2010年02月28日
日本がメダルを取れそうな最後のレース、女子パシュートが終わりました。
この競技は前回トリノ大会から採用された種目で、4年前は僅かの差で日本は4位入賞という結果でした。
それから4年後、迎えたバンクーバー。
4人のメンバーのうち、3人が滑走するなかで、日本のメンバーは小平、田畑、穂積。
初戦(ベスト8)の韓国戦は快勝。
この時点で世界ランキング1・2位のカナダ、ロシアが敗退。
ランキング3位の日本にとってはメダル獲得の絶好のチャンスになりました。
前回敗退したベスト4ではポーランドに逃げ切り勝ち。
そしてたったいま終わった決勝戦で、日本は金メダルを掛けドイツと対戦。
レースは残り2周の時点で、1.7秒差。
金メダルがちらついた残り1周、1.1秒差。
そして最後の直線、ほぼ、同時にゴール。
日本は、0.02秒差のきん差でドイツに大逆転負けとなってしまいました。
本当に、目視では確認できないほどの差で、ゴールの瞬間は思わず声を上げてしまうほどでした。
ブレードの先を伸ばしていれば、あるいは…なんて思うほどです。
しかし銀メダル獲得、ちょっと悔しいですけどよかったですよね。
リレハンメルの頃から活躍、長野では無念の故障欠場、どうしても苦労人で地味なイメージが付く田畑選手が、長年頑張った末、ついに銀メダリストですよ!
今大会安定した力を発揮した穂積選手、500mでは悔し涙を流した小平選手も、その後の1000m、1500mではメダルに絡む活躍で入賞。
3人にとって、嬉しい嬉しいメダル獲得になったことかと思います。
本当におめでとう!
出場の無かった高木選手にはメダルの授与はないのですが、この銀メダルは彼女のサポートがあってこそのことなのでしょう。
また4年後はエースとして帰ってきてくれることを期待したいですね。
それぞれの役割を果たし、協力し合ってレースを進めるこの競技は、非常に日本人にも向いているなあと感じます。
いま表彰式が生中継されていますが、3選手とも素敵な笑顔で、朝から何ともさわやかな気持ちになることができました。
僅かに届かなかった金色の輝きには、また4年後に届くように頑張ればいいと思います。
本当におめでとう、小平奈緒、田畑真紀、穂積雅子!
posted by yassol |08:05 |
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2010年02月26日
日本中の注目を集めたバンクーバー五輪、女子フィギュアスケートが終わりました。
結果は金妍児が金メダル、浅田真央は銀メダル、ロシェットが銅メダルを獲得。安藤は5位、鈴木明子は8位。
日本は男女ともに出場全選手が入賞しました。
しかし何というか…
色々考えさせられる大会になってしまいましたね。
第4グループ、第3滑走だった金妍児の発表された得点はなんと150点越え。
第3グループくらいから得点のインフレ化が始まり、テレビを見ながら「金妍児が滑ったら140点くらいいきそうな勢いだね」なんて冗談を言っていましたが、それ以上でした。
滑走前に宇宙レベルの高得点を見せられた浅田選手は、あれほどほしがっていた金メダルの形がどのくらいの大きさに見えたのでしょう。
彼女の持つイメージからは離れたラフマニノフの『鐘』に合わせて演技をする姿は、本当に美しいと感じました。
途中の3-2-2で失敗をして、彼女を支えていた細い糸が切れたのか、その後の3Tに入る前に何かに引っかけた?ようなミスは、普段では考えられないような出来事でした。
インタビューに答える姿は痛々しく感じるほどで、心からその悔しさが伝わってきました。
銀メダルでここまで悔しさを見せる選手が過去にいたかと振り返れば、私の記憶に残っているのはリレハンメル五輪のジャンプ団体でしょうか。
あのときの彼らとの比較はできませんし、状況も異なりますが、信じた道を進み、4年後には彼らのような栄光を掴み取ってほしいと心から願っています。
試合には敗れたかもしれませんが、心だけは強く、負けないでほしいと思います。
でも今日は枯れるまで泣いても、誰もあなたを咎めはしないでしょう。
優勝した金妍児は素晴らしかったですね。
SP・FP含めて、抜群の安定感で前評判通りの力を見せてくれたと思います。
今期は全勝で、「金妍児はすごい」という印象を長い時間をかけて作ったことも勝因の一つでしょう。
本当におめでとうございます、と心から祝福します。
しかしSPのときも感じたことですが、ちょっと点数は出過ぎではないでしょうか。
金妍児はGOEと呼ばれる技の出来映えによる加点が異常に高い。
浅田選手は8点台、きれいにジャンプを決めていたように見えた安藤選手は5点台、そこに金妍児選手は驚きの17・50という超加点。
男子でも最高は優勝したライサチェクの10・00で、他の選手は男女含めてもそれ以下です。
ルール改正が繰り返され、変われば変わるほど金妍児のためのルールになり、日本選手はそのワリを喰って対応に追われている感がするのは、単なる私の思い違いなのでしょうか。
SP直前に母親を亡くし、悲劇のヒロインとなってしまった地元のロシェット。
これも何とも言えないのですが、銅メダルを獲得したものの、FPの出来は彼女本来の滑りからすると今ひとつでした。
フラットや安藤の得点が不当とも思えるほど低く、最終滑走の長洲も妙な時間を待たされ、思ったよりも得点は伸びていませんでした。
彼女たちのほぼミスのない演技は、金妍児選手の今日の出来からすると25点くらい離されるものなのでしょうか?ロシェット選手にも遠く及ばないものだったでしょうか?
