2008年11月30日
皆さんは「黄金カード」と聞いて、どの組み合わせが頭に浮かぶだろうか?「阪神vs巨人」?いや、それはちゃいますって・・・。例えば「西ドイツvsオランダ」、例えば「ブラジルvsアルゼンチン」?ある人は「マンUvsレアル」かもしれんし、「バルサvsチェルシー」ってのも今は黄金の輝きを放ちますわな。
日本のサッカーでそれを探そうとすると・・・古きオールドファンは「三菱vsヤンマー」を上げるかもしれんね。これって今の「レッズvsセレッソ」かぁ~。時代を感じます。
で、今節のJ。優勝争いや3位争いや、降格(残留)争いでおおいに盛り上がっているなか、いくつかの組み合わせが僕には印象的でした。
「横浜Mvs東京V」。昔であればやはり「日産vs読ク」。この両チームが15年前の「Jリーグ開幕カード」を飾ったわけです。集客能力NO1の黄金カードでしたよね。それが今日のカードでは、常に上位、優勝争いの一角を担っていた横浜が最近は中位クラブの仲間入りをはたし、もう一方の「東京V」は今年また降格の危機。二昔前の黄金カードの今日の姿が今節のこのカードです。
「鹿島vs磐田」。ここなんかも一時代を築いたカードですよね?2~3年の間、各タイトルの決勝っていっつもこのカードやったような印象があります。それが今や首位クラブと降格の危機に陥っているクラブとのカードに。一昔前の黄金カードは今日はこの状態に。
「G大阪vs浦和」。現在の黄金カードなんでしょうか?ちょい前の優勝候補NO1とNO2。シーズン開幕前のスーパーカップなんてこのカードが続いてませんでしたっけ?もちろん今でも「ACL」の前年覇者と本年覇者という、ビッグブランド同士のカードですから、「黄金」の名にふさわしいのですが、現在5位と8位。
こうやって思うと、サッカーの「黄金カード」ってすっごく寿命が短いんやなぁ~。逆に言うとそれだけ「ビッグクラブ」として君臨・維持するのがいかに難しいか・・・ってことになるよね。盛者必衰の典型なんでしょうか。
だから、あと数年もすれば、まったく新しい「黄金カード」が生まれるかもしれない。それはもしかしたら「新潟vs山形」かもしれないし、「大分vs熊本」かもしれない。その時、今の「黄金カード」のクラブは降格の危機に瀕しているのかもしれない。
結局、これだけ変動が激しいクラブの力を維持するのは、やはり唯一「育成システム」しかないんじゃないかな?クラブを愛する男が、結婚して、子供を産んで、その子供がクラブに通う少年になって、クラブのお兄ちゃんや、クラブのおじさんと、サッカーやバスケや、時にはマラソンなんかで、スポーツが好きになって。その多くの少年の中からサッカーに才を持つ、あるいは努力の才を持つ青年が生まれて、その中から一人のJリーガーが育っていって・・・・。こういう長く、でも太い、循環が、一回り、二回りして、本当のビッグクラブになるんだろうと思う。
そうなったクラブ同士がぶち当たるカード。それこそが、本当の「黄金カード」なんだろうね。
posted by 読裏クラブ |00:40 |
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2008年11月28日
自分で火をつけて、自分で火を消す。
これを「マッチポンプ」と言います。
「自分で作ったルールを否定」したり、「自分で破ったルールの改善案を提唱」したり、する輩のことを称する。
なんてのが代表的な使用例でしょうか。
自作自演系のスタンドプレーや、自意識過剰型の○○○や、自分を見失った政治家や、その他もろもろ。
基本的に「あいつはマッチポンプやから・・・」と言われたらそれは褒め言葉を貰っているのではないことだけは確かです。
もう誰のことの「掴み」か解りますよね。
本当はここからが本題なんでしょうが、あまりに「アホ」らしくて書く気もおこりやせん。
ホンマ、大丈夫なんやろか、「あの人」。自分の言っている意味が理解できているんやろうか。
てなわけで今回は、あまりの「アホらしさ」を強調したいがため、あまりの僕の「口あんぐり」を表現したいため、ここで筆を置こうと思います。決して手を抜いたわけではないので、そのところを是非ともお疑いにならないよう。
それにしても
こういう会長を上に持ちながら、ゆうても、これから真っ当な世間と渡り合わんとあかん、この組織の中間層の人達の気持ちが思いやられます。え?彼等も五十歩百歩やろ?って?そうかも知れんが、ここまで酷くはないでしょ?まだ・・・。
posted by 読裏クラブ |20:49 |
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2008年11月27日
岡野が浦和から戦力外通告を受けた。あの「ジョホーバルの歓喜を完結させた男」として、永遠に日本サッカー界にその名を残すであろう男が。彼ももう既に36歳。自慢の脚力も当然ながら年々落ちていくわけで、岡野に限らずアスリートはいつかは必ず「引退」の扉を開けなければならない。その扉を自分で開けるか、人に押し開けられるのかの違いはあれど。
その岡野。どうも現役を続行する意思を表明しているらしい。へぇ~・・・岡野、案外(失礼!)、サッカー滅茶苦茶大好き人間なんやな。って思いました。
で、そのコメントがまた気に入りました。
「名波(磐田)、モリシ(森島=C大阪)はケガで引退を決めた。でも僕はケガもないし、風邪もひいていない」。
何と言っても最後のこの「風邪もひいていない~~」という部分。ここに彼の強烈な自負を感じ取れます。ええねぇ~~、この「風邪もひいていない~」っていうの。ごっつぃ気に入りましたよ!
岡野君よ。このフレーズの公式使用権を僕(我々)に与えてくれんやろうか?もし許可を貰えたら色んなところで使うんやけどなぁ~。
例えば
「僕の今回の失敗は誰にも言い訳が効かない。でも、僕はこの仕事をまだまだ続けていくつもりだよ。だって僕はまだ自分の仕事に満足していないし、それに風邪もひいていないからね!」
とか
「僕の今回の提案が何故通らなかったのか?人は色々詮索するだろう。でも、僕は次も自分のベストの提案を出して見せるよ。だって僕はまだまだアイデアを持っているし、それにまだ風邪もひいていないからね!」
とか。
どうです?
