2008年08月02日

我々は「アメリカ」を知らない!?

我々は「アメリカ」を見て育ってきた。良くも悪くも。「アメリカ」の暮らしに親しみを感じ、「アメリカ」のコーラで喉を潤し、「アメリカ」のバーガーで空腹を満たす。「アメリカ」の映画で恋愛と人生と生き方を学び、「アメリカ」のファッションに身を包んで、「アメリカ」の言葉(英語)を普段の会話に充満させている。

我々は「アメリカ」の政治に影響されているし、「アメリカ」の映像に影響されているし、「アメリカ」そのものに影響を受けている。これは否定はしたいが、否定はできない。

だって考えてみてくれ。「アメリカ」を身近に感じている連中はワンサといるが、「トンガ」や「パレスチナ」や「トーゴ」を身近に感じている人間は、少なくとも我々の身近にはいない。だろ?

それほど、「アメリカ」が充満している【我々の世界】は、実は「アメリカ」をほとんど知らない。

イングランドで大活躍のポルトガル人のことはよく知っているし、イングランドで脚光を浴びているスペイン人や、コートジボワール人、は話題に上るし、そして何よりブラジル人なら、スペインでもイタリアでもドイツでも、彼らの動向は常に目を光らせている。アルゼンチン人なども同様だ。

だが・・・

アメリカ人は知らない。

アメリカに行ったイングランド人なら、ちょっと知っているが、そのイングランド人のチームメイトのプレースタイルは知らない。

これはまた何と言う「落差」だろうか?「落差」というよりもそこだけ「情報のブラックホール」のように何も出てこないし、何も出ていかない。

例えば我々は一般的に、「アフリカ」と聞けば「象が歩き、見渡す限りの草原を思い浮かべ、腰に巻物をした裸足の男が歩いている」イメージを持つだろう。間違ってもビジネススーツに身を包み、フレンチレストランでカプチーノを飲みながら、PCでメールをしているアフリカ男は脳裏にはいない(物凄い偏見だが、事実だろう?)。

それと同じ次元で我々は「アメリカサッカー」を単純にイメージ化してはいないだろうか?

「あまりサッカーには熱心ではない国」
「あまり普段のサッカー情報にはラインナップされてこない国」
「野球とバスケしかやってなくて、残りもんがサッカーをやってる国」
「プロリーグもあるにはあるが、ここのプロリーグに行くようになったら選手としては都落ちの国」

だから・・・

「アメリカ代表」が強いというイメージが・・・・我々には・・・・ない。

「何とかなるだろう」と思っている。

もっと(素人的に)言えば、「アメリカには負けんやろ」

そう思っている(やろ?本音では)。


しかし、これって、「ひっじょ~~~~~~~~」に危ない。

2000年のシドニーのイメージしかないのだが、そこで感じたアメリカは強い(と思う)。彼らのサッカーは非常にシンプルで力強い(と思う)。彼らはスピードがあり、テクニックも決して低くない(と思った)。彼らはよく走り、基本に忠実で、そして彼等はよくサッカーを知っている(と思った)。

あと一週間で彼らと戦う我々はあまりにも彼らを知らない。いいのだろうか?これで。
「コーク」と「マクドナルド」と「ナイキ」の国には負けんだろう・・・と思ってていいんだろか?


我々は「アメリカ」を知らない。
「アメリカ」のシャワーを浴びて育った我々に
誰か「アメリカ」がどんな国か教えてくれ。

posted by 読裏クラブ |19:21 | 日本代表 | コメント(6) | トラックバック(0)
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