2008年01月12日
アルビレックス新潟所属の坂本將貴選手(29)がジェフユナイテッド千葉へ移籍することが決定した。
アルビ所属時の数々の発言
「(アルビ加入が)最初で最後の移籍」
「新潟で骨を埋める」
「新潟にいる間に何か一つはタイトルを取りたい」
「大切なのは責任感」
などにファンは彼を信頼し、期待を抱いた。
人一倍そのような発言が多い選手だった。
それが復帰後、ジェフHPに
「この決断には高いリスクが伴います」
というコメントだ。
高いリスク?
リスクってアルビサポからのバッシングの事ですか?
欲しい選手に来てもらったジェフにリスクはないだろう。
新潟では異例の3年契約を結んでいた選手に、この時期に突然移籍を希望されてリスクを背負ったのはアルビだよ!
今から補強しろってか?
年明け前から来ていたオファーを伸ばしに伸ばしてこの時期に決断するとは・・・彼の「責任感」とは何なんだ。
坂本を認め、期待していた分、アルビファンの失望は大きいだろう。
「アルビに気持ちがない選手とは一緒に戦えない」と移籍を容認したアルビフロントの対応は間違っていなかったと思う。
とにもかくにも坂本は去った。
失望はしたが、彼の能力移籍の影響は大きい。
【薄くなった選手層】
坂本が抜けたからと言って、スタメンの質は落ちていない。
左SBは中野が、左MFはU20で活躍した田中亜土夢が居る。
ポテンシャルは坂本の上を行く2人で、いずれはスタメンを奪うと予想していた。
しかし、資金力に乏しいアルビは2007年から少数体制を取り、今年も少数精鋭で戦うことが予想されていた。アルビにとって、坂本の離脱は1選手を失っただけではない。
複数のポジションを高水準でこなせる坂本を失った事は、左右SB、左右MF、ボランチと5つのポジションの駒を失ったと言っても過言ではないと思う。
事実、昨シーズンは怪我人が続出する中、坂本はそのたびにポジションを代え、その被害を最小限に食い止めてくれた。
今シーズンは怪我人一人が命取りとなってしまうかもしれない。
【精神的支柱の不在】
負け試合は誰よりも悔しがり、勝ち試合は誰よりも喜ぶ、そんな坂本の熱い姿勢の男だった。
そしてピッチでは誰よりも声を出しチームを鼓舞し、ピッチの外でも若手にプロ意識を説く、プロの生活習慣のお手本となるなど影響力のある男だった。
昨シーズンの成績はそんな坂本に引っ張られた結果だったように思う。
アルビフロントもチームに不足していたピースとして、坂本獲得に動いたわけで、正に的確な補強だった。
坂本より上手い選手は新潟にも居たが、彼ほどリーダーシップを発揮できる選手はアルビに居ない。やっと手に入れたリーダーをわずか1年で失うことになった。この穴は想像以上に大きいだろう。
なぜなら、上手い選手よりリーダーと成り得る選手の方が少ないからだ。
【サポーターとのパイプ役を失った】
彼のリーダーシップはチーム内に留まらず、サポーターとクラブをつなぐパイプ役としてでも発揮された。
なるほどジェフで「隊長」と呼ばれていたわけだ。
不甲斐ない試合は最後まで頭を下げ、時には涙し、
勝利の時はサポーターに満面の笑みで駆け寄ってくる。
常にサポーターを意識したコメント。
あれほどサポに配慮してくれる選手もそうそう居ないだろう。
【アルビは持ちこたえられるか】
アルビが飛躍する為の中心に据えたかったのが坂本だろう。
3年契約はその表れだろう。
アルビが坂本を獲得した際、FC東京や名古屋グランパスと競合していたらしい。
その中でおそらく金銭面では劣っていたであろうアルビを選んでくれたのはアルビでのミッションが魅力的だったからだろう。
そのミッションを捨て、わずか1年でクラブを離れられるとはフロントも予測できなかったのではないか。
プランが狂ったアルビは失速してしまうのか?持ちこたえることができるのか?
