2011年02月07日
長友の定位置をつとめていたキヴが前節の暴行で4試合の出場停止。
そうした事情や、連戦であることを踏まえると、この試合での先発出場もあるかと思われた長友でしたが、ベンチからのスタート。
ちょうど私が起きて試合を見始めた後半30分からの途中出場になりました。
相手はすでに一人少ないローマ。
トッティが欠場したため、中田がいた頃の、スクデットを獲得したメンバーってもういないんですね…
試合の方は長友が入った直後、ローマがFKからカルジャのマークを外したヴチニッチがゴール、その5分後にCKの混戦からロリアがゴール、1点差に。
この2失点に長友は絡んでいないのですが、出てきてから2失点か…とも思いました。
しかし長友は出色の動きを見せます。
そのスピードはセリエAのトップチーム同士のゲームでも際だっており、何度かビッグチャンスを演出していました。
インテルの選手たちは新加入の東洋人に対しても積極的にボールを回し、それがチャンスを生み出すという好循環、さすがという懐の深さを見せていました。
こうしたところがインテルがインテルたるところなのかもしれません。
オーバーラップしたときは、ほぼチャンスになっていましたし、ディフェンスも安定して、非常によいデビューになったのではないかと思います。
ただ、ちょっと狭いところでボールを受けとった時の対応には改善の余地がありそうです。
これもまあ練習を重ねて、チームメイトと理解を深めていけば問題ないように思いますが。
これでレオナルドの信頼度もあがったことでしょうし、サンシーロに集まったティフォージにも好意的に受け入れられているようですね。
まずは上々なデビュー戦。
次節は「イタリアダービー」、ユーベ戦です。
最近は元気のないかつての盟主ですが、ダービーマッチには期するものがあるでしょう。
そこで先発の座を掴めるか、ジョーカーとしての役割を任されるのか、いずれにせよ出番は高い確率で回ってくることでしょう。
キヴが戻ってくるまでに、確固たる信頼を築いて欲しいものですね。
スナイデルと交替でピッチに入り、試合終了後はエトーと笑顔で抱き合う。
サッカーの不思議な縁を感じました。
もっともっと、彼のプレーが見たいですね。
posted by yassol |11:35 |
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2011年02月04日
昨夜は「長友がスタメンか!」という話で盛り上がりましたが、やっぱりあんなに早くスタメン表が出るわけはありませんで、この試合は大方の予想通りベンチスタートとなりました。
まぁアジアカップの決勝までフル出場して、練習に合流して2日目ですから極めて妥当な判断ですよね。
そして試合の結果、この日は出場機会なしでした。
私は後半の43分くらいから試合を観ていたのですが、ホームで負けてるバーリが攻勢を仕掛け、ロスタイム5分もらったと思ったらカウンターで立て続けにパッツィーニとスナイデルがゴールを決めて3−0。
試合全体を見ていないので何とも言えないのですが、やっぱりプレーの判断の速さや正確さはやっぱり世界トップクラス、さすがインテルだなぁというものを感じさせてくれました。
次回は終末のローマ戦。
ワールドカップ後に長友の移籍先として取り上げられたのも記憶に新しいですね。
取らなかったことを後悔するようなプレーを見せる機会はあるのでしょうか??
試合を観ていた人の話によると、今日のバーリ戦で、警告は出なかったものの、キヴが相手選手(マルコ・ロッシ)と揉めてパンチをしたとかで、あとで出場停止があるんじゃないか?とのことでした。
詳細は分かりませんが、出場機会はあるかもしれませんね。
なんかいいですね、こういう楽しみは。
これからもその動向に注目したいです。
posted by yassol |06:55 |
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2011年02月03日
劇的な試合が続いたアジアカップが終わり、欧州組はシーズン再開、国内組はJリーグ開幕へ向けて、それぞれが新たなスタートを切った日本代表。
ここに驚きのニュースが入ってきました。
「長友佑都、インテルに移籍か」
私がこのニュースを知った時は31日の夜10時頃で、もう欧州の移籍市場が閉まる数時間前でした。
現状、金銭面と長友本人は移籍に合意したが、トレード要員のイタリア代表のサントンがチェゼーナ行きをごねているという情報でした。
もう寝ようと思ったのに、こんなすごいニュースが入ってきて、テンション上がってしまいました。
ここ数日、ユーベからオファーがあったとか、ミランは条件が低いから断ったとか、バルサやバレンシアからも獲得のうわさが…なんて話はありましたが、よくある成立しないうわさ話に過ぎないと思っていました。
たしかにアジアカップでの長友はパーフェクトに近い出来でしたし、ワールドカップやチェゼーナでのプレーでも高評価を得ていることは知っていましたが、まだチェゼーナに行ってたった半年。
ワールドカップで評価を上げた本田圭佑が、その後移籍しなかったように、そうコロコロ変わるもんでもないだろうと思っていたし、長友本人が「夏にはステップアップが~」というニュアンスの発言をしていました。
ですが、こんな間際にここまで具体的な話が出るって、もしや、もしや本当に長友が、日本人がインテルに移籍しちゃうの!?しかも戦力として数えられてと、びっくり。
それから数時間、サントンは何とか移籍を了承したものの、FC東京からの書類で何か問題があったらしく、期待させといてやっぱり無理だったか…と思ったところで、移籍市場閉鎖3分前(13分?)、ついに契約成立!
日本代表、長友佑都がインテルの選手になってしまいました。
ここ最近元気のないセリエA。
しかし個人的には中田英寿が活躍していた前後からよくスカパーの中継でセリエAの試合を観ていたので、とても思い入れのあるリーグです。
インテルと言えばモラッティ会長の下、毎年ものすごい選手補強をして、はまれば強いけど結果が出せず、ユーベやミランの後方が定位置という印象でした。
中田がペルージャに移籍した98-99年に優勝したミランを率いていたザッケローニを監督にしても優勝には手が届かず、ラツィオやローマにも歯が立たない(とは言っても当時はむちゃくちゃ強かった)、万年優勝候補。
でもやっぱり、ユーベ、ミラン、インテルの存在ってのは別格でした。
私があまりセリエの試合を観なくなったその後チームは変貌を遂げ、現在に至るまで何とセリエA5連覇を達成、昨期はモウリーニョ監督の下チャンピオンズリーグ優勝。
元気のないセリエ勢の中、ひとり気を吐き、すっかり世界有数のクラブになっていました。
こんな世界有数のチームに日本人が主力として迎えられる日が来ようとは…
右サイドのマイコンとどんな攻撃を見せてくれるのか、チャンピオンズリーグでは欧州の強敵相手に、インテルの選手としてどんな働きをするのか、興味はつきません。
現地でもこの移籍は大きく取り上げられているようで、その期待の程が窺えます。
その多くは体力が抜群にあり、正確無比なクロスボールを武器に…といったような内容だそうです。
個人的にはそこまでクロスボールに期待されて大丈夫かと心配してしまいますが…。
また、インテル公式サイトの長友評では
「インテル期待の日本人はスタミナが豊富で小柄ながらパワーのある強い選手 。
若い頃はなかなか才能に恵まれず、相撲をしてコインを稼いでいた」
と記載されているそうです。
ストリート相撲で賞金を稼ぐ長友か…かっこいいな…と思いましたが、どうやらスロットの間違いだそうです。
また、長友は本格的にSBを始めてから5年くらいしか経っておらず、大学2年生くらいまでは専らスタンドで太鼓を叩いて応援する係をしていたとか。
しかもかなりの腕前だったそうで、当時の大学サッカー掲示板にも「あの明治の太鼓は何だ、すごいリズムで叩いてるけど部員なの?」というような書き込みがあり、実際にその腕を見込まれて鹿島のサポーター集団インファイトから入団依頼があったそうです。
それから5年、まさかその太鼓係が、大きな期待と共にインテルの左サイドバックとして迎えられる日が来るなんて、誰が予想できたでしょうか!