「地元だから」
「カナダでやってるから」
それ以外の答えを果たしてみつけることができるのかどうか…。
採点競技の宿命とも言えることですが、いまひとつ釈然としない終わり方になってしまいました(私にとって)。
男子フィギュアでもパトリック・チャンへのFPでの異常な高得点と、プルシェンコへの不当な採点(SPで20位以下の採点を付けた審判が複数いた)があり、またもジャッジに疑念を残してしまったフィギュア界。
北米と欧州(特にロシア)の対立も根深いそうです。
そして次回の五輪開催地はロシア。
めまぐるしく変更されるルール。
今期終了後にもおそらく変更があるのでしょう。
でも、それって何なんでしょうね?
審判を守るためのルールなのか、選手を守るためのルールなのか。
はたまたフィギュアスケート界の未来を守るルールなのか。
どうにも私のような素人には理解しがたい不透明な世界です。
ソルトレイクの悲劇から、360℃回ってただいまという感じだと思ってしまいました。
2人の19歳、か細い身体にのせられた大きな期待、希望。
誰がために、戦ったのか。
一日降り続けた雨は、誰かの流した涙か。
願わくば、彼女たちの努力に報いを。
おめでとう、金妍児。
また頑張ろう、浅田真央。安藤美姫。鈴木明子。その他のスケーター達。
本当に、お疲れさまでした。
本当に、ありがとうございました。
posted by yassol |21:45 |
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2010年02月14日
つい先ほど終わった女子モーグル決勝。
日本のエース上村愛子の結果は、4位。
ちょっと言葉になりませんね…。
上村の前の選手が27秒台でフィニッシュし、25点前半の高得点をたたき出しました。
決勝での上村の滑りは完璧とは言えないまでも、これまでの五輪では間違いなく最高の滑りだったように思います。
少なくとも彼女の実力は十分発揮されていたように感じました。
しかし得点は24.68に留まります。
この時点での2位。
その後予選4位、3位の選手がたたてつづけに失敗したものの、ハイルとカーニーはパーフェクトな滑り。
悲願のメダル獲得はまたもなりませんでした-。
長野からチャレンジした彼女の挑戦は7→6→5→4位。
なんという運命のいたずらかと思ってしまいます。
世界選手権の優勝、ワールドカップ総合優勝と、着実に実績と名声を獲得し、昨年にはめでたく結婚。
公私ともに万全の状況に臨んでいただろうだけに、小さいようで大きい差、大きいようで小さい差に泣かされ続けていることは、もう何とも言えません。
上村選手と個人的には何の関係もない私でさえ、本当にショックを受けてしまいます。
インタビューに臨む彼女の目は真っ赤。
涙があふれ、鼻水も出るような状態でありながら、努めて気丈に、冷静に、笑顔で競技を振り返っていました。以下は時事通信より引用です。
どうしてこんな一段一段なんだろうー。
でも、五輪で全力を出すのは難しいこと。それがクリアできて、いい滑りを見てもらえてよかった。
昨年、一昨年と支えられた人に恩返しできる成績は残してきた。でも、やっぱりメダルを見せることが、次の「ありがとう」だと思っていた。今回は「自分のために頑張って」という人ばかりだったので、それができてよかった。こんなふうに泣いたりすることがあまりないので、みんなは「大丈夫だよ」と言ってくれた。コーチも全力を出し切ったことを褒めてくれ、カービングターンを追求したことを誇りに思うと言ってくれて、それがうれしかった。
そう語る彼女の姿は本当に美しく、日本人にとっても不世出のアスリートである、本当に誇りにできる選手だと私は思います。
本当にお疲れさまでした。
いまはゆっくり休んで、ご自分の身体を癒してほしいと思います。
皆川選手、頑張ってほしいですね。
勇気と感動を頂いたと心から思います。
ありがとうございました、本当にお疲れさまでした。
posted by yassol |13:40 |
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2010年02月14日
いよいよ開幕したバンクーバーオリンピック。
ノーマルヒルは密かに期待していたのですが、まあ実力通りの順位が出ましたね。
なんと言っても初日にしてメダル獲得最大のチャンスとも言える女子フリースタイル、モーグル競技が始まりました。
期待は一昨年の世界選手権総合優勝、昨年の猪苗代世界選手権優勝のエース上村愛子。
その他にも長野五輪覇者里谷多英、進境著しい伊藤みき、若い村田愛里咲の4人が出場。
各国の選手が競技が進み、各選手が最高の演技を披露する姿を見て、なんとなく目頭が熱くなりました。
ああ、オリンピックが始まったんだなと感じさせます。
ジェニファー・ハイルや、ハナ・カーニーは25点を余裕で超えてくるすばらしい滑りを見せます。
メダルのラインは25点中盤くらいかと思いましたが、26点台の争いになるかもしれません。
今シーズンの上村は好不調の波が激しく、ドキドキしながら見ていましたが、途中バランスを崩すものの彼女の持つ軽快なスピードを見せ、24.31点とまずまずの5位に入りました。
里谷は13位、伊藤は15位、村田は11位。
モーグル決勝は20人の決勝進出者が順位が下の順番の選手から一発勝負の滑走をします。
アメリカ、カナダの選手を見ていると弱気になってしまいそうですが、上村が本来の力を発揮すれば25点台の滑りは確実でしょう。
なんとしても、滑走を終えた後にはトップに立っていてほしいですね。
どの選手も頑張っているのでしょうが、何とか、今回は神様が味方してくれることを願います。
明らかに失敗だった里谷、伊藤、予選では一番力を発揮できたように見えた村田にも期待しましょう。
決勝競技は12時30分から。
頑張ろう、日本代表!
