2007年11月24日

矢野貴章の覚醒はまだか

リーグ戦も残り1試合となった。
今シーズン、目標を2桁得点と語った矢野貴章は今日の横浜Fマリノスとの試合も無得点に終わり、未だ7ゴールに留まっている。
これで目標達成の為には最終節でのハットトリックが必要となった。

最後のゴールは9月22日の鹿島アントラーズ戦
ハーフライン付近からドリブルで持ち込んでの素晴らしいゴールだった。
しかしそれ以来、天皇杯も含めると公式戦8試合無得点。
物足りなさを隠せない。


■今シーズンの成長

日本代表も経験した矢野は、昨シーズン同様に今シーズンも試合を追うごとに成長を見せている。
特にフィジカル面では強くたって来た。
昨シーズンは本当によくピッチに転がっていたが、最近はがっちり相手を押さえられるようになってきた。
まだまだとはいえ、フィジカルの強化に取り組んでいるからこその成長で、現状の自分に満足していない証拠である。
ヘディングの競り合いも強くなってきた。
ホームのFC東京戦ではマイボールのゴールキックはほぼ競り勝っていた。
またボールを受ける動きも向上してきている。これは年下の河原の成長の影響があるように感じる。
本人も河原に「自分にないものを持っている」と語っており、その謙虚さが成長への貪欲さにつながっている。
最近では毎試合GKとの1対1のチャンスを迎えるなど決定機に顔を出す回数は確実に増えているし、中盤に落ちてきてメイクに参加するプレーもたびたび見せている。
チェイシングマシンと化していた昨シーズンと比べると大きな成長だ。
そして何よりもの成長だと言えるのが、チームメイトからの信頼の向上だろう。
パスが出てくる。その数が試合毎に増えている。
特にチームのブラジル人3人はなかなか日本人にパスを出さない傾向にある。
そのブラジル人達の信頼を勝ち取りつつあるところは評価できる。


■高い意識

矢野の成長を支えているのは高い向上心だ。
今シーズンはプレーの幅を広げると共にしきりに「結果」を求める発言を繰り返している。
ゴール以外のプレーを評価されることが多い矢野だが、それに満足することなくゴールをきめることにこだわっている。
もっと上手くなりたいという気持ちが年下の河原のプレーを研究させている。
鳥栖戦でも一人気持ちのこもったプレーをした。
中田英寿氏の所属するマネジメント事務所サニーサイドアップと契約したところにも、意識の高さがうかがえる。
代表に呼ばれたことで、さらに自分のプレー拡大への欲求が高まったようだ。
その為、自分の出来ることを超えすぎたプレーをしたことで空回っていた時期もあったがそれも徐々に改善している。
そして最近、次第に高い意識がピッチの上で実を結びそうな予感を漂わせている。

■相棒エジミウソン

2トップを組むエジミウソンが現在19得点で得点王ランキング2位タイにいる。
助っ人外国人と比べるのも厳しいかもしれないが、やはりもっと意識して欲しい。
アルビの2トップはマリノスや浦和の様な「高い」と「速い」といった役割の違うコンビではない。
矢野とエジにはポストプレー、裏へ抜ける動き、守備も両者とも同じウエイトで任されている。
まったくとは言えないが、ほとんど同じ仕事をしている以上、結果にここまで差が出るのは悔しいと思う。
この差は決定力はもちろんだが、フィニッシュを任せられるという信頼感の差だろう。
最後の場面ではチームの誰もがまずはエジを探す。
結果を出すからこそパスが集まる。
チャンスが多く得られるから結果が出せる。
鶏が先か卵が先かという話だが、信頼をつかむ事がいかに大切か、そして難しいかということだ。
しかし、エースと呼ばれる選手は決定力はもちろん、仲間からの信頼が不可欠なのだ。
エジの今季限りでの移籍が噂される以上、矢野には新潟のエースとなるべく奮起して欲しい。


■後は結果を

まだまだ矢野はこれからの選手だ。
しかし、最近のプレーを見るときっかけさえあればブレークしそうだ。
やはりきっかけはゴールか。
最近幾度となく決定機を迎えてはいるが決めきれない。
だが裏を返さば後は決めるところまできていると言える。
いくらでも決めるチャンスはあるのだから。
エジミウソンの今後が不透明な今、矢野はFWの軸になれることを証明する時期に来ている。
信頼してパスを出してくれる仲間を裏切ってはいけない。
結果を出し、さらなる信頼を勝ち取ること、そして更なる飛躍を成し遂げること、矢野の覚醒が待たれる。