この、最後に「だって僕はまだ風邪をひいていないから」っていうので締めると、ぐっと「意気込み」と「ナニクソ」と「今に見とれ」と「俺はやったる!ど!」が、強調されて、自分に勇気を与えてくれるような気がすると思いません?
皆さんも明日からこのフレーズ、使ってみませんか?
あ、そこの貴方、マスクしながらこのセリフ使ったらアカンよ・・・・。
posted by 読裏クラブ |20:02 |
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2008年11月26日
先週のJリーグ。大分にとっては「大一番」でしたね。しかし、ここで勝つのが「鹿島」なんやろうなぁ~・・・。と、思いながらTVで試合を見てました。で、結果は・・・。やっぱり「強い」ね。今年の大分のこの勢い、この時期にこの位置にいて、最後にもう一波乱!という雰囲気がボコボコ漂っているあの試合で、ああいう勝ち方をする「鹿島」は本当に強い。
で、その鹿島、僕が常々感心することが4つあるんです。
そのまず第一は、「外人」の獲り方が非常に上手い。基本的にはジーコとレオナルドからの「ブラジルライン」が基本なんでしょうが、あるときはDFを補い、ある時は中盤に配し、ある時はFWに。当たり前なんだろうけど、その獲るタイミングとプレーヤーの質・・・が、非常に高いレベルで安定している。今年も「ダニーロ」なんて非常にしぶいところを押さえてるし。で、時と場合によっては「マルキーニョス」なんてのをしっかりと狙い定めて手に入れているし。このあたりは「ビスマルク」を獲ったときからの伝統的な技なんかな?
で、第二は、その育成能力。「育成」と言ったら簡単なんだが、これってほんと「言うは易し~~~」。しかも、クラブとして「波」を作らず、常に世代交代を見据えたうえで、うまくその交代を成し遂げているところは特筆もんです。いわゆるどこぞのクラブのような「ビッグネームカキアツメ」ということってほとんどしないでしょ?ここ。この点がすごい!今年だってきっちり「野沢」「青木」「中後」なんて連中がチームの中核になって、「小笠原」「本山」との世代の引き継ぎが自然に流れている(ように感じる)もんね。
そして第三が、ちと趣は違うのですが、「海外組」がしっかり「鹿島」へ帰ってくるってことかな。「小笠原」も「中田」もね。川口が磐田に戻ったり大黒が東京Ⅴに戻ったりという中でこの二人の行動は僕にとって印象的でした。もちろん条件その他で、「愛着」以外の部分が大きいサッカーの移籍に関して、こういう部分はあまり重要ではないかもしれませんが・・・。しかしこの辺りが鹿島という「クラブ」と「選手」の絆というか関係の深さを物語っているように思うんですよ。
最後の四番目が、その地元率の高さ。現在のトップチーム33名のうち約1/3が茨城・千葉出身やもん。これは決して偶然やないでしょ?「有名だから獲る」とか「逸材だから獲る」というより「地元を大事に採る」という意識を持たないとこの比率は実現できないもん(「獲る」と「採る」で漢字を替えているところが芸の細かい部分として、私の繊細さが出ていると思いませんか?え?思わない!?あ・・・そう。)
ただ、ゲームに勝つだけではなしに、あらゆる面でクラブとして確立されているね。これもそれも全部「ジーコイズム」って言ったら簡単すぎる。確かにその影響も大きいんやろうが、きっと、クラブに携わる一人一人の不断の努力がこのような形になって表れているんやないかな?
だから、過日の「大分」との戦いも、そのような力の結集で勝ちえた勝利なんじゃないか?と思います。
その「大分」が「鹿島の強さを思い知った」とコメントしています。これ、ええ「コメント」やね。「思い知った」というところが好印象です。きっと、この試合の90分間だけではなく、この90分間を実現させる広大な底辺の努力と費やした時間とに対して敬意を払ったのでしょう。
そう思えた「大分」は来年、のその先、のその先、に必ずや栄冠を掴むチャンスがやってくると思うな。だから来年の大分がどのような構想を持って来年のチームを作り上げるのか?を興味深く見て行きたいと思います。
大きな樹が地上にそびえ立つためには、細く細かい根が地面の下にぎっしりと張り巡らせられてなければならない。
「大樹根細」と言うのだそうです。
大樹根細の「鹿島」。やっぱり「強い」。
posted by 読裏クラブ |19:55 |
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2008年11月25日
都並敏史。FC横浜監督解任!ショックです。
3年間という「長期ビジョン」をベースに「理想を追い求め」た結果、このような戦績に終わったのだという。
勝負の世界、「負ければ賊軍~~」なわけで、理想もへちゃらもぶっ飛んでしまいますわね。言いたい事は山ほどあるんでしょうが、ここはぐっと我慢の子。臥薪嘗胆・・・です。逆に1年で返り咲きたいと思っていたクラブからすれば、今年の戦績は不本意だったのでしょう。致し方ないのかも知れません。
でも、いつか、かならず、どこかで、戻ってきて欲しい!
僕の中ではそう思えるサッカー人の一人であることは間違いないです。
私のこのブログの2回目にネタとして使わせてもらいました。以下にその抜粋を流用しながら、私の都並氏への思い入れをば少しご披露します。
'実は私は彼とは同じ年齢なわけです。それは数ある理由の一つに過ぎないのですが、彼の現役のスタイル(いわゆる有名なカニバサミ)、考え方、熱さ、総合的なサッカーへの思想・哲学とでも申しましょうか・・・実に好きなんですよ。当時の我々のスターでした。「ヨミクにめちゃ上手いサイドがおるらしいでぇ~」って。
旧き良き「読○クラブ」の伝統を継承している感があります。当時ビルドアップなんて皆無であった「日本代表」のバックライン、ヘディングクリアと、ボールを持ったら前へ蹴っとけ!が主流のバックラインに颯爽と現れた「左サイド」。「金髪のマリーニョ」か「長髪のタランティーニ」」か、はたまた「ツナミ」か!というぐらいに輝いておりました。
仙台でそれなりの実績を上げ、ラモスに乞われて古巣へ帰り、C大阪で挫折(?)を味わった彼の復活・再挑戦を私は密かに待ち望んでおりました。「岡田さん」の次の次の次(?)ぐらいには私は彼に「代表」を預けてもらいたい!それぐらい肩入れが激しいのです。'
また舞い戻ってきてくれ!