posted by yassol |10:31 |
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2009年08月24日
ご無沙汰しています。
世界陸上最終日、男子やり投げ決勝で村上幸史選手が銅メダルを獲得しました!
おめでとうございます!
以前あった為末、末續の銅メダルも驚きましたが、投てきでもこういう事があるのかとびっくりしました。
今大会今ひとつ奮わなかった日本代表にとって、ジャイアンツの谷選手によく似た風貌のこの選手が成し遂げた快挙は、あらゆる意味で衝撃の事件だったことでしょう。
昨日の深夜にやっていた中継では、しびれる展開の連続に、思わずテレビに釘付けになって夜更かししてしまいました。
1投目は投げた後にはにかむような失敗。
2投目の82m97という自己ベストに迫る好記録を出し3位に浮上した後、何故か他競技の中継やニュースが連続して、状況が全く分からない状態に。
「村上快挙へ 現在3位」
というテロップが出てはいるものの、いっこうに中継が再開される気配はなし。
「いいからやり投げやってくれよ~!」
とは結構な数の日本人の方が思ったのではないでしょうか。
まさかやり投げでこんな展開になるとテレビも予想してなかったのでしょうが、かなりもどかしい中継でしたね。
選挙戦のニュース、甲子園のニュース、韓国の元大統領の葬儀のニュースなどが延々と流れた後、やっと中継が再開。
もう6投目、最終投てきになっていました。
この時点でまだ村上は3位。
現在6位の選手が投てきを行うところからでしたが、ここからの緊張感はやり投げをほとんど知らない私でもたまらないものがありました。
5位のピトカマキ選手は優勝したデンマークのトルキルドセン選手のライバル?だそうで、いかにも抜かれそうな気配が。
まぁ日本人がメダル取れるほどの運は…と思ったのですが、ここまで来たらもう期待してしまいますよね。
ものすごく高田延彦に声の似た解説者の方の一喜一憂が、さらに臨場感を演出しています。
結局ピトカマキはなんとなく村上の記録には及ばないなぁという場所に落ちて、ついに4位の選手の投てきに。
この4位だったラトビアの言いにくい名前の選手、今季90mスローをして世界ランク1位の選手だとか。
スキンヘッドにタトゥーを入れた筋骨隆々の肉体。怖すぎます。
1投を除いて全てファールでしたが、一発ありそうな予感…
そしてラトビアの選手の投げた槍は天高く舞い上がり、85mライン表示のすぐ手前に落下!
「うわーーー抜かれたーーーーーーー」
と思わず叫んでしまいました。
解説の高田延彦に似ている声の方も
「大丈夫ですよ!…いや~これは厳しい!いや、大丈夫ですよ!?」
みたいな感じに狼狽している様子。
しかし、発表された記録は村上に及ばず!
この瞬間村上のメダルは確定しました。
この記録が出たときの高田延彦似の解説者の声にならない声はすごかったし、自分も深夜に興奮して何かを叫んでいたように思います。
聞けばこの解説者の方、村上の先生だったとか。
それはもう私のようなものの考えが及ばないレベルでの感動、衝撃があったのでしょうね。
本当におめでとうございます!
中継がスタジオに戻ると、今大会無理矢理テンションを抑えていたとの声が多かった織田さんが興奮状態になっていました。
目に涙を浮かべながら、
「本当に申し訳ないんだけど、僕は村上選手のことはほとんど知らなかった。もう…すごい。」
と話しているのが印象的でした。
この正直さがいいし、やっぱ織田さんはこういう感動を正直に伝えるスタンスの方があってますよね。
私は織田さん大好きです。
村上選手、本当におめでとうございました!
野球の腕前も相当で強豪高校からのオファーも数多くあったと聞きましたが、競技人口がまるで違う陸上選手としての道を選び、これまで相当な困難もあったことかと思います。
しかし、その決断が時を超えて今ここに大輪の花を咲かせたこと、敬意を表します。
この一歩がやり投げ界にとっての大きな道明けになることを期待しています。
おめでとうございました!