  • 共通ジャンル:

posted by yorimi |20:49 | アルビレックス新潟 | コメント(3) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2007年11月22日

北京五輪出場決定!!【クリエイティブな選手の逆襲に期待】

北京五輪出場権獲得おめでとうございます!!
自分と同じ世代と言うことで非常に嬉しい。
次が黄金世代と言われているので、また反町監督が元アルビの監督と言うことで、「もし出場権を逃したら…」と考えると、思い入れが強い世代だけにバッシングがみていられないと言うことで、何とか連続出場の流れを止めないで欲しいという思いでしたが、正直ほっとした。

試合はスコアレスドローでしたがチームとしての成長が垣間見える内容だったと。

■攻撃の形はサイド攻撃
最終予選も後半になってくるにつれ、ようやく攻撃の形が出来てきた五輪代表。
それはサイドを丁寧に、徹底的に攻めていくものだったと思う。
2トップの採用はその為だろう。
たしかにクリエイティブなゲームをするチームにはなれなかったが
もともとサイドには優秀な人材が居た世代。
結局は自分たちのストロングポイントをシンプルに活かしていこうと言う形に落ち着いたようだ。
常にセンタリングに対してはゴール前に最低2人が飛び込める形を作っていたことも評価できる。
シンプルな攻撃と言うのは守備側にとっては予測しやすく守りやすいものだ。
しかし、試合で1度もミスが出来ないのが守備陣。
1回成功すればよい攻撃陣が同じ形を徹底して繰り返すと言うのも戦略の一つだと思う。
2トップにさほど起用とも言えない李と岡崎を起用したのも、忠実にミッションを実行するだろう姿勢と、何度も跳ね返されるだろう攻撃でもすぐに守備に戻るというハードワークが出来る事が期待されてのことだろう。

もちろん多彩な攻撃パターンを持っていたほうがゴールの確立が上がるのは言うまでもない。
A代表が流動的で多彩な攻撃を目指す中、1度は五輪代表もその形を目指した。
しかし、それがチーム発足当時は見るものに期待を抱かせた攻撃の形を見事に混乱させてしまった。
私が解釈するその原因はこの世代の育成段階に問題があったとだいぶ前のエントリーで長々と書かせていただいたので省略する(参照:http://www.plus-blog.sportsnavi.com/yorimi/article/13)

攻撃の形は目指すものよりはシンプルなものになったが、チームを継続的に強化するのが難しい代表チームとしては、わかりやすいと言うことが大前提となるのかもしれない。
もちろん日本が世界で勝つためには、オシム監督が作り上げようとしたサッカーが必要になってくるのだろう。
しかし、それはまだ日本のスタンダードになるほどには浸透していない。
これから日本がやっていこうとしているサッカーと、現状のサッカーの狭間で反町監督は大いに頭を悩ませただろう。
日本サッカーの転換期とも言えるような、本当に難しい時期に、苦しみながらも良く五輪の切符を手にしてくれたと思う。

■才能を活かせなかった選手たち
この世代でトップクラスのポテンシャルを持つ平山、家長が最終的にピッチに立っていなかったことは残念である。
結果が求められる予選終盤、反町監督が選択したのは武器となり得る彼らではなく確実に計算できる選手たちだった。
チームの戦術にも原因があるとは思うし、使いこなせなかった監督に原因があると言う考え方もあるだろう。
しかし、絶対に勝たなくてはいけない、あるいは負けられない状況の中で特定の個人のひらめきに頼るサッカーのリスクを忘れてはいけない。
2人にも間違いなく原因はある。
才能はあるだけにサッカー選手として、プロとして一皮向けて欲しい。
それがスペシャルなプレーを常時出来る選手になる成長でも
ハードワークの中で時折違いが見せられる選手になる成長でも構わない。

■水野晃樹の迷走
平山、家長と並ぶこの世代で屈指の才能を持つ水野。
彼もまたこのチームで能力を発揮できずに居る。
それでも使われている理由は前者達よりも機動力があるからだろう。
U20の時やその後のキレキレの水野を思うと最近の水野は物足りない。
常にジェフをチェックしているわけではないがJリーグでもあまりパッとしていない気がする。
原因は知らないがこんなものではないはずだと思っている人も多いだろう。
才能は疑いようがないが、それをフルに活かしきれていないと感じるのだ。
きっと「こういう使い方をしてくれなければ水野は活きないよ!」という意見を持つ人も多いだろう。
しかし、どんな試合でも自分の得意な状況を作り出すことが出来る選手こそ一流だと思う。
この能力がまだ足りないのかなぁと思う。

