thinking about football

2016年サッカー日本代表初選出の選手を振り返る

このエントリーをはてなブックマークに追加

 2016年のサッカー日本代表の全10試合の国際Aマッチは11月15日のロシアW杯アジア最終予選サウジアラビア戦で全日程を終了した。戦績は7勝1分2敗。W杯予選ではホームでUAEに敗れ、一時はハリルホジッチ監督の解任論も沸騰したが、MF山口蛍、清武弘嗣、FW大迫勇也、原口元気ら「ロンドン世代」の選手たちの抜擢・活躍もあり、結果として最終予選は前半戦を終えて2位。ファンのハリルホジッチ監督に対する支持も回復したように思われる。     一方でDF長友佑都、MF香川真司、FW岡崎慎司、本田圭佑らこれまで代表を中心となって支えてきた「北京世代」の選手たちが精彩を欠く試合も多くみられ、「世代交代」の気運が高まっていったのも事実だ。ロシアW杯の時点で、「北京世代」の選手たちは多くが30歳を超えることを考えれば、「ロンドン世代」「リオ世代」の選手たちの台頭は不可欠である。2016年度は日本代表の未来を担うことを期待された4人の選手が初招集された。まず、彼ら4人の2016年のクラブ、代表でのプレーについて振り返り、彼らの「共通点」についても考察してみたい。

MF 大島僚太(川崎フロンターレ)

 今季躍進を遂げた川崎での活躍を評価され、6月のキリンカップサッカー2016に向けた代表メンバーに初選出。キリンカップでは出場機会はなかったが、リオ五輪での活躍をハリルホジッチ監督が認め、9月のW杯最終予選に向けたメンバーに再び招集。そしてUAE戦では初キャップ、初先発という千載一遇のチャンスが与えられたが、攻撃面で持ち味を発揮できず、守備面では2失点に絡むミスを犯してしまい、以後は出場機会を得られず。守備力の向上と当たり負けしないフィジカルの強化が今後の課題であろう。

MF 小林祐希(ジュビロ磐田→ヘーレンフェーン:オランダ)

 今季J1に復帰した磐田で開幕からトップ下の位置で中心を担った強気なレフティは大島とともにキリンカップで初招集され、ボスニア・ヘルツェゴビナ戦で初キャップを刻む。その後、オランダ・エールディヴィジのヘーレンフェーンに移籍。加入後はすぐさま中盤の定位置を確保し、今季躍進を続けるチームを精神的にも支えている。9月、10月のW杯予選では召集の声はかからなかったが、11月のサウジアラビア戦に向けた代表に復帰を果たした。サウジ戦の前に行われた親善試合オマーン戦ではボランチとして途中出場を果たし、強靭なフィジカル、高いパスセンスと推進力を生かした躍動感あるプレーを発揮し、初ゴールまで決めて見せた。クラブでも引き続き中心選手として成長を見せており、2017年は人材難に悩む代表のボランチの貴重なオプションとなりうる存在だ。

MF 永木亮太(鹿島アントラーズ)

 FIFAクラブワールドカップ準優勝を果たした鹿島を中盤の底から支え続けたプレーヤー。10月のW杯予選で代表初選出。11月の親善試合オマーン戦で初キャップ。初キャップとは思えないような落ち着きを中盤で発揮し、勝利に貢献した。クラブワールドカップでの活躍も記憶に新しく、その献身性と安定感をハリルホジッチ監督も注視していたはずだ。湘南時代にはキャプテンも務めており、精神面でも信頼の置くことができる存在だ。

MF 井手口陽介(ガンバ大阪)

 2016年のベストヤングプレーヤー賞を受賞した20歳の新星。勢いある飛び込みで相手の攻撃の芽を潰し続け、得点能力も有するボランチ。 11月のサウジ戦に向けた代表に初選出。出場機会こそなかったが、その後Jリーグでも輝きを放ち続けた。一部メディアによれば、オランダの複数クラブが獲得に興味を示しているそうで、2017年中に海外移籍を実現する可能性は低くない。ヨーロッパでハリル監督が求める「デュエル」を磨き、世界基準のボランチに成長することを期待したい。

2ページ中1ページ目を表示中

記事カテゴリ:
タグ:

【お知らせ】
Yahoo! JAPAN IDで記事にコメントできるようになりました

このブログの最近の記事記事一覧

この記事へのコメントコメント一覧

この記事にはまだコメントがありません

こんな記事も読みたい

カシマと 代表と パス速度【くうねるサッカー アラウンド】

ジーコJAPANの評価が低く、ザックJAPANの評価が高いのはおかしい【毎日フットボール】

「出場試合数」は海外組の評価基準として適切か【常勝紅鹿】

ブロガープロフィール

profile-iconydaifootball

  • 昨日のページビュー:492
  • 累計のページビュー:8183

(12月30日現在)

ブログトップへ

このブログの記事ランキング

  1. 2016年サッカー日本代表初選出の選手を振り返る
  2. 現時点でのアジア・オセアニア選抜チームを考える

月別アーカイブ

2016
12
カテゴリー

このブログを検索

スポーツナビ+

アクセスランキング2016年12月30日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss