「読裏クラブ」のワンツー通し

ACL決勝を左右する二人のブラジル人の存在

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17年11月25日。いよいよACLの決勝2ndレグが行われる。浦和レッズがこの試合をものにすれば、浦和自身10年ぶりの2回目、日本のクラブとしても2008年のガンバ大阪以来9年ぶりだ。
ここ数年はJリーグのクラブはこの大会で散々な目に遭ってきただけに、今年の浦和のこの躍進は、同クラブのサポーターでなくても、応援したくなる。
そんな決勝の1stレグでは浦和側から見たらアウェーの戦いで1-1のドロー。最後の時間帯に追いつかれたとはいえ、アウェーゴールをしっかりとゲットしての引き分けなので上々の結果と言える。
そんな浦和のキーを握る男はR・シルバだろう。この試合の先制点をゲットしたのがR・シルバだが、この得点、主演男優賞=R・シルバ、助演男優賞=R・シルバ、と言っても過言ではないくらい。なんとはないパス交換と、なんとはないサイドへ出したボールをR・シルバが受けた瞬間、スイッチを入れておそろしくシンプルに左サイドを突破。ゲームの進め方とか、バランスとか、戦術とか、システムとか、そんな「ややこしい」ことを一切排除して、「受ける」→「ドリする」→「突破する」という、そらもうサッカーの攻撃の本流中の本流を突っ走ったプレーからのゴールだったのだから。
この1点が大きく影響して浦和有利で埼玉戦を迎えるわけだが、ここに来ていろんな状況が入り混じってきた。


その一つは、相手のアル・アハリの中心でゲームをコントロールしていたブラジル人選手「カルロス・エドゥワルド」の負傷退場だ。試合後の診断の結果、かなりの重傷でもちろん2ndレグの出場は不可能な状態。
「おお!それはラッキーじゃん!」と、喜んではいけない。「え?読裏さんっていつからそんなフェアプレー優先の優等生になったんだい?」という、そんな意味で言っているのではない。確かに中心選手を欠くというのは痛い。痛いんだけれど、「次の試合だけ」みたいな状況であれば、それは逆の効果を発揮するかもしれない。こういう状況になると残りの選手は燃えるのだよ。それはそれなりにボクのサッカー人生でも経験していることなのだよ。
確かに中心選手がいなくなると戦力ダウンだろう。それは長期のリーグ戦になるとてき面に効いてくる。しかし、「残り1試合だけ」となると、その選手の不在をカバーしようと、残りの面子がいつもの何倍も走ったり、身体を預けたり、足を伸ばしたりして、その中心選手の不在をカバーしようとするものなのだよ。
これは「~~~なのだよ」「~~~なのだよ」と、「なのだよ説法」で上から目線で説明しているのではなくて、あくまで僕の経験から物を言っているわけ(なのだよ・・・)
それを浦和の槙野なんかもよく承知していて「次の試合でアル・アハリは、彼のために一つになってくるだろう。非常に厄介だと思う」と言明していた。
そんなわけで、僕は正直「次の試合は浦和は危ないのでは?」と、思っていたのだが・・・
ここでまたまた状況が変わってきた。冒頭述べたR・シルバのインスタグラムに、かなりの書き込みが、彼の肌の色についての書き込みが、その書き込みをアップした人間の人格を疑うような書き込みが上がったのだ。
当然のように浦和は抗議したわけだが、この時のR・シルバの言動が非常に素晴らしかった「僕は僕の肌の色を誇りに思っている」と。一切書き込んだ人間にマイナス反応することなく、素晴らしいコメントで事態の悪化を防いだのだ。
この反応は、先日の同様の行為をさらりと受け流し、その評価を一気にあげた「ダルビッシュ」に似た感がある。
この事に、浦和の選手達が燃えないわけがないだろう。どこか劣勢で、どこか彼らの団結や絆に受け身になる可能性のあった次の試合に、浦和の選手達も「一つになる」ものが浮上してきたのは、R・シルバには大変申し訳ないが、敢えて誤解を招くことを怖れずに言うと、この事件は非常に浦和にプラスに働くだろう(と、思う)
2017年のアジアクラブのナンバーワンを決める戦いに、それぞれのクラブに所属するブラジル人がそのカギを握るとは。さすがブラジル。さすがサッカーの王国と言ったところか。

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Jリーグ
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