2010年02月28日

女子パシュートは0.02差で銀メダル!

日本がメダルを取れそうな最後のレース、女子パシュートが終わりました。
この競技は前回トリノ大会から採用された種目で、4年前は僅かの差で日本は4位入賞という結果でした。


それから4年後、迎えたバンクーバー。
4人のメンバーのうち、3人が滑走するなかで、日本のメンバーは小平、田畑、穂積。
初戦(ベスト8)の韓国戦は快勝。
この時点で世界ランキング1・2位のカナダ、ロシアが敗退。
ランキング3位の日本にとってはメダル獲得の絶好のチャンスになりました。


前回敗退したベスト4ではポーランドに逃げ切り勝ち。
そしてたったいま終わった決勝戦で、日本は金メダルを掛けドイツと対戦。
レースは残り2周の時点で、1.7秒差。
金メダルがちらついた残り1周、1.1秒差。
そして最後の直線、ほぼ、同時にゴール。
日本は、0.02秒差のきん差でドイツに大逆転負けとなってしまいました。


本当に、目視では確認できないほどの差で、ゴールの瞬間は思わず声を上げてしまうほどでした。
ブレードの先を伸ばしていれば、あるいは…なんて思うほどです。
しかし銀メダル獲得、ちょっと悔しいですけどよかったですよね。
リレハンメルの頃から活躍、長野では無念の故障欠場、どうしても苦労人で地味なイメージが付く田畑選手が、長年頑張った末、ついに銀メダリストですよ!
今大会安定した力を発揮した穂積選手、500mでは悔し涙を流した小平選手も、その後の1000m、1500mではメダルに絡む活躍で入賞。
3人にとって、嬉しい嬉しいメダル獲得になったことかと思います。
本当におめでとう!
出場の無かった高木選手にはメダルの授与はないのですが、この銀メダルは彼女のサポートがあってこそのことなのでしょう。
また4年後はエースとして帰ってきてくれることを期待したいですね。


それぞれの役割を果たし、協力し合ってレースを進めるこの競技は、非常に日本人にも向いているなあと感じます。
いま表彰式が生中継されていますが、3選手とも素敵な笑顔で、朝から何ともさわやかな気持ちになることができました。
僅かに届かなかった金色の輝きには、また4年後に届くように頑張ればいいと思います。


本当におめでとう、小平奈緒、田畑真紀、穂積雅子!

posted by yassol |08:05 | オリンピック | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年02月26日

浅田真央と涙雨。

日本中の注目を集めたバンクーバー五輪、女子フィギュアスケートが終わりました。
結果は金妍児が金メダル、浅田真央は銀メダル、ロシェットが銅メダルを獲得。安藤は5位、鈴木明子は8位。
日本は男女ともに出場全選手が入賞しました。


しかし何というか…
色々考えさせられる大会になってしまいましたね。
第4グループ、第3滑走だった金妍児の発表された得点はなんと150点越え。
第3グループくらいから得点のインフレ化が始まり、テレビを見ながら「金妍児が滑ったら140点くらいいきそうな勢いだね」なんて冗談を言っていましたが、それ以上でした。


滑走前に宇宙レベルの高得点を見せられた浅田選手は、あれほどほしがっていた金メダルの形がどのくらいの大きさに見えたのでしょう。
彼女の持つイメージからは離れたラフマニノフの『鐘』に合わせて演技をする姿は、本当に美しいと感じました。
途中の3-2-2で失敗をして、彼女を支えていた細い糸が切れたのか、その後の3Tに入る前に何かに引っかけた?ようなミスは、普段では考えられないような出来事でした。
インタビューに答える姿は痛々しく感じるほどで、心からその悔しさが伝わってきました。
銀メダルでここまで悔しさを見せる選手が過去にいたかと振り返れば、私の記憶に残っているのはリレハンメル五輪のジャンプ団体でしょうか。
あのときの彼らとの比較はできませんし、状況も異なりますが、信じた道を進み、4年後には彼らのような栄光を掴み取ってほしいと心から願っています。
試合には敗れたかもしれませんが、心だけは強く、負けないでほしいと思います。
でも今日は枯れるまで泣いても、誰もあなたを咎めはしないでしょう。


