2008年02月04日

いよいよ星読みの醍醐味が始まる!

さあ!いよいよだ。え?「タイ戦のことならもういいよって?」いや、ちょいと違う。始まるのは「タイ戦」ではなくて、「予選」が始まるのだ。我々は「タイ」との一騎打ち、「マッチアップ」に臨むのではなく、あくまで「4ヶ国」から「2ヶ国」勝ち抜けのリーグ戦を戦っていくのだ。それをもう一度肝に銘じておこう。

W杯予選ほど、人生の中で興奮するものはない。この6~8試合ぐらい(今回は6試合。ちょっと少ないかもね。個人的には8試合=5ヶ国が理想ですが、まあ3次だから)のホーム&アウェーの予選、これこそが、サッカーフリークの醍醐味である。これに比べれば「W杯」の1次リーグの3試合なんぞは「お遊び」に等しい。何と言ってもこの試合数を数週間ではなしに、ロングランの5~8ケ月(最終まで含めると)かけて闘うのだ。一つの試合が終わったら次の試合まで短くて1ヶ月弱(今回は変則で6月になんと!4試合も組まれているが)、長いと3ヶ月の間があく。この間がまた何とも言えず「いい!」感じなのだ。その間に我々はメンバーの入替えを討議し(当該試合で××な選手をこき下ろすのは言うまでもない)、相手国の情報を入手しまくり、そして・・・2試合目以降ぐらいから本格的に始まる「星計算(=勝ち点計算)」が待っているのだ。

サッカーの世界でこの「星計算(星読み)」ほど、楽しく、奥深いものはない!「こっちがもう勝ち点〇なわけやから、相手は〇〇〇に対しては「分け」狙いで「勝ち点1」を増やすやろう・・・まさか、リスクを負って「3」狙いではないはずや・・・その裏をついてこちは「3」狙いで行くんか、それとも「分け」でええんか。いずれにせよ、「負け」は痛い。それだけは避けたい。そやけど、それは相手もそう考えてるはずやから(特にホーム側はその傾向が強い。ホームで負けるのは致命的だからだ)、こっちは攻めてもええんちゃうん?そう言うても、もうこっちは勝ち点〇もあんねんから、プラス「1」でも充分やねんし、これで万が一〇〇〇が〇〇〇に負けたら、引き分けでも充分やで~!とか・・・。

この堂々巡りを論議すんのが、非常に楽しい。もちろん「分け」狙いなら、「ボランチ」の人選は大きく影響するし、サイドに「中田皓」なんかが急遽呼ばれるかもしれん。W杯と違って、次の試合に誰を選ぶか・・・は全日本人選手から選択するオプションが取れるのだ。この論議も大変大変面白い。ミエミエの「分け」狙いならワントップでもいいわけである。だから、この最終予選に関して言うと、「ベストメンバー」という概念はない。「3」狙いか「1」狙いで、ベストメンバーは当然のように変化する。

まず、明確に確認しておきたいことは・・・そう。誰が考えても、ちょっと考えれば解ることなのだが、・・・そう。2位以内に入ればいいのである。何故わざわざこんな面倒臭いことに誌面を費やしたかというと、この「闘い」は相手より「勝ち点」を1点でも上回れば、(今回は3位よりも1点でも上回れば)オッケーなのである。

さて、前置きが長くなったが、これからこの予選を「論理的」に予測していこう。2位以上に残るために、勝ち点は何点必要であろうか?「え?6試合全部勝って、勝ち点18!とちゃうの!?」って?「甘~~~い!」そんな計算は成り立ちまへん。それではその理由を説明しよう。「勝ち点18」ということは、言い換えると「6連勝」ということである。これは実は非現実的な数字なのだ。何故か?6連勝するためには、5連勝しなければならない。そして5連勝するためには、4連勝しなければならない。この論理に異を唱える人間は非論理的な人間だ。そのような人間を私は相手にしない。では、論理的な人間だけに次の説明を続けると、この4連勝の前の3連勝ぐらいから、前述の「星取」が微妙に影響を及ぼしてくるのだ。つまり・・・4連勝した時点での勝ち点は12。(もちろん3連勝の時は勝ち点は9)