そもそも、坂本のようなリーダーシップのあるベテランを中心に若手が躍動できる環境を作るのがアルビの目標だったように思う。
坂本は失ったが将来有望な若手は揃っている。
坂本が居なくなったことで出場機会が増えるであろう若手の奮起に期待したい。
posted by yorimi |19:48 |
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2007年12月09日
少数精鋭で今シーズンを戦い終えたアルビレックス新潟。
中断期間に鈴木、デイビットソン・純・マーカスが移籍するも補強はぜず、
けが人が出たら大丈夫なの??とサポーターに不安を抱かせながら中断明けの戦いに挑んでいった。
案の定、怪我人や出場停止などでベストメンバーがなかなか組めずチームは失速したが、
それでも最終順位6位に留まることができた。
チームの失速を最小限に食い止めた要因として2人の選手を挙げたい。
その二人とは
今シーズン加入した「坂本將貴」選手と
昨年CBとしてポジションを掴みつつあった「千葉和彦」選手だ。
2人は複数のポジションがこなせる選手だ。
ポリバレント?と言って良いのかな。
【坂本將貴の貢献】
坂本は左右SB、そして左MFとして使われたが、どのポジションでも変わりなく存在感を出しその高い適応能力を示した。
開幕当初は左SBに固定されていたが
前半戦のMF鈴木慎吾の負傷によって左MFにポジションチェンジ。
そして左MFに固定されていた後半戦だったが
不動の右SB内田の負傷離脱に伴い右SBに入ったり
終盤戦は得点力不足によって攻撃の枚数を増やす為に再び左SBに戻るなど
めまぐるしくポジションを変えたシーズンだった。
坂本が居たからこそ、あの人数でリーグ戦を戦いぬけたのではないかと思う。
彼の補強は1人の補強に留まらなかった。
来期のチーム作りも彼が居ることでやり易くなるだろう。
【千葉和彦の成長】
元々ボランチの選手として加入した千葉であったが
アルビでは183cmの高さとその対人能力の高さを買われCBとして育てられてきた。
そして昨シーズンCBとして14試合に出場し一定の成果を残し、CBとして五輪代表候補にも選出された。
今シーズンも開幕後は千代反田の相棒として、
永田とローテーションのような形でCBでの起用が続いていた。
しかし、中盤の核シルビーニョが膝の故障で離脱するとボランチとして出場。
守備的なボランチとしてもその能力の高さを示した。
タッパと守備力は日本には少ないタイプのボランチだと思う。
CB並みのフィジカルと、なかなかの運動量。
そして体の強さを活かした得意のインターセプトもCBよりもチャレンジできるボランチに入ったことでますます輝きを見せ、
周囲の不安をよそにボランチとしてチームに定着した。
だが、後半戦にCBで充充コンビとして高い評価を受けていた永田が負傷離脱すると再びCBに固定。
すぐにボランチとしてのプレーを切り替えCBとしてのタスクをこなし永田の離脱を感じさせなかった
また試合の流れの中でSBに入ることもあったがそれなりのプレーを見せた。
守備陣に空いた穴を良く埋めた千葉の成長は大きかった。
来シーズンは監督がどう千葉を使うのか注目が集まるが
個人的には大型ボランチとして育成していって欲しいと思う。
【スペシャリストが居てこそのポリバレント】
また衰えは見せるが経験を活かし
ボランチ、左右MFをこなしたベテラン寺川。
出場機会こそ少なかったが
左SB、CBをこなした2年目の中野。
の2人も各ポジションでそれぞれの持ち味を示してくれた。
どのポジションでもハイパフォーマンスが出来る選手の重要さをかみ締めたシーズンであった。
しかし、千葉が何かのインタビューで以下のことを言っていてと聞く。
「ポリバレントな選手は、軸になるスペシャリストがいてこそ活きる」
それを忘れてはいけない。
CBの柱、千代反田
右SBの職人、内田
攻撃MFの中心、マルシオ・リシャルデス
FWらしいFW、矢野、エジミウソン
アルビには少数精鋭で挑む選手がバランスよく揃っていたからこそ切り抜けられたシーズンだったと言えるのではないか。
posted by yorimi |16:52 |
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2007年12月06日
リーグ最終戦をホームで迎えたアルビ。
相手は中断期間に新潟の顔「鈴木慎吾」が移籍した大分。
あの時は慎吾の移籍に驚いた。しかも、自ら志願してだと言う。
今シーズンはただでさえ人数が少ないのに・・・・とも思ったが、
でもまあ、田中亜土夢が居るから大丈夫!!
