「読裏クラブ」のワンツー通し

ピケの気持ちはよくわかる

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サッカーをやっていると、いや、フットボールを知るようになると、いろいろと勉強できることがあります。
私はその事をかなり痛感している一人です。ん?痛感というのはちょっとおかしいか。実感か?ま、そんなことはどうでもよくて。もちろん私以外の人で常識的な人は、その知見から私が知り得たような事実や史実を十二分に、当たり前のように掌握しているのでしょう。
で、しょうもない掴みはどうでもよくて、そのサッカーで知り得た最も基本的なこととは・・・
「外国はアメリカだけではない」ということ。これ、かなり勘違いしている日本人が多いのではないでしょうか?外国語は英語だけで話されているという・・・。世界中にアメリカ人がいて、世界中にアメリカの文化が広がっているという・・・。実はそうではない!と知ることが出来るのはフットボール。その中心地であるヨーロッパは大きな国が全部地続きである。
そういうこともフットボールを追いかけてようやく気付けたことでした。
そして、フットボールが色濃く映し出してくれたのは、「国」と「国」の関係。
どこどこの国同士は仲が悪くて、どこどこの国同士は結構親しい。なんてことがよく解るようになります。
そして、そして、今回の本ネタである、スペインの中にある「カタルーニャ」というような存在。つまり国と地方、民族と国との関係です。
その昔、スペインが「無敵艦隊」と称されるのに、何故かW杯や、ヨーロッパ選手権ではコロコロと負ける。何故かスペイン代表のW杯予選は、カンプノウとベルナベウでは行われない。もっと、言えばスペイン代表の試合は何故か人気がない。それはカタルーニャの人からは「オラが代表」という気持ちになれないチームだから。そしてカタルーニャの人間が入っている代表に、カシティーリャの人たちは心を一つになることができない。
カタルーニャの人たちにとって、彼らにとって、「オラが代表」は「カタルーニャ代表」ということになる(もちろん独立してからだけど)。
僕はず~~~っと、この関係を、バルサとレアルの関係を、カタルーニャとカスティーリャの関係を、「阪神」と「巨人」、「大阪」と「東京」、「商業」と「政治」、「地方最大の都市」と「政府がいる都市」という対比比較で説明してきました。まぁ、レアルと巨人が、同じ体質で(今年の巨人は既にゲレーロとバレンティンに食指を動かしています・・・苦笑)、レアルが「白い巨人」という名前で呼ばれているのも、それに合う話だと思っていたので。
でも、まぁ、しっかりと理解したら、そんな阪神vs巨人のような、村山vs長嶋のような、江夏vs王のような、掛布vs江川のような、藤田平vs篠塚のような、そんな比較ではまったくもって間違った比較であるというくらい、スペインの中でのカタルーニャの人たちの気持ちは複雑であり、歴史があり、そして非常に情熱的。自分の国を略奪、恫喝した人たちが率いる国(というシステム)に従属せざるを得ない屈辱感。
そんな歴史を知れば、今回のピケの行為を誰が責められようか。
心情的には僕はピケに同情的だ。スペイン代表というもののために、自分の歴史や生誕自体を否定することは不可能だろう。また今回の独立投票を静かに見守って、スペイン代表に入っても心のどこかに引っかかりが残るだろう。
政治はカタルーニャ。フットボールはエスパーニャ。そんな彼の願いが叶えばいいのだろうが、なかなか難しいだろうね。
これは、この問題があった時から何年も語られてきたことだが、もしカタルーニャが独立して、FIFAに独立を求めて、「もう一つ代表を」となったらどうなるのだろう?そんなことは絶対にない!なんて誰も言い切れないのでは?

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この記事へのコメントコメント一覧

■史上最大の遅々リターンパス

>mizuha0407 さんへ
コメント有難うございました。いやぁ~、すんません。史上最大の遅々のリターンになってしまって。エライ真面目なコメントで・・・レスがし難いったらありゃしないですわ(爆)。最後に「語るーにゃ」っていうネタで〆るかな?とも思ったのですが、それをすると完全に「南田神田」さんになっちゃうもんね!ここではあと3ヵ月弱となってしまいましたが、これからもよろしくお願いしますね。

>moneru01 さんへ
お久しコメントをいただきながら、史上最大の遅々レスになってしまって全くもって面目ない・・・。いやね、そのね、僕もね、いろいろあってね、忙しくてね・・・なんて言い訳が通用するわけもなく!御免なさい。

ところでmoneru01さんって、バルサファーストなんや。それ、言ってたっけ?初めて知ったように思います。でも「~~ファースト」って小池さんみたい。

ここではあと3ヵ月弱となってしまいましたが、これからもよろしくお願いしますね。

ピケの気持ちはよくわかる

語るーにゃの問題は簡単には語れんにゃ

一連の背景にアイデンティティや歴史的なものが影響してるのは間違いないでしょうが
直接的な原因は、バスク地方で認められている税に関する権限が
カタルーニャ地方には与えられていないなどの現在進行形の差別問題です。

他でも認められてる「独立性」の改善要求が聞き入れられなかったどころか交渉さえしてもらえない
→話合いする気ないなら「独立」するしかねえ

となってるわけで、状況改善さえ行われれば恐らく独立は実施されないと思われます。
ペップがスコットランドを例えに出しているのも、改善交渉、合意さえ出来れば
継続の道があることを示唆しています。
求めてるのは「独立性」であり、アンチスペインということではないので
ピケやブスケ、アルバなどの選手においてもスペイン代表とカタルーニャ代表は並立しうるわけです。

ピケ自体も割り切っていて、もし独立となっても諸々の面で数年かかるわけで
自身がカタルーニャ国代表として活動することはないだろうと話しています。
スペイン、というより代表チームに仲間もいて思い入れがあるんでしょうが
きりがいいところまで活動するつもりだと改めて宣言してますしね。

まあ個人的にはバルセロナファーストなので、ピケもメッシもさっさと代表引退して
バルセロナのプレーに専念して欲しいと思ってるんですけど^^

ピケの気持ちはよくわかる

この問題がどうなるかは解らないですが、スペイン中央政府側としては、「経済的にドル箱なあの辺の地域が消えるのは苦しいから絶対阻止」「あそこ独立されたら次はバスクかそれとも」という感じでしょうか。
英国におけるスコットランド問題や、日本における沖縄問題とは(経済的な意味で)違う話になっていて、現母体が引き留めに躍起になっていますね。

血で血を洗うような話にはさすがにならないと思います……が、スペインという国は無くなって分裂するまではあるかもしれませんね。それでも多分平和的になんとかなると思います。
EUが仲介をひょひしたので、国連に話を持っていくかなぁ。多分そんな感じになりそう。

サッカーの話に戻ると、2000年前後の頃の無敵艦隊(笑)だったスペイン代表は、地域バランスに配慮しつつ選手を集めていて、その後そのバランスを考えずに結構偏らせてメンバー集めるようになって、W杯勝ったりしてたような記憶が。

と、まじめなことを書いたので最後にネタが無いかを探して……おっ

>カタルーニャの人たちにとって、彼らにとって、「オラが代表」は「カタルーニャ代表」ということになる(もちろん独立してからだけど)。

なんでや! 今現在でもオラが代表はカタルーニャ代表や!
(カタルーニャ代表自体は今現在でも普通に存在して活動してるはず。W杯予選とか出てきませんが、当然強いです……)

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