熱さを忘れずに!
都並の理想を追い求めて!!
PS だもんで、あんまり「日テレ」系で、ちゃらちゃら解説なんか、せんといてね。
posted by 読裏クラブ |21:08 |
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2008年11月24日
Jリーグ終盤、G大阪が川崎に負けた。0-4の大敗である。「あのG大阪が?え?やっぱりサッカーって浮き沈みがあるんだねぇ~」と思っているそこの貴方!チッチッチッ!それは甘い!
西野さんの試合後のコメントを拾ってみると
「(今日の試合を)振り返りたくはないですね。いろんなところでの流れを掴みきれない、メンバーを変えたりポジションを少し変えてる中で、うまく機能しなかったということは感じます」。ですと。
これ私なりに意訳すると「え?今日?別に振り返ってどうこうする試合じゃないでしょ?だって・・・○○○のつもりだったもん!最初っから。忘れたよ、今日のことなんか」てなところでしょうか。
僕はこのG大阪の試合結果(内容は見てませんが)を見て、「西野さん~!やるやないですかぁ~」って思いましたよ。完全に「○てゲーム」にしましたね?
ご意見は多々有るでしょう。所謂「Jリーグ規定」の精神の遵守ということもあるでしょう。「内容も見んと何で○てゲームって解るんや?」というご意見も至極ごもっともです。しかし、この試合の、このタイミングで、このスコア。で、あの面子。疑られても致し方ないんじゃないですかねぇ~。
でも、この結果を僕は非常に好感を持って受け止めているんですよ。
「G大阪が本物のプロ集団になりつつある」というふうに。
レアルがチャンピオンズリーグの週に国王杯の1stレグでコロリと負ける。
マンUがチャンピオンズリーグの決勝トーナメントの週にプレミアの中位とやって大敗する。
そういうのってごっつい、「プロ」っぽい仕業やと思いませんか?
「だれが毎回毎回必死なって出来るけぇ~!」「毎試合全力でやるんはアマチュアやんけ!」って。
とうとう、日本にもそういうことを堂々とやってのけるクラブが出てきよったかぁ~。と、一人「フムフム」と思ってるわけです。
で、西野さんの最後のセリフも奮ってます。
「数字うんぬんではなく、今日みたいな内容ではトップ3に値するチームではないです」
ここまでカモフラージュせんでもええよ。西野さん、アンタの腹は読めてますよ!ミエミエですやん!?
だからこそ・・・・
本気で「CWC」、獲りに行ってくださいな!!
posted by 読裏クラブ |21:10 |
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2008年11月22日
座談会のMCを務めたデスクの「読裏」は、その晩、ホテルの自室にて「カタールvs日本」の試合をTVで見届け、持参のPCにてゲーム寸評と、いつもの「採点」の原稿を打ち込み、少し仮眠を取った後、「早めのモーニングでも食べるか・・・」と、ホテルのレストランロビーに降り立った。
備え付けのニュースペーパー欄から一般紙を掴み席に着く。スポーツ欄を見てもまだ日本戦の結果は載っていない。「さすがにさっきの結果をこの早刷りに間に合わせるのは無理だよな・・・」と、一人苦笑しながら、一般欄を開いたそのとき、聞き覚えのある声が向こうの席から聞こえてくる。
見覚えのある男が、携帯を片手に何やら話し込んでいた。周りにまだ人がいないせいもあって、聞くつもりがなくても、つい「読裏」の耳にその声が聞こえてくる。新聞を開きながら自然と耳はその男の会話に傾いていった。
「ああ、そうだ。今?試合を見終わったところだよ。うん、ああ。もちろん」
「君達には解らないだろうが、僕がどれだけ、モロッコという国を愛しているか?解らないだろう!僕は一日たりともモロッコを忘れたことはないよ。ああ。もちろんだとも!」
「え?そうなのか・・・それは大変だな・・・。うん。ああ。そうだ・・・」
「僕に?いや、もちろん前向きに考えさせてもらうよ。僕は君達をW杯に連れていってあげたいんだ。ああ。そうだよ。うん。いや、ああ。」
「規律だよ!それが一番だ。それが僕の経験と知識でいい方向に向かえば、君達は必ずW杯に出られるだろう」
「え?いや、それは違うよ。僕は日本とは何の関係もない。今?ああ、確かに日本に居るが、それはマスコミの仕事で嫌々来ているだけさ。僕の心は常にモロッコとともにあるんだよ!」
「うん。そうか・・・そうだろう。いや、いいんだよ、いつでも連絡をくれたまえ。もちろん!条件はそれから詰めさせてもらうよ!ああ。ウィ。サバァ!」
携帯を切るなり、この男は今度はどこかへ電話をしている。「忙しい男だ」と読裏は思った。
「やぁ!久しぶりじゃないか!どうだい・・・?元気か?」
「ああ。そうだ。日本だよ。昔ここで少し仕事をしたことがあるんだ。そうだよ。いや、違う、今はマスコミの仕事で来ているのさ」
「もちろんだ。僕は日本には何の興味もないよ!ああ。うん。」
「君達には解らないだろうが、僕がどれだけ、ナイジェリアという国を愛しているか?解らないだろう!僕は一日たりともナイジェリアを忘れたことはないよ。ああ。もちろんだとも!」