「世界一のサイドバックになりたい」
よく長友が口にしている言葉です。
ワールドカップ前のイングランドvs日本。
無名のDFに完璧に押さえ込まれ、南アフリカ行きを逃したウォルコットは、その無名の選手の名前を覚えているでしょうか。
南アフリカで苦杯を舐めさせられたエトーは、自らを抑え込んだ無名のジャパニーズの青年のことを覚えていたでしょうか。
限りない可能性を見せる、この24歳の男から、目が離せません。
追記
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なんとなくネットを見ていたら、今日のバーリ戦のスタメンに入るようですね!
両チームのスタメンは以下の通り。
Bari: Gillet; A. Masiello, Glik, Rossi, Parisi; Almiron, Donati, Gazzi, Bentivoglio; Okaka, Rudolf. All. Ventura. (A disposizione Padelli, Raggi, Codrea, Rivas, Alvarez, Huseklepp, Castillo).
Inter: Julio Cesar; Maicon, Ranocchia, Materazzi, Nagatomo; Zanetti, Kharja, Thiago Motta; Pandev, Eto'o, Pazzini. All. Leonardo. (A disposizione Orlandoni, Chivu, Coutinho, Snejder, Cambiasso, Obi, Milito).
とのこと。
バーリはさすがに知ってる選手はいないかと思ってましたが、ミランとかセルチックにいたドナーティがいるんですね。
ちょっと懐かしいというか、彼ももう29か…と思いました。
インテルはキヴが控えに入って、長友が左サイドで先発ですね。
控えメンバーは他にもスナイデルやカンビアッソ、ミリートもいる、なんとも豪華なメンツです。
最下位相手で、かつ終末にローマ戦が控えているからこその、このスターティングメンバーなのでしょうか?
いずれにせよ、長友にとってはかなりの強行日程になりますが試金石になる大切な試合ですね。
キックオフが遅いのでさすがに観戦するつもりはありませんが、朝起きたらいいニュースが入っていることを期待したいですね。
forza Nagatomo!!
さらに追記
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あのメンバー表は予想スタメンだったようですね…
まず初戦は出場機会無しでしたが、終末のローマ戦に期待しましょう!
posted by yassol |20:55 |
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2011年02月01日
「!!!!!!」
延長後半、遠藤からパスを受けた長友佑都がウィルクシャーを抜き去り、左足でクロスを上げた次の瞬間、信じられないような光景がそこにはありました。
途中交代でピッチに入った李忠成がありえないくらいのフリーで立ち、「あっ」という間もなく、彼の左足から放たれた美しいシュートが、ゴールネットに突き刺さる-
この日の日本代表は香川真司の離脱を受け、右サイドには初戦のヨルダン戦以来となった藤本淳吾を起用、累積から復帰の吉田麻也が岩政に替わって入り、あとは韓国戦と同じというスタメンでした。
オーストラリアは当初の予想通り、フィジカルを武器としたロングボール主体のサッカーを仕掛け、試合の主導権を手中にしていました。
日本代表はゲームの入り方に苦労していた感じで、代役で入った藤本もボールに絡めず、効果的なプレスを仕掛けるオーストラリア代表の前になかなかチャンスを見いだせないでいました。
後半に入ると早くもザッケローニ監督が動きます。
ゲームに入れない藤本に見切りを付け、岩政を投入しようとします。
ということは今野をワールドカップでの阿部勇樹のようなアンカーの位置にして、吉田麻也と岩政でロングボールの処理をする戦術に変更かな?と思いましたが、ザッケローニ監督の考えもどうやらそんな感じだったそうです。
たしかに今野はロングボールの競り合いにお世辞にも分がいいとは言えない状態でしたし、中盤であまりボールが拾えずにピンチを招いているような展開でしたから、理に適った交替だったように思います。
しかしここで今野が負傷をしていたそうで、選手側から交替案と戦術の練り直し、新たな提案があったそうです。
それが結局この試合の決め手となった、「岩政をCB、今野を左SB、長友を左SH」への変更でした。
ザッケローニ監督は試合後、「私の言う通りにしろと言えば、選手はそう対応したはずだった」とコメントしていましたが、ここで柔軟に策を変更する器を持っているのが、名将アルベルト・ザッケローニたる所以なのでしょうか。
この交替で一気に日本の守備は落ち着きを取り戻しました。
相変わらずロングボールには手を焼き、ピンチもありましたが、吉田と岩政の奮闘、韓国戦のPK戦からついに目覚めた川島の頑張りで、相手にゴールを割らせません。
また、今野が状況に応じて3バック気味になったりと安定をしたことで右サイドからの攻撃が比較的安心して出来るようになりました。(あまり効果的には仕掛けられなかったが)
何よりも、長友が高い位置にいることで、キューウェルやケーヒルにパスを供給していた右サイドのウィルクシャーの封殺に成功しました。
相手のミスも多かったので、一概には言えませんが、やはりこの交替が結果を分ける大きな一石になったと言っても過言ではないでしょう。
そしてこの日のヒーローとなった李忠成。
北京五輪後は怪我の影響もあって出場機会に恵まれず、柏から広島へと完全移籍。
そこでも佐藤寿人、山崎雅人の前にベンチを温める機会が続いていましたが、二人の怪我から先発復帰のチャンスをつかむと、そこからは12試合で11得点の大活躍、一気に日本代表へと登り詰めました。
広島ではペトロビッチ監督の長期政権の下、日本代表が標榜するような人もボールも動くサッカー、考えて走るというサッカーが定着しており、そうしたところからもザッケローニ監督も期待していた部分があったのかも知れません。
後半の頭から起用された初戦のヨルダン戦では、期待に応えられず、ボールに絡めず、試合終了間際のチャンスにも決められず、ハッキリ言ってさんざんな出来でした。
けが人が続出し、攻撃の駒が非常に限定されていた中、唯一と言っていいアタッカーは、しかしここで大きな大きな仕事をやってのけました。
まるでUCL決勝のジダンの伝説的ボレーシュートを想起させるような、美しい、美しい、本当に素晴らしいゴールでした。
これでオーストラリア代表は意気消沈。
最後のFKはヒヤッとしましたが、最後まで集中の切れなかった日本代表を前に、またもアジアカップでの優勝を妨げられました。
この試合を裁いたウズベキスタンのイルマトフ主審はファールを流す傾向もあり、ゴール前での混戦、あわよくばPKを狙っていた戦術は通用しませんでした。
ACLに続いてのアジア最強のタイトルを逃したオジェック監督の悔しそうな表情が印象的です。
この試合のオーストラリア代表は個の力では日本代表に勝っている部分もあり、本田圭佑が言うように「非常にクレバーでうまかった」という印象を受けました。
ただ、メンバーが海外サッカーにそこまで精通していない私でもほとんど知っているように、メンバーの高齢化がだいぶ進んでいるような印象を受けます。
浦和レッズで活躍するスピラノビッチのように(今大会では控え)、若手選手が全く育っていない訳ではないのでしょうが、血の入れ換えというものは、選手が優秀であればあるほど難しいものだと再認識させられます。
次回15年のアジアカップは自国開催。
