2007年10月29日

今日の涙を、明日の勝利に!

 関東女子学生バスケットボールリーグもついに入れ替え戦の時期をむかえた。
今回は1・2部入れ替え戦、玉川(1部8位)×白鴎(2部1位)の試合に注目してみた。
(2007年10月28日(日)帝京大学 八王子キャンパス)

 
 会場は異様な雰囲気に包まれていた。リーグ戦も盛り上がっていたが、それとは異なる重い空気。勝てば天国、負ければ地獄。まさに勝負の世界である。さて両チームの試合前は……

 玉川は円陣を組み、全員で大きな声をだし、心を1つにしていた。何と言っていたかはよく聞き取れなかったが、「絶対、負けなーい!!」と気合を入れているようだった。アップも常に相手より声をだし、そのパワーはビリビリと会場内に伝わってきた。
 対する白鴎は、淡々と静かにアップしていた。だが、そこには王者の貫禄とでもいうような、自信に満ち溢れていた。データ的にも白鴎が有利だった。さらに今年の春の選手権でこの両チームは対戦し、玉川69-71白鴎と2点差で白鴎が勝利していたのだ。それも自信につながっていたのかもしれない。


入れ替え戦
 前半は互角だった。身長差は明らかに白鴎が有利だったが、玉川は全員でリバウンド・ルーズボールに跳び込み、序盤は制空権を奪った。だが白鴎も持ち前の得点力で喰らいつく。特に4年F塚田(172cm)の1ON1と、途中出場の3年SG石島(160cm)の3P が光った。結局29-32と白鴎の3点リードで折り返す。  玉川は得意の3Pが前半、1/16本。もう少し入っていれば、2桁リードも可能だったはず。これが後半に影響しなければいいが……。
一生懸命応援する玉川応援団
 その心配をよそに、3Qは玉川が爆発する。4年G/F中山(165cm)がローポストにジャンパーにリバウンドに大活躍。玉川応援団も『ノッテケ節(**)』を歌い始め、ノリノリ。43-34とこの試合、最大9点差をつける。だが石島の3Pから白鴎の流れになり始める。その勢いを止められず、49-52とまた白鴎の3点差。
必死に指示を送る玉川 野寺監督
 最終Qは序盤、1年生F菅沼(166cm)のリバウンドから玉川が流れをつかむ。菅沼は勝負強さを見せ、リバウンドショットや3Pなど、一時は60-60の同点まで追いつく。だが最後は白鴎が底力を見せ、67-69で入れ替え戦は幕を閉じた。  玉川の野寺監督も必死に指示を送ったが、残念ながら、玉川大学は2部降格となってしまった。試合後、「敗因は?」との質問に、「3Pがこなかったこと」と監督は語った。
試合後の玉川大学 
 選手は落胆を表情を隠し切れず、その目にはくやし涙があふれていた。「白鴎も1年間、苦しんできたんだから」「勝負の世界だから仕方がない」と野寺監督は冷静に語った。だが最後に「これでおしまいじゃない。これも良い(人生)経験だ」と希望を残してくれた。  まさにその通りだ。2部に落ちたからといって、それでおしまいなわけではないし、今までがんばってきたことが全て否定されるわけでもない。玉川のバスケットボールが素晴らしいことは事実だ。それは玉川大学バスケ部を応援する人々がいることがその証明である。  サッカーの浦和レッズも降格を経験し、そこから這い上がって、現在の強さがある。現実を受け止め、今日の悔しさをバネに、それを明日の勝利へとつなげてほしい。 **『ノッテケ節』とは?→名前は筆者が勝手につけさせていただきました。どういうものかは9月24日のこのブログ「がんばれ!玉川大学!!」をご参照ください。 <お願い> ここに掲載している写真・その他の無断、転用・複写は堅くお断りさせていただきます。 <参考資料> ●玉川大学バスケ部HP→http://basketball.tamagawa.ac.jp/women-top/index.htm


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2007年10月24日

松蔭大 関根封じ!拓大のリベンジ!!

 (2007年第57回関東女子学生バスケットボールリーグ戦も終焉をむかえたことは前回、お伝えしたとおもう。しかし大事なことを話し忘れていたことに気づいた。今回はそのネタを取り上げさせていただこう。)

 それは拓殖大学 VS 松蔭大学(1部)の試合だ。10月20、21日と行われた同カード2連戦。初戦は拓大の完敗だった。序盤から松蔭は3Pの集中砲火。日本代表にも選出されたスーパーエース、4年G関根(168cm)には3P7本を含む39得点の大活躍を許す。さらにルーキーPG木村も3P5本を含む21得点と続き、70-85の結果となった。陰のMVPを挙げるなら、それは4年F福長(170cm)だ。彼女は拓大の4年生ビッグC趙(190cm)とマッチアップ。20センチの身長差をものともせず、たった8得点に抑えたのだ。彼女の身体を張ったプレイに松蔭の勝因があったのではないだろうか。