勝ち点最高記録を狙う必要はさらさらない。ということは4連勝した時点で(もしかしたら3連勝でも)「次の試合で『引き分け』れば、2位以上が論理的に確定!!!」という状況が絶対出てくるからだ。その時に「僕達はそんな姑息な計算はしませ~~ん!全部勝つつもりでやりま~~す!」なんて言うのは「アマチュア」の世界であり、「高校サッカー」のレベルである。我々はプロだ!あと勝ち点1を取りにいけばいい状況で「3=勝ち」を狙う必要はまったくない!「分け」ればいいのだ!極端に言えば「闘莉王」「岩政」「坪井」「中澤」「阿部」で後ろを固め、「鈴木」「今野」でダブルを敷き、それでも不安ならその前の位置で「柏木」なんかを登用して追いかけまくらせればいい。何なら「憲剛」をこの周辺に入れて頑張らせるのもいい。万全を期すために前のワントップは当然異常な労働力を誇る「巻」を据え置く。「点を入れる必要のないサッカー」はかくも豪華なディフェンスラインを実現させる。

 この時点で6連勝の可能性はぐっと、減少する。この同じ理由で5勝1敗(勝ち点15)も非現実的だ。何故か?そう。我々が4連勝した時点で同じように4連勝している相手は論理的にいない。すると、4連勝目から5連勝目の動機付けが限りなく落ちる。次の5戦目もどうしても勝たなくては!という状況には絶対にないからだ。5勝1敗で考えられるのは、〇〇●〇で5戦目を迎えて(この場合次の5試合目はどうしても勝たなくてはならない場合が圧倒的に多い)〇(勝ち)、最後まで予選通過が確定しない場合に最後の6つ目を「勝ち」に行く場合だが、今回の場合は2位以上が確定なので、4勝1敗の勝ち点12の時点で「次の最後に絶対勝たなくては!!!」という状況にはおそらくならない。

すると、理論的に考えると、今回の勝敗から「6勝0敗」と「5勝1敗」が消える。(同様の論理で「5勝1分」も消えるのは聡明な読者には説明を要さないだろう)

次の勝ち点は4勝1敗1分。おそらくこれが「本命」ではないか?「4勝2敗」なら少しやばい!(我々が2敗しているということはどこかが、2勝あるいは、1勝以上しているということは非常に論理的な帰結だ)

4勝2敗は普通は当確ラインだが、「3すくみ」になる可能性がある。つまり「4位該当国(いわゆる『草刈場』)」から全員が2勝いただけば『全員が4勝2敗』状態がこれまた論理的には成立する。(例「日本」⇔「オマーン」〇〇、「日本」⇔「バーレーン」●●、「オマーン」⇔「バーレーン」〇〇)これを学術的な専門用語で「ぐーちょきぱー」状態とも言う。これはやばい。故にこの状態から脱する『1つの引き分け』がひっじょ~~~~に重要になるのだ。(例「日本」⇔「オマーン」〇〇、「日本」⇔「バーレーン」●△、以下面倒くさいので省略)

サッカーでいかに一つの「引き分け」が重要なポイントになるのか、これで聡明な読者はおわかりいただいたろう。そう!「引き分け」がサッカーの醍醐味であり、文化を形成するのだ。引き分けの美学・・・「なんやあれ!あれでもサッカーか?え?」という批判に対し(つまり攻めずに守ってばっかしのチームを指して言います)「へん!悔しかったら俺らより勝ち点上回ってみぃや~~~!」と言う優越感の美しさである。

あああ・・・いよいよ始まるんやなぁ~~。この「勝ち点計算」の醍醐味が!うれしいなぁ。わくわくするなぁ。どきどきするなぁ。たのしいなぁ。サッカー知っててよかったなぁ。という東海林さだお調に思わずなってしまうのだ。

posted by 読裏クラブ |20:46 | コメント(8) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加