浦和時代もそうだったのですが、オジェックのサッカーは勝つ確率はある程度高いけれど、負けると何も残らないようなサッカーをする印象があります。
日本、韓国、オーストラリアが牽引する現状のアジアサッカー界が、これからどのように変貌していくのか、興味が尽きないところです。
どう見てもオセアニアのオーストラリアから守りきった、アジアチャンピオンのタイトル。
アジアの試合では不可解な判定が多く、独特の雰囲気、逆境と呼べるようなシチュエーションが数多く、本当にたくさんありました。
でも、そんな被害を一番受けていた日本代表が、ボロボロになりながらも、最後にスタジアムの歓声を一身に受けてアジアのプライドを守りきったという事実に、胸が熱くなるものを感じます。
7年ぶりに奪還したアジア王者。
このタイトルをひっさげて参加する南米選手権が、今から楽しみですね。
本当にありがとう、お疲れさまでしたと声をかけたいです。
posted by yassol |12:20 |
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2011年01月29日
120分の死闘、そしてPK戦を経て、私たちの日本代表はついに決勝戦へと歩を進めました。
ここまでのアジアカップを総括するような、いや、これまでのアジアカップの歴史を振り返るような、そんな試合でした。
不可解な判定、対日本戦の素晴らしいまでの意識の高さ、多くのけが人、少し残る後味の悪さ…
キソンヨン選手の騒動(人種差別問題)も、試合中は気になりませんでしたが、あとで聞いてがっかりでした。
いろんな考えを持つことは否定しませんが、このサッカーの世界、フィールド上に政治的な、歴史的なことなど何も関係ありません。(カタール制作のアジアカップのCMの何と素晴らしかったことか)
韓国も才能ある若手選手がどんどん出てきて、やっぱりすごいなと思っていただけに、理由がどうあれ、わざわざああした行動を持ち込む彼を非常に残念に思います。
本当に韓国との試合は一筋縄ではいきません。
ただただ、結果が付いてきたことは喜びたいですね。
そして決勝戦、相手はオーストラリアに決まりました。
決勝戦にふさわしい、最強の相手が勝ち上がってきましたね。
オーストラリアはアジアカップの参加は2度目。
初参加となった前回は、「全勝で優勝する」などと息巻いていたものの、グループリーグでオマーンに引き分け、イラクに1-3で敗戦、タイにようやく勝って突破したものの、ベスト8では日本代表の前にPKでの敗戦。
「アジアをなめるなよ!」
とまあ、私なんかはそう思いました。
その後はしかし、オーストラリアは順調に五輪にも出場、ワールドカップにも危なげなく出場を決めます。
迎えたアジアカップ2011、やはりというか中東国に手こずったものの、ついにアジア制圧に王手をかけました。
そこに立ちはだかる相手はまたも日本代表-
オーストラリア代表にとっても、それなりにドラマのある展開になりましたね。
オーストラリア代表を率いる監督はホルガー・オジェック。
Jリーグでおなじみ、なにより浦和レッズサポーターになじみの深い功労者です。
日本の代表として出場した2007年のアジア・チャンピオンズリーグでは浦和レッズと共に一気に頂点まで駆け上がりました。
その後Jリーグ最終節で鹿島に劇的な大逆転優勝を許し、翌シーズンの開幕に連敗し、あえなく更迭。浦和の迷走はこのあたりから本格的になって、今に至っているという経緯もあります。
オジェックは他でもFIFAの技術委員を務めたり、カナダ代表でゴールドカップ優勝(これは本当にすごい)したりと、国際経験も豊かな人物です。
やっているサッカーはお世辞にも面白いとは言えない試合が多いのですが、目立つ実績も残しているのが特徴の監督です。
浦和時代ではスタメンを固定して、控え組の造反騒動を招いたこともありました。
今大会、オーストラリア代表のベンチの雰囲気は分かりませんが、準決勝を6-0で勝っていることからも、まあ悪いということはないでしょう。
日本の実力も、アジアの怖さもきちんと伝わった今回のオーストラリア代表は紛れもない強敵です。
対オーストラリアで有効と見られていた香川真司がまさかの骨折離脱。
松井に引き続き、痛すぎる戦線離脱になりました。
前線で踏ん張れる選手がおらず、交替選手の層が非常に薄い自体の中、ザッケローニ監督が打つ次なる手は何か。
ここまで出番の少ない藤本淳吾か柏木陽介が香川の位置に入ると思われますが、果たしてどうなるでしょう。
つくづく、松井、香川とドリブルで突破できる選手の度重なる故障が痛すぎます。
単純に考えれば、満身創痍の日本代表はオーストラリア代表に対して「優位」なんて立ち位置からは、かなり離れた場所に立っていると言っても過言ではないでしょう。
しかし、「何か持ってる」本田圭佑は言います。
「決勝戦こそオレのターン」
この心臓に悪いPKキッカーは本当に頼もしいですね。
韓国戦で見せた、まるで往年の中田英寿を彷彿とさせるような支配力を、決勝の舞台でも発揮して欲しいものです。
熱い、熱いアジアの風。
いよいよ残すところたった1試合になりました。
積み重なった「歴史」の上に、新たな「歴史」を書き加えるのは、「侵略者」か、「守護者」か。
栄冠をその手に、日本代表が掴むことを期待しましょう。
posted by yassol |12:07 |
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2011年01月23日
日本代表が開催国カタール相手に劇的な勝利を収めた翌日、ベスト8の残り2試合が開催されました。
結果は前回ベスト8で日本代表に敗れたオーストラリア代表が、1-0(延長)で前回大会覇者のイラク代表に勝利。
そして残りのもう1試合は韓国代表が、こちらも延長戦の末に宿敵イラン代表を1-0で破り、準決勝進出を決めました。
これにより、準決勝の対戦カードは
ウズベキスタン代表(A1位) vs オーストラリア代表(C1位)
日本代表(B1位) vs 韓国代表(C2位)
となりました。
これを見てお分かりの通り、ベスト4には中東のチームが1つも残らない事態となってしましました。
優勝候補と目された、大将格のサウジアラビアがいいところなく早々と敗退。
事前のガルフカップを制したクウェートも、実力のあるバーレーンも、UAEも、グループリーグを突破することさえ叶いませんでした。
そして開催国カタール、ヨルダンに続き、イラクとイランも敗退が決まってしまいました。
2010南アフリカワールドカップのアジア枠も、日本・韓国・北朝鮮・オーストラリアでした(バーレーンはPOでニュージーランドに敗北)し、こうした結果に、中東諸国の人たちも心中穏やかではないでしょう。
W杯ベスト16に残った日本、韓国。
それと互角以上の力を持つかもしれない、オーストラリア。
中央アジアの雄、ここにきても進境著しいウズベキスタン。
アジアの勢力図は、確実に変化を遂げているのでしょう。
特に、日韓豪は従来のアジアレベルからは頭一つ抜け出た感さえあります。
ここのところ元気のない中東勢、果たしてブラジル予選までにどうなってくるのか、願わくばまっとうな方法で強化、強敵として立ちはだかってくれることを期待しています。
そして我らが日本代表。
香川真司の言った通り、準決勝の相手は韓国に決まりました。
ジーコジャパンの05年東アジア選手権(中澤のゴールで1-0)以来、実に5年以上勝っていません。
宿敵とか宿命の~という言い方は安っぽくてイヤなのですが、やはりどうしても目指すべき道の上には、彼らが立ちはだかっていることが本当に多いです。
さらに自分たちの持てる実力の120%を発揮してくるため、今大会最高の激戦になるであろうことは想像に難くありません。
今大会初めて中東以外の国と対戦するのもありますし、いい準備をいてもらいたいですね。
アジアチャンピオンへの道、世界への扉に手をかける大事な一戦。