柏木はハードワークの中で時折違いが見せられる選手として成長したお手本のような存在だと思う。
水野や平山、家長にもどうすれば自分の才能を活かせるかをもう一度見つめなおして欲しい。

■チームのベースと個の力の融合へ
結局、最終予選終盤はオシム監督が就任当初に取り組んできた走るサッカーの徹底の為の人選の様な形になった。
オシム監督は自分のこれからやろうというサッカーのスタイルを徹底する為に代表で実績のある選手や才能ある選手をあえて呼ばず、クリエイティブとは言えないが計算できる選手を多く呼びチームの土台を作った。

反町監督はそれまでの世代代表とあまり変わらないメンツでオシムの目指すサッカーを体現しようとした。
A代表へ選手を輩出する為の育成世代としては間違った取り組みではない。
しかし、五輪を重視し結果も求められる状況では正解とはならず、予選での苦戦が批判を招いてしまった。
難しいミッションではあったが、結局は五輪への切符を優先し、最終的には現実的な人選をした様な形となった。

北京五輪に向けて最終予選終盤でチームのベースは見えてきた。
今度はA代表と同じよう個の力を上乗せしていくことを目指すことになるだろう。
それを考えると五輪が楽しみになってくるが、それは日本人的な考え方なのかもしれない。
五輪で戦えるチームを作る為の強化と
A代表へ選手を輩出する為のチームとしての強化では意味合いがずいぶん違ってくる。
前者であれば反町監督は就任後あれほど多くの選手を試したり呼ぶ必要はなかったし、こんなにも苦戦することも批判を受けることもなかったのかもしれない。
しかし、後者であれば間違いではなかった。

いろいろ言い過ぎて相変わらずまとまりがなく読みにくいエントリーになってしまった・・・
とにかく最終予選終盤で、計算できる選手たちを使って堅実とも取れる戦いをした五輪代表。
これからはそこに個の力をどう乗せていくかと言うことになるだろう。
家長、平山、水野の逆襲に期待したい。
私は五輪の好きな日本人なので五輪を戦えるチーム作りをこれから期待したい。

  • 共通ジャンル:

posted by yorimi |21:40 | 日本代表 | コメント(6) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2007年11月17日

地域に根ざしたサッカースタイルとは?【Jリーグの未来は】

今回はクラブがとるべきサッカースタイルについて考えたいと思う。

国によって様々なサッカースタイルがある。
それはより多くの国民に支持されるスタイルなのだと思う。
イタリアのカテナチオ。
ドイツやイングランドの肉弾戦。
スペインのとにかくパスを繋げるサッカー。
中東のスピードあるカウンターサッカー。
などなどはやはり、国民が支持するからこそ国のスタイルとして根付いているのだと思う。


ではクラブではどうなのか?
単純に考えるとそれは国のサッカーと同じだと思う。
そのクラブがある地域に支持されるサッカーをするべきではないか・・・
しかし一概にそうだとも言えないのも事実だ。

■監督の色
クラブは特に監督の影響力が非常に大きい。
監督は結果を出さなければ首が切られる。
それならば外野の声を意識するよりは、自分の信じるスタイルを貫き通す方を選ぶだろう。
それが地域のファンの望むスタイルであってもなくても、チームは監督の色に染め上げられるものだ。

■監督の人材不足
欧州のクラブであると結果は出していても、地域のファンの望むサッカーをしていなければ首を切られる。
レアルマドリードのカペッロ監督が良い例だ。
この場合クラブは自分たちの目指すサッカースタイルを支持している監督を探すことになる。まずは「結果が出せること」それが一番分かりやすいのは実績があることだろう。さらに「理想のスタイルを共有している」こと。そして移籍金だったり年俸だったりの折り合いをつけていくことになると思う。
しかし、日本ではサッカーの歴史も浅く、監督をできるような人材は多くない。駒が少なければ条件も限られてしまうわけでなかなか国内で監督を見つけることは難しい。
かと言って海外から呼ぶのにはリスクも高いし、地域のファンの支持を集められるサッカーをできるのかもよくわからない。

