2006年08月13日
「勝者のエスプリ」から学ぶ指導者のあり方
今、私はベンゲル監督の著書である「勝者のエスプリ」を読んでいる最中なのだが、今日読んだ部分は非常に印象に残っている。 主な内容は、ベンゲル監督が考える監督像と日本の改善点についてなのだが、今回は前者について書いていきたいと思う。 その中で印象に残っている文が2つある。 「つまり私が行うのは、選手が正しい答えを見つけられるように手助けすることであり、たとえ選手が正しい答えを発見できなくとも、正しい答えが見つけられえるような省察力を刺激することなのである。」 「監督の仕事は、監督自信が見つけた解答を選手に押しつけることではない。」 これを読んだときに、はたして日本のバスケットボール界のコーチでこれを実践している監督はどれほどのものだろうか?と思ってしまった。 いろんなバスケットボールのゲームを見てきたが、答えを与えすぎているように感じる。 選手が考える間もなく、「今のはああしろ」、「こうした方がいい」とコーチが「解答」を与えてしまう。 ちょっと考えてみて欲しい。 今、あなたは何も無い無人島で一人っきりでいる状況である。救助はいつくるか分からない。 そんな状況で、1ヶ月分の魚か釣竿をもらえるとしたら、あなたはどっちを選ぶだろうか? 魚をもらえば、1ヶ月はしのげるがその先はまったく補償がない。 釣竿の場合、はじめのうちはなかなか釣れずに苦労するだろうが、釣るコツさえ掴めば、1ヶ月以上先でも魚を自分で釣ってしのいでいける。 監督は選手に「解決策」という名の「魚」を与えるのではなく、「考え方、考える力」という名の「釣竿」の使い方を教えるのいいのではないだろうか? もちろん、時には「魚」を与えなければならない時もあるかもしれない。 でも、与えすぎてはいずれ選手は与えられるのを待つようになってしまう。 選手はコートやピッチという名の「無人島」でいつまでも監督から与えられる「魚」を待っているわけにはいかない。 自分で「釣竿」を使って「魚」を釣上げてこそ「無人島」で生き延びれるのだから。 私は「勝者のエスプリ」からこのような事を感じ、学んだ。 それと同時に、日本のバスケットボール界のコーチも大いに参考にすべき点ではないかとも感じた。 物事の受け止め方や考え方は人それぞれ十人十色なので、この考え方が全てだとは思っていない。 あくまで、一個人の一意見として捉えてもらいたい。 どうあれ、この本は非常に面白い。 みなさんも是非読んでみてはどうだろうか? 参考文献:勝者のエスプリ(アーセン・ベンゲル) NHK出版 from Yashi
posted by yashi |22:45 |
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