2007年07月02日
森島康仁という才能
いよいよ開幕を迎えたU-20ワールドカップ。前回まではワールドユースという名称で開催されてきた大会である。この大会に臨む代表選手の中には、イビチャ・オシム監督率いるA代表へ召集された4人が含まれている。 GK林彰洋、DF内田篤人、そしてMFの柏木陽介と梅崎司である。フランス・グルノーブルへのレンタル移籍を経験した梅崎をはじめ、彼らは海外のクラブからの注目を集めている。 だが5月に行われた千葉合宿を見学した際に、最も興味を惹かれたのは森島康仁だった。 「デカモリシ」の愛称が示すとおり186cmの長身。さらに実際に見ると高さだけではなく横幅、そして体の厚みもあり重厚感たっぷりである。 森島は相手ディフェンスに一瞬で冷汗をかかせるストライカーというよりは、じっとりと脂汗を滲ませるフォワードである。ディフェンダーにとって90分間つねに集中力を切らさずにマークしなければならないというよりは、90分の間じわじわと恐怖心を植え付けられる存在だ。 ボクサーに例えれば一発KOパンチの恐怖はないが、ジャブやボディーブローを無尽蔵に打ち続けるタイプである。 5月の合宿最終日に行われたジェフ千葉との練習試合でも森島はセンタリングにヘディングで飛び込み、左右両足で重いシュートを放ち、ポストプレーに体を張った。左右両足、さらには長身を生かしたヘディング。そのいずれもがキッチリとゴールマウスを捕らえる。 ゴールマウスの隅にコントロールされたものではないが、大きく枠を外れないシュートを放つ印象がある。 ポストに入った際、特に足元に入ったボールへの扱いがやや雑などの課題はあるものの、スケールの大きさを感じさせる森島。ひたむきで感謝を忘れない性格も彼を成長させる大きな要素となるだろう。 セレッソ大阪の下部組織で育った彼はジュニアユースからユースへと昇格することができなかった。「神戸からの交通費もかかるのに親に申し訳なかった」フジテレビの特番でそのように語っていた。神戸の強豪滝川第二高校へ進学後プロとしてセレッソ大阪を選んだのは「見返してやりたかった」のだという。 柏木陽介、梅崎司という世界も注目する才能を輝かせるのは森島康仁という泥臭い男だろう。だが泥臭さ、というのもひとつの才能である。 まずはU-20ワールドカップ日本の初戦、スコットランド戦での屈強なディフェンダーとのバトルを注目して欲しい。
【追記】
U-20ワールドカップ、初戦のスコットランド戦を3-1で快勝しました。
先制点は森島康仁が労を厭わないチェイシングで
相手ゴールキーパーのミスを誘い泥臭くゴールを決めました。
ただこの試合、泥臭い仕事をしたのは森島だけではなく
チーム全体でハードワークをこなした結果の快勝でした。
posted by yanoshi |13:17 |
サッカー |
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Re:森島康仁という才能
きゅうゆう会の新年会でデカモリシこと森島選手を拝見した事あります。
親御さんも長身でした。
滝二時代を思い出し活躍してくれる事を祈っています。
posted by akio | 2007-07-02 20:24
Re:森島康仁という才能
akioさん、コメントありがとうございます!
スコットランド戦デカモリシらしさ全開でしたね!
彼のインタビューを聞くとその朴訥とした人柄を微笑ましく思い、そして応援したくなります。
滝二での高校生活も大きく影響しているのでしょうね!
滝二は本当に素晴らしいフットボーラーを輩出しますよね。
posted by yanoshi | 2007-07-03 13:22
Re:森島康仁という才能
はい。
前監督の「驕らず怯まず溌溂と」
の精神が受け継がれているからだと思います。
posted by akio | 2007-07-03 21:06
Re:森島康仁という才能
「驕らず怯まず溌溂と」
いい言葉ですね!
森島選手のみならずスコットランド戦の日本代表そのものという感じです。
黒田監督勇退後の滝二にもしっかりと受け継いで欲しいですね。
posted by yanoshi | 2007-07-04 01:15