posted by yassol |09:30 |
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2008年08月14日
冨田曰く、「勝ち取った」銀メダルから2日。
男子団体の奮闘と、女子団体の大健闘から今度は個人の戦いに。
個人総合。
2005年世界選手権個人総合のチャンピオン冨田洋之の挑戦。
アテネで魅せたあの演技は、今思い出しても鳥肌ものです。
寡黙だが、内に秘める闘志がひしひしと伝わってくる瞳が印象的でしたね。
あの日から、冨田は私のヒーローになりました。
2005年世界選手権銀メダル、2007年銅メダル、もう一人のエース水鳥寿思がいないのは寂しいところですが、代わりに今大会抜群の安定度で世界に衝撃を与えた内村航平がスタンバイ。
立ちはだかるは絶対王者・楊威。
冨田のライバルとしても知られる無敵のチャンピオン。
自国開催の五輪、プレッシャーのかかる団体で金メダルを獲得したときには、目から涙が溢れていました。
美しく、力強く、正確に。
彼もまた、私のヒーローです。
そんな楊威に日本の2人がどこまでやれるか、本当に楽しみな一戦でした。
しかし、やはり五輪には魔物が住んでいるというか…
どうにも期待通りにならない展開になることが多いですね。
床運動で最高の演技をした内村があん馬で2度の落下。
エース冨田はつり輪でまるで事故のような落下。
私程度の考えであれば、どちらの失敗もその後に多大な影響を及ぼすものであったように思えました。
ですが、ヒーローはそんなことではくじけません。
半分の競技を終えたこの時点で冨田が21位、内村が23位。
ここから怒濤の追い上げが始まりました。
跳馬では内村が素晴らしい背面跳びで16・300の高得点を獲得。
平行棒では前回大会の種目別で銀メダルの冨田が16・000。
ラストの鉄棒は圧巻。
他国の名選手達が鉄棒で躓く中、冨田・内村が見事な空中技を連発。
着地もアテネを彷彿とさせる素晴らしい決まり方で、ごぼう抜き。
この時点で内村が1位、冨田が2位。
なんということが起きているんだと思いました。
その後フランスの選手に冨田が抜かれ、最後は楊威を残すのみ。
すでに圧倒的な力で高得点を連発していた楊威は、最後の鉄棒で13点ほど出せば優勝が決定という状況。
分かりやすく言えば、鉄棒で3~4回くらい落下しないと逆転不可能な差という感じです。
最後はきれいに決めてくると思いきや、楊威にしては失敗となる演技。
本人も苦笑いしてましたね。
採点結果が出るまでの間、珍しくおどけている姿が印象的で、この選手の勝負師としてでではない一面が見えた気がしてほほえましかったですね。
結局1位は楊威、2位に内村、冨田は4位。
冨田にはなんとか個人総合のメダルを取らせてあげたかったんですが…
返す返すも、つり輪の失敗が悔やまれますね。
逆に言えば、あの失敗があったから後半の驚異的な巻き返しがあったのかもしれませんが…
しかし今回は何と言っても内村航平でしょう。
試合中は常に飄々とした顔で戦況を見つめる。
趣味は寝ること。
体操以外は興味が無く、やる気も起きないと公言。
30円のチョコが大好き。試合中も食べる。
コーチに「お前は気合が足りない、もっと代表選手としての自覚を持て」と言われてしょんぼりする。
こんな強烈な個性を持った選手だったんですね。
「あん馬で落ちて気分的に下がっていたので銀メダルはうれしい。でも、色が金じゃないんで4年後にはこれが金になるように頑張りたい」
とのコメント。
どこまでもマイペースに見える19歳の青年の姿は頼もしく、そして愛すべきキャラクターの男であった。
今日また、一人のヒーローが誕生しました。
おめでとう、内村選手!
最後の種目別決勝は必見ですね。
考えられないような高難度演技のオンパレードの連続ですよ。
ぜひ、体操に興味がない方にも見てもらいたい一戦です。
きっとあなたのヒーローになれる選手が、そこにはいることだと思います。
最後はどの国の選手も自分の力を出しきって、最高の演技を魅せてほしいものですね。
冨田選手、内村選手、中瀬選手、頑張りましょう!
posted by yassol |19:10 |
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2008年08月14日
ライバルのハンセンが全米選手権で出場権を逃し、開幕前から金メダルは確実とまで言われていた平泳ぎ200m。
私自身も、北京で確勝といえる競技は北島の200mと吉田沙保里くらいかな、と思っていたくらいでした。
「確実」と呼ばれるものを「確実」に勝つ。
これは勝負師にとってどれほど難しいことなのでしょう。
五輪で金メダルを獲れるような力を持ちながら、出場することさえ叶わない選手もいる中で、北島の成し遂げた偉業は賞賛されるだけでは足りないくらいのものだと思います。
地平線の先にたどり着いても 新しい地平線が広がるだけ
「もうやめにしようか?」 自分の胸に聞くと
「まだ歩き続けたい」 と返事が聞こえたよ
NHKの五輪テーマソングにも採用されているMr.childrenの曲の一部です。
きっと、北島選手もこんな自問自答を繰り返してきたのでしょう。
そうして掴んだ、いちばんきれいな色。
今の北島選手にぴったりの歌だなと思いました。
北島選手がたどり着いた地平線の先。
2種目連覇という覇業を成し遂げた彼の目に映る次の景色はどんな色なのでしょうか。
海が見えるか、山が見えるか。
それとも-。
北島選手がみんなに届けたGIFT、本当に素敵でしたよ。
おめでとうございます。
ゆっくり、おいしいお酒でも飲んでほしいものですね。
posted by yassol |16:05 |
