2008年06月27日

いま、アジアが熱い!(2) ~アジア最終予選各組の展望~

ついに最終予選(正確に言えば4次予選)の抽選結果が出ました。
この日を楽しみに、ようやくこの日が来たかという感じですね。
前回の記事でも書いたように、アジアのレベルは拮抗していて、それでいて面白い試合が多く、自分がアジア人であることを誇りに思えるくらいだと私は思っています。
今日の抽選、テレビ朝日で生中継!なんて言っていたら見事に中継されなかったのには笑いましたが、出てきた結果には驚かされました。


グループA
オーストラリア
日本
バーレーン
ウズベキスタン
カタール

グループB
韓国
イラン
サウジアラビア
UAE
北朝鮮


というものです。
楽な相手はひとつもありませんが、正直隣の組よりはよかったですね。
しかも明らかに。
サウジアラビアと日本の振り分け抽選がまず行われたんですが、まず日本がポット2に入ることが決まりました。
これがもし日本がサウジの位置にいたとしたら、相当タフな印象を与える組み分けになっていたことでしょう。
さらにサウジとバーレーンの組み分けで、サウジがB組に行ってくれたのも正直なところラッキーだったと思いました。
進境著しいバーレーンですが、それでも強国のプライドがあるサウジよりは組しやすい相手と言えるでしょう。
あらゆる場面で対戦を重ねているので、未知な部分がないのも好都合だと思います。



ウズベキスタンは不気味ですね。
3次予選の最終戦では大敗を喫しましたが、予選突破が決まるまでは全勝。
ホームではサウジアラビアを3-0で一蹴しているという成績が充実ぶりを物語っています。
昨年行われたアジアカップでは各方面からそのプレーぶりに絶賛が送られているとおり、いまアジアで1番勢いのあるチームと言えるかもしれません。
相性は記録上ではいいですが、そのデータはあまりアテにならないと考えるべきでしょう。



カタールはそんな強いイメージはありません。
よっぽどイラクが来た方が嫌だったです。
しかしながら、今回の対戦国との戦績を見ると…
対 オーストラリア 5勝 4分 6敗
対 ウズベク 4勝 1分け 
対 カタール 2分け 3敗 
対 バーレーン 5勝 1敗
というように、カタールだけには勝ったことがないんですね。
そうだったかなあ…というような気もしますが、選手達が苦手意識を持っていないと良いなあという感じです。
エメルソンが代表から外された、というような報道も見ましたが、また日本のピッチに、そして強力な敵として現れるのはすごく楽しみです。
なんとか出場してくれないものでしょうか。



日程も最後の方を除けば恵まれたという印象です。
 9月 6日(土):バーレーンvs.日本
10月15日(水):日本vs.ウズベキスタン
11月19日(水):カタールvs.日本

2月11日(水・祝):日本vs.オーストラリア
3月28日(土):日本vs.バーレーン
6月 6日(土):ウズベキスタンvs.日本
6月10日(水):日本vs.カタール
6月17日(水):オーストラリアvs.日本

ラスト3連戦の移動はきつそうですね。
ACLを闘っている選手は
準々決勝: 9月17日・ 9月24日
準決勝: 10月 8日・10月22日
決勝: 11月 5日・11月12日
ですので、相当きつい移動を強いられそうです。
さらに、ライバルと見られる豪州とウズベクとの対戦は最初にホームでやるので、ここで何としてでも叩いておきたいところです。
初戦のバーレーン戦もアウェイですが、これも同様に落としてしまうと相当不味い展開になってしまうでしょう。
空気を読めてるかは分かりませんが、豪州と日本の2強がすんなりと通過するような展開だといいのですが…



B組は相当カオスな事態に陥ってます。
韓国・イラン・サウジのうち、確実に1国はプレーオフ以下の成績になるわけですから。
しかも北朝鮮とUAEも相当なくせ者。
北朝鮮は3次予選6試合で無失点。
UAEはイラン・シリア・クウェートと同居する困難なグループを辛くも突破してきました。
中東を苦手とする韓国にとっては相当きつい組み合わせになったんじゃないでしょうか。
ある意味グループA以上に注目をしたくなるような激戦区と言えるでしょう。



これでもしも、3位同士のプレーオフで日韓戦に出もなったりしたら、世間は空前の盛り上がりを見せるんじゃないでしょうか。
視聴率低迷、代表人気低迷と嘆くサッカー界に、一大センセーションを巻き起こす一大決戦になるんじゃないですかね。
しかしそんな心臓に悪い展開は勘弁してほしいです。
寿命が縮んでしまいますよね。



想像するだけでも楽しすぎるアジア最終予選!
ACLと一緒に、ここから世界にアジアの、日本のサッカーを発信していきたいですね!
9月が楽しみです。
いま、アジアは熱い!

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posted by yassol |19:39 | サッカー | コメント(7) | トラックバック(0)
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2008年06月22日

おそロシア、オランダまでも食べる

なんとなんと。
やっぱりというか。
ロシアがオランダを倒してしまいました。


今大会無敵の強さを誇ったオランダ。
対するはヒディンク率いる不気味な不気味なロシア。
オランダはロシアよりもスウェーデンとやりたかったような気もしましたが…


試合は後半パブリュチェンコが先制。
そして追い詰められたオランダはファン・ニステルローイが起死回生の同点弾。
90分では決着がつかず、延長戦へ。


延長後半、アルシャヴィンからのクロスボールに飛び込んだのは途中交代で入ったトルビンスキ!
粘って持ち込んだアルシャヴィンもすごかったし、角度のないところから魂で入れたかのようなトルビンスキも素晴らしかったですね。
まさかあれが入ったのか、というのがオランダ人の正直な感想ではないでしょうか。
そして、右サイドからのパスに抜け出したアルシャヴィンがトドメとなる3点目を決める。


このアルシャヴィンという選手、すごいですね。
なんでもUEFA杯を制覇したゼニトのエースストライカーだとか。
この緊迫した試合、熱くなる試合で戦況を見極め、周りをよく見ている。
3点目なんてファン・デルサルの股抜き。
延長に入ってからは、オランダは彼の縦への突破に全く対応できていないのが印象的でしたね。
正直いままでよく知らなかったことが申し訳なくなるくらいでした。
アルシャヴィンの電話番号聞いて謝りたいくらいです。
欧州にはこういうプレイヤーもいるものなのかと、非常に感心した朝になりました。


しかししかし特筆すべきはフース・ヒディンク。
何者なんでしょう、この人は。
ついに母国、しかも珍しく非常に調子の良かった母国までも喰ってしまいました。
ヒディンクの作るチームはとにかく走り負けしない。
韓国も、オーストラリアも、とにかくスタミナ豊富なチームでした。
そして、運をも味方に付ける。


まさかまさかのロシア勝利。
ポルトガル、オランダ…
ユーロの話題を席捲したチームがことごとくベスト8で姿を消しました。
ここまで予選1位通過は全て敗退したということです。
と、なると…
スペインはどうなることか!?


今日の夜はアジア予選にユーロ。
まだまだ眠れない夜は続きそうですね!