「そううえば、君達のところもW杯の予選が、始まるんだったな。うん。どうなんだ?君達のところは?」
「そうか。それは困ったな。いや、ああ・・・そう。そうだな。」
「僕に?本当に?いや、もちろん前向きに考えさせてもらうよ。僕は君達をW杯に連れていってあげたいんだ。ああ。そうだよ。うん。いや、ああ。」
「規律だよ!それが一番だ。多分君達にはそれが一番必要なんじゃないかな?身に付け方?かい?それには僕の経験と知識が多分必要なんだろうね」
「うん。そうか・・・そうだろう。いや、いいんだよ、いつでも連絡をくれたまえ。もちろん!条件はそれから詰めさせてもらうよ!ああ。ウィ。サバァ!」
切ったすぐさま、またナンバーをプッシュしている。「何なんだ?この男は?」読裏はコーヒーを啜りながらこの男の行動に釘づけになってきた。
「やぁ!僕だよ。ああ、そうだ。うん。いや、本当に残念だったな」
「え?そう?う~ん、そうなのか?」
「今皮肉にも僕はその日本に居るんだよ。え?違う違う!僕はこの国の監督なんかまったく興味はないね!」
「そうだな。メツが見かけ倒しだということがやっと君達にもわかっただろう?」
「ああ。もちろんだ。まだまだ君達はチャンスがあるよ」
「君達には解らないだろうが、僕がどれだけ、カタールという国を愛しているか?解らないだろう!僕は一日たりともカタールを忘れたことはないよ。ああ。もちろんだとも!」
「規律だよ!それが一番だ。多分君達にはそれが一番必要なんじゃないかな?身に付け方?かい?それには僕の経験と知識が多分必要なんだろうな。志半ばで立ち去らざるを得なかった僕の心境を君にどう伝えたらいいんだろうね」
「うん。そうか・・・そうだろう。いや、いいんだよ、いつでも連絡をくれたまえ。もちろん!条件はそれから詰めさせてもらうよ!ああ。ウィ。サバァ!」
この光景を目にした「読裏」はこう思った。
日本が勝った瞬間にこれや!お前は安もんの「○○○○」かぁ~!?
○○○○には皆様のお好きな言葉をお入れ下さい。
posted by 読裏クラブ |23:08 |
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2008年11月20日
それでは少し時間が経過してしまいましたが、カタール戦の採点です。
GK 川口 7.0
おお!「ナイスキーパ~!」と、身を乗り出すシーンは一回ぐらいだったかな?まぁ、キーパーというもんは因果な商売で目立つときは味方がピンチなときだし、目立たないときは自軍が優勢なときだし。久々に出てきた川口君としたら、目立ちたいけど目立ちたくないというジレンマに少し陥りましたか?そんなん気にしてやってへんわね。でもキーパーは声でのコーチングとか何とかで、単純に「ボールに触らへんから、何もしてない」というわけではないやろうし。寺田や闘莉王が、それなりにしっかり機能したことも、もしかしたら、GK川口の大きな貢献のうちの一つかもしれんね。久々にキーパー川口になった試合が何試合ぶりかの「0封試合」という、この事実を我々GK素人衆としては、逆に重要に思ってしまいます。
DF 寺田 6.5
どうやった?代表のフルゲームって・・・。それに、それがW杯予選、で、アウェーやもん。そら緊張すんなって方が無理やもんね?でもこうやって90分やり通したら、それもDFとしては一番嬉しい「0封」で終えられたら、これは充実感が満タンやろうねぇ~。でも、僕は選手の充実感で採点するんやないから。それとこれとは別やから。だから寺田君、今度試合に出るときは、もうちっと、もうちっとだけ、ボール奪う前に味方の位置をよく見ておこうね。でも大丈夫!最初はボンバーもそんなんやったから!今回はどうもお疲れさんでした。
DF 闘莉王 7.0
ちょっとはこの前ので反省したんかな?今回は「おいおい~~、頼むでぇ~~、あっちゃぁ~~やめてくれぃ~」的な強引な上がりは陰をひそめた感がします。でも皮肉なことに、そういうスタンスでゲームに入っていった今回の方が「得点」の歓びを味わえたんやから、サッカーとは面白いね。久しぶりに君の笑顔を見たよ。最近ではいつもサポーターと口論しているか、悲壮な表情の君しか見ていなかったように思うから。2月までしばらく間があくし、まずは太腿をしっかしケアしてね。あ、それから、もう一つ。お正月にお餅を喉に詰まらせないようにね!
DF 長友 6.5
結局ね、君を「都並」タイプか、「服部」タイプか、と言ったら、僕は「服部」タイプだと思うんよ。安田理なんかは典型的な「都並」タイプだろうし、え?内田はどっちか?って?う~ん、彼は「相馬」タイプかなぁ~。え?違いが解らん?え?そうなん?それなら、また今度ゆっくりその違いを教えてあげるから。それにしても、長友、もうちょっと周りにしっかりグラウンダーで繋ぐことできへん?特に中へ出すボールがあそこまでブレられるとちと遠藤君が可哀相なもんで。縦を何往復するかでは僕のここの採点は上がらへんのよ。それと遠藤君に迷惑かけるんも採点上がらへんのよ。ごめんやけど。知っといてね!
