2011年05月01日
昨日のあり得ない採点から一夜明け、本日は女子のフリープログラムが行われました。
昨日も言ったとおり、私は現在のスケート連盟は腐敗しきっていて採点には特に期待も何もしていません。
ただ各選手が自分の満足のいく演技が出来ることを期待して見ていました。
ショートでは思いがけぬ低評価に笑顔が消えた村上佳菜子。
しかし今日は彼女本来のはつらつとした笑顔を見せるいい演技。
若干の回転不足、エラーはありましたが、よく巻き返したと言っていいでしょう。
PCSでの得点を伸ばせなかったものの、本人も納得の様子。
これからの飛躍に期待を抱かせる内容だったと思います。
昨年の世界女王・浅田真央は、今年の苦しかったシーズンを象徴するかのような締めくくりになってしまいました。
冒頭の3Aは着氷したものの、プロトコルによると
3A<< 3.30 -0.64 -2 -1 0 -2 -2 0 -1 -2 -1 2.66
とのこと。
見た感じ回転不足を取られそうだなと思ってみていましたが、やはり今回も厳しい採点になりました。
2A判定のGOE-0.64で、たったの2.66点。
本来3Aの基礎点が8.5点という得点源ですので、これを大きく失った形に。
今シーズンから回転不足の判定が緩和され、1/4~1/2回転足りないものは基礎点の70%を与え、1/2回転以上足りないものは、これまでと同様に1回転少ない基礎点になりました。
ですので3Aの場合、これまでは成功と紙一重でも2回転半の基礎点は3.5に激減しましたが、新規定では6.0になるわけです。
にもかかわらず、足りていなかった。
ほとんど成功のように見えていても、2.66点。
頭では分かっていても、正直よく分からない、ほんと難しいもんですね。
昨シーズン、極限まで追い込んだ結果が銀メダル。
4年後を見据えて新たによく取られるようになったエッジエラーの矯正に乗りだし、今年はまだその一年目。
シーズン開幕当初の状態を考えれば、よく戻してきたと言えると思いますし、決して言い訳をしない彼女が「今の自分のすべてを出せた」とコメントしていることからも、まだ新たな自分を模索しているところなのでしょう。
全日本選手権、四大陸フィギュアと調子を上げているように感じましたが、やはり調子をキープするということは本当に大変なことなのでしょう。
まして、母国のありえない惨状を目にして、非日常の中で自分自身を見失わないことは、彼女の性格から考えても難しかったのではないでしょうか。
どこかSPもFPも、元気がなかったような…
今はゆっくり休んで、また頑張ろうよ!と言いたいです。
最終グループの一番滑走、安藤美姫。
今期ここまでの試合のフリープログラムですべて1位。
それほどまでにモノにしていたプログラムは、今日も素晴らしいものとなりました。
中盤の2A-2Tが乱れたことを除けばほぼ完璧。
演技終了後はさばさばとした感じで、全日本や四大陸で見せたようなガッツポーズをするでもなく。
130点を超えるかなりの高得点が出ましたが、それにもあまりはしゃぐことはなく。
思えば、安藤美姫は自分を取り巻く色々なものに翻弄され続けてきたスケート人生だったと思います。
ジュニアからデビューした年は四回転ドリーマーともてはやされ、スケート連盟のごり押しとも思える選考によって出場したトリノ五輪では惨敗、後に強烈な掌返し。
翌年の東京ワールドでは劇的に復活し栄冠をつかみ取るものの、世間の話題は良くも悪くもすべて浅田真央、あとなぜかキムヨナ。
バンクーバー五輪でもクレオパトラをノーミスで演じ切るも、あまり評価されずにメダルには届かない。
そして昨日も、理解不能の採点と順位。
よく頑張った、本当に頑張ってきたんだなと思います。
今の彼女からはどこか人生を達観したような孤高の雰囲気さえ漂っています。
「この後のキムヨナによく分からない採点で負けようが、自分はやりきったから何も関係ない」
というくらいの表情に私は感じました。
再び頂点を極めた彼女の視線は、どこを向いているのでしょうか。
ひょっとしたら今期で…なんて可能性もあるかもしれないように感じます。
前日の超採点で見事1位を獲得したキムヨナ選手。
今日もジャンプで抜けが2度ありましたが、またもGOEのマイナス評価は9人のジャッジからひとりも出ませんでした。
それどころか抜けた1Fで加点しておられる、常人とは違った才能を持ったジャッジも居られたようです。
それでもまた超採点で優勝おめでとうかと思いましたが、1ミスの安藤に「惜しくも及ばず2位」に留まりました。
ただ、相変わらずスピードはあり、上半身の使い方は上手だなと思います。
綺麗なジャンプだった冒頭の3Lz-3Tは加点もあって11.70の評価がされています。
やはり過剰に評価されすぎな感は否めませんが、世界のトップスケーターであることに変わりはないのでしょう。
表彰式でなんか泣いてたり、
「バンクーバー五輪の後、なぜ復帰しなければならないのかとずっと悩んできた」
とコメントしていたり、彼女とは関係ないところで、五輪招致の目玉だったりと韓国という国の象徴のように祭り上げられて、大変だったのでしょう。
別に同情しませんが、しかし彼女もまた苦労を重ねてきている人間なのだなと感じました。
人生山有り谷有り。
安藤も不遇の時代を生き抜いて、今日の日の栄光が待っていました。
浅田真央も、村上佳菜子も、まだまだこれから。
そしてまた、今日、努力の成果が結実して形にしてみせた安藤美姫には心からおめでとうと言いたいです。
オフはしっかりと休んで、楽しんで、心も体もリフレッシュしてほしいと思います。
でも、まずは明日のエキシビション、楽しみにしてますよ!
