2008年01月29日

試合を前にしてボスニアの巨匠にインタビューしました

今日は一人の「ボスニアの巨匠」に話しを聞けることができました。ので、そのインタビューを再現します。

貴方の故郷の選手が来日しましたね・・・。

「彼らだけが私の故郷の人間ではないし、故郷の人間で来日しているのは彼らだけではない」
「それに彼らはここが故郷でもないし、私の故郷のコーヒーを彼らが淹れてくれるわけでもないだろう?」

その彼らの試合を明日は見に行く予定なんですか?

「ご存知のように、それを決めることが出来るのはドクターだけで、今の私の身体はその指示に従うだけだ。もちろん、妻の許可がそれよりも優先するが(笑)」

貴方に彼らは会いたがっていると聞いています。

「彼らは私に会うためにここに来たのではないはずだ。私と会っても彼らは何の報酬も得られないのだから・・・」

もし貴方が明日、試合を見に行った場合、どちらを応援してくれるのでしょうか?

「応援?応援とはどういう意味か?その質問はナンセンスだ。私はサッカーを応援するものとは思っていない。サッカーとは、研究するものであり、感じるものであり、もっというと愛するものだと思っているよ」

それでは質問を変えましょう。前回のチリ戦は見られましたか?

「もちろんだ。残念ながら、この狭い部屋のテレビの画面を通してだがね」

貴方が感じた「日本代表の戦い」の感想を聞かせてください。

「一つだけ言えることは、90分間、全力で走らなかった選手がいたということだ。彼らはもっとそのことを真剣に考えなければならない」

それは「7番」とか「19番」のことか?

「私は見てのように年老いていて、すぐに記憶が飛んでしまう(苦笑)。だから、番号は忘れてしまったよ。しかし、そういう選手がいたことだけは鮮明に記憶に残っている」

でも、まだ彼らは「オフ明け」で、コンディション的には充分な仕上がりではなかったと聞いています。

「では聞くが、冬眠明けの動物が敵から追われるときに、『私は冬眠明けでまだコンディションが充分ではないのです』と言うだろうか?そういうのは言い訳に過ぎない。もちろん、テレビの画面から外れたら彼らは90分間そこで走っていたかもしれないが(苦笑)」

なるほど。ではチリについて感じたことは?

「これも是非言っておきたいが、彼らは立派に戦ったと思う。時差や、季節の逆転のことを彼らが一言でも試合後にコメントしていただろうか?それだけでも彼らの態度は立派だったし、充分リスペクトすべきだろう」

日本の戦い方、システムについて思うことはあるか?

「スープの味はその料理人が味付けるもので、どの材料をどのぐらいの時間で煮込むのか?どのタイミングでどの塩を入れるのか?はその人間しか決められない。だからスープの味に同じものはないのだ。人のスープの作り方を私がとやかく言っても無意味だろう?」

では、そのスープは上手く作られていたと思うか?

「私はそのスープを飲んでいないから答えようがないんだよ」

貴方の料理を食べたいと思っているサッカー関係者はまだたくさんいますよ。

「それなら、ここへ来て思う存分食べてもらって構わない。さぁ、そろそろいいだろうか?店を開ける時間なんだよ。1ヶ月前に患った「ぎっくり腰」がまだ完治していないので、明日の試合も見にいけるかどうか?でも私はずっとここで料理していくだろう。許される限りはね。サッカーも見続けていくつもりだよ。なぜなら、この二つが私の人生なんだからね。」

今日は、都内で「ボスニア料理・レストラン」を10年営んでおられる「街の巨匠・O氏」に最近の近況を含めてインタビューさせていただきました。

posted by 読裏クラブ |20:59 | コメント(8) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
試合を前にしてボスニアの巨匠にインタビューしました

【W杯3次予選出場国:国際親善試合結果‐28日・アンマン】
 ヨルダン 4‐1 レバノン(前半⇒1‐0)

posted by W杯3次予選関連情報 | 2008-01-29 21:22

試合を前にしてボスニアの巨匠にインタビューしました

>冬眠明けの動物が敵から追われるときに、
『私は冬眠明けでまだコンディションが
充分ではないのです』と言うだろうか?

…この名言?にシビレました(笑)。

posted by きよっぴ | 2008-01-29 21:28

試合を前にしてボスニアの巨匠にインタビューしました

私も上記のところでは思わず大笑いしました。ええ、「名言」ですとも!

posted by カーター | 2008-01-29 22:13

試合を前にしてボスニアの巨匠にインタビューしました

これ書いた奴 気持ち悪ぃ。

posted by うわっ。 | 2008-01-29 22:18

試合を前にしてボスニアの巨匠にインタビューしました

気持ち悪いというのは差別語です。

せっかくの才能をつぶすのはやめましょう。

posted by くま | 2008-01-29 22:29

試合を前にしてボスニアの巨匠にインタビューしました

初めてコメントします。

管理人さんにとても共感しています。

私もオシム師をいまだに忘れられません。

この様なブログを見ただけで、オシム師への愛情

が伝わりとてもうれしい気持ちにさせてもらいました。

がんばってください。楽しみにしています。



posted by おれはすき | 2008-01-30 11:14

試合を前にしてボスニアの巨匠にインタビューしました

わたしもオシム氏が大好きです。
この文章に涙あふれてしまいました。
オシムさんが元気になられてほんとによかった。
今日はみんなで応援し、オシムさんに会えることをともに喜びたいと思います。

posted by オシムさんに会えるかな。 | 2008-01-30 13:00

■リターンパス

>きよっぴ さんへ
 コメント有難うございます。シビレていただき、まことに感謝です!もっとシビレていただけるようにより努力を続ける所存です(笑)。今後ともよろしくお願いします。

>カーター さんへ
 コメント有難うございます。まぁ、定番的な「パロディ」なのですが、それはそれなりに「ベタ」の味が出てますでしょ?(笑)。今後ともよろしくお願いします。

>うわっ さんへ
 コメント有難うございます。でしょ?ちょっと考えると確かに気持ち悪いですわね。でも、書いてるときは、「街の巨匠・O氏」になりきってました。あ・・・それがまた気持ち悪いか・・・(笑)。

>くま さんへ
 コメントと温かい激励(?)を有難うございます。才能なんて言われると舞い上がってシリーズ化しそうです(笑)。今後ともよろしくお願いします。

>おれはすき さんへ
 オシムさんに会えるかな さんへ
 
お二人のコメントに勇気づけられます。どうも有難うございます。お二人のような方々がいることで私も救われるような気がします。何故我々はこうも「師」が好きなんでしょう?あんなに「天邪鬼」で、あんなに「厳しく」て、あんなに「怖い(?)」のに(苦笑)。

おそらく、それは、その底に溢れる「優しさ」や「情熱」、限りない「サッカーへの愛情」、そして「私心なき人生を生きる一人の人間」を垣間見るからでしょう。

「師」が大好きな皆さんとともに、今夜を特別な日として記憶することになると思います。さて、私は「師」の姿とその「メッセージ」を見た瞬間、何を思うのだろう?涙するのだろうか?自分でも予想できません。今後ともよろしくお願いします。

posted by 読裏クラブ | 2008-01-30 16:10

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