今からワクワクがとまりません。
posted by yassol |07:35 |
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2011年01月22日
4年間というものは早いもので、もうこんな時期が来たのかと思う今日この頃です。
開催時期が1月に変更となり、22年ワールドカップの開催地となったカタールでのアジアカップ。
アジアカップは毎回毎回、本当に面白い大会になることは分かっていたので、今回も非常に楽しみにしていました。
00年のレバノン大会、トルシエジャパンが圧倒的な力を見せて勝ち上がり、決勝では一転サウジアラビアの猛攻を、川口を中心とした守備で凌ぎきって優勝。
04年の中国大会ではジーコジャパンがまるで奇跡のような試合を連発。ベスト8ヨルダン戦の川口、ベスト4バーレーン戦の中澤…。わざわざ日本の相手チームを応援するためにスタジアムに駆けつけた中国人の期待を裏切る痛快な展開の連続でした。
さらに07年の東南アジア大会のオーストラリア戦。激闘の末のPK戦、またも川口の活躍で勝利をつかむ。
思い出して書いていけばキリがないほど、アジアカップには思い出が多く残されています。
そして迎えた11年カタール。
初戦から「まさにアジア」という試合展開の連続でした。
初戦のヨルダン戦では敗戦直前での起死回生の吉田のゴール。
エンジンがいまひとつかかっていない日本代表の調子は抜きにしても、非常に中東らしい、骨のある試合展開になりました。
2戦目のシリア戦も川島の不可解な判定による退場、PK。
その後途中出場の岡崎の頑張りから生まれた帳尻あわせのPKゲット。
これはその前に冷静にレフェリーと話しをしていた長谷部のキャプテンシーも光るところでした。
3戦目のサウジアラビア戦では、予想を覆しすでに敗退が決まっていた強豪に、まさしくつけいる隙を与えない試合運びで、5−0の完勝。
徐々にチームも形になり、代表メンバーがそれぞれの役割をこなし、2大会ぶりの優勝に向けて上々の予選リーグとなりました。
準々決勝の相手は開催国カタール。
オイルマネーを背景に、22年のW杯招致に成功。
自国リーグには往年の名選手を揃え、有望な選手にはカタールへの帰化を促し、何かと注目を集める中東のチームです。
そんな代表チームを率いるのは中東の英雄ブルーノ・メツ。
カタール自体に強いイメージはなかったのですが、日本代表との対戦成績は意外にも悪くないし、監督も優秀。
そういった相性やムード、開催国であること、しかもカタールという特別な相手に、ザッケローニ監督率いる代表がどんな試合をするのか大変な興味を持って見ていました。
予想通りというか、やはり大熱戦となったこの試合の得点シーンを振り返ると、
カタールの1点目は出場停止の伊野波がラインに残ってしまい、そこをうまくついたウルグアイ出身のセバスチャンに先制点を許してしまいます。
しかしこれで目が覚めたのか、本田→岡崎→香川のラインですぐに同点に。
後半に入ると吉田麻也が軽率なプレーで退場、ブラジル出身ジュリオ・セザールのFKを川島が処理を誤り痛恨の失点。
その後一方的に攻め込まれるも、香川の個人技で同点に追いつき、最後は後半ロスタイムに長谷部の決定的なパスから香川が持ち込んで倒されたところを詰めていた伊野波が値千金の逆転ゴール。
興奮した解説の松木さんが、ゴールが決まっても「PK!PK!PK!」と叫んでいたのが印象的でした。
たしかにそれくらい終盤はカタールよりの判定が相次いで、審判がゲームをコントロールできなくなっていたので、アドバンテージを見たんだとは思いますが、もしも伊野波が詰めていなかったらファウルを取ってくれたかな…という気もしてしまいます。
もっとも、カタールにしても日本代表にしても、ゴールに関わるような決定的なミスジャッジはなかったのはちょっと意外というか、よかったです。
カタール代表にしても、不可解なレフェリングを除けば日本をよく研究していて、ストロングポイントをよく消していた好チームだったように思います。
まさにアジア、これぞアジアカップという、熱い熱い激戦になりました。
そして本当によく勝ってくれたと思います。
何はともあれ、ベスト4に駒を進めた日本代表。
決勝進出をかけて争うのは今晩行われるイランvs韓国の勝者。
どちらが上がってきても、激しい試合になることは疑う余地もありません。
また、ブラジルW杯に向けても、優勝して得られるコンフェデ杯出場権は是が非でも欲しいところです。
アジアカップもそうですが、選手、チームが成長する一番の栄養は、こうした公式戦へ参加することだと私は思っています。
まぁそうした事情を抜きにしても、「アジアのチャンピオン」という称号はやはり特別なものです。
こうしたタフなゲームを乗り越えて、またひとつチームになった日本代表。
まだまだアジアの風に逞しく乗ってほしいものです。
posted by yassol |11:15 |
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2010年06月30日
終戦-。
パラグアイの5人目、カルドーソの放ったボールがネットを揺らし、南アフリカでの日本代表の冒険は終わりを迎えました。
涙に暮れる選手達。
松井が、中沢が、駒野友一を抱き寄せる。
虚無感、喪失感、達成感…
複雑な感情が、プレーした選手、スタッフ、サポーターのそれぞれにあったのではないでしょうか。
この日の日本代表は予選リーグ3試合と同じメンバー構成。
しかしパラグアイは「南米の選手は球際に強い」というイメージ通りの強敵でした。
前でボールが収まらず、セカンドボールをことごとく拾われる展開になりましたが、川島・闘莉王・中沢を中心としたディフェンス陣が最後の最後で踏ん張り、パラグアイに得点は許しませんでした。
攻撃陣はデンマーク戦で見せた連動した動きは散見されるほどでしたが、というより、本田・松井・大久保もよく守備に回って相手の攻撃を封じていました。
だから一言で「守備陣が頑張った」というより、日本代表全員が本当によく走り回って守備をしていたという表現の方が正しいのかもしれません。
ずっと同じメンバーで戦ってきた、戦うしかなかった日本代表は疲労の色が濃く見て取れました。
相手チームよりよく走る試合を続け、高地での戦いも3試合目だったのでこれは仕方ないでしょう。
そして何よりパラグアイには隙がなかった。
試合展開はカメルーン戦とよく似た展開で、守備は機能するが攻め手がないというもの。
当事者以外の第3者は見ていて退屈な試合だったかもしれませんが、私は見ていて非常に心に来るものがありました。
前半の松井のバーを叩いたシュート、本田のペナルティエリア前のシュート、後半の闘莉王、延長の玉田…
どれかひとつでも…とは思いますが、こうしたシーンが得点に結びつかなかったのはもはや運が尽きたとしか言いようがありません。
ともすればPK戦はもはや運命の神様の平等な審判。
試合の流れからして3人目の駒野という順番に疑問はありましたが、おそらく事前に決まっていたのでしょう。
彼も川島も、攻めるべき点は何もありません、本当によく頑張りました。
勝者と敗者、こうした大きな大会でそれは残酷すぎるほどの明暗を分けます。
ましてPK戦などは最たるもので、一度の失敗が戦犯扱いにつながってしまうほど悲劇的なルールと言えるでしょう。
今回は駒野がその役を背負ってしまいましたが、気の毒としか言いようがありません。
するとパラグアイの4人目のキッカーだったバルテスが試合終了後に駒野に歩み寄り、額を合わせて何かを言っていたそうです。
試合中マッチアップしていたこの2人の間に、国や言葉を超えた感情があったのでしょうか、とても心に残るシーンでした。
相手指揮官も「我々はラッキーだった。ピッチ上で連帯感を発揮して、そして熱心にプレーしたということでは、まったく両チームとも同じだったと思う。」とコメント。
