、キャリアワーストの成績だ。また、アウトサイドのシュートはチームとしてかなりの低確率である。ディフェンスに優れたチーム相手には全く点数が獲れていなく、プレーオフ進出も厳しいかもしれない。


④ニューヨーク・ニックス(30勝~35勝)

オフェンス=B
ディフェンス=E
ポテンシャル=C
ケミストリー=D
経験=D
体力(スタミナ・健康状態)=C

総合力=D-


【戦力分析】

 ニューヨークという大都会にフランチャイズを構えているのに、この戦力はファンを馬鹿にしている。あれほど貢献している、またニューヨークのファンに愛されるべきハッスルプレイヤーでもあるデビット・リーとも1年契約で済ませ、ネイト・ロビンソンとは開幕近くに再契約。特にロビンソンは金額も良い条件ではなかったので、モチベーションが低下していないか、大きな懸念材料である。しかし、それでもレブロン・ジェームズを来年迎え入れるためといえば、誰もが納得してしまうのかもしれない。

 それなりのポテンシャルや実績を残してきた選手も多いが、チームとしてまとまっているのかは大きな疑問。非常に気になる点でもある。

 来年のFAのためのアピール合戦になって、個人プレーに走りまくる…。そんなことを想像するとなぜか気になるチームでもあり、シーズンの行方をしっかり見守りたいと思う。


【序盤戦プレビュー】

 1勝9敗という昨年よりも遥かに劣る、最悪な逆ロケットスタートだ。マイク・ダントーニでもこのチームをまとめるのは大変なようだ。

 スターターに抜擢されたダニーロ・ガリナリが2年目を迎え絶好調だという点が一番の救いだ。昨年のチーム得点王のアル・ハリントンはベンチ起用に変更されたが、それでも今季もチームで一番のスコアラーというのはさすがというべきか。

 ちなみに、03年の2位指名、ダーコ・ミリチッチは10分も出場時間を与えられていないようだ…
 
 ネッツとどちらが最下位になるか見ものである。


⑤ニュージャージー・ネッツ(20勝~25勝)


オフェンス=E
ディフェンス=C
ポテンシャル=C
ケミストリー=D
経験=E
体力(スタミナ・健康状態)=D

総合力=E


【戦力分析】


 かつてネッツに存在したBIG3も全員移籍し、完全に再建期に突入した。去年ブレイクしたデビン・ハリスと、2年目にしてチームを担っていくことになるだろう、センターのブルック・ロペスがチームの中心。

 ここにヴィンス・カーターとのトレードで獲得したコートニー・リー、期待のルーキー、テレンス・ウィリアムズなど将来性豊かなチームである。

 これから数年は我慢の年になりそうだ…


【序盤戦プレビュー】

 
 フランチャイズ史上最悪なスタートであり、リーグで唯一の全敗チームだ。再建期に入ったのに、期待の選手が怪我だらけという稀にみる悪いチーム状況。試合ができるのが精いっぱいな状況だ。

 怪我人さえ戻れば、ニックスを逆転する可能性もあるので、今は必死に耐えて欲しい局面である。

posted by yorkmilds |03:17 | 『クロスオーバー』独自予想 | コメント(0) | トラックバック(0)
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