posted by yassol |00:44 |
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2011年04月30日
小塚のドラマチックとも思える奮闘から一夜明け、本日は女子のショートプログラムが行われました。
結果を遮断して、いまフジテレビの中継録画を見ての率直な感想を書きたいと思います。
ですので、ちょっと表現が感情的になるような箇所もあるかと思いますがご容赦下さい。
こんなことを言うのは、こうした記事を書く上で書かないように書かないように意識していました。
でも、私には理解できません。
ショートプログラムの結果、トップに立ったのは韓国のキム・ヨナ選手でした。
これは絶対におかしいと私は思います。
この競技を見ていて、私は初めて
「こんな茶番劇があるか、明日は正直見たくもない」
とさえ思ってしまうほどの感情を抱きました。
ジャッジも人間です。
ですが、こんなジャッジではこの日のために身を削って魂を燃やす選手に本当に失礼だ。
この日のジャッジは全体的に辛めの評価でした。
村上はやや固かったものの、大きなミスは2Aがステップアウトしただけでしたが、まさかの54点台の低評価。
浅田真央も回転不足且つ両足着氷となったことが響いて58点台の低評価。
フラットやコルピ、ゲデバニシビリも小さなミスから得点を伸ばせず、日本選手の低評価は気になるものの、ある程度の地元加点とミスをしない演技を要求するSPなのだなという一貫性はまぁあったのではないかと思います。
それだけに、ノーミスで素晴らしい演技をした安藤(私は安藤の得点も低かったと思う)よりも、得点源の3Lz-3Tが最初のジャンプで抜けてしまったキム選手がトップに立つのはどうしても納得がいきません。
あの失敗ジャンプはプロトコルを見ると、なんと加点1をつけているジャッジさえいました。
スピンの評価はシズニーより上。
PCSは安藤よりも高い評価なんです。
私のような素人が言うのも何ですが、何なんですかねこれ。
浅田真央が3Aを決めようが、もう関係ない採点基準。
何を求められているのか?
どうしてこんな差が付いてしまうのか?
採点競技の永遠のテーマかもしれません。
だけど、選手たちはアスリートとして、演技者として、命をかけて競技に臨んでいると私は思います。
それを評価するジャッジも、本当に命を賭けて勤めているのか?
どうしてキム・ヨナ選手の出場する大会ではいつもこうした話題になってしまうのか?