98年のフランスワールドカップ、パラグアイはベスト16で開催国フランスに延長ゴールデンゴールで敗れました。
その場で泣き崩れるパラグアイ代表の選手達に、当時のキャプテン・チラベルトがひとりひとり声をかけて起こし、「もう泣くな、俺たちは戦争に負けた訳じゃない」と言っていたのは、サッカー史における名場面として人々の心に残っていることかと思います。
そんな歴史を積み重ねて掴んだのがこの日の勝利、そして日本代表に対して見せた気遣いなのかと思います。
パラグアイの選手達や国民のみなさんには本当におめでとうと言いたいですし、感謝の気持ちを伝えたいとも思います。
なんにも期待されていないような船出だった日本代表。
それが今はどうか、良くも悪くも全試合で「日本人らしさ」を発揮し、日本中の人々を注目させ、誰もが「もう少し見たかった」と思わせることに成功しました。
本田圭佑は「応援してくれた人に感謝しているが、同じように批判してくれた人にも感謝したい。それがなければここまで来れたかどうかも分からない出来だったんで」と言います。
誰にも支持されていないような始まり出しだった岡田監督が、駒野のキックが失敗したときに表情一つ変えずに微動だにしなかったこと。
試合後、「ここまで来たからには勝たせてやりたかった。それができなかったのはすべて私の責任」と毅然とした表情で語っていた姿に、心を打たれなかった人はいないと思います。
第一次岡田政権直後に南米選手権で0-4で一蹴された相手にここまでやれたのか。
逆風にさらされ続け、孤独な戦いを一人続けていた指揮官には敬服するばかりで、心からその労を労いたいです。
また、キャプテンの長谷部は「このチームの強みはチームワーク。出ている選手だけじゃなくて、出ていない選手のサポートが本当に素晴らしかった。本当に熱い応援ありがとうございました。応援が力になったので感謝しています。ほとんどの選手がJリーグでプレーしているので、Jリーグにも足を運んで盛り上げてもらいたいです。」
と言いました。
「ブンデスリーガの中心選手として」プレーするこの選手の一言は、彼のキャプテンとしての資質、そして率直な彼の思いが伝わってくるものでした。
それでもサッカーは続いていく。Jリーグが始まる。そしてそれはみんなのすぐそばにある。
「Jリーグを育てることが、日本代表を育てる」
今回の代表選手に限らず、日本サッカー界に携わるすべての人間の総意を表現するような一言でした。
日本サッカー界の未来は明るい-。
私はそう思う。
長谷部のJリーグを…のコメントが報道でなぜかカットされていますが、こうした選手がいるなら、きっと報われる日は来る。
一大快挙を成し遂げ、ワールドカップの喜び、チームスポーツの面白さを再確認させてくれた、思い出させてくれた「私たちの誇り高き日本代表」、本当にお疲れ様でした。
どの選手も、スタッフも、胸を張って帰ってきて欲しい。
そして心からの「ありがとう」を伝えたいです。
posted by yassol |22:11 |
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2010年06月26日
1勝1敗で迎えたグループリーグ最終戦。
決戦の地ルステンブルクで対戦した相手は北欧の強豪、「ダニッシュ・ダイナマイト」、デンマーク。
「負けなければ決勝トーナメント進出が決定」という、他会場の結果が関係ない状況での試合となりました。
見ている側はどうしても心配性になるもので、
「デンマークの高さにやられるんじゃないか」
「欧州で活躍する選手が多いデンマークには総合力で劣る」
「引き分けでよしという概念がないから戦い方が中途半端にならないか」
「コンフェデ杯でもそうだったけど、こういう状況ではなぜかいつも負ける」
と、まあ私を含めた日本人の多くはそんな風に思っていたのではないでしょうか。
カメルーン戦、オランダ戦で安定した守備を見せた日本代表は、この日もスタメンは同じ。
しかし序盤の10分は全くと言っていいほどデンマークの攻撃陣を抑えきれませんでした。
プレスがまったくかからない、特にトマソンに対してのチェックがかなり曖昧で、このままでは90分相手を抑えきることは正直厳しいという展開に。
試合後の岡田監督の会見によると、どうやらその時間までは従来の阿部をアンカーに置く4-1-4-1ではなく、阿部と遠藤のダブルボランチに置いた4-2-3-1のシステムだったようです。
10分過ぎに長友が岡田監督の指示を伝えているような映像が映し出されていましたが、選手達の判断で元のシステムに戻すという形になったそうです。
これにより落ち着きを取り戻したのか、松井の決定的なシュート、長谷部の抜け出しと、徐々に日本代表も攻撃の形を見せ始めることができました。
圧巻だったのは前半17分、ゴールから37Mという右サイドでのフリーキック。
そういえばここはCSKAモスクワで本田がUCLセヴィージャ戦で決めた位置と同じような場所で、
「まさかな…」
と思った方も多かったのではないでしょうか。
しかし、本田圭佑という男は、我々の常識というものがちょっと通じないんですね。
彼の左足から放たれたボールは、回転をほとんどしないまま、伸びるようにゴール左隅へ突き刺さりました。
声にならない声を本田圭佑は叫び続けていました。
なんという勝負強さでしょうか。
この24歳の若者が放った一撃は、デンマーク代表、そして守護神セーレンセンに大きな大きなショックを与えるものでした。
勝たなければ決勝トーナメントに進出できないデンマークは、これで「2点」が必要になります。
そしてこの後、日本代表にとっては栄光への階段がはっきり見えた瞬間、デンマーク代表にとっては心をへし折られるに充分すぎる瞬間が訪れることになります。
前半30分、大久保がリスタートから獲得した27Mの直接フリーキック。
このチャンスを遠藤保仁が美しい放物線を相手ゴールに沈め、日本は追加点を獲得します。
デンマークの守備陣は混乱していたのでしょう。
「近い位置は遠藤が蹴ってくる」
という情報を知らなかったわけはないと思うのですが、先ほどの本田の一撃が必要以上にプレッシャーに押されてしまったのでしょう。
壁の作り方が非常に甘く、右端の選手の背が低いことを見抜いた遠藤は本田に「俺が蹴る」と申し出たそうです。
本田も蹴りたかったようですが、状況も理解した本田はここで遠藤にキックを譲り、それに応えた遠藤は世界中で賞賛されるゴールを決めました。
今大会採用されているNIKEのジャブラニというボールは、球を構成する枚数が少なく、またボールが軽く、今大会魅力的なプレーがあまり見られない大きな原因と見られていました。
しかしこのゴールはそんな評判を一蹴する、まさに彼の技術の結晶のひとつとなる見事な見事なゴールでした。
このゴールのために重ねた練習は如何ほどのものだったでしょう。
「すべては練習から」
前回大会フィールドプレーヤーで唯一出番のなかった男が見せたゴールは、そんな当たり前のことをということを強烈に感じさせるものとなりました。
これで絶体絶命となったデンマーク代表。
焦りに加え、体格差には絶対の自信があったのが災いしたのか、序盤に見せた組織的なプレーはすっかり影を潜め、放り込みに終始するだけの戦い方になってしまいました。
百戦錬磨のオルセン監督も冷静さを欠いているような印象で、堅実なイメージのあるデンマーク代表でしたが、それにはほど遠い姿になってしまいました。
そもそもの、「勝てなければ敗退」という心理バランスも影響を及ぼしたことは間違いありません。
長谷部の微妙なファウルで獲得したPKで1点は返したものの、1度は止めた川島が地面を強烈に叩く姿に、決勝トーナメントへの扉が開かれているということを確信させられました。
その後、岡崎が追加点を決め、日本代表は3-1で歴史的な勝利、そして決勝トーナメント進出を果たしました。
