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15.9.10 勝負所での意思疎通

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-災い転じて福となす あるいは備えあれば憂いなし、といったところだろうか。伝統の一戦、9回裏二死一三塁、一塁走者が帰れば逆転サヨナラという非常に痛い局面となるところで、自らピンチを招いた澤村がしっかりと抑えて辛うじて逃げ切った。

まず試合を簡単に振り返る。二回にマートンの失策もあり先制、村田が犠飛を放ち2点を先行し、6回にも阿部が2ラン。これで行けるかな?と思った矢先にポレダ乱調。6回に鳥谷に適時打を打たれ、さらに7回にはボークもありピンチを招いたポレダが宮國にバトンを託すも梅野に痛恨の二点適時打を浴び1点差になった。この場面で昨日の負け方もあり非常に嫌な予感があったし、連日そういう負けを喫するのではないかとよぎった。 そんな嫌な予感を払拭してくれたのがキャプテン坂本。左中間に突き刺さる見事なホームランでまた少し気が緩んだところで・・・。 マウンドに上がった山口はそこまで悪いとは思わなかった。もちろんよかったとも思わなかったが。ただ「取ってくれないか」というコースもあった。結果だけ見ると悲観してしまうが、内容は本当に良くも悪くも今年の山口鉄也。いつもよりやや悪かったかなという感じに受け止めている。まあかつてと比べてしまうと悲観どころの騒ぎじゃないんだけども・・・

結局山口がワンナウトも取れずに無死一三塁で澤村をリリーフに送り込んだ。どうしてもここでマシソンを出し渋るのは当然だし、ここで出せる、出す監督の方が少ないだろう。幸いにも明日が休みだというのもあった。その澤村、マートンに対して決して最高ではないが最高に近い形でゲッツーをとった。一点を失ったものの二死無走者で福留を迎えられたというのは本当に大きかった。結局福留に安打を打たれたわけで。 その後ゴメスを抑え迎えた九回、上本にあわや、という二塁打を打たれ無死二塁。本当にこの脚本家は過剰な演出をするがそれでもしっかり放送時間内に収めるんだからお見事・・・なのかな。しかし今日は放送時間を超えることを覚悟した。代打今成に送られ一死三塁。梅野の遊撃ゴロ、G+でも赤星・金本両氏も言っていたがギャンブル、あるいはゴロゴーでも一点という局面。 仮定ではあるが巨人ならゴロゴーだったと思う。昨日似たようなケースで巨人も三塁走者鈴木を留めて得点できずというシーンがあったが、あの局面も一死ならスタートを切っていただろう。 そんなラッキーもあり二死三塁となったところで狩野に死球。最初はファールかと思ったが死球であの音となると骨が折れていてもおかしくない。狩野がベンチに一度戻った局面で巨人サイドは通常一走が帰ればサヨナラというのはベースでも踏み忘れない限り当然なわけで外野陣は後退する。東京Dや横浜、旧広島市民なら別としてましてや広い甲子園なわけでなおのこと。しかしあえて外野を通常の守備位置に指示した。長打がないわけではない鳥谷というところであったが、この二日間ゴロ安打以外外野に飛んでいないということが一番大きかったのではないか。この二連戦外野に飛ばされていない打者に頭を越されたなら仕方ないと割り切ったのだろう。 そして狩野が治療中という災いの中で、それを語弊があるが「生かす」形で吉川が外野に指示を伝えに行った。ベンチからの指示を「明確」に、「正確」するベンチワークは素晴らしかった。

昨年の交流戦、金子千尋に九回無安打に抑えられた試合の九回裏だったと思うが、一死満塁か一三塁だったはず。ここで投手を代えて、その間に寺内を外野に伝令に向かわせかなりの前進守備を敷いた。そしてライトライナー、本塁返球も三塁走者走れずというシーンがあったがこれを彷彿とさせた。 結局今日は杞憂に終わり二ゴで終わった。しかし一歩間違えれば優勝争いから脱落する局面は続く中で基本中の基本、正確に、明確に、というのが重要なのは巨人が一番分かっているはず。本来なら伝令に向かう時間がなかったこの局面、棚から牡丹餅をしっかり活かせたことは陰ながら素晴らしかった。そしてこのチームはまだ行けるとも感じた。勝負はこれから。

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記事カテゴリ:
巨人野手
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山口鉄也

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