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posted by yassol |06:22 | サッカー | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年06月21日

中田浩二、田邊伸明氏と代理人契約解消

今朝のニュースです。
以下は報知新聞のソースより。


 バーゼルから鹿島に復帰するDF中田浩二(28)が、FIFA(国際サッカー連盟)公認代理人の田邊伸明氏との契約を6月末をもって更新しないことが20日、分かった。同氏に帰属していた肖像権などの権利を鹿島に戻し、新たな代理人とも契約しない。21日の正式契約、復帰会見を前に、鹿島に骨を埋める覚悟を決めた。

 2004年1月、鹿島との契約切れを待って、移籍金ゼロでフランス1部・マルセイユへ移籍。強行手段ともいえる手法が批判され、一部サポーターから「裏切り者」と呼ばれることもあった。だが、今後は代理人をつけないことで移籍を完全に封印。残りの選手生活を鹿島にささげる意向だ。

 実は海外でプレーしている間も、カシマスタジアムの年間シート200万円分を毎年購入していた。移籍金を残すことが出来なかった分、クラブの利益につながるよう、ポケットマネーから大枚をはたいていた。4年ぶりに復帰する古巣への恩返しに心血を注ぐ。


近年、表舞台でもよく耳にするようになった代理人稼業。
このソースには
>>強行手段ともいえる手法が批判され、一部サポーターから「裏切り者」と呼ばれることもあった。
とありますが、この時の移籍は実にひどかったですね。
0円移籍事態は最近になって普通になったように感じますが、中田浩二の場合は契約延長を内々で約束しておきながら、サインをせず、交渉を引きずって契約切れを狙った、というところに批判が集まったのでしょう。
そのへんが長谷部の移籍とは違うところですよね。


もともとマルセイユからも完全移籍のオファーはあったのですが、3億5千万以上を要求する鹿島に対して、マルセイユ側の提示した額は雀の涙。
2000万~3000万程度だったとも言われています。
相当な隔たりがあったようで、鹿島としてもこんな額でクラブの宝とも言える選手を放出するわけがないとう考えがあって当然だと思います。
それが交渉術の末に、0円で移籍。
無料。
こうした移籍がほとんど無かった当時(今でもこんな後味の悪い移籍はありませんが)、多くのサッカーファンは憤りを感じたものです。


そんなファンを裏切るような移籍劇に深く絡んでいたのが、田邊伸明代理人でした。
スカパーの番組などで目にすることは結構ありましたが、とにかくこの時期はトラブルとも言えるような移籍が多く、残念ながら悪い意味で有名になってしまいます。
2002年には国内移籍期限ギリギリで中澤がマリノスに移籍。
そしてレッズサポーターには忘れられない山瀬の移籍。
ともに移籍期限ギリギリで、その後のチーム作りにも大きな影響が出てしまうような時期に主力を移籍させる神経が私には分かりませんでした。
しかも、寝耳に水のような移籍。
選手の味方なのは代理人として素晴らしいことだと思いますし、当たり前なんでしょうが、クラブやサポーターを無視したような行為は、決して褒められたものではありません。


最近では元ジェフの選手が多数所属する「カンテーラ」という事務所も悪い意味で有名になってしまいました。
契約選手一覧を見た時なんて笑ってしまう程。
 ■プロサッカー選手 
  ≫ 茶野 隆行(ジュビロ磐田) 
  ≫ 村井 慎二(ジュビロ磐田) 
  ≫ 林 丈統(京都サンガF.C.) 
  ≫ 佐藤 勇人(京都サンガF.C.) 
  ≫ 佐藤 寿人(サンフレッチェ広島) 
  ≫ 山岸 智(川崎フロンターレ) 
  ≫ 要田 勇一(AC長野バルセイロ) 
  ≫ 水本 裕貴(ガンバ大阪) 
これみーんな元ジェフの選手です。
自分がもしジェフのサポーターだったら、こんな会社絶対に嫌です。
積極的に移籍をそそのかして斡旋してるんじゃないか、と思われるくらいですよね。


当時の田邊代理人も、そういったところが多く見受けられました。
ですが、最近ではそうした移籍はあまり見なくなってきています。(田邊代理人)
最近は更新していませんが、ブログで事細かに状況の説明や、疑問に対する回答を、答えられる範囲でしている姿は好感が持てました。
ブログが炎上しているにも関わらず。
ワールドカップジャーナルに出演しているときの、気の良い兄ちゃんのような姿が本来の姿なのかもしれません。
現在でも有力選手を多数抱え、活動しているそうです。
しかし中田浩二選手が移籍をしないために代理人との契約更新をしない、ということならば、契約している限りは移籍目的があるからということでしょうか?
この辺も今朝のニュースを見てよく分からなかったところですね。
別に今更田邊代理人を目の敵にしている人は少ないだろうし、何の目的があってのことなのかなあと思うところです。


また、中田浩二が鹿島に戻ってレギュラーポジションを確保できるのかという疑問もあります。
小笠原と青木のボランチ、特に今年は青木がよく見えますからね。
控えの中後のモチベーションも心配です。
前目には野沢、ダニーロ、本山…
今までレギュラーだった経験のない選手にポジション争いで敗れて移籍希望を出す五輪代表主将もいる時代です。
中田浩二もうかうかしてられないでしょう。
もっとも、ポジション争いに負けて移籍するような選手ではないと思いますが…


代理人契約を延長しないという決断がどう出るか、見守っていきたいところですね。

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posted by yassol |07:54 | サッカー | コメント(3) | トラックバック(1)
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2008年06月21日

恐るべきトルコの勝負強さ

EURO2008準々決勝クロアチアvsトルコ。
実力も拮抗したこの勝負は延長戦へ。


延長後半14分、クロアチア・モドリッチのクロスボールからクラスニッチがゴール!
要するに試合終了間際、決まりである。
普通に考えたら、これで試合終了となって何もおかしくない状況であったが、トルコが奇跡を見せる。
なんと延長後半17分、カウンターからトルコのセントゥルクが起死回生の同点ゴール!
まさにラストプレー!
この土壇場、起死回生の同点ゴールで勝負はPK戦へ。


PK戦での勝負は非常にメンタル面が要求される。
土壇場での同点劇に、もはやクロアチアの精神力は限界を迎えていた。
3人連続で成功したトルコとは対照的に、クロアチアは長らくトルコのゴールマウスを守るリュシュトゥ・レチベルの前に4人中1人しか決められず。
トルコの準決勝進出が決まった。


リュシュトゥといえば2002ワールドカップでも活躍した選手。
3位に躍進したことが今でも鮮明に記憶されます。
いまでもこうして活躍していることは嬉しいことですね。
こうした極限状況では、やはりベテランの持つ力というものは特筆すべきものがあります。
目に見えない、雰囲気というか…オーラというか…
こないだのバレーの荻野選手でも似たようなことを感じました。


これで準決勝はドイツvsトルコに。
かなり渋い、それでいて大注目の好カードとなりました。
これで決勝のカードがトルコvsロシアなんてなったら、色んな意味で涙ものですね。
期待したいです。


それにしてもトルコは勝負強い。
まずトーナメントでは当たりたくない相手だろう。
ひとまず、トルコの勇者たちよ、おめでとう!