DF 内田 6.5
うん。まぁまぁ。今回は無難やったかな。適当にちゃんと繋ぎも噛んでたし。それなのに採点がこんなんなのは、君への「標準期待値が上がってきた」と理解してもらったらええから。で、1点目のあのボール・・・。結構君の中では「持ち球」というか、身についたコースとボールなんやね。ちょくちょく使ってるんや。ほら、巻の「空中エアー殺法シュート」のときも、確か君はああいうボールを蹴ってたやん?そうかぁ~。これが内田の持ち球やったんやぁ~・・・と、あのシーンの繰り返しを見ながらそう思いました。
MF 長谷部 7.5
よかったよ。ほんと。人によっては君の評価が低い人にも出くわすことがあるんやけど、僕は君の今のプレー内容には非常に満足している一人やから安心してね。ほんと、徐々に徐々に「労働者」になってきたねぇ~。僕の中では勝手に浦和の秘蔵っ子というか、浦和の貴公子のイメージがあったんやけど。そらもう身体を、寄せる!寄せる!悪い体勢からも足、出す!出す!これからもガンガン!ガシガシ!足上げて、靴裏見せて、削ったれよ!え?「そんなんしたらイエロー貰うやん?」って?「そんなんしたら、足を怪我するやん!」って?大丈夫やって、そんときは、僕らの「ケンゴウ」や俺らの「イナモト」が君のフォローアップ万全体制で控えてるから。安心して労働者になり切ってええから。
MF 遠藤 8.0
「ふざけんなよ!お前!」って声がまたまた聞こえてきそうやなぁ~。「あのなぁ~、こんなん完全に私情やん!」って声も。「どこが8.0やねん!?」とか「お前の遠藤好きにはあきれてるねん!」とか。また心ある人は「読裏さん~、今日も?また?つけるの?そのレベルを?」って愛情込めてコメントしてくれるかもしれんねぇ~。それでも遠藤が持ったらボール落ち着いたでしょ?ボコンボコンサッカーで、もしかしたら単調なサッカーになって急に睡魔が襲ってくる感じが、遠藤がボールを散らしはじめたら、すっと消えてなくなったでしょ?最後15分ぐらいの球廻し、ライン際のあの松井⇔遠藤⇔シュンスケのごっつぅ細かいダイレクトの廻し、見た?あれを見られただけでも「遠藤8.0」って納得できると思いまへんか?
MF 中村(俊輔) 7.0
しょうがないんやろうね。今回は。ほとんど繋ぎに徹してたし。もしかしたら繋ぎぐらいしか出来へんぐらい悪かったん?左膝。俊輔がテーピングをあんなにガチガチに巻いてるのって、初めて見たよ。それも内側にクロス巻きしてたやん?あれってほとんど、デリケートなドリブルもトラップも殺されるんじゃないのん?まぁ、プレー自体より、今や君の場合は「ピッチに立っているかどうか?」で、相手のモチベーションと戦術が変わるからね。昨日はどうも有難うございました。君の献身にただひたすら感謝です。
MF 大久保 7.5
よかったと思うよ。特に「ここ!」っていう印象的な場面はないかもしれんが、あらゆるところに、顔出してたし、持ったら常に前に行こうとしてたし、多分画面には映らないところでも、精力的に動き回ってたんやと思う。いつもなら「大久保~~、ちょっと掛けられたぐらいでコケんなよぉ~~」と、愚痴の一つも言いたくなってたであろう、あのような素振りも「ええど、ええど・・・。痛ないんやろ?そんでも転げまわって、ゲーム止めとけ!」ってな具合に頼もしく見えたから不思議です。欲を言えばゴール、欲しかったけどね。なんか、ひぃ~~~~さっしぶりに、君のプレーで納得する部分が多かったなぁ~。
MF 田中 7.0
「え?点決めたんですよ?俺!」って?「あの時間帯の先制点って結構デカくないっすか?」って?まぁ、そうなんやろうけど・・・。それでもなんか、僕は物足りんなぁ~。もっともっと「カンカン!」ドリで、3人ゴボウ抜き!とか、ライン際で、身体を預けながら、すり抜けドリとか。僕の「田中達イメージ像」ってそういうなんよ。だから、それをもっともっと見せて欲しかったな。でも君がそこそこしっかり前のプレーで安定的にプレーできるようになったのは、ちと嬉しいです。でも、敢えて言わせてもらえれば、「あのシュートはインステップやないとあかんのとちゃう?あれインサイドで押し込んでない?ニアやろ?あれでキーパーの股を抜けたんは、ラッキーとしかいいようがないと思うなぁ~。達也!次は絶対インステップ!やど!」
FW 玉田 8.0
今回は良かったよ、これは正直認めます。結局、今回のようなプレーが、君の理想系のスタイルなんやろう。スペースを空けておいて、そこれ雪崩れこんで、反転、切り返し、切り込んで、ドリで突破!中盤にちょっと下がってきて、2~3タッチで相手をかわして、そのまま預けて、ワンツーで突破を図ったり、狭いスペースを狙ってボールを呼び寄せたり。まぁ、シュート自体をどうこうは僕はあまり気にしてません。確かにあれをダイレクトで撃ち込んだのは立派というか、よかったけど。でも敢えて言わせてもらえれば、ベンチに帰って、ちょっとハシャギ過ぎ!
DER 岡田 7.5
完勝です。「どうや?これで!」ってな感じでしょうね?ご自分としては7.5よりもっともっと満足度も含めて高いんでしょう。「この試合の内容でケチつけられるもんやったらつけてよ!」という自負と安堵感がもう、試合終了時からどんどん大きくなっていたみたいで。相手の出方を見て、対応して、きっちり持ちこたえて、先制点~中押し点~ダメ押し点~の経過もほんと理想形やし。ゲームコントロールという意味でもほぼカンペキやっただろうし。「12月に1回合宿」なんて聞いたときにゃ、私は一人深夜に溜息ついてました。そうかぁ~、次もこの面子かぁ~。とにかく次の試合まで間が空きますんで、どうぞ、一度ごゆっくりと休まれて、またフレッシュな気持ちで代表を作り上げてください。
posted by 読裏クラブ |21:13 |
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2008年11月19日
いよいよ目前にカタール戦が迫ってきた。ある意味この予選の8試合で一番重要かもしれない。そんな日に、我々は急遽、都内のとあるホテルに歴代の代表監督にお集りいただき、「緊急覆面座談会」を行った。各々の歴代監督が、今の代表をどのような気持ちで見つめているか?彼等の目には今の日本代表はどう映っているのか?そして今日の試合をどういうスタンスで見ようとしているのか?忌憚のないコメントとともに、今の代表の課題を探る、意味のある座談会となったと思う。
尚、「覆面座談会」という名目でもあり、ここではすべての出席者は匿名として、A氏、B氏、C氏、D氏とさせていただいた。またその略歴等についても、「覆面座談会」としてそれぞれ割愛、省略させていただく。ご了承いただきたい。聞き手は本編集部デスク、通称「読裏」。それではその内容を再現しよう。
読) 今日は皆さん、お忙しいところお集りいただき、本当に有難うございます。皆さん各々の紹介はここでは不要でしょう。皆さんお一人お一人が我々日本サッカー界にとって貴重な存在であることは論を待ちません。さて、それではまずは、C氏から今の率直な代表への気持をお聞かせください。
C) まず申し上げたいが、私は現在無職の身であるので、お忙しいとは思わなくて結構だということです。何なら一晩中、日本代表の話をしてもかまわないですよ。ただし、皆さんがそれを許す前に私のワイフの許しが要りますが(笑)
B) 私は今、日本とは微妙な距離を持っているので、その辺りについて、コメントできることとできないことがあるということだけは知っておいてほしい。その上で私の持っている知識や経験が日本のために有益であるならば、私はいつでもそれを日本のために提供しよう。
A) 日本のサッカーのために私の知識と経験が必要とされているということは非常に光栄なことだ。何故なら私は日本を自分が思っている以上に愛しているということに今更ながらに驚いているんだから。
読) A氏は今の日本代表の試合はご覧になってますか?