優勝した金妍児は素晴らしかったですね。
SP・FP含めて、抜群の安定感で前評判通りの力を見せてくれたと思います。
今期は全勝で、「金妍児はすごい」という印象を長い時間をかけて作ったことも勝因の一つでしょう。
本当におめでとうございます、と心から祝福します。


しかしSPのときも感じたことですが、ちょっと点数は出過ぎではないでしょうか。
金妍児はGOEと呼ばれる技の出来映えによる加点が異常に高い。
浅田選手は8点台、きれいにジャンプを決めていたように見えた安藤選手は5点台、そこに金妍児選手は驚きの17・50という超加点。
男子でも最高は優勝したライサチェクの10・00で、他の選手は男女含めてもそれ以下です。
ルール改正が繰り返され、変われば変わるほど金妍児のためのルールになり、日本選手はそのワリを喰って対応に追われている感がするのは、単なる私の思い違いなのでしょうか。


SP直前に母親を亡くし、悲劇のヒロインとなってしまった地元のロシェット。
これも何とも言えないのですが、銅メダルを獲得したものの、FPの出来は彼女本来の滑りからすると今ひとつでした。
フラットや安藤の得点が不当とも思えるほど低く、最終滑走の長洲も妙な時間を待たされ、思ったよりも得点は伸びていませんでした。
彼女たちのほぼミスのない演技は、金妍児選手の今日の出来からすると25点くらい離されるものなのでしょうか?ロシェット選手にも遠く及ばないものだったでしょうか?
「地元だから」
「カナダでやってるから」
それ以外の答えを果たしてみつけることができるのかどうか…。
採点競技の宿命とも言えることですが、いまひとつ釈然としない終わり方になってしまいました(私にとって)。


男子フィギュアでもパトリック・チャンへのFPでの異常な高得点と、プルシェンコへの不当な採点(SPで20位以下の採点を付けた審判が複数いた)があり、またもジャッジに疑念を残してしまったフィギュア界。
北米と欧州(特にロシア)の対立も根深いそうです。
そして次回の五輪開催地はロシア。
めまぐるしく変更されるルール。
今期終了後にもおそらく変更があるのでしょう。


でも、それって何なんでしょうね?
審判を守るためのルールなのか、選手を守るためのルールなのか。
はたまたフィギュアスケート界の未来を守るルールなのか。
どうにも私のような素人には理解しがたい不透明な世界です。
ソルトレイクの悲劇から、360℃回ってただいまという感じだと思ってしまいました。
2人の19歳、か細い身体にのせられた大きな期待、希望。
誰がために、戦ったのか。
一日降り続けた雨は、誰かの流した涙か。
願わくば、彼女たちの努力に報いを。


おめでとう、金妍児。
また頑張ろう、浅田真央。安藤美姫。鈴木明子。その他のスケーター達。
本当に、お疲れさまでした。
本当に、ありがとうございました。

posted by yassol |21:45 | オリンピック | コメント(1) | トラックバック(0)
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2010年02月14日

小さな差、大きな差、上村愛子、涙。

つい先ほど終わった女子モーグル決勝。
日本のエース上村愛子の結果は、4位。


ちょっと言葉になりませんね…。
上村の前の選手が27秒台でフィニッシュし、25点前半の高得点をたたき出しました。
決勝での上村の滑りは完璧とは言えないまでも、これまでの五輪では間違いなく最高の滑りだったように思います。
少なくとも彼女の実力は十分発揮されていたように感じました。
しかし得点は24.68に留まります。
この時点での2位。
その後予選4位、3位の選手がたたてつづけに失敗したものの、ハイルとカーニーはパーフェクトな滑り。
悲願のメダル獲得はまたもなりませんでした-。