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posted by yassol |06:37 | サッカー | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年06月19日

水本裕貴選手 ガンバ大阪退団を公式HPで発表

オフィシャルHPにきましたね。
以下はガンバ大阪HPより。


DF水本裕貴選手 ガンバ大阪退団へ 
 
 弊クラブ所属DF・水本裕貴選手(22歳)は本人のガンバ大阪を退団する意志により、現在、他チーム移籍に向け本人交渉を含めたクラブ間の交渉を行っております。

現在に至るまでに、クラブとして慰留を前提とした話し合いを本人と継続的に行ってきましたが、最終的には本人の意思を尊重しました。また、昨日の練習不参加については、クラブとして許可を出したものであることをお知らせしておきます。

今後、水本選手はガンバ大阪の練習には不参加となり、本人交渉を含め、クラブ間交渉が成立次第、然るべき発表をさせて頂きます。 


だ、そうです。
>>また、昨日の練習不参加については、クラブとして許可を出したものであることをお知らせしておきます。
とアナウンスされていることから、クラブに対する問い合わせや意見が相当多かったのだろうという印象を受けました。
何が事実かはよく分かりませんけども…


報知新聞で言うところの「ある主力選手」の発言だったり、スポニチで言うところの山本強化部長の「行き違いがあった」発言は、どういうことなのでしょう。
個人的には、ガンバが水本に貸しを作ったように見えなくもないですが…。
このへんにうまく対応できなかったのも、ガンバフロントとしては誤算だったのかなと思います。
ガンバも「DF水本裕貴選手 ガンバ大阪退団へ」なんていう、新聞記事のタイトルみたいなリリースを出すのは不本意だったでしょう。
あまりにも反響が大きくて、記事を追認せざるを得なかったのでしょうか。


さて、3億円とも4億円とも言われる移籍金を捻出するクラブは、果たして名乗りを上げるのでしょうか。
ガンバも3億円+青木良太を千葉に支払っていますからね。
易々と値切って放出するようなことだけは避けなければいけません。
7月上旬に迫った、北京五輪代表の発表も、俄然興味が湧いてくるところです。


五輪代表の主将に突如舞い込んだ移籍騒動。
Jリーグが大好きな人も、代表を応援する人も、今後見逃すことのできない話題になることは間違いないでしょう。
まずは経過を見守りたいと思います。

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posted by yassol |15:53 | サッカー | コメント(21) | トラックバック(0)
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2008年06月19日

水本裕貴、職場放棄で京都に電撃移籍

これにはびっくりしました。
どこのブラジル人の仕業かと思いましたが、思い切り日本人です。
しかも、北京五輪代表のキャプテンじゃないですか。


今シーズン泥船状態だった千葉からガンバに移籍した水本。
しかしそこでは鳴かず飛ばず。
1対1の強さはすっかり影を潜め、ベンチを温める日が続いていました。
そこで入ってきた今日の衝撃のニュース。
以下はソースより抜粋。


G大阪のU―23日本代表主将DF水本裕貴(22)が北京五輪での飛躍を目指し、京都へ電撃移籍することが18日、濃厚となった。今季、千葉から移籍しG大阪と3年契約の完全移籍で新加入した水本は、この日のチーム練習を無断で欠席。関係者によれば、出場機会減に悩んでいた水本は練習をすっぽかし完全移籍での獲得を目指している京都と交渉を行ったという。今後はG大阪と京都が移籍金などの条件面で詰めの作業を行うが、日本人選手にはほとんど前例がない“強行移籍”は、波紋を広げそうだ。

 反町ジャパンの一員として活躍を目指す北京五輪の直前に、DF水本が前代未聞の行動に出た。無断でのチーム練習欠席。掟(おきて)破りともいえる“職場放棄”だ。

 事前の連絡は一切なし。クラブ関係者によれば、リーグ再開初戦の25日の京都戦へ団結を図るチームを見捨て、京都と移籍交渉を行っていたというのだ。関係者は「(水本が)試合に出られる環境に行きたいという話はずっとあった。チームの中でも、そういう話は出ている」と明かした。

 G大阪では昨年11月、FWマグノ・アウベスが同様の形態でアル・イテハド(サウジアラビア)と極秘で移籍交渉した過去がある。クラブは、19日にも罰金を含めた処分を検討する。日本人では過去例がない職場放棄→強行移籍が実現すれば、今後、大きな波紋が広がることは間違いない。


とのこと。
これは…。
最近は美人アスリートとの交際で注目を浴びたかと思ったら、次には予想の遥か斜め上を行くようなニュースが出てきました。


水本本人は、このような移籍が北京五輪に向けてプラスになるとでも思っているのでしょうか?
>>北京五輪での飛躍を目指し-
この部分なんかはギャグで言ってるのかと最初は思いましたが…
プロの決断なので、私には理解できない部分もあるでしょう。
でも、誰だって職場放棄なんてしないと思います。
こんな移籍がうまくいくとは到底思えないのですが。


京都も京都で、いきなりこんな形で移籍してきた選手にレギュラーの座を与えるんでしょうか。
他の選手に影響が出そうですね。
増島なんて最近頑張ってるなーと思っただけに、どんな影響が出るのかが気になるところです。


千葉を半ば見捨てるような移籍。
ACLでも決勝トーナメント進出、ナビスコ決勝Tも残っているガンバからの強行離脱。
水本選手の潜在能力を買っている方だと自分では思っていましたが、ちょっとこうしたことが続くと、代表選手としての資質に疑問符を付けざるを得ません。
というか人間的に問題があるようにさえ感じます。
これじゃ千葉サポーターも浮かばれないんじゃないでしょうか。


しかし、ガンバの主力選手に謎の移籍はよく起こりますね。
このあたりの真相も気になるところです。



※追記
もうひとつリンク


誰も知らなかった水本裕貴(22)の背信行為に、G大阪側は怒りをあらわにした。ある主力選手は「ガンバもこれからという時に…。どういう理由があっても、みんなの士気は絶対に下がる。この次、来るとしたら、どの顔下げてくるのか」と語気を強めた。西野監督はこの日の練習後「いろいろと頭が痛い」とうめいた。

 水本の移籍に備え、クラブはこの日、7月末で契約満了となる予定だった新助っ人のDFミネイロを“急転残留”させた。19日には急きょ全体ミーティングを行い、全選手に水本の行為を報告する。G大阪は選手を処分する場合、罰金を科してから、必要があれば追加処分、というスタイル。水本に罰金処分は確実だが、さらなる追加も十分に考えられる。


そりゃやっぱり怒りますよね。
自分の応援するクラブでこういうことが起きたら、私は悲しいです。

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posted by yassol |07:33 | サッカー | コメント(27) | トラックバック(1)
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2008年06月19日

ヒディンク、恐ろしい子

今朝行われたEURO2008グループD最終戦、スウェーデンvsロシア。
スペインが1位通過を決めているために、残る一つの椅子、オランダ戦へのチケットを巡っての争いとなった。
勝ち点では並んでいるものの、得失点差ではスウェーデンがリード。
引き分け以上で決勝トーナメントに進出することが決まっていた。


