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17.7.9 二年ぶりの賜杯へ

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 スポーツは人々に元気と勇気を与える。ありふれた表現だが、これは間違いないことである。特に、相撲や高校野球のように郷土が関わってくるとなおさらだ。今週、高校野球はほとんどの都府県で開幕し、相撲も今日から始まった。母校は勝ったのかどうなのか、甲子園でわが県は勝ったのかどうなのか。相撲は郷土力士が勝ったのかどうなのか。その力士は来場所、上が見えるのかどうなのか。楽しみな季節になってきた。  先日、九州や中国地方を豪雨が襲った。九州出身の力士が、この名古屋場所で郷土に元気と勇気を与えるような相撲を取ってくれることに大きな期待を寄せたい。

 さて、名古屋場所が始まった。本来であれば場所の展望は前日に行いたいところだが、少々勝手が許さなかったので、今日に延ばすことにした。ということで初日を見ていると波乱も波乱、大波乱な幕開けとなった。  今場所から高安が大関に昇進し、四横綱三大関時代に突入した。つい6年ほど前は同じ大関以上七人と言っても白鵬の一人横綱で、日馬富士、稀勢の里、琴奨菊、把瑠都、琴欧洲、鶴竜の六大関時代だったのだが、これもまた時代の流れか。そんな時代の「新章」は、いきなり高安が敗れ、豪栄道も物言いがついてもおかしくない相撲だったが敗れ、照ノ富士まで敗れてまさかの大関全敗での幕開け。  続けて鶴竜は勝ったが、稀勢の里、日馬富士も不覚を食らう形に。白鵬は完勝だったが、NHKの殊勲インタビューも5人、インタビュールームが渋滞を起こすような大荒れの初日となった。

 私の今場所期待の力士、それは照ノ富士なのだが、こういう初日を迎えられると「昨日のうちに書いておけば」という念ばかりである。昨年は年六場所中三場所角番という一周回っての「大偉業」を達成してしまった照ノ富士だったが、今年は春場所、夏場所と13勝、12勝を挙げて優勝争いの中心にいる。膝の具合も一時期ほど悪くなく、千載一遇の大チャンスと言っても問題ないような状態でこの場所を迎えている。  力強さも戻ってきたが、それは故障に繋がりかねない側面もある。あまり力頼みになることなく、ほとんどの取組を10秒以内で片づけることができれば、優勝は待ったなしのところまで来ている。そう思っていたのだが…。まだ初日しか終わっていないのでここからの巻き返しに期待したい。なんとか10日目までこの一敗をキープして追走、あるいは並走できれば勝ち目は十二分にある。

 期待という私情を抜きにして考えれば、それはどう考えても白鵬が優勝に最も近いと考えるのが適当だ。あるとすればケガだけ、実力だけを鑑みれば13勝は堅い。日馬富士にも期待している。前回の賜杯から一年が経ち、そろそろという思いは誰よりも強いだろう。鶴竜はどうだろうか。ここ数場所は不調が続いているが、初日を見る限りでは特段変わったところもなかったので11勝前後だろうか。引きという悪癖が出なければ優勝も有りうるのだが…。  二人の大関はいずれも厳しいか。新大関高安には優勝争いは期待するが、優勝は難しいだろう。豪栄道も豪栄道、昨秋場所のような一発もそう多くはあるまい。    初日稀勢の里を破った御嶽海は全員勝ち越しということもあって詰まっていた形の関脇にようやく昇進し、今場所も期待を持てそう。照ノ富士を破った貴景勝にも当然ながら期待がかかり、高安に土を付けた北勝富士も三賞を期待したい。  世代交代という四文字もチラつく名古屋場所。果たして千秋楽、内閣改造を安倍首相が発表した状況で、内閣総理大臣杯を渡しに来るのは誰だろうか。そしてそれを受け取るのは、誰だろうか。


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