■観戦側のレベル
そもそも日本ではまだまだサッカーがプロ化され見世物になってからの日が浅い。
どうしても見る側のレベルが低いわけだ。
そんなファンたちの声など聞いていたらきりがないし結果が出ない。
理想が高すぎて実現できるレベルではない等があるだろう。
まだまだ観客がクラブを育てるフェイズではなくクラブが観客を育てるフェイズといえるかもしれない。
だからと言って、うちはこういうスタイルでやっていく!その良さが分かるやつだけ付いて来いではやっていけない。必ず地域性などもあると思われるので、そのへんを考慮していかなくてはいけないと思う。
それぞれの地域のファンが好むサッカーといっても曖昧なのでなんともいえないが。
う~ん、難しい…

■Jで特色あるチーム
やはり真っ先に上がるのはヴァンフォーレ甲府だろう。
どのような経緯であのようなスタイルを確立したのかは分からないが、あのサッカーが地域のファンも支持し「ウチのサッカーこそ日本一、世界一だ!」と思っているのならば本当に素晴らしい。正に地域に根ざしたサッカーであり、地域のサッカー文化をより深めていくのではないかと思う。
もう1つあげると一貫してブラジル人監督を使い続ける鹿島アントラーズ。
目指す先がハッキリしているように思うし、一貫した姿勢を貫くことが伝統や歴史を作っていくと思う。ただそれが地域のファンの声かと言われると良くわからない。

■卵が先か?鶏が先か?
地域のファンが支持するサッカースタイルをクラブがとるべきなのか?
クラブのサッカースタイルを支持する人がファンとなるべきのか?
個人嗜好の多様化、情報伝達の高速化で物理的な距離というものの意味が薄れる現代。クラブの支持者を本拠地に限らず広く集めるというのは悪くないと思います。事実日本に居ながら海外のクラブが1番好きという方も多いし、それが海外のクラブの資金集めの戦略にもなっている。
Jのクラブだってちまちま地域に媚売っていないで全国にファンを求めたら良いという考えもナシではないでしょう。
でも個人的にはサッカークラブというものが自分が住んでいる地域住民のコミュニティであって欲しいなあと思う。その為にもやはり、地域のファンがこんなサッカーが見たい!というサッカーをクラブにはして欲しい。
Jのクラブにも地域性を打ち出した特色あるスタイルをトンドン生み出していって欲しい。

■最後にアルビの例を
昨シーズンからアルビの指揮を執る鈴木監督は素晴らしい監督だと思う。
戦力的には降格争いをしていてもおかしくないチームを現在5位につけさせているのだ。
しかし、鈴木監督の丁寧にパスをつなぐサッカーは新潟で支持されているかと言うとそうでもない。
どうも新潟人にはポゼッションサッカーは受け入れられないようなきがする。
ホームで、必要だと思われる場面でも、バックパスをしたとたんスタジアムをため息が包む。
アルビがDFでボールを回しているとすぐにブーイング。
どうもさっさと前線にボールを入れて欲しいようだ。
意図の見られないロングボールが前線に放り込まれていてもブーイングが出ないのを見ていると
かつてサッカー不毛の地と言われていた(らしい)新潟の見る側のレベルがそ追いついていないのか、もっとゴリゴリ行くのが新潟のスタイルだと思っているのかは分からなくなってしまう。

しかし、今シーズンは過去最高の成績を出しそうなシーズンにも関らず観客数は伸び悩んでいる事実がある。
新潟人に支持されるスタイルをもう一度考え直す必要がある気がする。
ボルトンみたいな立てポンサッカーをするチームがJにあっても良いではないか!例え日本人の特性を考えた時に世界に通用するような戦い方ではなくてもJを沸かせ、地域を沸かせてくれればそれで良い気がする。

  • 共通ジャンル:

posted by yorimi |13:20 | Jリーグ | コメント(2) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2007年11月13日

サッカーは誰のものか?