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2008年08月14日
昨日の女子柔道63kg級、見事なオール一本勝ちを収め金メダルを獲得した谷本歩実選手。
アテネでもオール一本勝ちを収めており、これで連覇を達成したことになる。
前回大会では決勝での1本勝ちの後、尊敬して止まない古賀稔彦コーチに抱きつく姿は、大変印象深いものがあった。
アテネ五輪後は2005年のカイロ世界柔道で銀メダル、07年リオの世界柔道では銅メダルと、後一歩の成績が続く。
あまりにも大きな目標を達成した後、モチベーションを保つことは相当に難儀なことなのだろう。
この間怪我にも見舞われ、決して順調とは言えない4年間を過ごしていたようだ。
そして最終選考会、全日本体重別ではライバルの上野順恵(上野雅恵の妹)に敗れ、代表入りも危ぶまれたが、「上野は谷本と比べて一本勝ちできる技がない」というような理由で谷本が選出。
普通に上野が選ばれてもおかしくなかった展開だけに、谷本本人もこれは負けられない、と思ったのではないでしょうか。
「一本を取る柔道」で戦い続けてきた谷本。
決勝戦では、あまりにも鮮烈で美しい内股を、ジュニア時代からのライバル、デコスに決めた。
デコスは茫然自失、主審の促しにも立ち上がれず、ただずっとどこかを眺めている姿が印象的でした。
それほどまでに、見事な一本勝ち。
優勝決定後のインタビュー。
「自分は一本を取る柔道をずっと教えてもらってきた。だから、これから先もそれを貫いて、一本を取る柔道をこれから柔道を始める子供達にもっともっと一本を取る柔道をしてもらいたいと思ったのでよかった」
という言葉は、昨今の「ポイントを取る柔道」から、日本柔道というものをもう一度思い出させてくれるような、そんな深い言葉だったように思う。
そして、もう一つはモチベーションが保てない自分に「やる気がないのなら、練習場から出て行け」と、涙を流してまで自分と向き合ってきた妹への感謝の気持ち。
そんな妹に対して、北京は彼女へのプレゼントだというつもりだったと彼女は言う。
谷本選手が妹へ贈ったGIFT。
谷本選手が受け取ったGIFT。
箱の中には、きれいな金メダルと、たくさんの感謝の気持ちが入っていたようです。
本当におめでとう。
posted by yassol |15:30 |
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2008年08月13日
中国の世界ランク1位ペアを下し、メダルを賭けて準決勝へと進出した末綱・前田ペア。
オグシオがまるで男のような中国ペアに敗れて大会を去り、このスエマエペアに期待が集まった。
相手は世界ランク4位の韓国ペア。
このバドミントン競技というのは中国と韓国以外メダルを獲得したことがなく、牙城を崩す格好のチャンスとなった。
勢いに乗るスエマエは序盤から好プレーを連発。
韓国ペアがミスを多発していたこともあり、リードを保つ。
20-18でゲームポイントを獲得するも、逆転を許し22-20でこのゲームを落としてしまう。
結局2セット目もスエマエは落とし、3位決定戦へと回ることになった。
試合を通じて目立ったのは、韓国選手の審判への執拗な抗議。
些細なことでも試合を中断し、審判へクレームをつけに行っていた。
試合中にコートを出て審判団に抗議、副審の身体に触れ、抗議。
靴紐を結びなおしたり、とにかく強引に自分達のペースへと引き込んでいた。
本当にすぐプレーが切れるので、スエマエも集中することは難しかったのではないか。
結果、自分たちのペースを乱されたスエマエは敗退。
勝負が決した瞬間、韓国選手はコートに膝をつき、全身で喜びを表現していた。
それほどまでに、この一戦に賭けていたのだろう。
「勝負は結果が全て」であることを、私は否定しない。
しかし、もし今日の韓国選手と同じ手段を日本人選手がとったのなら、私はどう思っただろうか。
見苦しい、とまで言えるかは分からないが、正直姑息な手段だと否定されても何も反論はしないだろう。
力と力のぶつかりあい、正々堂々と、美しく。
これは所詮、第3者からの目線、日本人だけの感覚なのだろうか。
勝つためには、何をしてでも、何が何でも勝つことが正しいのか。
決して、そうではないと私は思いたい。
今日は気の毒な結果になってしまったが、スエマエペアには3位決定戦、美しく、戦って欲しいと思った。
posted by yassol |21:01 |
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2008年08月12日
伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ-
あれから4年。
五輪の舞台に冨田が、鹿島が還ってきました。
前回の金メダルは、半ばライバルの失敗にも助けられ(特に中国)、ミスのなかった日本が優勝をした格好でしたが、今回は最強の中国が地元開催。
近年の成績でも中国選手には圧倒的な力の差を見せつけられ、「日本はミス無し、中国はミスをしないと勝てない」というのが世間一般の風潮だったのではないかと思います。
予選は2位で通過。
この順位、成績によって、決勝での演技順や種目別決勝への進出が決まりますので、結果としては悪くなかったと思います。(鹿島選手のあん馬失敗は残念でしたが)
しかしトップの中国とは5点差。
鉄棒で落下しても1点減るかどうかの採点ですから、これはまさしく決定的な差となって現れてしまいます。
日本代表のコーチも半ば呆れ顔で白旗、なんていう報道もありました。
決勝。
日本は床運動で全員が15点以上の得点を挙げて中国をリード。
特に3番手の19歳、内村選手の演技は素晴らしかったですね。
種目別決勝にも進出を決めており、これからも先が楽しみな選手ですね。
