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17.1.14 NHKアナウンサー番付2017 前編

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 競馬のNHKマイル、将棋・囲碁のNHKトーナメント、体操のNHK杯、スケートのNHKフィギュア、そして大相撲のNHK金杯。この六つは「六大NHK杯」と言えよう。特に相撲では、6場所で24億とも30億とも言われる放映権料を支払って、私のような国技館や大阪、名古屋、福岡の各会場へ行けないようなファンにも15日間、年間90日も相撲を届けてくれるわけである。  贔屓力士の結果や優勝争い、綱とりや大関を目指す力士の結果に注目し楽しみのは無論であるが、私の場合、10日目前後まではNHKの実況アナウンサーは誰で、解説はどこの親方、ラジオの実況は誰で、それと両天秤にかけて見るか聞くかしようというようにも楽しんでいる。以前から考えていたが、初場所も7日目が終わったこの状況で、NHKのアナウンサーで個人的な番付を編成したい。

 NHK相撲実況(以下NHK)のエース、言い換えればNHKの東横綱は誰か。おそらくこれは満場一致で藤井康生アナ(東京アナウンス室、以下東京室)であろう。数年前までは初日と千秋楽は実況藤井、解説北の富士、向正面舞の海というのがおなじみの光景だった。ここ数年は後継者育成という観点から初日か千秋楽のどちらか1度になり、今場所からは藤井アナが60歳、定年ということと北の富士さんの心臓の手術が重なって無くなってしまった。とはいえ、七日目も藤井アナが担当し、今場所はもう一度予定も入っている。テレビでは今までの2度から1度に変更やラジオの実況など徐々に出番は減っていくと思うが、まだまだ聞いていたいアナウンサーである。  その藤井アナに続く西横綱は7:3ぐらいで二つに別れるところ。私の中ではその「3」ではあるが西横綱は吉田賢アナ(東京室)。昨年度まで札幌局にいたということで1場所1度と出番が減っていた吉田アナ、しかも序盤の2日目や4日目などの登場が多かった印象だが、東京室に復帰してからは1場所2実況に戻った。やはり吉田アナと言えば、いい意味で放送の雰囲気が軽くなるのが特徴。放送席であそこまで笑いが多くなるのは吉田アナぐらいだ。もちろん実況技術も素晴らしく、今場所では久々に千秋楽の実況ということで楽しみだ。

 となると東大関は必然的に刈屋富士雄アナ(東京室・解説委員兼)。あのアテネ五輪での「伸身の新月面の描く放物線は栄光への架け橋だ!」でおなじみだが、相撲実況でも吉田アナが札幌にいたころは初日か千秋楽、どちらかでテレビの、どちらかでラジオの実況をしていた。解説委員も兼任ということで知識も豊富であることは言うまでもないのだが、特に白鵬に対しては少々感情的、批判的になることも多々。この人には初日・千秋楽よりも中日・14日目の実況の方があっていると思う。  西大関には三瓶宏志アナ(G-MEDIA出向)。G-MEDIAというから仰々しく感じるが、要は東京室のスポーツ専門部門。ここ数年は東京場所での初日、もしくは千秋楽実況も多く、先の「三強」の次世代を担うアナウンサーであることは、21世紀に入ってからの異動が名古屋、東京、大阪、G-MEDIAであることが証明している。声質も聞き取りやすく、テレビはもちろん「ラジオ映え」するアナウンサーである。放送の雰囲気としては吉田アナの対極、ガチガチな印象だ。

 東関脇は白崎義彦アナ(福岡局)。福岡局ということである種当然だが九州場所の初日と言えば白崎アナ、となりつつある。いつだったか、2015年だったか16年だったか、ド派手なピンクの和装で登場した時には度肝を抜かされたのを覚えている。NHKのアナの中では声が低めだが、波乱が起きればもちろんその限りではない。特にこの白崎アナと言えばほぼイコールと言っても問題ないほど、波乱が起きる、波乱を起こすとさえも言えるかもしれないが、それぐらいのアナウンサー。とはいえ近年はそこまでもない。  西関脇には迷ったが期待を込めて船岡久嗣アナ(名古屋局)。「地元」場所である16年名古屋場所では初日と中日のテレビ実況を担当、ご当所とはいえ1場所2実況というのは1ランク上がった証拠。41歳ということを踏まえれば第三世代として後述する太田アナや佐藤アナとともにNHK相撲を引っ張っていくアナウンサーであるどころか、ウィンブルドンやメジャーリーグ中継、高校野球にフィギュア、ライスボウルと多種多様な競技の実況を任されており、NHKのスポーツ実況も担っていくアナウンサーではなかろうかと思っている。もちろん、相撲のアナウンス力も場所ごとに向上している。しかし、間が空くことの多い上位戦になると「無音状態」になることも多いところが課題か。これが未だ未経験の13日目あたりになるとどうなるのか見てみたい気もする。

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相撲
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この記事へのコメントコメント一覧

17.1.14 NHKアナウンサー番付2017 前編

shinwa33さん
コメントありがとうございます。

昨年の九州場所で私もラジオで聞く機会があったのですが、その時も少々雲行きが怪しかったのを覚えています。
事細かに描写しないといけないラジオでは吉田アナの「らしさ」が半減してしまいますので、テレビで北の富士さんあたりと放送しているのが一番なのでしょうね。

17.1.14 NHKアナウンサー番付2017 前編

五日目だったかな、吉田アナのラジオ実況はひどかったです。
力士の名前、決まり手、年齢など数分おきに「失礼」と言い直しており、ベテランアナにありがちな経験値から来る思い込みによる準備不足(手抜き)が感じられました。
テレビ中継などで話を引き出すのが上手なアナではありますがラジオのメイン実況に関しては引退勧告してほしいと思いました。

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