長野からチャレンジした彼女の挑戦は7→6→5→4位。
なんという運命のいたずらかと思ってしまいます。
世界選手権の優勝、ワールドカップ総合優勝と、着実に実績と名声を獲得し、昨年にはめでたく結婚。
公私ともに万全の状況に臨んでいただろうだけに、小さいようで大きい差、大きいようで小さい差に泣かされ続けていることは、もう何とも言えません。
上村選手と個人的には何の関係もない私でさえ、本当にショックを受けてしまいます。


インタビューに臨む彼女の目は真っ赤。
涙があふれ、鼻水も出るような状態でありながら、努めて気丈に、冷静に、笑顔で競技を振り返っていました。以下は時事通信より引用です。


どうしてこんな一段一段なんだろうー。
でも、五輪で全力を出すのは難しいこと。それがクリアできて、いい滑りを見てもらえてよかった。
 昨年、一昨年と支えられた人に恩返しできる成績は残してきた。でも、やっぱりメダルを見せることが、次の「ありがとう」だと思っていた。今回は「自分のために頑張って」という人ばかりだったので、それができてよかった。こんなふうに泣いたりすることがあまりないので、みんなは「大丈夫だよ」と言ってくれた。コーチも全力を出し切ったことを褒めてくれ、カービングターンを追求したことを誇りに思うと言ってくれて、それがうれしかった。


そう語る彼女の姿は本当に美しく、日本人にとっても不世出のアスリートである、本当に誇りにできる選手だと私は思います。


本当にお疲れさまでした。
いまはゆっくり休んで、ご自分の身体を癒してほしいと思います。
皆川選手、頑張ってほしいですね。
勇気と感動を頂いたと心から思います。
ありがとうございました、本当にお疲れさまでした。

posted by yassol |13:40 | オリンピック | コメント(0) | トラックバック(1)
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2010年02月14日

【速報】モーグル予選 上村は5位通過!日本女子も全員通過!

いよいよ開幕したバンクーバーオリンピック。
ノーマルヒルは密かに期待していたのですが、まあ実力通りの順位が出ましたね。


なんと言っても初日にしてメダル獲得最大のチャンスとも言える女子フリースタイル、モーグル競技が始まりました。
期待は一昨年の世界選手権総合優勝、昨年の猪苗代世界選手権優勝のエース上村愛子。
その他にも長野五輪覇者里谷多英、進境著しい伊藤みき、若い村田愛里咲の4人が出場。


各国の選手が競技が進み、各選手が最高の演技を披露する姿を見て、なんとなく目頭が熱くなりました。
ああ、オリンピックが始まったんだなと感じさせます。
ジェニファー・ハイルや、ハナ・カーニーは25点を余裕で超えてくるすばらしい滑りを見せます。
メダルのラインは25点中盤くらいかと思いましたが、26点台の争いになるかもしれません。


今シーズンの上村は好不調の波が激しく、ドキドキしながら見ていましたが、途中バランスを崩すものの彼女の持つ軽快なスピードを見せ、24.31点とまずまずの5位に入りました。
里谷は13位、伊藤は15位、村田は11位。


モーグル決勝は20人の決勝進出者が順位が下の順番の選手から一発勝負の滑走をします。
アメリカ、カナダの選手を見ていると弱気になってしまいそうですが、上村が本来の力を発揮すれば25点台の滑りは確実でしょう。
なんとしても、滑走を終えた後にはトップに立っていてほしいですね。
どの選手も頑張っているのでしょうが、何とか、今回は神様が味方してくれることを願います。
明らかに失敗だった里谷、伊藤、予選では一番力を発揮できたように見えた村田にも期待しましょう。


決勝競技は12時30分から。
頑張ろう、日本代表!

posted by yassol |10:31 | オリンピック | コメント(0) | トラックバック(0)
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