何の期待もされていなかったような大会前。
ベスト4を目標にするという発言ばかりがクローズアップされ、世界中から笑われていたような、そんな日本代表が起こしている戦いに、日本中がワールドカップの話題で持ちきりになり、世界中がそのプレーぶりに賞賛の声を送っています。
注目すべきは2点、ひとつめはその組織プレー。
今大会の予選リーグで特に目立ったのは王者イタリアの敗退、そしてフランスの内紛、崩壊劇。
どれだけ個人能力が高くても、どれだけ実績があってもチームとなってなければ試合に勝つことは難しいということが今まで以上に感じられる試合結果が多い大会です。
「サッカーがチームスポーツであることを証明しよう」
そう選手達に語った岡田監督の信念がまさに表現されたような、そんな好チームになりました。
カメルーン戦後のインタビューで本田圭佑が
「このチームには誰が試合に出るとか、今まで試合に出ていた選手が出られないとか、チームスポーツである以上仕方ないけど、そういうのは確かにあった」
と、発言していました。
ここからどうまとまっていったのかはまだ分かりませんが、闘莉王と長谷部の提案で始めた君が代をベンチも含めて肩を組んで歌う、といったようなことなどに加え、カメルーン戦での勝利も大きな大きな好転へのきっかけとなったのではないでしょうか。
デンマーク戦終了後の歓喜の輪が、この代表のひとつの集大成なのでしょう。
そして2つめは本田圭佑の活躍。
UCLでのゴールでも感じましたが、この男は大舞台に非常に強いということ。
「何人かのいつも出ている選手にワールドカップの重圧みたいなものを感じた」
と岡田監督は発言していましたが、本田はどうだったのでしょう。
当然意識しないわけはなかったでしょうが、北京五輪で守備的にオランダ戦に挑んだ監督に対して「それはごもっともだが、俺の考えは違った」という発言だったり、この試合の後の「もっと嬉しいかと思ったけど、なぜだかあまり喜べませんね」という発言。
さらにベスト8で敗れたインテル戦後や今回のオランダ戦後の「こういう相手とはまだ差がある。まだ通用しないんでしょう」という発言。
どんな相手にも臆さず、冷静に自分の置かれた状況を理解し、今できることのみに注力する。
これはベスト4という目標を完全と掲げ、試合での状況判断に非常に優れる岡田監督とも共通するところが多い気がしました。
ドイツで負った大きな傷跡を払拭し、前へと進む原動力となっているのは間違いなく岡田監督と本田圭佑の姿勢による影響が小さくないでしょう。
自国開催以外での初勝利、ベスト16に入ったこと、そしてそのプレーぶりで世界を大いに驚かせている日本代表。
同じくベスト16に進出した日韓大会、決勝トーナメント進出が目標だったトルシエ監督は「決勝トーナメントはボーナスステージ」と言いました。
どこか雲を掴むような感覚で戦ったトルコ戦が思い出されます。
しかし、今回の代表はベスト4進出を監督が掲げ、就任時から選手達にそれを伝えてきました。
さらには野心を持った中心選手が「優勝を目指す」と公言しています。
何と頼もしいことですか。
初戦の相手は今大会絶好調の南米勢のパラグアイ。
トルシエ就任直後、地元開催での南米選手権で0-4と一蹴されたことが未だ記憶に新しいところがありますが、今の代表がどこまで通じるか、純粋に興味があります。
まだ見ぬ高みに到達できるか。
黄金世代の遠藤がふと言った一言に期待しましょう。
「アフリカって、何かあるよね。」
posted by yassol |21:50 |
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2010年06月20日
オランダに無念の敗戦を喫した日本代表。
そちらの試合についての記事は → こちら
最終戦のデンマーク戦に決勝トーナメント進出が掛かります。
その試合の条件を決める意味でも以上に重要なカメルーンvsデンマーク戦が行われました。
試合はエトーが先制ゴールを生み出すも、ベントナー、ロンメダールがゴールを決めてデンマークが逆転勝ち。
カメルーンは日本戦より出足が良く、何度もデンマークのゴールを陥れていましたが、あと一歩決めきれず、といった印象。
デンマークは相変わらず前半の動きは秀逸なのですが、後半に入ると息切れしてくる印象があります。
この試合の結果により、カメルーンの予選敗退、オランダの決勝トーナメント進出が決まりました。
これにより日本代表は最終戦で「勝ち」「引き分け」、つまり負けなければ自力での決勝トーナメント進出が決まることになりました。
この試合の結果如何では、デンマーク代表にたとえ勝ったとしても予選敗退の憂き目に遭っていた可能性があっただけに、自力での可能性を残して第3戦に臨めることは素晴らしいことだと思います。
しかし、いくら条件が良くても負けてしまえばそこで終わり。
昨日の敗戦を糧に出来るかどうかに掛かってくるでしょう。
デンマーク代表は勝たなければ突破できないため、前半から積極的に攻勢を仕掛けてくることが予想されます。
特に右サイドのロンメダールからの攻撃には注意が必要で、長友がどう抑えるかが日本の生命線となってきそうですね。
前半を何とか凌ぐことが出来れば、後半はチャンスも生まれてくるはずです。
疲れてくると案外スペースも生まれてくるような2試合の戦いぶりですので、まずは走り負けないことが勝利への絶対条件になってくるでしょう。
逆に先制点を与えてしまうと非常に苦しい戦いになるでしょう。
昨日も引きこもったオランダ代表に対し、効果的な攻撃は闘莉王の攻め上がりくらいしかありませんでしたし、その隙を見逃さない狡猾さがデンマークにはあるかと思います。
待ち望んでいたワールドカップも、予選リーグは残す所あと1試合になりました。
何と早いものか、大会前のこれ以上ない期待値の低さが今となっては嘘のようですが、本当にすごい大会だなあと実感します。
日本代表はもう少し見たいチーム、そう感じる方は私を含めて多いのではないでしょうか。
25日、楽しみですね。
posted by yassol |11:01 |
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2010年06月19日
カメルーン戦で願ってもない勝ち点3を獲得し、予選リーグ突破をかけて戦ったオランダ戦。
ドローの時から一番の強敵とされ、昨年の親善試合では善戦するも力の違いを見せつけられ0-3の敗戦。
スペイン、ドイツといった強豪が星を落とす中、「格下」の日本代表がどのようなサッカーを見せるのか興味深い一戦となりました。
結果は0-1での敗戦。
善戦むなしく、僅かに及ばずといった表現が正しいのでしょうか。
前半30分くらいまではほとんどボールが治まらず、しかし相手に決定的なチャンスも与えず。
カメルーン戦と似たような展開に持ち込めば、と思っていましたが、だいたいそのような展開になりました。
選手は相当に高い集中力を発揮して、チャンスの目をつぶしている姿勢が光りました。
30分を過ぎる頃になると徐々にボールも回り始め、松井や大久保が効果的なアタックを仕掛けるようになり、前半終了。
ここまでは去年と同じような展開で、後半戦の立ち上がりを凌げばひょっとして…という手応えは選手の中にあったのではないでしょうか。
私だってありました。
しかし、絶対にやりたくなかった後半立ち上がりに先制点を与えてしまいます。
スナイデルのシュートは見事なモノでしたが、その前のファンペルシはハンドのような…
かなり難しいスピードと回転だったので、はじききれなかった川島も相当悔しかったでしょう。
運は何より必要な要素、という意味では不運でもあったかと思います。
岡田監督はすぐに動きます。
疲れの見え始めた松井大輔に替わって投入されたのは何と中村俊輔。
2点ビハインドとかでの投入はあるかと思いましたが、ここでの岡田監督の狙いは何だったんでしょうか?