私にはどうしても理解できないんです。
こんなことが続くなら、いや一回だって致命的だ。
絶対にファンは離れてしまうと私は思います。
場内で起きていたブーイングをカット。
徹頭徹尾キム・ヨナ選手を持ち上げ続けるフジテレビの姿勢にも、今度ばかりは呆れ果ててしまいました。
なんで「おかしい」って、誰もが思うことを、誰も言えないんでしょうか。
これは世界中で愛されるフィギュアスケートの未来を閉ざすほどの、大きな出来事だと、私は強く思います。
明日もジャッジには期待していません。
本当に嫌になりました。
それでも、明日はやってきます。
私も結局、大きな関心を持って中継を見るのでしょう。
どうか、彼女達が報われるような、満足いくような演技が出来ることを、心から願っています。
posted by yassol |00:05 |
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2011年04月29日
久しぶりの更新になりました。
3月11日に日本を襲った、とてつもない巨大地震。
本当に、本当に、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
私はその瞬間、埼玉県にある実家にいました。
小さな揺れがだんだん大きくなり、本棚は崩れ、食器が割れ、壁もわずかに崩れている箇所がありました。
そしてテレビをつけると、信じられないような映像を前に声が出ませんでした。
積み上げたものが、一瞬でなくなってしまった。
自分は、この自然の中に生かされている存在なのだと強く実感し、正直しばらくは何も手に付かないような絶望感を味わいました。
2011、世界フィギュアスケート選手権。
今年は東京の代々木第一体育館での開催が予定されていました。
震災の影響、特に原発の問題から開催は無理だろうなと思っていましたが、案の定延期のアナウンス。
私自身も苦労して男子フリーのチケットを獲得し、本当に楽しみにしていたのですが…これはもう仕方ないとしか言いようがありません。
その後10月に東京で、と日本スケート連盟が発表しましたが、結局モスクワでの代替開催が決定。
今大会は史上最強とも思える陣容を揃えた日本代表陣も、これは大きな影響があったことかと思われます。
今大会を有終の美に…という感じが覗えた高橋大輔を筆頭に、自分がやっていることの意味を考えたり、復興活動への積極的な参加をするという、およそワールドの直前とは思えない非日常の生活を、彼らは歩んできたのだと思います。
そして迎えた本番ショートプログラム。
優勝候補の筆頭だったパトリック・チャンが圧巻の演技で、SPで何と93点台を叩き出しました。
毎年毎年点が出過ぎと思っていたチャンですが、この日は文句なし。
日本代表の3選手はどこか精彩を欠いた内容で、チャンとは12点以上の絶望的な差が開いたSPとなってしまいました。
先ほど終わったフリーでは、最終グループの1番滑走だったチャンが4回転、4回転コンボを着氷し、これでもう勝負あり。
2回ほどミスもありましたが、スコアは何と187.96。
彼はキムヨナさんとは本質的に違いますが、あのときの銀河点をもう一度再現したような、何とも言えない気分になりました。
その直後に登場した織田は最初の4回転コンボが3T-3Tに。
まさかな…と思ったら、その直後にまさかの3A-3T。
ザ ヤ ッ ク 。
これで何度目なんでしょうか。
リンク脇にいたコーチの表情が印象的でした。
そして昨年の王者、高橋大輔。
冒頭の4回転で、ブレードのビスが外れるという、考えられないような、見たこともないアクシデント。
演技は中断、再開は出来たものの、普段の彼からは考えられない失敗ジャンプ。
実況でも触れられていたように、ステップはよかったと思いますが、本当に残念な、残念な結果が突きつけられてしまいました。
キスクラで「ごめん!」という感じにカメラに手を合わせていた姿が印象的です。
顔は笑顔でも、インタビューの最後に
「もう一回やり直したいですね」
とコメントしたのが、すべてではないでしょうか。
悪い流れというものは、こうも伝染するものなのか。
突きつけられた理想と現実。
高橋にしても織田にしても、少なからず「非日常であること」が影響したのではないでしょうか。
だけど、これが現実-
しかしながら、日本勢の最後に登場した小塚崇彦は、今まででも見たことのないような、今の彼にとって最高の、圧巻の滑りを見せてくれました。
冒頭の4Tから始まるジャンプを、その後も全てクリーンに成功。
小塚といえば演技終盤は疲れから来るミスが目立っていましたが、この日の彼は驚くほどの高い集中力を見せてくれました。
スコアは何と180.79!