単純に戦力だけならスウェーデンに分があるように思えるが、相手のロシアは今大会切手のくせ者。
なんといっても、監督があのヒディンクである。
オランダと韓国をW杯ベスト4、豪州をW杯ベスト16、PSVをUCLでベスト4にそれぞれ導く。
どれをとっても輝かしい戦績である。


ヒディンクのサッカーは、とにかくよく走る。
各ラインが連動してプレスをかけまくる、体力勝負のサッカー。
怪しい判定は多くあったが、2002年の韓国もよく走る好チームだった。(ラフプレーは除く)
ここに今年のUEFA杯を制したゼニトの選手を中心に、どんなサッカーをするのかが大変興味深いものがあった。


そして、ロシアはスウェーデンを2-0で下す。
2トップで先発したアルシャヴィンとパヴリュチェンコがそれぞれ1ゴール。
共にロシアリーグの選手で、こういうところで結果を出す辺り、リーグの充実売りも伺える。


しかし褒めるべきはヒディンク。
彼の戦績に、またひとつ勲章が加わった。
うまくいかなかったのはリーガ時代くらい(マドリー、ベティス)なもので、あとは必ず満点以上の答えを出し続けている。
さて、次戦は最強のオランダだが、いかに。


ヒディンク、恐ろしい子だ。

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posted by yassol |06:34 | サッカー | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年06月19日

ユキチャン、おめでとう! ~関東オークス(GⅡ)制覇!~

本日行われた関東オークスで、2番人気のユキチャンがなんと優勝!
これはすごいですね。
しかも8馬身差の圧勝で、他馬には影をも踏ませぬ素晴らしい勝ちっぷり。
勝ちタイムは2分14秒7、これはレースレコードで、レースの質・タイム共に超一級品の勝ち方だったように思います。


いやあ、すごいですね。
ちょっと感動しました。
武豊を背に4コーナーを駆け上がってくる姿は、まるでお父さんのクロフネを見ているよう。
クロフネ×母父SSですので血統は超一流ですが、どうにも弱い印象しかない白毛馬がこんな勝ち方をするとは、いやはや恐れ入りました。


今後はどうするのでしょうか。
ジャパンダートダービーにはユビキタスやサクセスブロッケン等の例年にない強豪が出てくるのでしょうが、相当夢のふくらむ勝ち方だっただけに、今後が非常に気になるところです。
秋はジャパンカップダートや東京大賞典で見られると思うと、ものすごくわくわくしてきます。


どうにも不調だった武豊はこれを浮上のきっかけに出来るか。
以下は武豊Jのコメント。
「アイドルホースだったので今日は緊張しました。ただ可愛いだけじゃなく、強い姿を見せられてホッとしています。パワフルで、お父さんのクロフネに走りが似ていますね。これからも応援してください」
とのこと。
手放しで「飛んだ」とか「すごい」とか言わないところが、色々な意味で気になるところですが、ユキチャンの持つポテンシャルに期待せずには居られませんね。
白馬に乗った武豊は、やっぱり絵にもなりましたし。


ともかく今日はおめでとう、ユキチャン!
厩舎でおいしいニンジン食べてね!

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posted by yassol |00:37 | 競馬 | コメント(0) | トラックバック(1)
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2008年06月18日

フッキが欧州移籍?

もはや恒例行事となっている、ブラジル人Jリーガーの遅刻。
以前書いたエメルソンの記事でもそうなんですが、とにかくまあチーム始動日に間に合わない選手が多いです。
他では柏のエジウソンなんかも思い出されるところ。


さて、今回は東京ヴェルディのフッキとレアンドロの2選手が帰ってこず困っているようです。
フッキといえば、J2札幌やJ2ヴェルディで大活躍した後、今年レンタル元の川崎に復帰した選手ですよね。
ジュニーニョ、チョンテセ、我那覇、黒津、都倉とFWの選手層が厚い川崎に加入と言うことで、その破壊力を想像するや他チームサポは恐ろしいことだったでしょう。


しかしシーズンが始まってみると全く周囲とかみ合わず、フッキ自身も沈黙。
シュート数が多いだけで空回りしているように見えました。
また、起用方法などを巡り関塚監督と対立。
3月26日には川崎を電撃退団してしまいました。
これは3月27日に浦和を電撃退団したエジムンドより早い数字です。
あのときもびっくりしましたよね。


そこでフッキは昨年に大活躍した東京ヴェルディに活躍の場を求めて移籍。
完全移籍だったそうで、その移籍金は5億円にものぼるとか。
古巣に戻ったフッキはそれなりに活躍して、ここまでチームトップの5得点。
でもどうでしょう。私としてはそんなに脅威に感じなかったような気が…


その後、日本代表のW杯予選に合わせた中断期間で、帰国。
現状再来日していないようで、なんでも日本の審判への不満に耐えられず、他国でのプレーを希望していると報じられています。
移籍先として挙げられているのはマルセイユ、ポルト、スポルティング・リスボン、アトレティコ、あとはやっぱりカタールなどなど。
かなりの一流クラブばかりですが、どこまで本当なのでしょうか?
選手主導な代理人ぶりの目立つテオ氏がどう動くのかが興味ありますね。


今日の報道ではフッキ自身はヴェルディ残留を希望している、なんて話も出てました。
どこまで本当かは分かりませんが、仮に残留したとしても、これだけやってしまうと火種が残ってしまうような気がしますが…
5億円という大金を取り戻せるのであれば、移籍させるのも手だと思います。
チーム事情もあるでしょうし、フランシスマールも浮かばれませんが、まだ間に合うんじゃないかなーと個人的には思います。


それでも増え続けるブラジル人選手。
中にはポンテやフランサのようにプロ意識の高い選手もいるんですが、ピッチ上以外での話題にも事欠かないのはさすがですね。

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posted by yassol |18:00 | サッカー | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年06月18日

死闘の果てには ~EURO2008 C組~

グループリーグの争いもいよいよクライマックス。
その中でも、開幕前から大きな注目を集めたのが「死の組」と呼ばれるC組。
通常、死の組とは実力が伯仲していて、どこが勝ち上がってもおかしくないような厳しい組み合わせ、というような場合に用いられる。
この組は文字通りの死の組で、オランダ、フランス、イタリア、ルーマニアという欧州の強豪が寄りにも寄った激戦区であった。


しかし、ふたを開けてみるとオランダが圧倒的な快進撃を見せる。
直近のW杯で優勝したイタリアに3-0の圧勝。
そしてそのW杯で準優勝だったフランスにも4-1。
まさに影をも踏ませぬような攻撃力で、早々に1位通過を決めた。
また、このグループでは一枚力が落ちると言われた(それでもすごいメンバーなんですが)ルーマニアは、フランス、イタリア相手に引き分け。
得てしてこのような死の組ではこういうチームが突破するんだよなーとも思ったりしたものだ。