前線でパス回しをさせたかったのか、セットプレーでのチャンスに期待したのか…
その後も岡崎、玉田を投入するも、結局意図がよくわからないような試合運びになってしまいました。
俊輔、玉田はここ最近の動きを見る限り、このレベルではもう厳しいレベルなのかなと感じたことが残念でした。
川島のビッグセーブも飛び出し、リスクを冒しながらも攻撃し、チャンスも何回か作るも決めきれず、痛恨の敗戦。
非常に悔しい敗戦でした。
チーム力や展開を考えたとき、これはある意味妥当な結果なんでしょう。
でもそんなのは分かっていて、それを覆すために戦った日本代表チームに、少なからずのショックはあることかと思います。
ならば、この敗戦から生み出されたものは何か?
最少失点差に抑えた、オランダ相手にある程度はやれた、それもそうだと思います。
でも、日本のようなチームが決勝トーナメントに進むためにはまだ足りないかと思います。
その生み出されたものの質、形によってデンマーク戦の結果は変わってくるのでしょう。
これからの5日間、どうか、そうしたきっかけを掴める時間が流れてくれることを願っています。
posted by yassol |23:25 |
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2010年06月15日
前半の記事の続きです。
引き続き読んでくださっている方、誠にありがとうございます。
前半の記事は → こちら
とにかく、この試合は守備が安定していました。
闘莉王はほぼ守備に専念、中沢も今年に入ってからの不調を吹き飛ばすような気迫あふれるプレーを見せてくれました。
このシステムの肝である、アンカーに入った阿部も素晴らしかったですね。
彼のバランサーとしての役割は今年のレッズでもひときわ輝くものがありましたが、ワールドカップという大舞台でそれがある程度通用したことは本人にとっても大きな自信につながることでしょう。
キーパーの川島の安定感も光りました。
今大会、高地と変なボールの影響か、キーパーのミスが目立っていましたが、この日は安全第一。
緩いボールでもがっちりボールをキャッチし、危険なボールはパンチング。
この特殊な状況に対応した、いい判断だったと思います。
攻撃陣は、本田、松井、大久保のキープ力が目を惹きました。
この3人でそれなりにボールが収まる為に、後ろの選手は安心して守備に専念できたのではないでしょうか。
苦しい時間帯、彼らが大事なポイントでファウルをもらうつぶれ役にもなってくれ、それぞれの役割が徹底されているという印象があります。
「それはごもっともだが、俺の考えは違った」
な印象が強い本田が自分の持ち味を出しつつ、ひたすらにチームの勝利の為に走り抜いた姿は驚くべき「進化」といっても過言ではないでしょう。
ここでは欠ききれませんが、昨日は出場した全選手、そしてベンチにいた選手達が高い意識で自分の役割をこなし、いうなれば「理想的な凡戦」に持ち込んだ、誠に素晴らしい試合だったと思います。
世間では掌返しでこの勝利を喜んでいます。
でも、それもいいですよね。
それくらい期待値は低かったのもありますし、何よりこの1勝の持つ意味はあまりに大きいのですから。
何と言ってもワールドカップ。
大いに騒いでいいじゃないですか。
「自国開催以外での初勝利」
何かと比較されることの多い韓国代表ですが、自国以外での勝利は何と1954年の初参加から52年がたった2006年のトーゴ戦までの時間を要しているのです。
「奇跡的な勝利」
「大番狂わせ」
とも言われる、この歴史的な勝利。
フランスから12年の刻を越えて、ようやく掴んだ勝ち点3。
奇しくも当時の監督は岡田武史。
しかしこの試合、この勝利、本当に「奇跡」なのでしょうか。
私は歴史的な意味を持ち、大きな大きな価値のある一勝とは思いますが、奇跡とまでは思えません。
その証明は、19日のオランダ戦、24日のデンマーク戦が終わったときになされるのでしょう。
失うものはないと、ある意味開き直りにも近い感覚で勝利を手にした日本代表。
ここからはもっと難解な強敵との星勘定もあります。
しかし本田圭佑は言います。
「ベスト4とかじゃなく、俺は優勝できると思ってやっている」
頼もしい青年が日本にいることの幸せを感じます。
ならば、それに応えられるような願いを、南アフリカに届けたいものですね。
posted by yassol |22:15 |
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2010年06月15日
ついに開幕した南アフリカワールドカップ。
悲喜こもごも、寝不足だけど心は元気、そんな一ヶ月間が始まりました。
私達の日本代表は、戦前の予想を覆し、大きな大きな、まさに歴史的な一勝を勝ち取りました。
今大会の日本代表に掛けられる期待は過去4大会で圧倒的に低かったでしょう。
今年に入っての低調なパフォーマンスはもとより、不可解な戦術、メンバー選考、マスコミのバッシングとも取れる報道、エースだった中村俊輔への逆風…
明るい話題はほとんど無く、国民の関心が今ひとつ上がってこないのも頷ける所はありました。
しかしいざ大会が始まると、厭が応にも関心は高まります。
南アフリカとメキシコの開幕戦から、普段では興味が湧かないような試合まで熱中して見てしまう。
ああ、ワールドカップが始まったんだなと感じさせられます。
日本vsカメルーンの先発メンバー、注目の1トップには直前で試した本田圭祐をそのまま起用、阿部をアンカーの位置に置く、ゼロトップとも取れる非常に守備的な布陣で臨みました。
アジア予選では不動のスタメンだった中村俊輔、内田篤人は守備に難があるということでばっさりと切り捨て。
1トップにも前線でタメをつくりたいという目的から、長らくエースの座に君臨した岡崎を外し、本田にしたという思惑でしょうか。
理に適っていると言えばそうなんですが、じゃあこの一年間の強化プランって一体何だったの…?とは思いますよね。
対するカメルーン。
つけいる隙があるならここだ、と思っていましたが…
初戦であること、相性の良さ、チーム内の内紛、コンディション作りの適当さ…
思いつく限りの隙という隙が見事にすべて露呈した格好だったように思います。
そこは名将ルグエンがなんとかしてくるかと思いましたが、やはりワールドカップという舞台は相当に難しいのでしょう。
ソング、カメニ、ジェレミといった主力をスタメンから欠いて大一番に臨むことになってしまいました。
エトーは本職のCFではなく、右サイドでゲームメイクをしながらのプレー。
日本代表も同じ条件ですが、高地と変なボールの影響でミスも連発。
サッカーとは難しいものです。
試合自体は本当に、これしかないという素晴らしい内容だったと思います。
おそらくは両国と関係ない第三者から見たら、非常に退屈なものだったかもしれません。
ですが、日本代表にとっては非常に理想的な展開、内容でした。
なりふり構わず、結果のみを求めて走り回る選手達の気持ちは本当に伝わってくるものがありました。
また、岡田監督の選手交代も信念を感じさせるもので、ラスト5分以外は案外安心してみていることができました。
戦術的に大したサッカーをしているようには見えないけど、結果だけは残すという岡田監督の真骨頂が発揮された試合ですね。