A) もちろんだよ。必ずといっていいほど、代表の試合は見ているつもりだ。今日は率直なコメントが許されると聞いているので、まず最初に僕の感想を述べていいかな?
読) ええ。もちろんです。どうぞ。
A) 今の代表に明らかに欠けているものがあるとしたら、それは「規律」であり「ルール」であり、厳格で絶対的な哲学なのではないか?と思うんだ。そう、それこそが私のサッカーの全てと言っていいと思うね。
読) なるほど。厳格さが今の代表に欠けていると?
A) 総合的には「ディシプリン」だよ。「オートマティズム」であり「フィロソフィー」と言ってもいい。サッカーに必要不可欠なものだ。
読) B氏も同じ感想ですか?
B) 今のサッカーが近代化の中でよりシステマティックになっていることは否定しない。しかし、だからこそ、最後の勝敗を決定させるのは、個人の力量であり、個人の決断なんだろうと思う。システムはあくまでシステムで、それ自体がサッカーをするわけではないからね。
読) システムより個人を優先させるべきだと?
C) 貴方がた日本人に是非聞きたいことがある。貴方がたは「父親」が大事か?「母親」の方が好きか?今の論議はこれと同じだよ。どちらも大事だ。どちらがどうという論議をしてサッカーが進歩するなら、何日でも私は寝ずに論議するが・・・。
読) 迷いがあるのでしょうね。今の日本には。自信を喪失している感があります。
A) 日本人をもっとも端的に表すスタイルだね。謙虚さが行き過ぎて自信を持てないんだ。自信が持てない人間に自信を持たせる仕事が監督業のもっとも大事な部分だと私は思うが・・・。その方法、それこそが規律とシステムなんだろうと思う。そしてオートマティズムだ。近代サッカーは恐ろしくそのスピードが速くなってきている。考える暇もないくらいだ。だからこそ、考える前に身体が動く、システムや規律が必要なんだよ。今の日本はそこのところが、僕がいたときよりも低下しているように思えてならないね。
読) 具体的には?
A) 混乱が多すぎる。いたるところに、そしていたる時間にだ。もし私が監督を今でも続けていたとしたら、このような混乱はすぐさま根絶できるだろう。
読) ディフェンスの混乱という意味ですか?
A) 混乱はディフェンスにも中盤にも発生している。何故私が指導したあの代表がここまで変貌したのか?は、私の理解を超えているところだね。これが今私が一番残念に思っていることだよ。このままいけばしばらくは、私の時に達成したベスト16が、日本代表の最高の結果となってしまうだろうね。
B) 攻撃に自由度と自由な発想がないというのが最も今の日本代表の問題点なのだろう。自由という選択肢がない攻撃は、ほとんどオートマティックなボールゲームに陥ってしまう。オートマティックとは何の驚きもないボールゲームということだ。そんなフッチボルに勝利の女神が微笑むとも思えない。オートマティズムはその時点で、もはやフッチボールではない。ただの肉弾戦になってしまう。そして日本が肉弾戦を戦って勝つ確率はかなり低いはずだ。
読) 貴方も日本に欠けているのはその辺りだと?同様の見方ですか?
D) 一番重要なのは「アイコンタクト」だろうと思う。それがあって初めて「トライアングル」が出来上がる。「トライアングル」が「スモールフィールド」の基本となるのはすでに日本人は知っているはずだ。
C) 今の日本には私に欠けているものをいっぱい持っていますよ。多くの電子機器に、携帯電話に、贅沢な洋服に。(笑)。そして私に今欠けている、「自由に動く腕」と「速く走れる脚」があるじゃないか?(苦笑)。冗談はそれとして、何故君たちは「欠けている部分」や「足りないところ」を見ようとするのか?自分たちは何を持っているか?どんな特長をを持っているか?を考えるほうが、有意義だし、楽しいと思いませんか?
読) なるほど。それは考えさせられる問いかけですね。
C) サッカーに正解はないのだよ。だから私も正しいし、B氏も正しい。問題はどの正しいケーキを日本人が口にするか?ということだ。ただ、ケーキを食べるには、まずフォークを持たないといけないね。オートマティズムというフォークか驚きというフォークかだ。もし両方ではなく、手で食べるときにはワイフがいないことを確認してからにしたほうがよい(笑)。つまりそういうことだ。選ぶフォークを変えたらケーキの味が変わるかね?ケーキはケーキだよ。手で食べてもおいしいもんだ。私は手で食べるのが一番好きだな。問題はどんなケーキを食べたいか?ということではないだろうか?
読) 貴方はいかがですか?ある意味一番日本を見てきているとも言えますが?
