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16.11.4 亀井という高い壁

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ベッキー、舛添知事、大田泰示。そんなこんなで2016年ももう11月になってしまった。このブログが迎えるオフシーズンは三度目だが、毎年毎年「オフシーズンは書くことがない」から書き出している覚えがある。それでは芸がないということで「日が暮れるのが早い」だとか「朝晩冷え込んできた」というような書き出しで行こうとするとそれを前回使っているのだからどうしようもない。そりゃあ、報知すら一面で「清宮胴上げ!」になるわけだ。 そんなオフシーズン、この11月は多めに、12月は少なめにだが一人の選手にスポットを当てて記していきたい。昨年まではシーズン中でも平気でそういったことを書いていたが、今シーズンは全体的なことを書くことが多くなっていたので、ある意味原点回帰でもある。

現状の巨人は、日ハムでは中堅扱いされていた石川が最年少になるほど外野の年齢層が高い。これは何度も何度も何度も触れているが、ドラフトで外野手を10年長野から15年重信まで獲得せず、高卒外野手では09年橋本以来獲得していない状況が続いている(支配下のみ)。その中で、橋本やこの度移籍した大田、中井も外野に挑戦してきたが、結局亀井善行には勝てなかった(勝てていない)。 亀井は09年に原監督が指揮を執ったWBCに選出。シーズンでは五番打者で25本塁打を放った。この年の「五番・ファースト・亀井」という響きが好きだった。レフトラミレス、センター松本、ライト谷という面々の中で李承燁はそこまで活躍できず、由伸はこの年腰の持病が悪化、代打で1打席の出場に留まり、その打席のあとで手術していた。 原巨人での最強チームはもちろん、V9が42年前になり、知らない世代の方が多い今では巨人歴代最強チームにも挙がる09年にこの大活躍を見せて、誰もが新時代の主力だと思っていたのだが、10年は205打数で.185、11年には三塁転向するもやはり打撃は低迷。12年は打撃の調子こそ取り戻せなかったが、守備固めとして日本一に貢献した。今思えば亀井を守備固めで使っていたのだから強い強くないという次元ではなかった。 その亀井も13年から底を脱し、14年には交流戦MVPを獲得、15年もあともう少しで規定打席というところまでたどり着いた。今季は打率.246だったが、二番打者での出場も多かったので今までと一概に比較はできない。

守備は鉄壁、盗塁は可もなく不可もなくだが、走塁は鈴木がチームを去った今では寺内と一、二を争う亀井の最大のネックというのは故障の多さにある。ざっと考えて、ケガをしなかった年というのが思い出せない。さすがに種類までは覚えていないが少なくとも07年以降は大活躍した09年以外毎年故障している。高橋由伸ほどではないが、亀井もケガが無ければ、というところにある。 当然、外野手の亀井がケガをすれば外野手が補充される。そこで左打者の橋本、立岡が優先的に起用され、右打者の大田や中井もそこで使われてきた。結果を残した選手は何人かいるが、掴んだ選手はいない。強いて言えば長野である。そういうことを考えれば、亀井という選手は「低くて厚い壁」として何年もあり続けたといえる。

しかし、この亀井も来年で35歳を迎える。もうベテランの域で、鈴木が去った来年からは気づけば日本人外野手最年長、生え抜き野手では阿部に次ぐ二番目の年長者となる。その亀井がいつまでも壁としてあるようでは困る。そろそろ、その低くて厚い壁を超える選手が出てこなくてはいけない。 例えば、重信には誰にも負けない足の速さがある。立岡は昨年100安打を記録している。橋本には肩と印象は悪いが犠打数はセ2位である。今回移籍してきた石川は対左投手を得意にしている。こういった選手が、亀井の壁が低くて厚いうちに超えることができれば、良い方向でのチーム内競争が起きた証でもある。この壁が低く薄くなってから超えたのでは意味がない。 低くて厚い壁を乗り越える選手の出現と、そして亀井がもうあと5年ぐらいは低くて厚い壁として君臨していてほしい、この二つの願いがある。無論、亀井の壁が高くて厚い壁になることを歓迎しないということではない。とはいえ、いつまでも亀井頼みなのも問題なのだが。

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