そう信じていたのに、その田中が骨折で今季絶望、
次々に主力が離脱するなど、なかなかメンバーが組めずチームは後退
こんな時に慎吾がいれば・・・と何度思ったか。。
その慎吾がアウェーチームとしてアルビの前に立ちはだかり
1ゴール1アシストの大活躍!!!
アルビは形を作れず最終戦は非常に寒いものになった。(気温も寒かった!)
試合後、ビックスワンを一周し新潟サポに挨拶する鈴木慎吾。
起こる拍手!歓声!
新潟に帰ってきて欲しいと思うサポの前を、どんな思いで駆けたのか?
あれはさよならの挨拶だったのだろうか?
さよならと言えばこの試合は、
新潟のマエストロ、「シルビーニョ」のラストゲームとなった。
昨年からチームに加入すると、中盤でのキープ力、その視野の広さとキックの正確さから攻撃の起点となった。
パスの出し手となれる選手は彼しか居らず、全ての攻撃はシルビーニョから始まった。
今年は両膝の怪我に悩まされ、最後まで昨年のようなすばらしいパフォーマンスを見せるにはいたらなかったのが残念ではあった。
それでも、彼のエレガントなプレーはサポーターの心に焼きついているだろう。
試合後の挨拶で、シルビーニョはサポから拡声器を受け取り何か喋っていた。
残念ながら、私の席からは聞き取れなかったが
涙を必死にこらえて喋る彼を見て、新潟に来て本当に良かったと思ってくれていたらいいと思った。
私も涙を流しながら歌った
「さあ行こうぜ、シルビーニョ
俺達の、シルビーニョ!!」
シルビーニョはうつむき涙していた。
まだまだやれる選手だ。次のチームでも輝いて欲しいと思う。
その他にも
エジミウソン、深井、三田、六車、吉澤、田中(秀)、フラビオ(フィジカルコーチ)
がチームを離れることが決まっている。
過去最高順位でシーズンを締めくくったのにこんなにいじるのか~とも思うが、サッカークラブとはこうやって成り立っているのだろう。
寂しい季節だが彼らの新天地での活躍に期待したい。
最後に新潟を去る選手達、夢をありがとう。
posted by yorimi |14:13 |
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2007年11月24日
リーグ戦も残り1試合となった。
今シーズン、目標を2桁得点と語った矢野貴章は今日の横浜Fマリノスとの試合も無得点に終わり、未だ7ゴールに留まっている。
これで目標達成の為には最終節でのハットトリックが必要となった。
最後のゴールは9月22日の鹿島アントラーズ戦
ハーフライン付近からドリブルで持ち込んでの素晴らしいゴールだった。
しかしそれ以来、天皇杯も含めると公式戦8試合無得点。
物足りなさを隠せない。
■今シーズンの成長
日本代表も経験した矢野は、昨シーズン同様に今シーズンも試合を追うごとに成長を見せている。
特にフィジカル面では強くたって来た。
昨シーズンは本当によくピッチに転がっていたが、最近はがっちり相手を押さえられるようになってきた。
まだまだとはいえ、フィジカルの強化に取り組んでいるからこその成長で、現状の自分に満足していない証拠である。
ヘディングの競り合いも強くなってきた。
ホームのFC東京戦ではマイボールのゴールキックはほぼ競り勝っていた。
またボールを受ける動きも向上してきている。これは年下の河原の成長の影響があるように感じる。
本人も河原に「自分にないものを持っている」と語っており、その謙虚さが成長への貪欲さにつながっている。
最近では毎試合GKとの1対1のチャンスを迎えるなど決定機に顔を出す回数は確実に増えているし、中盤に落ちてきてメイクに参加するプレーもたびたび見せている。
チェイシングマシンと化していた昨シーズンと比べると大きな成長だ。
そして何よりもの成長だと言えるのが、チームメイトからの信頼の向上だろう。
パスが出てくる。その数が試合毎に増えている。
特にチームのブラジル人3人はなかなか日本人にパスを出さない傾向にある。