D) アイコンタクトでトライアングルすればスモールフィールドになる。
読) ・・・・・
読) え~。それでは、少し具体的にシステムの話に移っていいでしょうか?日本は伝統的にサイドの崩しを基本に戦ってきました。A)氏は3-5-2、B氏)は4-4-2、C氏は4-2-3-1、確かD氏は4-2-2-2が中心だったでしょうか?いずれの場合のサイドがどう機能したか?今の日本のサイドとシステムについて意見をいただけたらと。
A) あるシチュエーションを考えよう。それは左サイドから大きくサイドチェンジが入って、右サイド、ハーフウェーから4~5メートル敵陣に入ったところで、右サイドがボールを前を向いてトラップしたところだ。今の右サイドは「ウチダ」という選手だったね?さて、このとき、誰がどこに、どういう入り方をするのか?トップは前に流れるのか?間に顔を出すのか?サポートは横と後ろにどのタイミングで入るのか?逆の左はそのとき引くのか?などがオートマティックに連動しないと、今のサッカーは通用しない。ボールを触って、前を向いてから、何かを考えるのでは遅いんだよ。サイド攻撃というのは、このシステムの一つのパターンに過ぎない。もちろん、逆の場合も真だよ。相手がこの同じ位置で同じようにボールを保持した場合、自分たちがどう守っていくか?もシステムなのだ。
B) それはまったくセオリーだ。教科書に載っているいくつものパターンだろう。相手はそれを読み切っている。相手もプロだからね。そこで重要となってくるのは、このボールを持っているプレーヤーのひらめきだよ。予測できないタイミングで仕掛けてもいいし、予測できないタイミングでパスを出してもいい。システムはひらめきにはついていけないんだ。
読) 非常に参考になる論議です。D氏は?
D) サイドではまず「トライアングル」を作ること。それは「スモールフィールド」で行うこと。そしてそれが出来たら「アイコンタクト」だ。
読) ・・・・・
読) C氏は?
C) 一つ重要なことが省略されています。その右サイドの位置でボールを持つ選手は、常に同じ選手でなくてもよいということです。選手はボールを持ってはいけない位置(範囲)が決まっているわけではありません。先の「ウチダ」が持ってもいいし、その位置で「ケンゴウ」が持ってもよい。極端にいえば「ナラザキ」がそこでボールを持っても反則ではありません。システムとはそのようなものです。決まっているものではありません。その位置、で、どの選手が、どうボールを持っているか?です。
読) それが監督の「色」なんでしょうね。そこで皆さんには今の日本代表の監督についてどう思っておられるか?よければお聞かせ願いたい。
A) 彼の仕事に批評をすることはフェアではありません。同じ職を担った共同意識というものもあります。彼には私はいつも敬意を払い、尊敬の念を抱いています。
B)C)D) 大いに頷く
読) 質問が間違っていました。監督には「色」は必要だと思いますか?
A) もちろんだ。それが監督というものだろう?「色」がない監督はその職を放棄していると言っていいね。そして自分と同じ色に選手を染めていく、その能力が監督の能力なんだ。
B) 色は選手が独自に持っているものだよ。それも子供のときからね。フッチボルというのは、その色々の色が混じり合って驚きが生まれるんだ。監督が色を持っていることが必ずしもよいとは限らないということはこのことを見ても明らかだろう。
C) 色は一つとして同じではありませんよ。今日の夕陽と明日の夕陽の色は違います。同じではないでしょ?だから色を語ることはナンセンスです。クライフでも決して同じ色ではありませんでした。あのモウリーニョでも一つとして同じ色で戦いには臨みません。同じ赤色でも今日は薄く、明日は濃いかもしれないのです。赤色という色だけで監督は語れません。赤色の中で何百の赤色があるのですよ。そしてもちろん私もそうです。
読) それでは質問を変えましょう。万一カタール戦で残念な結果に終わった場合、日本では即座に監督の去就問題へと発展するでしょう。ここでは仮定の話で結構です。仮にという前置きをしたとして、万一、次期監督としてオファーが届いた場合、皆さんはどう考えられますか?
A) ノーコメントだね(苦笑)。
読) そこを何とか(苦笑)。
A) それではオフレコで。もちろん前向きに検討するよ。何故なら私は日本を愛しているし、私の経験と知識がまだ日本のサッカーに役立つと確信しているからね。私はその役割を担うのに、ふさわしい人間だと思うよ。
読) D氏はどうですか?
D) スモールフィールドで戦うという前提であれば、トライアングルなアイコンタクトで応えることも、可能だろう。
読) ・・・・・・
B) 私にはデリケート過ぎる仮定だね(笑)。ただ、私に声を掛けるということ自体が、日本サッカーの停滞を示すことになるだろう。今の代表の大部分を私は知っている。その私が彼等と一緒に戦っても成長はないよ。別の人間を選ぶべきだと思う。
読) C氏は?一番待望論が大きいと聞きます。
C) 私にはその質問に答える権利がありません。その権利を持っているのは、私のドクターであり、ワイフです(苦笑)。ただ、皆さんにお伝えしたいのは、そして選手に言いたいのは、W杯は誰かに連れていってもらう・・・というものではないということです。「監督」に連れていってもらうものではありません。W杯は選手が自分達で辿り着く場所です。自分達が奪う場所なのです。それを間違ってはいけません。だから監督の去就というのは世間が騒ぐほど大事ではありません。大事なのは選手の変化と選手の気持ちなのです。
読) よくわかりました。大事なことを思い出させて貰った気がします。今日はどうも有難うございました。時間もなくなってきました。最後に、一言づつ、今日の代表に、そして明日の日本に、コメントをいただけないでしょうか?
A) 規律を持って勝利に向って進んでもらいたい。もし君たちが私を必要とするなら、私はいつでも君たちの友であるということを常に思いだして欲しい。私は日本と日本人を愛しているから。
B) 最後の最後まで自分を信じて戦って欲しい。サッカーは最後の最後まで何が起こるか解らない。そしてこれはW杯予選なのだ。自分達を最後まで信じれば、必ずや勝利の女神は自分達に微笑んでくれるだろう。
D) トライアングルで戦って欲しい。スモールフィールドで戦って欲しい。そしてアイコンタクトで戦って欲しい。
C) 私は今日、私が出来ることの最大限を頑張りました。だから、この部屋まで到達したのです(笑)。だから、私と同じように選手達も頑張りなさい。今日出来ることの最大限を頑張りなさい。最大限でです。それを実行すれば、もはや勝負の行方は関係なくなります。それをすれば、試合ではなく、人生の勝利者となれるからです。
読) 最後に心を動かされる言葉をいただきました。私も今日、この一日を、私の最大限の頑張りで代表を見守りたいと思います。今日はどうもありがとうございました!