長かったので後半に続きます。
お付き合い頂けますと大変ありがたく思います。
後半は → こちら
posted by yassol |22:10 |
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2010年05月21日
南アフリカワールドカップに臨む日本代表。
その背番号が決まったそうです。
背番号は以下の通りです。
GK
川口 能活 (ジュビロ磐田) 23
楢崎 正剛 (名古屋グランパス) 1
川島 永嗣 (川崎フロンターレ) 21
DF
中沢 佑二 (横浜F・マリノス) 22
田中マルクス闘莉王 (名古屋グランパス) 4
駒野 友一 (ジュビロ磐田) 3
岩政 大樹 (鹿島アントラーズ) 13
今野 泰幸 (FC東京) 15
長友 佑都 (FC東京) 5
内田 篤人 (鹿島アントラーズ) 6
MF
中村 俊輔 (横浜F・マリノス) 10
稲本 潤一 (川崎フロンターレ) 20
遠藤 保仁 (ガンバ大阪) 7
中村 憲剛 (川崎フロンターレ) 14
松井 大輔 (グルノーブル) 8
阿部 勇樹 (浦和レッズ) 2
長谷部 誠 (ヴォルフスブルク) 17
本田 圭佑 (CSKAモスクワ) 18
FW
玉田 圭司 (名古屋グランパス) 11
大久保 嘉人 (ヴィッセル神戸) 16
矢野 貴章 (アルビレックス新潟) 12
岡崎 慎司 (清水エスパルス) 9
森本 貴幸 (カターニア) 19
以上です。
特に目立ったものはありませんが、長谷部は浦和で付けていた17番になったようですね。
中村俊輔は2大会連続の10番、本田圭祐は18番となりました。
中田の付けていた7番は遠藤ですね。
サッカーショップで背番号を入れたい方はお早めに、ですね。
せっかくですので、前回大会の番号も紹介します。
以下の通りです。
GK
楢崎 正剛 (名古屋グランパスエイト) 1
土肥 洋一 (FC東京) 12
川口 能活 (ジュビロ磐田) 23
DF
茂庭 照幸 (FC東京) 2
駒野 友一 (サンフレッチェ広島) 3
宮本 恒靖 (ガンバ大阪) 5
中田 浩二 (バーゼル) 6
三都主アレサンドロ (浦和レッズ) 14
坪井 慶介 (浦和レッズ) 19
加地 亮 (ガンバ大阪) 21
中澤 佑二 (横浜F・マリノス) 22
MF
遠藤 保仁 (ガンバ大阪) 4
中田 英寿 (ボルトン) 7
小笠原 満男 (鹿島アントラーズ) 8
中村 俊輔 (セルティック) 10
福西 崇史 (ジュビロ磐田) 15
稲本 潤一 (ウェスト・ブロムウィッチ) 17
小野 伸二 (浦和レッズ) 18
FW
高原 直泰 (ハンブルガーSV) 9
巻 誠一郎 (ジェフ千葉) 11
柳沢 敦 (鹿島アントラーズ) 13
大黒 将志 (グルノーブル) 16
玉田 圭司 (名古屋グランパス) 20
…懐かしいですね。
上手くいかなかった印象の強いドイツW杯ですが、メンバーだけを見れば豪華でしたよね。
チーム内の確執、不和がささやかれましたが、このメンバーがそうした経緯でダメになってしまったのは本当に残念なことです。
まあ今となってはどうしようもないことですが…。
今日から合宿もスタートしました。
今回のメンバーには、ぜひ一丸となって1勝をつかみ取って欲しいものです。
posted by yassol |18:10 |
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2010年05月12日
昨日はガンバが城南にまさかの大敗。
不可解なPKを取られてからは、まるで糸が途切れたようにゴールを重ねられてしまいました。
まるで2008年のACLでのガンバを相手にしたレッズを見るように。
今日の時点で、日本の最後の砦は、J三連覇王者・鹿島のみ。
W杯メンバー入りした内田・岩政、そしてJリーグMVPながらも予備登録メンバーに留まった小笠原のプレーにも注目が集まったことと思います。
相手は浦項スティーラーズ。去年のACLチャンピオンでした。
つい先日まで鹿島のオリヴェイラ監督の弟さんが監督をやっていたそうで、「兄弟対決」などとも言われていましたが、先ごろ成績不振を理由に解任されたそうです。
そうしたチーム状況、また鹿島のホームでの試合ということからも、鹿島が勝つチャンスは充分にあるだろうと思っていました。
試合は前半29分にモタのゴールが決まり、リードを許す展開。
モタってあのモタ?と思って調べたら、あのモタでした。
レッズも2007年のACL準決勝、当時は城南に所属していた彼に散々苦しめられたことを思い出しました。
その後、大けがをしてから今年復帰、浦項へ移籍したそうです。
私は後半途中から見ることが出来たのですが、そこには開幕戦でレッズに完勝した鹿島の姿はありませんでした。
とにかく、前線でキープできない。
攻め手がなく、浦項に効果的なカウンターを喰らっているような状況でした。
審判もたいがいな笛を吹いていましたが、私が見た後半途中からはチャンスらしいチャンスもあまり見られず。
そして、終了の笛。
鹿島、そしてJリーグとしても痛恨の敗戦となってしまいました。
ベスト16は一発勝負。
ペースを握れず、先制ゴールを奪われると焦りが生じ、自信が無くなったようなプレーをしてしまう。
これは昨日のガンバもそうで、この大会の仕組みもそうですし、日本サッカー界全体が、どこか元気がないような印象を受けました。
これがアジア-。
何が起こるか分からない、相手のプレーも荒く、意味不明な笛は吹かれまくる、移動距離も多く消耗が激しいこの大会で頂点を極めることは大変に困難なことです。
あの強い強い鹿島でさえ、本領を発揮する前に壁にぶち当たる。
事実、グループリーグでは全北を抑えて6戦全勝しているのにもかかわらず。
ああ、これこそがアジアなんだなぁと痛感させられました。
だからこそ面白く、ACLはもちろんのこと、私は日本代表の中でもアジアカップが特に好きな大会です。
ACLに出られなくなって久しい浦和レッズも、早くこの厳しい厳しい大会に戻ってきてくれることを願っています。
それにしても韓国チームの勝負強さは本当にすごいですね。
単純な戦力では劣っていると思いませんが、笛の偏りなんかも含めて、ここ一番で対戦するのは嫌だなぁと思いますもん。
東アジア4強が、現時点で韓国が3チーム。
現在試合を行っているアデレードvs全北の勝者(いま延長戦やってて全北がリード)がこれに加わるわけですから、認めざるを得ない部分があります。
来月に控えたワールドカップに向けても、非常にいい状態で臨めそうなのは、うらやましいところですね。
今月の24日は、ワールドカップの壮行試合として日本代表と韓国代表がさいたまスタジアムで対戦予定です。
こうした勢いの差がどう出るか、岡田監督の信念で選んだあのメンバーがどんなサッカーを見せてくれるのか。
色んな意味で注目の高まる試合となりました。
非常に残念な結果となりましたが、鹿島、ガンバ、川崎、広島の選手達はお疲れ様でした。
結果が出せない時もあります。
次こそは、この悔しさを晴らしましょうよ。
来年こそは、必ず…
posted by yassol |21:30 |
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