そして今朝行われた最終戦。
イタリアvsフランスは、2006W杯決勝の再戦となった。
その時とは打って変わって、お互いに自力での突破は無くなった、半ば運頼みとも言えるような状況に、サッカー界の激しい浮き沈みを感じさせる。
いくら素晴らしいサッカーをして相手に打ち勝ったとしても、ルーマニアがメンバーを落とすであろうオランダに勝ったら終わり。
また、語り継がれるような撃ち合いの果てに引き分けに終わったとしても、ルーマニアが引き分け、あるいは2点差以内の負けならお互いに敗退。
EURO2000決勝での劇的な試合が記憶に新しいが、まさかこんな状況でこの一戦を迎えることになるとは、ほとんどの人が予想の付かなかったことではないか。


試合開始からゲームを支配したのはイタリア。
ボールはフランスが持っているが、全く危なげなくこれを捌き、カウンターからチャンスを量産する。
前半8分頃、フランスの司令塔リベリーが負傷退場。
ザンブロッタとの競り合いで、左膝の裏側あたりをやってしまったようだ。
狙ってやったわけではないだろうが、ちょっとやばい感じで、今後が心配される退場であった。


その後フランスは期待の新星ナスリを投入。
どうなることかと思ったが、チームが好転するには至らず。
どうにも攻撃が散発で、中央突破ばかり狙ったり、ここぞというところでパスを出さなかったり。
日本戦での活躍の印象が強いゴブなんかは、この日は完全にブレーキ。


この日のイタリアは裏へのボールがよく通り、決定的なチャンスがたくさんあった。
そのほとんどがトニへのボールで、しかしこれを決められない。
何回外すんだと思った矢先、裏へのパスにまたもトニが反応。
長い足を出してトラップした所、エリア内でアビダルがこれを倒してしまう。
これは言い訳の聞かないファウルで、(うまく足を残したトニもすごい)得点機会の阻止から一発退場。
ここで得たPKを、試合前には先発落ちとも伝えられたピルロが左上に決めてイタリアが先制。


一人少なくなったフランスは、入れたばかりのナスリをあきらめてブームソンを投入。
ナスリはかわいそうだった。
期待の若手にこんな変え方をしてしまっては、掴めるはずの流れも逃してしまうような気がするのだが…
10人になったフランスは、それでもポゼッションをキープしてイタリア陣内に攻め入る。
目に付いたのはベンゼマ。
さすがフランスの得点王。話題だけじゃない力の片鱗を見せてくれたように思う。
後半エリア付近から放ったシュートは、コース・スピードとも超一流のそれであった。
しかし、ブッフォンがこれを片手ではじき出す。
ここがこの試合の分け目になったように思う。


イタリアはゴール手前で獲得したFKをデロッシが決めて追加点。
アンリの足に当たってコースが変わるという、フランスの不運。
手で顔を覆っていたアンリの姿が印象的だった。
これでフランスは万事休す。
チームとして連動した動きが確立されてないフランスに、イタリアのゴールを割るすべはなく、このまま敗退が決まった。


一方ルーマニアは、フランス戦からメンバーを9人変更したオランダに苦戦。
ファン・ニステルローイに替わって1トップを務めたフンテラールに先制点を決められ、終了間際にはファン・ペルシーに追加点を奪われジ・エンド。
先発を変えて負けたポルトガルとは対照的に、控えメンバーが結果を出したオランダ。
このあたり、ファン・バステン監督の采配、モチベーション維持が長けているのだなという印象を持った。


これにより、「死の組」グループCは、オランダとイタリアが勝ち抜け。
世界王者は辛くも生き残った。
オランダはこの相手に3試合9得点での3連勝。
まさに圧倒的な力でこのグループを駆け抜けた。
ルーマニアは健闘及ばず力尽きたが、今後始まるW杯予選に向けて、ある程度の明るい見通しが立ったのではないか。
今後の奮起に期待が持てるチームだ。
心配なのはフランス。
優勝候補とまで謳われながら、1得点6失点という惨敗で姿を消すことになった。
タレントは揃っているものの、「ジダン後」の世代交代がうまく進んでいるとは思えない結果に終わってしまった。
リベリーの負傷は不運ではあったが、このままではW杯出場さえも危ぶまれる状態だけに、立て直しが望まれるところだ。


これで、決勝トーナメントの図もほとんど完成。
ポルトガル  ドイツ
クロアチア  トルコ
オランダ   スウェーデンかロシア
スペイン   イタリア
と、このような対戦カードに。
中でも注目は、今大会絶好調のスペインと、首の皮一枚で予選突破を決めたイタリアの対戦。
イタリアは中盤の心臓とも言うべきピルロとガットゥーゾが出場停止で、非常に苦しい試合を強いられるであろう。
だがこんなときのイタリアはめっぽう勝負強く、好試合が期待できる。
逆にそんなイタリアを下せばスペインも勢いに乗り、久々のタイトルに手が届くかもしれない。


今晩のスウェーデンvsロシアにも注目。
スウェーデンは引き分けで突破が決まるが、ヒディンク率いるロシアはいかにも不気味。
黙って終わるとは到底思えないだけに、どんな結果になるかが非常に楽しみである。
公式大会は、やっぱりおもしろい。

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posted by yassol |10:13 | サッカー | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年06月16日

何やってんだよ、エメルソン

マルシオ・エメルソン・パッソス-。
Jリーグを知るものなら、知らない人間はいないことだろう。
札幌で、川崎で、そして浦和レッズで恐るべきスピードと得点力を見せつけたブラジル人FW。
特に、浦和レッズのサポーターには忘れられない選手であることは間違いない。


札幌時代はJ2で完全に切り裂かれ、得点を量産された。
この年、岡田武史率いる札幌とは4度対戦したものの、1度も勝つことはできず、目の前に立ちはだかるのは決まってエメルソンだった。
憎たらしくて、強い選手だった。
その後、川崎を経て浦和レッズへと移籍。
至宝、小野伸二がフェイエノールトに移籍した直後だけに補強ポイントとしては疑問の残るものだったが(トゥットも活躍していたし)、その卓越した能力には疑いの余地はなく、期待はふくらむものが大いにあった。
しかしながら、案の定独りよがりなプレーを連発。
なかなかチームにもフィットできない状況が続いていたが、03年のセカンドステージあたりから進境が見られ始める。


第1節のジュビロ磐田戦。
この試合は2トップで先発した田中達也とのコンビが爆発。
当時最強クラスの強さを誇っていたジュビロに3-1の快勝。
この頃からエメも周りの選手を信頼し始め、また浦和の選手達もエメという人間を理解して自分にプラスできるような変化が生まれてきた。
田中達也はエメルソンを見てFWとしての姿勢を学んだというし、02年入団の坪井も日々の練習でエメルソンとマッチアップし、日本を代表する快足DFとしての下地を築いていった。