C) 言い忘れていました。もう一言いいですか?
読) ええ。もちろんです。どうぞ!
C) 「エンドウ・・・。もっと、走りなさい」
posted by 読裏クラブ |21:04 |
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2008年11月17日
Jリーグの「ベストメンバー」規定。
「このネタでコメントするのは差し控えておこう」と、思ってました。理由は「ほとんどの皆さんがこれについては取り上げられている」というのがまず、第一。で、その次に、「どうコメントしたって、その内容や論調はその皆さんと変わらんだろう」という点でね。「大勢」がほぼ決まってるし!
でも、やっぱり言いたくなってきました。
ここまで長引き、また、ひどくなってきたら・・・。
一応この問題を僕なりに提議・表現しておこうかなと。
いったい「ベストメンバー」とは何ぞや?
何がベストで何がベターで何がワーストってのはどうやって決めるのか?
当たり前ですが、まずここやね。
だいたい、「人間(選手)」をつかまえて、「はい。お前はベスト!」「はい、お前はちゃうから・・・」とか。それってこのご時勢で、この民主主義が仮初めにも(一応表面上だけは)浸透しているこの世の中で、通用する概念なのか?これってごっつい傲慢というか、ほとんどファシズムやないのか?そう思いませんか?
それに、もし、ベストを選ぶその人間がワーストの考えを持っていたら、ワーストのベストはワーストというロジックが成立せんのか?逆にワーストのワーストこそがベストにならんか?「いつも嘘をつく男が『僕は絶対に嘘はつかん』と言った時は何が真実か?」という有名なロジック矛盾が、この件でも起きないか?
それじゃぁ、この問題を人間が決めるんじゃなしに、オートマティズムで、「規定」を確立させて解決するとしよう。例えば「直近5試合で○○分以上のプレー時間を要する」とか。でも、人間というのは愚かで浅はかなもんで、そういう規定を作ればそれを潜り抜けようと考える輩も絶対出てくるからね。「あの(谷間の)試合に△△△使いたいけど、ベストメンバー規定があるしな。そや、それやったら、この試合の○○分だけ出しとこ。ほんなら、基準に到達するやろ!」みたいに。その基準合わせでその選手が出た、その試合はベストメンバーの理念にはどう該当するのか?
だいたい、それよりなにより僕は現場(選手・監督)の立場で是非物を申したい。
選手は色んなことを考えてピッチに立っているし、日々暮らしているはずです。
レギュラーとサブという歴然とした差をつけられていたとしても、それがいつ、どこで逆転するか解らん!と思うからこそ、日々の練習に励むわけだし、レギュラーの地位もそれゆえに絶対ではなくなるわけです。
ある試合の3日前、紅白戦でレギュラー組とサブ組が30分×3本をやったとしましょう。
その前の日にレギュラー組の一人が夜中に酒飲んで「女連れ」で歩いていたとこを、そのサブが見ていたとしましょう。
そら、燃えるわね。このサブは。「くっそぉ~!絶対いわしたる!」ってなもんです。
で、実際、この練習マッチで、恐ろしくレギュラー組の内容が悪く、逆にサブ組が稀に見るほどの素晴らしいサッカーを展開したとしましょう。こういう途中経過のそのチームの状態を「ベストメンバー規定」は、いったいどう判別するのでしょうか?
怪我持ちのレギュラー組とキレキレの絶好調状態のサブの見分けをどこでつけるのでしょうか?
「女」と「酒」にうつつを抜かしているレギュラーと、同じ時間にフリーキックの練習を黙々としていたサブのどちらが選手としてベストなんでしょ?
もう論ずるのも馬鹿らしいくなってきましたが、それを判別するのはただ一人。そう。監督です。
世間の論調で、「ベストメンバーは協会ではなく、サポーターが認めることができるかどうかだろ?」というのもあります。これも一部は正しいが、一部は誤りです。サポーターでも決められ(認められ)ない。
サッカーは11人しかスタートのピッチに立てません。この時点で選手は厳しい選別を受けます。が、その選別者は監督という絶対的な人間だからこそ、被選別側も納得できるんです。例えば仮に「先発メンバーを選手間で話し合って決める」とか「選手間の投票で決める」なんてシステムをクラブが取ったとしましょう。こんなことされたら、そらもう、収集がつかんやろうし、遺恨も残るでしょう。「へぇ~。お前、俺よりあいつ、選ぶわけ?」てな具合にね。つまり色んな組み合せや可能性の中で11人という限定した組み合せを誰かが決めないといかんわけです。
もう一度言います。その日、ピッチに送り込む人間を決めるのは、監督ただ一人です。
彼等はその決断の孤独と責任の重さ故に、悩み、苦しみ、そして歓びを感じ、任に当たっているわけです。
「ベストメンバー」規定は、まずもって、その「監督」という存在を軽んじています。
「お前が選んだこの面子、ベストメンバーじゃないじゃん!」って、誰に言える権利があるんでしょう。
僕が監督なら、こう言いますね。「何言うてんねん!水曜日のあいつのキレキレのドリブル、あんた見たんか?」って。「何言うてんねん!金曜日のあのセットプレーでビチバシヘッド決めたんをあんた、見て言うてんのか?」って。
そしてこの規定はピッチに立って練習に励む全ての選手を冒涜しています。
「自分がベストじゃない」って世間に公表されるこの屈辱・・・。たまらんよ。。。
だから、今、現役でプレーしている全選手に私はこう自負して欲しい。
「俺がベストメンバーや!」って。
posted by 読裏クラブ |21:15 |
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