 
 2試合目。拓大はある戦術をしかけてきた。『関根封じ』である。『ボックスワン』で関根にマッチアップさせたのは、拓大の元気印 2年生G星(163cm)だった。リーグ屈指の元気の良さで相手を威圧する星を関根にぶつけるのはおもしろい作戦だった。試合前、拓大側の観客席からも「昨日から、ああいう元気な奴を関根につければいいんだよ」と声がとんでいた。果たして試合はどう転ぶか。


松蔭大 渡辺の1ON1(白8番)
 さて試合開始だ。1Q、この関根封じが見事にはまった。松蔭は攻め手がなくなり、3年C/F渡辺(172cm)の1ON1のみとなってしまう。拓大は星が密着すっぽんマーク。さらに趙が昨日のリベンジを果たすべく、ゴール下で大活躍した。拓大のファウルはやや増えたが、25-16。  2Qになり、松蔭は関根をベンチに下げ、拓大のリズムを崩させる。1年生G/F本間(169cm)の3Pなど、まんべんなく得点を重ねた。拓大は趙がゴール下でなんとかふんばり、43-43と同点で前半戦を折り返す。
関根(白4番)を密着マークする拓大 星(橙12番)
 前半は星ががんばった。だが関根を1人で抑えることは至難の技だ。拓大の監督は星と同じタイプの3年G金床(167cm)、さらにスピードは劣るが手が長い4年SF林田(174cm)をかわるがわる関根にぶつけてきた。結果、前半で関根を8得点1アシストに抑えることができた。  
フリースローを決める松蔭 関根(白4番)
 3Q。これまで抑えられてきた松蔭もだまってはいなかった。関根が光を放ちはじめる。ディフェンスをひきつけ、そこから松蔭のお家芸ともいうべき3Pを演出してみせた。だが拓大は3年SF小川(174cm)が爆発する。ロング3Pにドライブ、スティールからの速攻など。さらに日本代表にも選出されたルーキーC森(180cm)がゴール下で奮闘。68-63と拓大が突き放す。
最終Q 拓大のキツイディフェンス
 最終Qは拓大ペース。監督の激がとび、ディフェンスがきつくなる。そして森が司令塔のような指示をだし、鮮やかなアシストパスを何本も決める。だが最もがんばったのが星だった。関根のマークで疲労の色は隠せなかったが、PGとして苦しいところではドライブにジャンパー。そしてディフェンスを引き付けたところで、ゴール下のCへアシストを決めた。松蔭も最後に3Pで意地をみせるが、最後は拓大が振り切り、93-80と昨日のリベンジを果たした。  関根は21得点に終わった。一方、星は11得点2アシスト(筆者集計、正確ではないかもしれません)と数字はあまり目立たないが、ディフェンスが光った。  『ボックスワン』という作戦は日本であまり見たことがなかった。だが今回のゲームのように効果的に決まったことで、作戦・戦術の重要性を改めて再認識させられた。そしてこういった作戦が関根のようなスーパースターをさらに成長させることにもつながる。それは今後の日本バスケ発展に必要不可欠なことだろう。 <お願い> ここに掲載している写真・その他の無断、転用・複写は堅くお断りさせていただきます。 <参考資料> 関東女子学生バスケットボール連盟のHP→http://www.kanjyo.com/


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2007年10月23日

復活の兆し!日体大 堀川夏海!!

(2007年関東女子学生バスケットボール1部リーグも終焉をむかえた。今回はその中で筆者が感じた話題を取り上げてみた。)
 
 序盤戦、活躍を見せていた日本体育大学の1年生PG堀川夏海(159cm)は苦しんでいた。1部リーグという高い壁に。それは常にトップレベルでプレイしてきた彼女にとっても、そう簡単に超えられないものだった。
 スタメンを外され、ベンチスタートの日々。ほとんど出場できない試合もあった。名門桜花学園高校では2年からスタメンの座を勝ち取っていた堀川にとって、ひさびさの難関ではないだろうか。

 だがその堀川に復活の兆しが見え始めた。それは10月20日(土)横浜文化体育館で行われた VS筑波大学戦でのことだった。(ユニフォーム→日体大:白/筑波:緑)

 筑波には4年生PG児玉(159cm)という選手がいる。児玉も桜花出身で、2年の時からスタメンの座をつかんでいる。同じような経歴を持つ2人。堀川にとって、彼女は大先輩であった。


 1Q途中からほぼフル出場の堀川に対し、筑波は児玉と3年PG有明(165cm)の2人を代わる代わるマッチアップさせてきた。有明も突破力があり、ハイレベルな選手だ。だが堀川は臆しなかった。


 必死にボールを運び、次々とゴール下の仲間にアシストパスを決めてみせた。そして得点は3P2本の6点だけだったが、この3Pを決めた場面がとても重要の時間帯だった。
 1本は2Qの日体大が流れに乗っていた時。2本目は4Q、残5:27で59-66の場面。まさに3Pがほしいときに決めてくれたのだ。あの時の堀川のガッツポーズはとても気持ちがこもっていて、「やっと(壁を)乗り越えたぞ!」と言っているかのようだった。
 筆者の集計では((注)正確ではないかもしれません)
●堀川→6得点、5アシスト
○児玉→10得点、3アシスト○有明→6得点
出場時間などその他の条件を考慮すれば、ほぼ互角の戦いをしたと考えていいだろう。この試合は負けてしまい、翌日の同カードの試合も児玉に軍配があがった。


