2008年12月02日

東海大という新しい力

11月30日に行われたラグビーの関東大学リーグ戦1部・最終戦、東海大vs関東学院大。

東海大が31-12で関東学院大を下し、昨年に続いてリーグ戦を制覇した。

昨年は、大麻事件の渦中にあった関東学院大が不在でのリーグ優勝だっただけに、今年は正真正銘、ガチでタイトルをもぎ取った。
そんな印象がある。

「新しい力」「新しい波」となった東海大は今後、新興勢力の筆頭となれるだろうか。
今後が楽しみだ。


極端に言うと、リーグ戦では、関東学院大と法政大の2強時代が長らく続いてきた。

今となってはリーグ戦の、大学ラグビー界の巨人となりえた関東学院大も、振り返れば弱小新興チームの一つに過ぎなかった。

少し調べてみると、関東学院大の進化は「凄まじい」の一言に尽きる。

折れ線グラフで表すと、この34年間、ずっと右肩上がりで伸びていた。

春口監督が赴任してきた1974年、関東学院はリーグ戦3部の最下位。

77年に3部で全勝優勝を果たし、2部に昇格。

82年には、2部で優勝、悲願の1部へ昇進した。

「10年で1部へ」という春口監督の掛け声のもと、関東学院大は僅か9年でドン底から1部へ這いあがった。

1部昇格後の数年間は、7位8位をウロウロしていたが、87年には3位、90年にはリーグ戦初優勝。

その後の96年から06年までは、98年、04年以外の全ての年度でリーグ戦を制覇しており、その大半は全勝優勝。

97年から06年の間では、97年、98年、00年、01年、03年、06年の6度、大学選手権でも優勝を成し遂げている。

ラグビーのルーツ校・慶応大が3度日本一になるのに100年もかかったところを、関東学院は20数年でやり遂げた。

凄い進化である。

私の拙いリサーチだが、以前調べた事がある。

関東学院は、グググっと成績を上げている前年か、その年に何かしらの改革をしている。

改革と言っても、コーチや環境の整備などであるが、これがチームの飛躍に大いに結びついていると思われる。

それを書くと長くなるのでまた今度に回すが、現在、あの事件以来、関東学院大はどのようになっているのだろうか。

昨年のあの事件を聞いた時、感じた。

帝国は一日にして築けないが、帝国が崩壊するのは一日あれば十分なんだな…、と。

春口監督がゼロから手塩にかけて築いてきたラグビー帝国の信頼やブランドや伝統が、不祥事のおかげで一夜にして地に堕ちた。

闘将は今、何を思うのだろうか。

「私にはラグビーしかないのです」。

そう語っていた監督は、これからどのようにしてラグビーに携わっていくのだろうか。

そして、如何にして新興ラグビー帝国を復興するのか。

それを知りたい。

また、「接近、展開、連続」、脂の乗っていた頃のような関東学院大の鮮やかなラグビーを見たい。

そして、冬のクソ寒い中、スタジアムでまた熱くなりたい。

そう願う今日この頃です。

おしまい

posted by yanmar |19:10 | ラグビー | コメント(0) | トラックバック(0)
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