そのブラジル人達の信頼を勝ち取りつつあるところは評価できる。
■高い意識
矢野の成長を支えているのは高い向上心だ。
今シーズンはプレーの幅を広げると共にしきりに「結果」を求める発言を繰り返している。
ゴール以外のプレーを評価されることが多い矢野だが、それに満足することなくゴールをきめることにこだわっている。
もっと上手くなりたいという気持ちが年下の河原のプレーを研究させている。
鳥栖戦でも一人気持ちのこもったプレーをした。
中田英寿氏の所属するマネジメント事務所サニーサイドアップと契約したところにも、意識の高さがうかがえる。
代表に呼ばれたことで、さらに自分のプレー拡大への欲求が高まったようだ。
その為、自分の出来ることを超えすぎたプレーをしたことで空回っていた時期もあったがそれも徐々に改善している。
そして最近、次第に高い意識がピッチの上で実を結びそうな予感を漂わせている。
■相棒エジミウソン
2トップを組むエジミウソンが現在19得点で得点王ランキング2位タイにいる。
助っ人外国人と比べるのも厳しいかもしれないが、やはりもっと意識して欲しい。
アルビの2トップはマリノスや浦和の様な「高い」と「速い」といった役割の違うコンビではない。
矢野とエジにはポストプレー、裏へ抜ける動き、守備も両者とも同じウエイトで任されている。
まったくとは言えないが、ほとんど同じ仕事をしている以上、結果にここまで差が出るのは悔しいと思う。
この差は決定力はもちろんだが、フィニッシュを任せられるという信頼感の差だろう。
最後の場面ではチームの誰もがまずはエジを探す。
結果を出すからこそパスが集まる。
チャンスが多く得られるから結果が出せる。
鶏が先か卵が先かという話だが、信頼をつかむ事がいかに大切か、そして難しいかということだ。
しかし、エースと呼ばれる選手は決定力はもちろん、仲間からの信頼が不可欠なのだ。
エジの今季限りでの移籍が噂される以上、矢野には新潟のエースとなるべく奮起して欲しい。
■後は結果を
まだまだ矢野はこれからの選手だ。
しかし、最近のプレーを見るときっかけさえあればブレークしそうだ。
やはりきっかけはゴールか。
最近幾度となく決定機を迎えてはいるが決めきれない。
だが裏を返さば後は決めるところまできていると言える。
いくらでも決めるチャンスはあるのだから。
エジミウソンの今後が不透明な今、矢野はFWの軸になれることを証明する時期に来ている。
信頼してパスを出してくれる仲間を裏切ってはいけない。
結果を出し、さらなる信頼を勝ち取ること、そして更なる飛躍を成し遂げること、矢野の覚醒が待たれる。
posted by yorimi |20:49 |
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2007年11月13日
前のエントリーでも触れましたが、改めて。
11月4日、新潟のビッグスワンで行われた天皇杯4回戦。
J2のサガン鳥栖に敗れた試合終了後、アルビレックス新潟の敗戦に腹を立てた一部サポーターが暴徒と化し選手を乗せたバスの正面に飛び出しバスの進路を妨害し、威嚇行為及びバスに物を投げる危険な行為を行いバスのサイドミラーを破壊する行為等が行われました。
以下のサイトは今回の事件に対して、何とかしようというサポーターの運動です。事件の詳細等はこちらでどうぞ。
http://next-albi.net/save_swan/
皆さんご存知の通り、イタリアは激しい暴動が起こっています。
サッカーの歴史と暴力というのは切っても切り離せない関係です。
多くの人の情熱を集める、さらには日常生活にまで入り込んでいるスポーツだからこそだとは思いますが・・・
今回、私の身近に起こった事件と
海を越えたサッカーの本場で起こっている事件から
「サッカーとは一体誰のものなんだろうか?」ということを考えてしまいます。
サポーターのものなのか?
選手のものなのか?
経営側のものなのか?
