2007年11月17日

地域に根ざしたサッカースタイルとは?【Jリーグの未来は】

今回はクラブがとるべきサッカースタイルについて考えたいと思う。

国によって様々なサッカースタイルがある。
それはより多くの国民に支持されるスタイルなのだと思う。
イタリアのカテナチオ。
ドイツやイングランドの肉弾戦。
スペインのとにかくパスを繋げるサッカー。
中東のスピードあるカウンターサッカー。
などなどはやはり、国民が支持するからこそ国のスタイルとして根付いているのだと思う。


ではクラブではどうなのか?
単純に考えるとそれは国のサッカーと同じだと思う。
そのクラブがある地域に支持されるサッカーをするべきではないか・・・
しかし一概にそうだとも言えないのも事実だ。

■監督の色
クラブは特に監督の影響力が非常に大きい。
監督は結果を出さなければ首が切られる。
それならば外野の声を意識するよりは、自分の信じるスタイルを貫き通す方を選ぶだろう。
それが地域のファンの望むスタイルであってもなくても、チームは監督の色に染め上げられるものだ。

■監督の人材不足
欧州のクラブであると結果は出していても、地域のファンの望むサッカーをしていなければ首を切られる。
レアルマドリードのカペッロ監督が良い例だ。
この場合クラブは自分たちの目指すサッカースタイルを支持している監督を探すことになる。まずは「結果が出せること」それが一番分かりやすいのは実績があることだろう。さらに「理想のスタイルを共有している」こと。そして移籍金だったり年俸だったりの折り合いをつけていくことになると思う。
しかし、日本ではサッカーの歴史も浅く、監督をできるような人材は多くない。駒が少なければ条件も限られてしまうわけでなかなか国内で監督を見つけることは難しい。
かと言って海外から呼ぶのにはリスクも高いし、地域のファンの支持を集められるサッカーをできるのかもよくわからない。

■観戦側のレベル
そもそも日本ではまだまだサッカーがプロ化され見世物になってからの日が浅い。
どうしても見る側のレベルが低いわけだ。
そんなファンたちの声など聞いていたらきりがないし結果が出ない。
理想が高すぎて実現できるレベルではない等があるだろう。
まだまだ観客がクラブを育てるフェイズではなくクラブが観客を育てるフェイズといえるかもしれない。
だからと言って、うちはこういうスタイルでやっていく!その良さが分かるやつだけ付いて来いではやっていけない。必ず地域性などもあると思われるので、そのへんを考慮していかなくてはいけないと思う。
それぞれの地域のファンが好むサッカーといっても曖昧なのでなんともいえないが。
う~ん、難しい…

■Jで特色あるチーム
やはり真っ先に上がるのはヴァンフォーレ甲府だろう。
どのような経緯であのようなスタイルを確立したのかは分からないが、あのサッカーが地域のファンも支持し「ウチのサッカーこそ日本一、世界一だ!」と思っているのならば本当に素晴らしい。正に地域に根ざしたサッカーであり、地域のサッカー文化をより深めていくのではないかと思う。
もう1つあげると一貫してブラジル人監督を使い続ける鹿島アントラーズ。
目指す先がハッキリしているように思うし、一貫した姿勢を貫くことが伝統や歴史を作っていくと思う。ただそれが地域のファンの声かと言われると良くわからない。

■卵が先か?鶏が先か?
地域のファンが支持するサッカースタイルをクラブがとるべきなのか?
クラブのサッカースタイルを支持する人がファンとなるべきのか?
個人嗜好の多様化、情報伝達の高速化で物理的な距離というものの意味が薄れる現代。クラブの支持者を本拠地に限らず広く集めるというのは悪くないと思います。事実日本に居ながら海外のクラブが1番好きという方も多いし、それが海外のクラブの資金集めの戦略にもなっている。
Jのクラブだってちまちま地域に媚売っていないで全国にファンを求めたら良いという考えもナシではないでしょう。
でも個人的にはサッカークラブというものが自分が住んでいる地域住民のコミュニティであって欲しいなあと思う。その為にもやはり、地域のファンがこんなサッカーが見たい!というサッカーをクラブにはして欲しい。
Jのクラブにも地域性を打ち出した特色あるスタイルをトンドン生み出していって欲しい。