前のエントリーでも触れましたが、改めて。

11月4日、新潟のビッグスワンで行われた天皇杯4回戦。
J2のサガン鳥栖に敗れた試合終了後、アルビレックス新潟の敗戦に腹を立てた一部サポーターが暴徒と化し選手を乗せたバスの正面に飛び出しバスの進路を妨害し、威嚇行為及びバスに物を投げる危険な行為を行いバスのサイドミラーを破壊する行為等が行われました。

以下のサイトは今回の事件に対して、何とかしようというサポーターの運動です。事件の詳細等はこちらでどうぞ。
http://next-albi.net/save_swan/


皆さんご存知の通り、イタリアは激しい暴動が起こっています。
サッカーの歴史と暴力というのは切っても切り離せない関係です。
多くの人の情熱を集める、さらには日常生活にまで入り込んでいるスポーツだからこそだとは思いますが・・・

今回、私の身近に起こった事件と
海を越えたサッカーの本場で起こっている事件から
「サッカーとは一体誰のものなんだろうか?」ということを考えてしまいます。

サポーターのものなのか?
選手のものなのか?
経営側のものなのか?

コーポレートガバナンスならぬフットボールガバナンスを考えようといったところでしょうか。

もちろん正解などないのでしょうが・・・

ただ何か問題が起きたとき、それは誰かがサッカーは自分のものだと思い上がっているときではないでしょうか?

入場料払って応援してやってるんだ!いいものを提供しろ
プレーしてやってんだ!応援しろ!給料上げろ!
給料出してんだろ!結果だせ!
といった感じでしょうか。


特に母数の大きいサポーターの起こす事件については、「クラブを愛するが故に」という解釈がされることが多くなってしまいます。
だからと言って暴力を振るって良い訳がないし
侮辱したり、暴言を吐いていいわけがない。
それは本当の愛ではないだろう。

サッカーに関る力関係で言ったら、サポーターは間違いなく弱者だろう。
弱者はまるで被害者であるかのように振る舞い、不平不満を言い、要求ばかりをする傾向がある。
俺たちがいなければサッカー(クラブ)は成り立たないだろう!だから俺たちの言うとおりにするべきだ!こんなに応援してやっているんだから勝て!トップは何も分かっちゃいない!と

確かにサポーターが居なければサッカーは成り立たない。
しかし、それは経営側や選手たち、などどれが欠けても同じである。

サッカーに関る全ての人が「○○のおかげで。」と言う気持ちを持たなくてはいけないし、忘れてはいけない。

特に多数派である見る側の倫理をもう1度見つめなおさなくてはいけないような気がします。

サポーターであり、こうして公共の場で発言している自分も気を引き締めないといけないと思います。

  • 共通ジャンル:

posted by yorimi |16:13 | アルビレックス新潟 | コメント(2) | トラックバック(1)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2007年11月10日

ブーイングを乗り越えて【新潟VS東京】

試合は「アイシテルニイガタ」の大合唱と共に始まった。
「俺たちがついてるさニイガタ、伝えたいこの想いアイシテルニイガタ!!」

J2の鳥栖に負け大ブーイングで幕を閉じた天皇杯。
試合後、選手バスを囲み破損させる残念な事件まで起こってしまった。
クラブにもサポーターにも危機感が生まれた。

そんなもやもやした雰囲気の後の最初のゲーム。
危機感を振り払うように、「俺たちがついてる」と言うサポーターの叫びがスタジアムに響き渡る。
選手たちも立ち上がりから気持ちを感じさせるプレーを見せてくれた。
鳥肌が立った。
涙が出そうになった。

なんとしても勝ちたい選手たち。
勝って欲しいサポーターたち。
しかし無情にも試合はFC東京に先制されてしまう。

選手たちの気持ちは十分に伝わってきていた。
もし、もしこの試合負けてしまっても私は拍手を送りたいと思う好ゲームだった。
いくら気持ちが入っていても、いくら勝ちたくても勝てないと言う時がある。
なぜか今日はそんな試合になってしまうのではという予感がしていた。

ただ、負けることを認められない人も多かったと思う。
もし今日敗れて、ブーイングが再び起こっていたら・・・アルビレックスの雰囲気は悪のスパイラルに陥る可能性もあった。
それほど、鳥栖戦の敗戦はアルビを揺るがせていたと思う。


はらはらしながら試合を見つめる私
しかし後半、私の嫌な予感は外れてくれた!