コーポレートガバナンスならぬフットボールガバナンスを考えようといったところでしょうか。
もちろん正解などないのでしょうが・・・
ただ何か問題が起きたとき、それは誰かがサッカーは自分のものだと思い上がっているときではないでしょうか?
入場料払って応援してやってるんだ!いいものを提供しろ
プレーしてやってんだ!応援しろ!給料上げろ!
給料出してんだろ!結果だせ!
といった感じでしょうか。
特に母数の大きいサポーターの起こす事件については、「クラブを愛するが故に」という解釈がされることが多くなってしまいます。
だからと言って暴力を振るって良い訳がないし
侮辱したり、暴言を吐いていいわけがない。
それは本当の愛ではないだろう。
サッカーに関る力関係で言ったら、サポーターは間違いなく弱者だろう。
弱者はまるで被害者であるかのように振る舞い、不平不満を言い、要求ばかりをする傾向がある。
俺たちがいなければサッカー(クラブ)は成り立たないだろう!だから俺たちの言うとおりにするべきだ!こんなに応援してやっているんだから勝て!トップは何も分かっちゃいない!と
確かにサポーターが居なければサッカーは成り立たない。
しかし、それは経営側や選手たち、などどれが欠けても同じである。
サッカーに関る全ての人が「○○のおかげで。」と言う気持ちを持たなくてはいけないし、忘れてはいけない。
特に多数派である見る側の倫理をもう1度見つめなおさなくてはいけないような気がします。
サポーターであり、こうして公共の場で発言している自分も気を引き締めないといけないと思います。
posted by yorimi |16:13 |
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2007年11月10日
試合は「アイシテルニイガタ」の大合唱と共に始まった。
「俺たちがついてるさニイガタ、伝えたいこの想いアイシテルニイガタ!!」
J2の鳥栖に負け大ブーイングで幕を閉じた天皇杯。
試合後、選手バスを囲み破損させる残念な事件まで起こってしまった。
クラブにもサポーターにも危機感が生まれた。
そんなもやもやした雰囲気の後の最初のゲーム。
危機感を振り払うように、「俺たちがついてる」と言うサポーターの叫びがスタジアムに響き渡る。
選手たちも立ち上がりから気持ちを感じさせるプレーを見せてくれた。
鳥肌が立った。
涙が出そうになった。
なんとしても勝ちたい選手たち。
勝って欲しいサポーターたち。
しかし無情にも試合はFC東京に先制されてしまう。
選手たちの気持ちは十分に伝わってきていた。
もし、もしこの試合負けてしまっても私は拍手を送りたいと思う好ゲームだった。
いくら気持ちが入っていても、いくら勝ちたくても勝てないと言う時がある。
なぜか今日はそんな試合になってしまうのではという予感がしていた。
ただ、負けることを認められない人も多かったと思う。
もし今日敗れて、ブーイングが再び起こっていたら・・・アルビレックスの雰囲気は悪のスパイラルに陥る可能性もあった。
それほど、鳥栖戦の敗戦はアルビを揺るがせていたと思う。
はらはらしながら試合を見つめる私
しかし後半、私の嫌な予感は外れてくれた!