2番目のあん馬では、冨田・坂本ともに安定した演技。
予選で痛いミスを犯した鹿島が、メリーゴーラウンドをせず、それでも15点半ばをたたき出す。
種目別決勝に進めないことが本当に惜しまれる選手です。
対する中国は堅さが目立ち、思うように得点を伸ばせません。
しかし、3番手の選手が素晴らしい演技で16点台を出し、あっさりと逆転。
これで少し流れが変わったように思いました。
続くつり輪は中国の得意種目。
3人全員が16点台をマークし、日本を引き離す。
日本は15点代半ばが精一杯。
しかし、冨田洋之が見事な演技で15・950の高得点。
前半を終えて2・375の差。
そして4種目目の跳馬。
ここで日本は本来出るはずの沖口に代わって鹿島が一番手に。
しかしここで鹿島が痛恨の失敗ジャンプ。
続く坂本も失敗。
3人目の内村が16点台を出したものの、各国跳馬は16点台の選手で固まっており、ここで得点を伸ばせなかったことによって、日本代表の五輪連覇はここで事実上潰えてしまいました。
5種目目は平行棒。
中国選手は全員が16点台をマークし、金メダルへ独走状態。
日本は坂本がミスをしたものの、内村・冨田が見事な演技。
5種目を終えて3位につけ、2位のアメリカとは1・7の差。
残すは日本が鉄棒、アメリカはあん馬。
得点の出やすさ、実績からも、よほどのことがなければ逆転は可能ではないか、という感じだったと思います。
最終種目。
まずはアメリカがあん馬の上に乗ってしまう壮絶なミスで12点台の得点をたたき出す。
対する日本は鉄棒で種目別決勝進出を決めている中瀬が見事な演技でこの差を一気に逆転。
アメリカの2人目も妙に短い失敗演技で失速。
日本の2番手内村も離れ業を3度成功し、ここで日本代表の2位はほぼ確定しました。
アメリカの3番手は素晴らしかったですね。
まるで竜巻旋風脚のようなド派手な技で観客を沸かせていました。
ハム兄弟の突然のキャンセルから、アメリカチームは良くやったと思います。
そして日本の演技を締めくくるは冨田洋之。
「時を超え、夢をつなぐ」演技。
銀メダルを確定させると共に、素晴らしい着地。
これが、日本のエース。
最高にかっこよかったです。
圧倒的な力で優勝したのは中国。
ミスがほとんど無く、非常に美しい演技の連続で栄冠をものにしました。
最後の鉄棒で、若手選手が成功した後、選手達が一様に涙を流していたのが印象的でした。
あの楊威までも。
よほどの責任感、重圧から解放された瞬間だったのでしょう。
今回の中国は本当に完璧で、仮に日本がミスをせず、万全な状態の水鳥がいても逆転は難しかったと思います。
素晴らしい演技をありがとう、そしておめでとうと中国選手団には言いたいところです。
次なる舞台は個人総合決勝。
2005年世界選手権優勝の冨田がどこまでいけるか。
もう1人はおそらく内村が出るでしょう。
ミスが少なく、勢いでもしかして…と思わせる超1級の選手なので楽しみです。
しかし立ちはだかるは中国・楊威。
精一杯、応援しましょう。
おめでとう、中国!
おつかれさま、この調子で頑張ろう、日本!
posted by yassol |15:04 |
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2008年08月11日
たったいま終わった、錦織圭選手の試合速報です。
錦織 圭 (日本) 4 7 3
シュットラー(ドイツ) 6 6 6
各セットのゲーム推移は以下の通り。
【第1セット】
シュ 1 1 2 2 3 3 4 5 5 6
錦織 0 1 1 2 2 3 3 3 4 4
【第2セット】
シュ 1 2 3 4 5 5 5 5 5 5 6 6 6
錦織 0 0 0 0 0 1 2 3 4 5 5 6 7
【第3セット】
シュ 1 2 2 3 3 4 4 5 6
錦織 0 0 1 1 2 2 3 3 3
という惜敗。
特に目を引くのは第2セットでの死闘。
0-5からタイブレークに持込み、そのまま逆転勝利なんて漫画の世界の話のようですね。
テレビやネットでの中継がなく、結果だけを伝えるインターネットでの数字を眺めていたのですが、それだけで相当興奮するものがありました。
いったいどのような試合をしていたのか、本当に気になるところです。
早くどこかの局が録画中継しないものですかね。
相手のライナー・シュットラーは今年のウィンブルドンで4強、世界ランク34位のベテランの強豪です。
そんな選手相手に、大舞台でここまでの試合。
今更語ることではありませんが、錦織圭という男の底が知れません。
最近の結果からも、錦織は現在でもランキング50位程の力があるといえるのではないでしょうか。
第3セット最初のゲームをブレークされたのが痛かったようですね。
この試合を突破すれば、ノバク・ジョコビッチとの対戦が待っていただけに、それは悔やまれるところでしたね。
残念ながら1回戦で北京を去ることにはなってしまいましたが、素晴らしい健闘ぶりだったと思います。
これからも、彼から目が離せません。
全米へ向けて、いい休暇が貰えたと思いましょう。
まずは錦織選手、おつかれさまでした。
【追記】
時事通信社から、非常によい記事が届いていましたのでご紹介させていただきます。
絶望的な劣勢から、巻き返した。試合途中からは、腰の痛みにも耐えた。最後に力尽きた18歳の錦織だったが、驚異の粘りは、初の五輪で強烈な印象を残した。
赤と白の、「日の丸」を連想させるウエア。ウィンブルドン選手権4強のシュットラーとの戦いは、第1セットを競り合いから落とすと、第2セットは一方的に0-5までリードされた。