エジミウソンの2ゴールで逆転。
何としても勝ちたかった試合で、勝利を得ることができた。
ふがいない試合→大ブーイング→事件→選手・サポーターに危機感→選手の気持ちのこもったプレー→いつもより大きな声援→勝利
という出来すぎたシナリオ通りに事が運んでくれたのだ。
選手が気持ちを見せるのも
サポがより声をだすのもある意味当然の試合だった。
ただ勝利だけはどうなるのかわからなかった。
勝利の女神に心の底から感謝した。


試合後満面の笑みでスタジアムを挨拶に回る選手たち。
その先頭に立っていた坂本選手。
鳥栖戦では最後まで1人残ってサポーターに頭を下げ続けた男が
今度は選手たちの先頭に立って、誰よりも早くゴール裏に駆け寄り、これ以上ない笑顔を見せてくれた。
その姿にまた涙が出そうだった。
どんな映画の感動のフィナーレよりも絵になる光景だった。

選手もスタッフもサポーターも
スタジアムに居た全員が思っただろう
「アイシテルニイガタ」
と

  • 共通ジャンル:

posted by yorimi |23:05 | アルビレックス新潟 | コメント(5) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2007年11月01日

サテライトリーグのススメ。

クラブの普段見ることの出来ない選手の試合をしている姿を見ることが出来るサテライトの試合。
昨日2回目のサテライト、アルビレックス新潟VSザスパ草津の試合を見に行った。
観客は1700人とちょっと。
クラブハウスでやる練習試合も同じようなメンバーだが、
やはりスタンドのある会場での試合は緊張感が違う。
そして試合を包む雰囲気はリーグ戦などとは違った良さがある。


■観客のリアクション

サテライトの試合を見に行った事ある人は知っていると思うが
リーグ戦などと違いサポーターの応援がそれほど激しくない。
ゲームを集中している人のほうが多く、プレーへのリアクションが会場に響く。
良いプレーへの歓声
ミスをした時のため息
粘り強いプレーへの拍手など
そういう観客のリアクションがいちいち会場を包む。
これが個人的にはなんともいえないくらい良い。
観客は1700人と大勢ではないが、本当にサッカーが、そしてクラブが好きな人たちが見に来ているんだなぁという微笑ましさがある。
行った事ないのでなんとも言えないが、欧州のスタジアムとはこんな雰囲気なのではないのかなと思う。

もちろんリーグ戦での鳥肌の立つような応援も好きだ。
あの応援は選手たちを間違いなく後押ししているだろうし
サッカーを初めて見に来た人でも試合に参加している気持ちになれるだろう。
しかしサテライトの、サッカー・クラブが好きな人だけが集まる空間は多少排他的ではあっても、まるでサッカーの本場の様な雰囲気を作っているのだ。


■クラブの若手の品定め

当然サテライトでの楽しみは普段見れない若手などの成長を目の当たりに出来る絶好の機会だ。
リーグ戦とは背番号が違うので私はメンバー表を片手に必死だ。
しかし、会場の観客の大半は若手選手にも詳しい。
やれ誰々はどんなだ、なんでリーグで使わないんだというような会話が。
さらには、対戦相手の草津のサテライトチームの元新潟の選手まで評価の対象になっている。
恐るべきだ(笑)
才能が磨かれていく瞬間を見ることが出来るのは幸せだ。


■なかなかの内容

確かに試合のレベルは高くはない。
凡ミスも決定的なミスも多い。
しかし、勝敗にそこまでこだわっていない(と思う)ので
各チーム共に持ち味を出そうとオープンな試合になることが多い。
Jでのガチガチな試合いとは違い、仕掛けるプレーも多く結構見所は満載なのだ。

またJの壁も感じる。
それはJでのキャップが多い選手はレベルが1つ違うということだ。
前に見たサテライト「新潟VS大宮」での新潟の千葉選手。
今回の新潟の深井選手。
などはサテライトでは際立ち、レベルの高さが覗えた。


■サテライトとは

サテライトとはサッカーまたはクラブが地域にどれくらい根付いているのかを図る良い対象だと思う。
もちろん、チーム練習まで駆けつける人や後援会、サポーターズクラブなどの人数も大切かもしれないが、
入場料を取って、それなりの会場でサッカーを見るサテライトの方が取っ付きやすい気がする。
出待ちもできるし(笑)
チームを後押しする応援も大切だが、食い入るようにサッカーを見る
そこで起こるリアクションがダイレクトに会場に伝わるサテライトは
観客のサッカーへの理解度、レベルがあらわになる場だ。
皆さんも是非一度サテライトへ足を運んでみてはいかがでしょうか?
1700人でも結構雰囲気出てますよ~

  • 共通ジャンル:

posted by yorimi |14:25 | Jリーグ | コメント(5) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加