■最後にアルビの例を
昨シーズンからアルビの指揮を執る鈴木監督は素晴らしい監督だと思う。
戦力的には降格争いをしていてもおかしくないチームを現在5位につけさせているのだ。
しかし、鈴木監督の丁寧にパスをつなぐサッカーは新潟で支持されているかと言うとそうでもない。
どうも新潟人にはポゼッションサッカーは受け入れられないようなきがする。
ホームで、必要だと思われる場面でも、バックパスをしたとたんスタジアムをため息が包む。
アルビがDFでボールを回しているとすぐにブーイング。
どうもさっさと前線にボールを入れて欲しいようだ。
意図の見られないロングボールが前線に放り込まれていてもブーイングが出ないのを見ていると
かつてサッカー不毛の地と言われていた(らしい)新潟の見る側のレベルがそ追いついていないのか、もっとゴリゴリ行くのが新潟のスタイルだと思っているのかは分からなくなってしまう。

しかし、今シーズンは過去最高の成績を出しそうなシーズンにも関らず観客数は伸び悩んでいる事実がある。
新潟人に支持されるスタイルをもう一度考え直す必要がある気がする。
ボルトンみたいな立てポンサッカーをするチームがJにあっても良いではないか!例え日本人の特性を考えた時に世界に通用するような戦い方ではなくてもJを沸かせ、地域を沸かせてくれればそれで良い気がする。

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posted by yorimi |13:20 | Jリーグ | コメント(2) | トラックバック(0)
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地域に根ざしたサッカースタイルとは?【Jリーグの未来は】

コメント投稿者ID :

伝統というかJ2開幕~反町体制までカウンター中心でしたからねえ・・・
致し方ない部分はあるのかもしれません。
個人的には勝てるポゼッションサッカー希望なんですが、それには個人レベルが高い選手が必要なんで今は無理ですね・・・
身の丈経営で今最大努力して出せる内容・結果を出してもらえれば◎だと思います。
その中で新潟の大衆受けするスタイルを作っていってもらう感じで。まだまだ時間はかかるでしょうね。。

posted by いちあるびファン | 2007-11-17 23:57

地域に根ざしたサッカースタイルとは?【Jリーグの未来は】

コメント投稿者ID :

はじめまして、えーあいと申します。
アルビがJ1に昇格してからのアルビファンです。

観る側について、私が感じているのは、まだまだポゼッションサッカーを見慣れていないのだと思います。ボールをDFラインで回しながら隙を窺うなんて、去年からやってましたけど、本格的には今年からでしたからね。
でも、それがわかってきた人たちが、だんだん多くなっているように感じます。以前はDFラインでゆっくり回してるとすぐにブーイングでしたが、最近はDFラインでボールを回してても比較的静かです。見る側もだいぶ慣れてきたと思います。

それと監督のスタイルについてですが、クラブがどこを目指すのかが重要なポイントになると思います。
J1での優勝を狙うのか、それとも順位は降格しない程度でいいから観客が沸くプレーを見せるチームを作るのか。
鈴木淳監督は前者だと思います。私はそれで良いと思います。そして私個人としては、鈴木監督の戦い方は観ていてとても面白いです。
耐えて高速カウンターで勝利をもぎ取った反町アルビが好きな人も、パスをつなぎ人が連動してゴールに迫る鈴木アルビを見慣れれば、それが面白いと感じるようになると思います。

選手も、クラブも、監督も、サポーターも、一緒になって成長する。アルビレックスはそんなチームであればいいなと思います。

posted by えーあい | 2007-11-22 22:01

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