多彩なストロークが生命線の錦織だが、この日は球筋が単調な上に、勝負の仕掛けが早く、32歳のベテランにミスを誘発させられていた。持病の腰が悲鳴を上げ始めたのもこのころだった。左腹筋を痛め、約1カ月半ぶりの実戦だったことも影響したかもしれない。
だが、簡単に勝負を捨てるわけにはいかなかった。小学校の作文で、「五輪に出場したい」と書いた。絶妙なコースを突くストロークが決まり始める。第2セットだけで5度のマッチポイントを逃れながら、タイブレークで奪取。「男子で0-5から奪い返すのは難しい。あきらめてなかったんでしょう」と竹内映二監督。
父親が海外出張のお土産で買ってきたラケットを5歳で手にした。12歳で全国大会を制し、中学2年で親元を離れ、米フロリダ州のエリート養成学校へ渡り、腕を磨いた。今年2月、日本男子では松岡修造以来、16年ぶりのツアー制覇。将来性を買われ、推薦枠で北京の舞台にやってきた。
最終セット途中、2度医師の治療を受けながら戦い続けた。4年後のロンドン五輪は、聖地ウィンブルドンが会場になる。この日味わった悔しさは、必ず大輪の花が開く糧になるはずだ。(北京時事)
というもの。
なかなかスコアが進まない時間帯がありましたが、こういう理由だったんですね。
そんな中で戦いきった精神力はただ驚嘆です。
とはいえ、最近つきものになってきている怪我が心配ですね。
途中棄権する試合も最近は目立ってきました。
松岡も怪我さえなければ…という選手でしたし、錦織選手も怪我だけには気をつけて欲しいものです。
posted by yassol |23:55 |
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2008年08月11日
注目の五輪バドミントン女子準々決勝。
もはや国民的アイドルになりかけている小椋・潮田ペアが第2シードの中国ペアに挑戦。
午前中に末綱・前田ペアが大番狂わせを演じていたこともあり、期待してこの試合を観た方も多かったコトだと思います。
しかし結果は8-21、5-21の完敗。
文字通り完敗。
何もさせて貰えないと言っていい程、今夜の中国ペアは強かったです。
そんなに甘くはない世界なんだなと思い知らされました。
なんというか、もう見た感じ女性と戦っているという感覚ではなく、ちょっとかわいそうにもなってきたり。
本来はここまでの実力の差はないのでしょうが、午前中の敗戦で気を引き締めたのか、大観衆を味方に付ける相手に隙はなく、今回のオリンピックにおけるオグシオの冒険は終わってしまいました。
ですが、今回オグシオが残した功績は果てしなく大きいですね。
まず、競技としてのバドミントンの普及への貢献が計りしれません。
私もこの2人のお陰で競技としてのバドミントンへ興味を持つことが出来た1人です。
午前中の末綱・前田ペアがやってのけた偉業が、ここまで広く人に「偉業を成し遂げた」と正しく伝わったことはオグシオさんたちのお陰と言っても過言じゃないと思います。
今回は小椋選手も怪我あけで苦しそうな場面が多く見られました。
オグシオさんのこれから先の試合にも、ぜひ注目していきたいです。
何てったって、本当に美人でした!
残った準決勝、前田・末綱ペアも中国ペアとは決勝までは当たらないようですし、逆に準決勝を勝たないとメダルは苦しいかもしれません。
ここまで来たら、「ベガはベガでもホクトベガ」のような番狂わせの連続を期待して、メダルを取ってもらいたいですね!
がんばろう、日本!スエマエペア!
そしてオグシオさん、おつかれさまでした!
本当にかっこよかったですよ!
posted by yassol |22:49 |
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2008年08月11日
これには昼間から大興奮でした。
[北京 11日 ロイター] 北京五輪の競泳日本代表、北島康介は11日、男子平泳ぎ100メートルで宿敵ブレンダン・ハンセン(米国)を下し、2大会連続の金メダルを獲得した。
記録58秒91でハンセンの持つ世界記録59秒13を更新し、本人が予告した通り「世界新での2連覇」となった。
「予選では59秒半ば、準決勝では59秒ジャスト、決勝では58秒台を出す」
というのは、競技開始前の本人のコメント。
予選ではまずまずのタイムでまとめてきたが、準決勝ではタイムが伸びず。
59秒55と、予選よりもややタイムを落とし、何よりもレース展開が最後に失速、といった感じ。
自身の準決勝終了後、インタビューに答えながら2組目の準決勝を気にしていた北島。
予選に続き五輪レコードを樹立、59秒16の好タイムで圧勝した北欧の新鋭ダーレ・オーエンを横目に、「明日は世界記録がラインですね」と言い残してインタビュールームから去っていった。
正直、厳しいかも、と私は思った。
しかしながら、世界の頂点に立つ男というものは、プレッシャーを力に変えることが出来るものだと思い知らされた。
レース序盤からオーエン、ハンセンと共に先頭争いを繰り広げる。
50mのターンでは3番手だが、そこからが圧巻。
潜水から浮上するとすぐに先頭に立ち、セーフティーリードを保ってそのままゴール。
彼の後ろに、オーエンも、ハンセンも、緑のラインもいた。
人類初の平泳ぎ58秒台、ワールドレコードでの連覇達成の瞬間であった。
優勝インタビューで、いつも強気な北島がめずらしく、人目もはばからずに泣いていた。
この四年間、彼がどんな苦労をしてきたかは本人にしか分からない。
柔道の野村忠宏も、「トップで有り続けることの難しさ」は以前からよく口にしていた。
そんな彼が流した涙に、心を打たれた人間は多くいたことだろう。
当然、私もその一人である。
残すは200mと、メドレーリレー。
「この男ならやってくれるだろう」と、無責任なことを言えてしまう数少ない男。
ますます、目が離せなくなりました。
おめでとう!北島康介!