エジミウソンの2ゴールで逆転。
何としても勝ちたかった試合で、勝利を得ることができた。
ふがいない試合→大ブーイング→事件→選手・サポーターに危機感→選手の気持ちのこもったプレー→いつもより大きな声援→勝利
という出来すぎたシナリオ通りに事が運んでくれたのだ。
選手が気持ちを見せるのも
サポがより声をだすのもある意味当然の試合だった。
ただ勝利だけはどうなるのかわからなかった。
勝利の女神に心の底から感謝した。
試合後満面の笑みでスタジアムを挨拶に回る選手たち。
その先頭に立っていた坂本選手。
鳥栖戦では最後まで1人残ってサポーターに頭を下げ続けた男が
今度は選手たちの先頭に立って、誰よりも早くゴール裏に駆け寄り、これ以上ない笑顔を見せてくれた。
その姿にまた涙が出そうだった。
どんな映画の感動のフィナーレよりも絵になる光景だった。
選手もスタッフもサポーターも
スタジアムに居た全員が思っただろう
「アイシテルニイガタ」
と
posted by yorimi |23:05 |
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2007年10月27日
雨のビックスワンで、ジュビロ磐田を迎え撃ったアルビレックス新潟。
昨年はシーズン終盤に連敗し順位をズルズル落としたアルビだが、
今年は現在6位。なんとか目標の7位以内に踏みとどまってほしいところである。
主力も戻ってきたアウェー川崎戦では良い戦いはしたものの勝ち点を得ることができなかった。
内容が良かった試合の後だけにホームで結果が欲しい。
【出来色の守備、リズムを作れなかった攻撃】
立ち上がりからアルビ守備陣はCBの千葉と千代反田が出来色。
対人プレーに強い2人だが、外国人FWのいないジュビロ2トップに当たり負けせず、危なげなかった。
前線からのプレス良く、コースを限定して出された前線へのパスをことごとく奪うことができていた。
しかし何度も良い形でボールを奪取するものの、それをなかなか良い攻撃につなげることが出来ない。
ジュビロ磐田は監督交代、システムを固定したことで調子を上げてきている(と聞く)。守備時、フィールドに絵を描いたようにキレイに3-5-2のかたちを維持していた。
前半の序盤は3バック攻めの基本、3バックの横のスペースをFWが突く動きができていたアルビだったが、ジュビロの的確なプレスで前を見ることができず、また2トップが楔ばかり受けたがりサイドに流れなくなり、次第に攻撃がまったく形にならなくなってきた。
ジュビロの守備のよさは流石といった感じであった。
【雨のピッチで際立つ技術の差】
双方とも守備が良かった立ち上がりだったが、条件の悪いピッチでもボールを的確に操れる技術の差が試合のペースをジュビロに握らせた。
今シーズン局地でショートパスをつなぐ攻撃に拘っているアルビだが、雨のピッチでミスが重なり形にならない。
そして、雨、プレスで封じられても同じ事をやろうとするアルビ(今シーズンの悪い時はいつもそう。)
次第にリズムは悪くなっていく。
一方ジュビロは雨でも確実にボールをつないでいく。
そして立ち上がりは早い段階で楔を入れていたが、アルビCBが堅いと感じると中盤でボールをつなぎ、前線がズレるじかんを作るなど攻撃の幅とそれを実行できる技術があった。
そしてペースをつかんだジュビロが20分に先制ゴールをあげる。
アルビとしてはまたヘディングのミスからの失点。。またかよ…
【攻撃の変化】
ジュビロのMFのダブルボランチと両サイドの4枚が3バックと非常に近い位置にラインを作っていて、アルビ攻撃陣はなかなか裏を狙いに行くプレーが出来なかった。
中盤もFWも落ちてきてもらう形がほとんどで、それが攻撃のペースを握れない一因だったと思う。
しかし、失点後、矢野が久しぶりに3バックの横のスペースを使う。
すると37分その矢野からのセンタリングをエジミウソンがゴールに叩き込み1-1の同点とする。
そこからアルビは局地戦と共に3バックのサイドを簡単にねらう場面も出てくる様になった。
完全に攻撃の手を封じられたところから、自分たちで打開策を見出したのは私が見た限りはこの試合が初めてだった気がする。
アルビの成長が感じられた瞬間だった。
ここから両チームとも攻めあう好ゲームとなった。
【試合を決められない両チーム】
共にシュートチャンスを作るも精度を欠き決められない両チーム。
後半は前半ハードワークをした両チームとも運動量が落ち中盤にスペースが生まれスピーディーな展開となった。
磐田のクロスからの攻撃、新潟のカウンターからの攻撃と見所は多く、どちらかが決めればそのまま勢いに乗れるような展開が続いた。