こうした背景には、当時監督だったハンス・オフトの努力もあったのだろう。
合宿での2人部屋では必ず福田正博とペアにさせていたということからも(02年)、彼に掛けた思いが窺い知れるところだ。
そしてこの年、浦和レッズは初のタイトル、ナビスコカップを獲得した。
決勝では頭部から流血をしながらも2ゴールをゲット。
大会MVPこそ田中達也に譲ったものの、予選からの一連の試合をふり返っても、エメルソンの影響がどれほどの効果があったのかは、もはや言うまでもない。
シーズン終了後には見事、Jリーグアウォーズで年間最優秀選手賞を獲得。
年間6位のチームからMVPが出たことからも、エメルソンがいかに抜きんでた選手だったかということが伝わるのではないか。


そして04年にはセカンドステージを優勝。
CSでは目立った活躍は出来ず敗戦したものの、この年のエメは手が付けられない程だった。
リーグ戦では26試合で27得点を決めて得点王を獲得。
加入当初に目立った我儘なプレーには改善が見られ、警告や退場を受ける回数も格段に減ったと思われる。
圧巻だったのはさいたまシティカップでのプレー。
華試合、インテルは飛車格落ちのメンバーではあったものの、欧州の強豪相手に俄然気合の入っているエメは好プレーを連発。
自分で獲得したPKを決めて、それが決勝点に。
アダーニとの乱闘が盛り上がっていたのも印象的。
その後インテルから、8~10億円程度の正式な獲得オファーがあったとも報じられた。
とにかく、この年のエメは凄かったのだ。


この年には、帰化して日本代表入りへ-という話もかなり現実的に語られる。
実際、代理人のテオ氏によれば帰化申請の準備はしていたという。
Number誌のインタビュー、「サヨナラなんて言えないよ」などは読んでいて涙の出るような内容だった。
そんなエメルソンをサポーターは愛していたし、エメルソンもまた、日本を、浦和を愛していたはずだ。


05年、いつものように合宿に遅れてやってくる。
まあいつものことかと思ったが、この年はいかにも身体が重く、昨年までのスーパーなエメルソンの姿からはほど遠いものであった。
そしてJリーグの中断期間に入り、その間家族の病気かなにかで帰国していたエメは、シーズンが再開してもやはり帰ってこない。
もういい加減にしてくれよ…と思っていた頃、ネット上に衝撃的な映像が流れる。


なにやらアラブのような場所で歓迎を受けるエメ。
なにやら契約書のようなものにサインをしているエメ。
なにやらスタジアムのような場所でユニフォームを着てリフティングするエメ。


「ちょwwww何やってんすかwwwwwwエメwwwww」
というような書き込みでネット上は埋め尽くされていた。
私もびっくりした。びっくりした次には絶望感。しかしなんとなく笑ってしまう自分。
サポーターにとっては寝耳に水の話だったが、実はクラブの方は2ヶ月ほどかけて水面下で交渉していたとか。
エメの実力を一番近くで感じていた私たちは、移籍どうこうというよりも、移籍先が年金リーグのような印象の強いカタールだったことに疑問と落胆を覚えたものだった。
「俺たちの選手が、どこまで欧州でやれるのか」
「小野伸二はUEFA杯を優勝した。じゃあエメはどこまでいけるかな」
そう思っていただけに。


そしてカタールに移籍後、年齢詐称、パスポート偽造で逮捕。
同じ年くらいだったエメが、いきなり年上になってしまった。
次にはカタールへの帰化騒動。
日本が大好きで、恩返しがしたい、という気持ちに偽りがあったとは今でも思わないが、あまりにも淡々と出てくるこんな話題に、何やってんだよ…という気持ちを抱いたものだった。
その後、フランスのレンヌへと移籍。
しかしそこでは6試合無得点という、さんさんたる結果で終わり、再びアルサドへ。


そんなはずはない、通用しないわけがない。
私はそう思った。
しかし、エメは何もできずに欧州挑戦を終えてしまったのだ。
思えば、エメは決してメンタル面の強い選手ではなかった。
浦和に移籍してきたときも、信頼するピッタと一緒だったし、インタビューを見ても、彼の荒々しいプレースタイルとは裏腹に、優しい、あまり気の強くない青年という印象を受けた。
そんな彼が、人々の手厚いサポートのない場所で、同じような輝きを見せることは無理だったのかもしれない。
カタールリーグレベル、また当時のJ2なら何とかなるにしても、その上にあるステージでは、彼のもう一つ持つ本来のプレー、要するに独りよがりなプレーが通用するはずもなかったのだ。


最近になって、カタール代表としてプレーしているという話を聞く。
イラク戦の出場で、勝ち点剥奪がどうの、なんていう話も出てきた。
昨年末にサウジアラビアに移籍したマグノアウベスは、いかに日本という土地が恵まれているかを痛感したという。
特に、実際にプレーをするわけではない家族の人間なら尚更だろう。
結局、エメは何を手に入れたのか。
莫大な報酬?カタール国籍?
「エ~メ~!エ~メ~!」
はもう彼の耳に入ることはないだろう。
そのとき彼は何を思うか。


サッカーとは、才能があっても、実力があっても成功するわけではなく…
というよりも、何をもって成功とするのかもよく分からなくなる。
エメを見ていると、本当にそう思う。


だがそれでも、私はエメルソンが好きだ。
だからこそ、もし彼が近くにいたらこう言いたい。
「何やってんだよ、エメ!」
と。

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posted by yassol |21:18 | サッカー | コメント(3) | トラックバック(0)
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2008年06月15日

いま、アジアが熱い! ~アジア予選各組を見る~

巷はユーロの話題で盛り上がっているようですが、私たちの住む地域、「ASIA」も相当熱い展開になっているのをご存じでしょうか。
美しいプレーや、有名な選手のプレーを楽しみにするのも良いですが(私も楽しんでますよ!)、日本からもっと近い、アジアでの汗臭い、泥臭い、湿気満点の男達の動向にも注目して欲しいなあと思う今日この頃です。
ここでは各組の結果をふり返ったり、最終節を展望したりしてみたいと思います。
アジアのサッカー事情に特段詳しいわけではありませんが、少しでもアジア好きが増えてくれたら嬉しい限りです。



グループ1 (第5節終了時点)
1 オーストラリア☆  10 +5
2 イラク          7 -1
3 カタール        7  -2
4 中国           3  -2
ここはこの予選で5組と並ぶ、屈指の死の組でした。
言わずとしれた強豪の豪州、潤沢な資金力を背景に躍進を見せるカタール、アテネ五輪4位、アジアカップ優勝と心境著しいイラク、そして日韓大会出場の中国。
豪州の力がやや抜けているとはいえ、何が起こるか分からないアジア予選。
豪州には「ようこそアジアへ!」と声を掛けてあげたくなるような組み合わせです。
予選序盤は豪州が順調に勝ち点を重ね、イラクは苦戦。
しかし第4節イラクが豪州をホームで破り、続く第5節アウェイでの中国戦で逆転勝利と連勝を決める。
注目の豪州は、第5節のもう一試合でカタールに勝利したため、突破が決定。
この結果により、最終節が俄然面白くなってきました。
最後はイラクとカタールの直接対決のため、勝った方が予選突破。
カタールは勝つしかありません。
そういえば、エメルソンは試合に出ているのでしょうかね??
見逃せない最終節になりそうです。