TESでは驚異の98点台を叩き出し、まあノーミスなので当たり前と言えばそうなのですが、チャンよりも高い得点に。
見事な、銀メダル獲得でした。
今大会は新世代の台頭も顕著でした。
銅メダルを獲得した地元ロシアのガチンスキーはミーシンに師事し、まるでプルシェンコを彷彿とさせるような演技。
4回転ジャンプも成功し、羽生と共にこれからのフィギュアスケート界を盛り上げる超新星が登場したと言っていいでしょう。
また、昨年にひき続き素晴らしい演技を見せたブレジナ、情熱的な魅せる演技のアモディオなど、これからのスケート界が楽しみになる逸材が大いにその片鱗を魅せた大会だったと思います。
考えるべきはなぜチャンや小塚が他の選手と一線を画す高い評価を受けるのかということ。
魅せる演技をしても得点に結びつくでもなく、派手なパフォーマンスをすれば得点に結びつくでもなく。
今求められていることは何か?それを体現しているのがチャンであり、小塚なのでしょう。
スケーティング技術の向上はもとより、スピンやステップでのレベルの取りこぼしをいかに減らせるか。
当然この大会に出場している選手たちはそんなこと分かっているのでしょうが、今一度世界で勝つための改革が必要とされてきているのではないでしょうか。
高橋大輔もこれで終わりは不本意でしょう。
少し休んでも、また王者の滑りが見れることを期待しています。
王者の落日と新星の台頭。
そうやって何事も歴史は作られていくものだと思います。
今は本当にお疲れさまと言いたいです。
そして、また3人が元気に日本のリンクで滑る日が来ることを楽しみに待っています。
posted by yassol |00:20 |
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2011年02月07日
長友の定位置をつとめていたキヴが前節の暴行で4試合の出場停止。
そうした事情や、連戦であることを踏まえると、この試合での先発出場もあるかと思われた長友でしたが、ベンチからのスタート。
ちょうど私が起きて試合を見始めた後半30分からの途中出場になりました。
相手はすでに一人少ないローマ。
トッティが欠場したため、中田がいた頃の、スクデットを獲得したメンバーってもういないんですね…
試合の方は長友が入った直後、ローマがFKからカルジャのマークを外したヴチニッチがゴール、その5分後にCKの混戦からロリアがゴール、1点差に。
この2失点に長友は絡んでいないのですが、出てきてから2失点か…とも思いました。
しかし長友は出色の動きを見せます。
そのスピードはセリエAのトップチーム同士のゲームでも際だっており、何度かビッグチャンスを演出していました。
インテルの選手たちは新加入の東洋人に対しても積極的にボールを回し、それがチャンスを生み出すという好循環、さすがという懐の深さを見せていました。
こうしたところがインテルがインテルたるところなのかもしれません。
オーバーラップしたときは、ほぼチャンスになっていましたし、ディフェンスも安定して、非常によいデビューになったのではないかと思います。
ただ、ちょっと狭いところでボールを受けとった時の対応には改善の余地がありそうです。
これもまあ練習を重ねて、チームメイトと理解を深めていけば問題ないように思いますが。
これでレオナルドの信頼度もあがったことでしょうし、サンシーロに集まったティフォージにも好意的に受け入れられているようですね。
まずは上々なデビュー戦。
次節は「イタリアダービー」、ユーベ戦です。
最近は元気のないかつての盟主ですが、ダービーマッチには期するものがあるでしょう。
そこで先発の座を掴めるか、ジョーカーとしての役割を任されるのか、いずれにせよ出番は高い確率で回ってくることでしょう。
キヴが戻ってくるまでに、確固たる信頼を築いて欲しいものですね。
スナイデルと交替でピッチに入り、試合終了後はエトーと笑顔で抱き合う。
サッカーの不思議な縁を感じました。
もっともっと、彼のプレーが見たいですね。
posted by yassol |11:35 |
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2011年02月04日
昨夜は「長友がスタメンか!」という話で盛り上がりましたが、やっぱりあんなに早くスタメン表が出るわけはありませんで、この試合は大方の予想通りベンチスタートとなりました。
まぁアジアカップの決勝までフル出場して、練習に合流して2日目ですから極めて妥当な判断ですよね。
そして試合の結果、この日は出場機会なしでした。
私は後半の43分くらいから試合を観ていたのですが、ホームで負けてるバーリが攻勢を仕掛け、ロスタイム5分もらったと思ったらカウンターで立て続けにパッツィーニとスナイデルがゴールを決めて3−0。
試合全体を見ていないので何とも言えないのですが、やっぱりプレーの判断の速さや正確さはやっぱり世界トップクラス、さすがインテルだなぁというものを感じさせてくれました。
次回は終末のローマ戦。
ワールドカップ後に長友の移籍先として取り上げられたのも記憶に新しいですね。
取らなかったことを後悔するようなプレーを見せる機会はあるのでしょうか??
試合を観ていた人の話によると、今日のバーリ戦で、警告は出なかったものの、キヴが相手選手(マルコ・ロッシ)と揉めてパンチをしたとかで、あとで出場停止があるんじゃないか?とのことでした。
詳細は分かりませんが、出場機会はあるかもしれませんね。
なんかいいですね、こういう楽しみは。
これからもその動向に注目したいです。
posted by yassol |06:55 |
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