結局スコアは1-1のまま動かなかったが、上位に進出するにはこういう試合は勝ちきらなければいけない。このあたりが両チームとも中位にいる所以だろう。
マルシオ、あのヘディングは決めてくれ・・・
【収穫・FW河原】
この試合、後半29分に途中投入されたアルビFW河原はJ1でもやれることを証明した。
U20代表のレギュラーだった彼だが、順調に成長してきたようだ。
サテライトや練習試合でポテンシャルの高さを示していたが、比較的長い時間使われたこの試合、持ち味のスペースを突く動き加え、当たり負けすることも少なくなってきているところを見せてくれた。
交代枠を使うのが遅い、そしてワンパターンの鈴木監督が
15分の出場。そしてベンチに深井がいながらも、河原にチャンスを与えたのは驚きだったが、これを機にレギュラー争いにも加わって欲しいものだ。
と言うのも、FWは矢野とエジミウソンが不動。スピードもサイズもある万能型の彼らはなかなか交代させにくいのだ。
ベンチに控える深井、河原は身長もなく、パワープレーにも使いづらい。
むしろ矢野やエジミウソンこそ投入したいFWだ。
もし河原がスタメンとして計算できるようになれば、矢野、エジを切り札的に起用できるようになり、戦い方に幅が出来る。
今日のプレーを見るとそんな日も近いかもしれない。
posted by yorimi |21:11 |
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2007年10月22日
いいサッカーをしたチームが必ずしも勝つわけではない。
それがサッカーのもどかしい所であり、またジャイアントキリングが起こりやすいという楽しさを生み出している。
4-3、中村の劇的なゴールでで幕を閉じた川崎フロンターレ対アルビレックス新潟はそんな試合だったと思う。
前節、長い連敗のトンネルをお粗末な内容ながらなんとか抜け出したアルビは
リーグ前半戦の勢いが戻ってきた様だった。
これもようやく戦力が戻ってきたおかげか。
川崎戦からはエジミウソン、マルシオ・リシャルデス、内田と主力がようやくスタメン復帰!
永田、田中亜土夢が今シーズン絶望ということで、ベンチは頼りないが
スタメンに主力が揃った事すら久しぶりとなる訳だから贅沢はいえない。
【久しぶりに見えた攻撃の形】
リーグ前半戦のホットライン、内田とマルシオが戻ってきたためなのか
最近まったく形にならなかった攻撃がようやく機能し始めた。
特にマルシオは出来色で、右に左に守備にとピッチを所狭しと駆け回った。
エジミウソン、矢野の2トップの近い位置でボールが持てるので、SBがあがってくる時間が出来、分厚い攻撃ができる。
シルビーニョのコンディションがなかなか上がらない中マルシオの果たす役割は大きい。
アルビの1点目は右SBの内田が川崎DFラインの裏へ抜けてのセンタリングからだったが、SBが高いポジションをキープできてこその展開だった。
川崎はなかなかボールを奪うことが出来ずに、ポゼッション(後半30分くらいまで)を見たらかなりアルビが高いのではないのかと思うような気がする。
しかしシュート数を見ると断然川崎だが…
ただアルビサポの偏見かもしれないが新潟のほうがいい形を作り可能性のある攻撃をしていたと思う。
【4失点の守備陣】
川崎のカウンターに完全にやられた失点が多かったが、完全に崩された形は見られなかったように思う。
というか川崎は攻撃を組み立ててという姿勢はあまり見られず、ロングボール主体のサッカーで非常に展開が速かった。
個人的にはなんかプレミアっぽい印象を受けた。
中村にボールが渡ったらGOが基本で、リーグ戦で今の位置に居るのはACLや代表で中村が消耗していたからなのか。中村のいない時の川崎を見たことがないのでなんともいえないが、チームでボールを前線へビルドアップしていくような形は見られなかった。
カウンターが武器といっても、効果的なプレスがかかっていたかと思うと「?」マークがついた。
確かにアルビはカウンターでやられたがいいプレスでボールを奪われたというよりは、不用意なミスからボールを失っての失点だった。
特に2失点目3失点目はいただけなかったが、川崎の2トップへの対応は良かったと思う。
決して守備が崩壊していたわけではないので自信を持っていい。
アルビはただ前線からプレスがかからなくなる後半30分すぎからどうするかは、シーズン通じての課題だ。
【切れないカード】
川崎が交代枠を使い切っているのに対して、
