データで楽しむプロ野球

はじめに

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毎年年間数十試合現地で観戦していましたが、今年は子供が産まれることもあり自主的に自粛して現地観戦回数を減らす予定です。

巨人ファンですが基本的にはどんなチームの試合でも観戦します。以前からデータを取り扱うのが好きだったものですから、今年はデータに着目してこのブログに更新していこうかなと思います。

では本題へ。

得点圏打率

という有名な指標があります。ランナーが二塁以上にいる場合の打席での安打率ですね。ヒットを打てば得点する可能性が高いということで、ここでの打率が高い選手は「勝負強い」という称号が得られる非常にポピュラーな指標です。



しかし、得点差がついてしまっていて得点圏にランナーがいても勝敗に直結しないような試合展開でもこの得点圏打率が計上されてしまうことがあるかと思います。

たとえば、5点差がついている場面で満塁ホームランを打ったとしたら、リードしている場合なら「試合を決めるダメ押しのホームラン」と称されますし、ビハインド時なら「1点差に詰め寄る追撃弾」とこれも賞賛されることでしょう。

ただ、このホームランを打ったシチュエーションでは、その後、前者の場合なら投手が打ち込まれて3点差に詰め寄られたり、後者の場合なら後続の打者が活躍して逆転したとしても満塁ホームランを打ったことで間接的には勝利に貢献できましたが直接的な貢献にはならないですよね。

試合の勝敗が変動する場面で打った選手が直接勝利に貢献したと言えるかなと思います。結果的に試合に負けたとしても、その打席では確かに勝負強さを発揮した、みたいな。

試合を観戦する立場としては、これはまったく個人的な考えですが緊張感のある試合を継続して観戦したいという欲求があります。

現地で何百試合も観戦をしていると、これは私だけかもしれませんが点差が多くついてしまった試合は応援するチームが勝っていても負けていても観戦に対する集中力が途切れがちになってしまいます。私の場合は居酒屋スタジアムと化すことが多いですかね(笑)

逆に点差が拮抗していてお互い譲らない展開で緊張感のある試合が継続していたら集中して観戦していることが多いです。居酒屋スタジアムと化すことも多々ありますが、試合に対する関心は高いままになります。

では、この「緊張感のある状況で観戦していた」というのはどういった状況なのだろうか、うまく数値化できないものかな~とちょっと考えてみたところ、とある推論が出たのです。

それは、

この打席で一発が出れば、先制もしくは勝ち越し、同点に追いつく、逆転する、といった状況、投手の場合でしたらここで打たれたら先制、逆転されるといった状況が継続しているのであれば、緊張感を保って観戦できていたのではないか、ということでした。

ここで一発が出れば勝敗が変動する、といった場面で打てるバッターが、所謂「ここぞの場面で打てる勝負強いバッター」なのではないのだろうか、観戦している人間をわくわくさせてくれる選手なのではないかと思ったのです。

もちろん、大差がついても決してあきらめないで応援をし続けるというのが真のファンの姿なのかもしれません。しかし、緊張感のある試合を見ていたほうが、応援するチームが勝っても負けても根拠のない充実感があったように思います。

では、前振りが長くなってしまいましたが、この「緊張感のある状況」での選手の成績をどのように算出するのかを考えてみました。もしかしたらすでにある指標なのかも知れませんけどね。

それは、

勝敗更新機会時(被)打率

です変なネーミングです(笑)

これは、打者の場合、

ホームランが出れば先制、勝ち越し、同点、逆転になるケースで打席に立ったときの成績

投手の場合、同様に、

ホームランを打たれたら先制、勝ち越し、同点、逆転されるケースでの投球成績

を算出したものになります。

打者の場合、チームがリードしている状況ではこの指標のターゲットにはなりません。あくまで、打つことで勝敗要素が変動する(リードする、同点にする)といった状況での打撃成績です。

例えば、1回の表の先頭バッターはかならず0-0で、ホームランを打てば先制する状況ですからはこのターゲットになります。

2点ビハインドでランナーが一塁にいた場合でも、ツーランホームランが出れば同点ですからこのターゲットになります。

4点ビハインドで満塁ホームランでも同様ですね。

得点圏打率と違って、ランナーがいなかったり一塁にだけいる場合でもターゲットになる場合があるというのがこの指標の特徴です。

リードをしている状況で、点差を突き放すといったタイムリー、ホームランも投手の精神状態を安定させるという意味があると思いますので非常に重要だとは思いますが、ここでは、試合の勝敗が物理的に変動しうる要素があるかということを主眼においていますので、リード時の打撃成績は一切含みません。

また、リードをしている状況や大差で負けているときにで個人成績のために打ちまくって勝利のためではなく、所謂「帳尻」行為をする選手を排除できるというメリットもあります。(本当に帳尻行為をしている選手がいるとは思えませんがね。)

安打としてカウントするのは、ホームランだけではなく、それ以外の安打もカウントします。あくまでシチュエーションを重視しますので、結果が安打で勝敗要素が変動しなくてもOKということにしました。

得点圏打率よりサンプルが多く取得できそうなので、指標としてはなかなかいいものになるのではないかな、と勝手に思っています。

長文になってしまいましたが、今後具体的に数値を出していきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。打者のデータが先に算出できてきていますのでまずはそちらから。



それにしても指標のネーミングがセンスないよな~(笑)だれか考えて~

※VDUCP(Victory or defeat update chance point)と命名してみました。もろ直訳ですね(汗)もっとすっきりするネーミングがあったらお願いしま~す。



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 はじめまして。

 VDUCP(Victory or defeat update chance point)は、ホームランを対象にしてるのですね。

 ホームランでなく打点という意味での率が分かると、勝利に期待できる選手というのが分かりますね。
 つまり、勝利打点となる可能性のある打席での結果ですね。

面白い指標ですね

自分も野球のデータいじり(笑)を趣味としており、
Yahooから飛んできて興味深く見させていただきました。

さて、僭越ながらVDUCPに代わるネーミングを提案させていただきたいと思います。

バスケットボールの試合経過の項目にTies & Lead Changes(同点になった/逆転した回数)というのがあります(参考:http://www.basketball-reference.com/boxscores/pbp/201210300CLE.html)。

これに「機会」のOpportunityをつけてTLCO(Tie / Lead Change Opportunity)というのはいかがでしょうか?
まぁ、厳密には「勝ち越し」が含まれていないのですが。

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年間数十試合ですが東京ドームを中心に現地観戦しています。観戦は2005年から多く行くようになり、2007年、2008年の優勝時には現地にいました。2009年は結婚し、披露宴をした11月7日にジャイアンツが日本一のプレゼントをしてくれました。今年は子供が生まれるので、野球好きになるようせっせと胎教しています(笑)。
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