グループ2 (第5節終了時点)
1 バーレーン☆   11 +3
2 日本    ☆   10 +8
3 オマーン       5 -3
4 タイ          1 -8
やや力が劣ると見られていたタイは健闘及ばず敗退。
第5節の結果で、すんなりバーレーンと日本の予選突破が決定。
結局は第4節の楢崎の止めたPKがすべてでしたね。
アレを決められていたら、バーレーン戦は死んでも勝たなきゃいけない試合になっただけでなく、最終予選に向けても相当暗雲の漂う状況になっていたことでしょう。
また、バーレーンは終始安定した力を発揮しての予選突破です。
ホームで日本代表を破るなど、自力強化の目立つ好チームです。
最終予選での躍進が期待されるところですね。



グループ3 (第5節終了時点)
1 韓国 ☆       11 +7
2 北朝鮮☆      11 +4
3 ヨルダン       4   -2
4 トルクメニスタン   1  -9
韓国を中心として、同程度の力と思われる北朝鮮とヨルダンがどうなるかと思われたグループ3ですが、予想外にも無風で終わりました。
ヨルダンがいまひとつ力がなかったのと、北朝鮮が安定した守備で勝ち点を重ねたことがその要因でしょうか。
韓国もパクチソンを呼んだり、勝負に徹して取りこぼしがなかったですね。



グループ4 (第5節終了時点)
1 ウズベキスタン☆  15 +12
2 サウジアラビア☆  12 + 5
3 シンガポール      3 - 7
4 レバノン         0  -10
この組は始まる前から2強2弱がハッキリしていて、最終予選進出争いという興味から見れば何も面白みもないグループだったように思います。
しかし特筆すべきはウズベキスタン。
初参加のアジア大会で衝撃の優勝を飾ったものの、その後は低迷。
日本代表も近年ウズベキスタンに、W杯予選やアジアカップで大量得点で勝利したりしたので、あまり強豪のイメージがない方も多いように思う。
しかし、今回のウズベキスタンはどうやら違うようだ。
代表、クラブチーム共に一時期の低迷がウソのような躍進ぶりを見せている。
ACLでもクルフチが予選突破、パクタコールも予選敗退したものの首位とは同勝ち点、得失点差も上回りながらも、直接対決の結果により涙をのんだチームです。
シャツキフという有名な選手は昔からいたが、さらなる強化を遂げてアジアに帰ってきました。
何せ情報があまりなくて謎が多い。
最終予選で同組になる可能性もあり、このチームには要注意ですよ。



グループ5 (第5節終了時点)
1 イラン☆   9 +3
2 UAE      8 +2
3 シリア     5   -3
4 クウェート   4  -2
グループ1と並ぶ今予選最大の死の組。
全部中東。
まさにアジア。
力ではイランが一歩上を言っていると思われましたが、前半3試合を終えて勝ち星無しの勝ち点3と苦戦。
各国の力が拮抗していることもあり、かなりカオスな状況になっていましたが、残り1試合になって大勢はほぼ決しました。
第4節からの連勝でイランの突破が決定。
UAEもシリアとのアウェイ決戦を控えていますが、得失点差から見ても3点差の勝利が必要で、シリアにとっては苦しいでしょう。
第5節で大体決まった、というのは少々意外な結果です。



これで最終予選の展望も開けそうです。
ポッド1 豪州  韓国
ポッド2 イラン 日本かサウジ
ポッド3 日本かサウジ バーレーン
あとは抽選
こんな感じで、イラク(カタール)・UAE(シリア)・ウズベク・北朝鮮のうち2チームと対戦という形になります。
いやあ、勝ち星を計算できる相手がいませんね。
しかし何という胸の高鳴りでしょう。
これこそ、ワールドカップ予選ですね。



こんなに力が拮抗していて、クライマックスも近いアジア予選。
注目しない手はないですよ!
第6戦、そして最終予選が楽しみですね!

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posted by yassol |07:45 | サッカー | コメント(13) | トラックバック(0)
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2008年06月14日

タイに快勝! ~最終予選への展望~

W杯アジア3次予選・第5戦タイ戦。
勝てば最終予選(正確に言えば4次予選)進出を決める重要な試合。
右足首に怪我を抱える俊輔を先発で起用、岡田監督のこの試合に掛ける気持ちが伝わってきました。
もちろん、それを受諾する俊輔にも並々ならぬ思いがあったのでしょう。


タイの高温多湿な気候では、昨年のアジアカップを見て分かるとおり中東のチームやオーストラリアの選手がだいぶ苦戦していました。
しかしながら日本という国が多少に多様な気候でもあり、またタイというチームにも苦手意識が特にないことからある程度のめどは立っていたように個人的には思っていました。


試合の方はというと、前半から押し込む、とばすような展開が続きましたね。
欲しい時間帯に闘莉王が見事なゴールで先制。
体格に差があるとはいえ、あのようなプレーを狙ってできるのは闘莉王の最大の武器ですよね。
そして中澤が追加点。
この二人の得点感覚、セットプレーの強さには、ただ脱帽です。
2得点のアシストはいずれも遠藤。
いい頃の姿が戻りましたね。
こうなるとガンバが怖いですが、日本代表にとっては最高のプレーヤーの復活に、諸手を挙げての歓迎となることでしょう。


後半は前半とばしすぎた為かペースダウン。
注目された香川も目立った活躍をするには至りませんでした。
日テレの実況と解説が一生懸命不安を煽っているように感じられましたが、特にこれといったピンチもなく、ただ時間が過ぎていくような展開だったと思います。
最後は駒野の素晴らしいスルーパスから中村憲が決めて終了。
結果的に見れば、やはり危なげない勝ち方で勝ち点3を加算しました。
これで最終予選への進出はほぼ決まりでしょう。
この後の試合でオマーンがバーレーンに2点差くらいで勝つと最終戦がかなり面白い展開にはなりますが…


最終予選へ向けて、岡田さんがやることはたくさんあると思います。
五輪組との折衝、新しいメンバーの発見、現メンバーの見極めなどなど。
最終予選で日本は第4または第5シードにはいることが決まっており、下手すると豪州・イラン・ウズベク・UAEと同組なんて展開も十分に予想できます。
少なくともバーレーンやオマーンより確実に弱い国と当たることはないので、一試合たりとて気の抜けないものになるでしょう。
それがW杯予選の醍醐味なんですけどね!