posted by yassol |13:20 |
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2008年08月11日
さきほど終わったばかりの試合です。
◆北京五輪 バドミントン女子ダブルス準々決勝(10日・北京工大体育館)
末綱聡子(27)、前田美順(22)組=ともにNEC・SKY=がアテネ五輪金メダルで
世界ランク1位の楊維、張潔ブン組(中国)をセットカウント2-1で下す大金星を挙げた。
第1セットは8-21と完敗で取られたが、第2セットで23-21と競り勝ち、勢いに乗って
第3セットも21-14で押し切った。
とのこと。
この結果は予想できませんでしたね。
勝負が決した時、勝った2人はその場に倒れ込んで、感情をどう表現していいのか解らないようにも見えました。
それほどまでに、対戦相手の中国ペアは最強の相手だったのでしょう。
昨日のオグシオ組を見ても解るように、この競技というのは技術もさることながら、試合中の流れや精神的な影響が強く出るスポーツなんだなと思いました。
いやはや、恐れ入りました。
オグシオの試合は午後9時すぎからとのこと。
これまた相手は中国。
相手は昨日オグシオの隣のコートでやってた男みたいなペアでしょうか?
ああ、隣は男子か、と思ったら対戦相手が女性だったのでびっくりしました。
世界ランク3位。
しかし、このマエツナペアが成し遂げた快挙、流れに続いてほしいですね!
加油!オグシオ!
posted by yassol |13:04 |
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2008年06月08日
植田ジャパンがオリンピック行きを決めた。
アルゼンチン戦は息をのむ大激戦で、第5セットの両チームのマッチポイントの応酬には、日本中のバレーボールに興味のある人が固唾をのんで見守ったことであろう。
そして-。
18-19の日本マッチポイントから、荻野のバックアタックが炸裂!
そのスパイクは見事にアルゼンチンのコートに突き刺さり、全日本男子は16年ぶりの五輪出場を決めたのだった。
この歓喜の瞬間、私と同じような状況だった人は結構多いように思う。
荻野のスパイクが決まる
↓
よっしゃぁぁぁぁ!と叫ぶ
↓
うつぶせに倒れている物体を発見
↓
!??ちょ、ちょ、と笑ってしまう
こんな感じ。
うつぶせに倒れていたのは全日本男子監督の植田辰哉。
クールな風貌からは想像もつかない、熱き魂を抱いた、バルセロナ五輪全日本男子キャプテンである。
もしも五輪行きを決めたらどんなリアクションするのかな…と思った人は私に限らず結構いたのではないかと思う。
色んな人が想像した、どんな歓喜の瞬間よりも、そのとき植田辰哉は歓喜していたに違いない。
心臓発作が起きたのか、とか、何者かに狙撃されたとか思うくらいの見事な倒れっぷりだったように思う。
歓喜の瞬間、仰向けになって喜びを表現する人は見たこともあるが、昨日のようにうつ伏せ、しかも大の字で喜ぶ人を私は初めて見た。
常識に当てはまらないほどの喜びが、きっとそこにはあったのだろう。
植田監督の就任した頃、日本チームは崩壊していたという。
挨拶もろくにできない選手たち、見た目ばかりを気にする選手…
この姿に愕然とした植田は、その日を境に愛煙家だった自分とも決別し、選手に「規律」を植え付けるところから始めたという。
個人的に知っているバレー関係者の内でも、当時の日本代表はチヤホヤされて、見た目ばかりを気にしたり女性との交遊ばかりをしていた選手が多かったという話を聞いたことがある。
要するにプロ意識が足りない、ということである。
たったひとり、加藤陽一だけがプロ意識を強く持っているような状態、ということが私の周りでは話をされていた。
そこで植田は荻野を呼び戻し、五輪へ戦うパートナー、キャプテンとして指名したのだ。
「五輪に行けば人生が変わる」
「だから人生を変える五輪にみんなで行こう」
キャプテンの荻野はチームを鼓舞し、そして五輪行きの切符を手にしたのだ。
倒れていた監督の姿は正直、面白かった。
しかし、感動した。
不器用で、それでいて素直なあの表現は多くの人々の心に残ることだろう。
これで終わりではない。
五輪本番で、どんなチームで臨むことができるか。
次の仕事はもう始まっている。
北京では、倒れる監督に選手が一斉にかけよるような団結力を見せて欲しいですね。
期待して待ちます。
posted by yassol |20:29 |
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