3-3に追いついてから運動量がガクンと落ちたアルビだが、起爆剤として切れる交代カードがなかった。
特にこう着状態や1点欲しいが1点もやれないような場合にこの傾向が目立つ。
ジョーカーとして期待できる選手は深井だが、
攻撃的な深井をSMFに入れ、逆にバランスが崩れて失敗している試合も多い。
川崎は交代で入った井川や大橋が流れを作っていたが、その辺の駒があるかないかが最後の失点につながったように思った。
走るサッカーをしている分、どうしても運動量が落ちる後半30分以降をどうするか来シーズンに期待したい。
攻撃の形が戻ってきたアルビ、昨シーズンは終盤戦の連敗で大きく順位を落としたが、今シーズンはどうなるか。
川崎戦を見た限りではそう悲観することも無い様に思う。
なんとか10位以内にはしがみついて欲しい。
posted by yorimi |21:21 |
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2007年10月07日
ロスタイムのラストプレー
劇的な幕切れに涙が出た。
スタジアムが震えた。
大宮アルディージャをホームビックスワンに迎えた4連敗中のアルビレックス新潟。
怪我から復帰した途中出場のエジミウソンのゴールで長いトンネルから脱出した。
ホームでの勝利は8月15日第20節名古屋戦以来、実に52日ぶり。
中断前の勢いが嘘のよう、すっかり戦い方を見失っているアルビ。
この日の内容も、まただめか・・・と観客に思わせるには十分な試合だった。
そんなスタジアムの雰囲気を一掃したのがエジミウソン。
いつ審判が笛を吹いてもおかしくない状況で右サイドの三田からグラウンダーのクロスが入る。
それをシルビーニョがヒールで流し、矢野が潰れながらもDFを押さえスルー
こぼれたボールは新潟のエースの元へ転がった。
怪我明け直後。全体練習参加もまだ果たしていないエジミウソンの放ったシュートはゴールネットに吸い込まれていった。
最後の最後にゴールを決めた彼は真っ先にサポーターの元へ駆け寄った。
他の選手も彼に続きサポーターの元へ。
陸上トラックを併設するビックスワンでは、なかなか見られない光景だ。
それだけに勝利が遠く苦しかった選手達の思いが伝わって来た。
勝てないチームにイライラを募らせていたサポーターも、
どれだけ選手達が勝利を欲していたか見せ付けられたのではないか。
確かに内容は褒められたものではなかったし
課題は山のようにある。
しかし、この涙はどんな良い試合を見ても流すことはなかっただろう。
心が揺さぶられるのはプレーの質ではなく気持ちなんだと改めて感じた。
スタジアムへ足を運ぶ理由は様々だが
誰もが心を揺さぶられる瞬間を期待しているのだろう。
そして今回その瞬間に立ち会えた事を幸せに思う。
ありがとうアルビレックス新潟
posted by yorimi |15:14 |
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2007年10月02日
浦和レッズに破れ、4連敗と中位生き残りが苦しいアルビレックス新潟。
私は試合を見ていないので内容はわかりませんが、
聞く話によると悪くはない内容だったそうで。。
ACLで疲労困憊の浦和に、ベストな状態で挑めればもしかしたらもしかしたかも知れなかったのですが。
チームの中軸が4人も出られず。
選手層も薄い状況で。。
それでもいい試合だったと聞けたのは嬉しいです。
というのも中断前はイケイケ状態だったアルビですが
中断明けは勝った試合でも内容は…な試合が非常に多かったので(というか全部。)
とりあえず、ホーム3連敗。
リーグ4連敗。
練習試合で北信越リーグ所属の長野パルセイロに1-3で負け。
落ちるところまで落ちた感はあるので、
次のホームを機に巻き返してくれそうな気がしてます。
ただ、相手は残留争い真っ只中の大宮。
モチベーションも高いですし、何より下位に弱いアルビ(笑)
そしてリーグ4連敗はクラブワースト記録。
しかも3年連続。
記録は破られるものと聞くとそろそろ記録更新時か?
なんて思ってしまうのですが。。
でも、
今回はなんか勝てる気がするんだよな~
だってそろそろ勝ってくれなきゃしんどいもの。
前回のホームでの敗戦。
あの時のサポーターのブーイングの嵐を選手達は忘れていないはず!
「勝て勝て勝て勝てホームやぞ!」(byいつかのG大阪の横断幕。)
posted by yorimi |21:49 |
アルビレックス新潟 |
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