インタビューで岡田監督が、今日の試合にかける気持ちを吐露していました。
たしかに大事な試合でしたが、そこまで気合い入れちゃってこの後大丈夫かよという気もしましたね。
しかし、その後の中澤のインタビューで「直ぐに変えることはないから、ゆっくりにでも間に合わせて課題を修正したい」というニュアンスの言葉を聞いて少し安心しました。
選手は落ち着いているし、また俊輔の「バーレーンに借りを返す」というセリフも非常に頼もしかったですね。
ぜひ、五輪でのオーバーエイジでも各選手活躍して欲しいものです。


※追伸
やっぱり日テレの中継はなんだか気になりますね。
インタビューで選手に誘導するような質問はあまり好ましくないように思います。
解説も当たり前のことばかり言ってるし、個人的にはちょっと…
よっぽどスタジオにいた北澤さんの解説が聞きたかったです。
それでもまあ、一時期のひどい状況よりは改善されたとは思いますが。

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posted by yassol |21:23 | サッカー | コメント(20) | トラックバック(0)
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2008年06月14日

カメルーン戦から見た海外組、そして今後の展望

先日、国立競技場で行われたU-23カメルーン代表戦。
アフリカ予選を安定した強さで勝ち抜いたチームとの対戦は、今後を占う上でも非常に興味深い一戦となることだった。
実際に、試合はかなり収穫のあるものだったと思う。
ここでは海外のクラブチームに籍をおく選手を中心にふり返ってみたい。


森本貴幸。
前半開始早々に訪れた最大のビッグチャンス。
梅崎からのクロスボールに、森本がドフリーでこれを合わせる。
しかし、これを森本はゴール左に外してしまう。
これは厳しい。
森本の1トップで挑んだことも少々謎だったが、試合全体を通して、やはりこの試験は失敗に終わった感が否めない。
後半、李忠成とセルヒオが投入されてからの方がよっぽど良い試合をしていたような気がするが…
森本の潜在能力には疑いの余地がないが、現時点でのレベル、プレースタイルを考えると、少々疑問の残る結果となってしまったように感じる。
ただ、カターニアで大事に育てられていることは素晴らしいことで、そうした人々の思いが五輪という大舞台で花開いて欲しいという気持ちももちろんあるのだが。


水野も最近観た試合の中では良い方だったんじゃないだろうか。
こちらも試合から遠ざかり、本人のメンタル面が一番気になるところだった。
最後のフリーキックは惜しかったが、それなりに武器になることが証明されたのは収穫だったように感じる。
だがあれは決めておきたかった。
現在報じられているようなOAの選手(遠藤・中村憲)がセットプレーの名手であることからも、反町監督が水野に求めているのはそういった部分ではないのかとも感じられる。
「悪くなかった」、「ずっとこのチームでの中心だった」という程度の理由で本大会に残れるのか、という疑問は残る。
本大会直前で涙をのんだ従兄弟の借りを返せるか。


もう一人の海外組、本田圭祐。
彼は時としてピッチでの王様のように支配する力を持っている。
しかし私が気になるのはそのプレーの軽さがしばしば見受けられるところ。
不用意なパスミスからピンチを招くことが多く、どうにもそれが気になる。
得意のセットプレーも精度を書いているように見られ、VVVへの移籍が彼にもたらしたものの是非を考えてしまうことがある。
個人的には、もう一年名古屋でプレーして欲しかったのだが…
現在、本田の前所属チームの名古屋はなかなかのサッカーを見せているのは周知の事実であるが、その裏には選手を完全に掌握し、絶大な信頼を受ける、ピクシー(ミスター)の指導に依るところが非常に大きい。
技術的な指導もさることながら、特筆すべきはメンタルケアの部分。
2006年以降輝きを失っていた玉田の鮮やかな復活。
この指導、繋がりを本田が受けていたら…と思わずにはいられない。
今更言っても仕方のないことであるが、彼にかかる期待からすれば、今の姿は到底納得できる状況ではないことは揺るぎのない事実だろう。


守備は西川を中心に安定しているように見えた。
しかしこの日はカメルーンが悪すぎたということもあり、どこまでの信頼感があるのかといえば、まだ疑問符を付けざるを得ない。
でも吉田麻也はよかったですね。
このまま順調に育てば、それこそ日本を代表する選手になれるのではないかという期待を抱かせる内容だったように思う。
ここに上背のある闘莉王か中澤が入ると面白いと思うのだが…
選手を引っ張るリーダーシップも持ち合わせた、刺激を与えられる選手のように思う。
名前が挙がっているところでは大久保、遠藤、中村憲といるが、DFの補強はやはりした方が良いと思うのだが。


あとはJリーグでのアピールをするのみ。
選手達は最後まで諦めずに、どん欲に15の椅子を狙って欲しいものである。

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posted by yassol |17:29 | サッカー | コメント(1) | トラックバック(0)
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2008年06月08日

植田辰哉監督の魅力

植田ジャパンがオリンピック行きを決めた。
アルゼンチン戦は息をのむ大激戦で、第5セットの両チームのマッチポイントの応酬には、日本中のバレーボールに興味のある人が固唾をのんで見守ったことであろう。
そして-。
18-19の日本マッチポイントから、荻野のバックアタックが炸裂!
そのスパイクは見事にアルゼンチンのコートに突き刺さり、全日本男子は16年ぶりの五輪出場を決めたのだった。
この歓喜の瞬間、私と同じような状況だった人は結構多いように思う。


荻野のスパイクが決まる
↓
よっしゃぁぁぁぁ!と叫ぶ
↓
うつぶせに倒れている物体を発見
↓
!??ちょ、ちょ、と笑ってしまう


こんな感じ。
うつぶせに倒れていたのは全日本男子監督の植田辰哉。
クールな風貌からは想像もつかない、熱き魂を抱いた、バルセロナ五輪全日本男子キャプテンである。
もしも五輪行きを決めたらどんなリアクションするのかな…と思った人は私に限らず結構いたのではないかと思う。
色んな人が想像した、どんな歓喜の瞬間よりも、そのとき植田辰哉は歓喜していたに違いない。
心臓発作が起きたのか、とか、何者かに狙撃されたとか思うくらいの見事な倒れっぷりだったように思う。
歓喜の瞬間、仰向けになって喜びを表現する人は見たこともあるが、昨日のようにうつ伏せ、しかも大の字で喜ぶ人を私は初めて見た。
常識に当てはまらないほどの喜びが、きっとそこにはあったのだろう。


植田監督の就任した頃、日本チームは崩壊していたという。
挨拶もろくにできない選手たち、見た目ばかりを気にする選手…
この姿に愕然とした植田は、その日を境に愛煙家だった自分とも決別し、選手に「規律」を植え付けるところから始めたという。
個人的に知っているバレー関係者の内でも、当時の日本代表はチヤホヤされて、見た目ばかりを気にしたり女性との交遊ばかりをしていた選手が多かったという話を聞いたことがある。
要するにプロ意識が足りない、ということである。
たったひとり、加藤陽一だけがプロ意識を強く持っているような状態、ということが私の周りでは話をされていた。


そこで植田は荻野を呼び戻し、五輪へ戦うパートナー、キャプテンとして指名したのだ。
「五輪に行けば人生が変わる」
「だから人生を変える五輪にみんなで行こう」
キャプテンの荻野はチームを鼓舞し、そして五輪行きの切符を手にしたのだ。


倒れていた監督の姿は正直、面白かった。
しかし、感動した。
不器用で、それでいて素直なあの表現は多くの人々の心に残ることだろう。
これで終わりではない。
五輪本番で、どんなチームで臨むことができるか。
次の仕事はもう始まっている。


北京では、倒れる監督に選手が一斉にかけよるような団結力を見せて欲しいですね。
期待して待ちます。

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posted by yassol |20:29 | オリンピック | コメント(1) | トラックバック(1)
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