 しかし今後、11月に行われるインカレや来年1月のオールジャパンに向けて、日体大には大きな収穫だったのではないだろうか。間違いなく今後の日体大を背負っていく選手だからだ。最後に足をひねっていたのが少し気がかりだが、今後の成長が楽しみな選手の1人である。


<お願い>無断で写真の複写・転用はご遠慮ください。

<参考資料>
バスケットボールジーンのHP→http://www.basketball-zine.com/
ウィンターカップのHP→http://wintercup.jabba-net.com/2007/

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2007年10月21日

超ロング3Pシューター特集 (関東女子大学1部リーグ編)

 アニメコミック『DEAR BOYS ACT2(八神ひろき氏)』をご存知だろうか。高校バスケットボール界のスーパースター哀川和彦が、とある理由から廃部寸前の瑞穂高校に転向し、そこから徐々にチームが強くなっていくストーリーだ。技術やフォーメーションなどとても細やかに描かれている作品である。世間ではおそらく『スラムダンク(井上雄彦氏)』の方が有名だろうが、この漫画もぜひおすすめしたい。


 さてその『DEAR BOYS』の中にシューターの三浦蘭丸という選手がいる。身体は細く、パワーはないが、3Pを得意としている三浦。最近、覚えた超ロング3Pが現在の瑞穂高校の大きな武器になっている。(現26巻)
 ただこんな超ロング3Pを打てる選手なんて日本人の中に存在するわけないと勝手に思い込んでいた。「所詮、漫画の世界だ」と。だが最近、観戦していた大学バスケでそのとんでもない3Pを打つプレイヤーを発見した。


 (関東女子バスケットボール 1部リーグ)
    ●森田 理美(日本女子体育大学4年 #5)(SF:164cm)
ディフェンスをする 森田選手(赤5番)
→超ロング3Pのスペシャリスト。玉川大学との試合では、得点が全て3Pで15点を獲得した。しかも5本中5本全てが3Pラインより2mほど遠いところから放っていたように感じた。彼女がボールを持ったら相手ディフェンスはひと時も気を緩めることができないだろう。日女の攻撃がうまくいかないときにこの3Pを決められると、相手のダメージも倍になる。     ●石川 真友美(松蔭大学3年 #6)(SG:160cm)
オフェンス 石川選手(白6番)
→正確無比のシュートタッチは3Pがどこからでも打てる松蔭大の中でもピカイチである。基本的には3Pラインからシュートを狙うが、ディフェンスが下がっていると見るや、すかさずゴールを射抜く。序盤戦はPGとしてゲームを作っていたが、1年木村がPGとして台頭してきたこともあり、現在はシューターの色が濃い。だがその分、3Pに集中でき、確率もかなり高い。     ●小川 和美(拓殖大学3年 #11)(SF:174cm)
ディフェンスする小川選手(橙11番)
→小川は生粋の3Pシューターではない。ドライブもミドルシュートもある。さらにローポストで攻められる。だが人が予想しないタイミングで超ロング3Pを決めるのだ。相手は全く予想していないので、決められた時のショックは計り知れない。  この超ロング3Pを打っている選手はあまり長身ではない。なぜなら長身ならそんな離れたところからでなくてもブロックされない。だから必要ないのだ。この大技は彼女たちがこの世界で生きるために習得したものなのだろう。きっと底知れぬ数のシュートを打ってきたにちがいない。


<参考資料>
●DEAR BOYS ACT2(八神ひろき氏)(講談社)


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2007年10月21日

がけっぷち入れ替え戦!

 関東大学女子バスケットボールリーグも終盤を迎え、入れ替え戦の時期が近づいている。すでに2部(以下)の順位は決定し、1部昇格入れ替え戦の切符をつかんだのは1位白鴎大学 2位東京学芸大学であった。
1部 玉川大VS専修大
   2007年10月20日(土)、1部のがけっぷち争い、玉川大学と専修大学の戦いが行われていた。結果は玉川が勝ち、両者3勝10敗となった。最終日、どちらが勝ってもおかしくない。だが対戦相手を考えると、どちらも絶対に負けられないはずだ。なぜなら8位(最下位)となった方が、2部の首位 白鴎大学と戦わなければならないからだ。


          玉川     専修     白鴎(2部1位)   学芸(2部2位)

●得点      66.8          73.0             94.5                85.0
●失点           71.4           75.0             72.8                76.5
●得失点差      -4.6          -2.0             21.7                8.5
●身長(スタメン) 169.4         169.4           173.4               167.8
●身長(全員)  169.6         171.9           171.0               166.4

(注釈)全てのデータは平均の値です。
(A)2部の得点は上位リーグの4試合のみを平均しています。
(B)スタメンは筆者が見た試合で最も多く使われていたメンバーにしていますので、
パンフレットとは若干異なります。ご了承ください。
(C)2007.10.20現在のデータを使用しています。
(D)<参考資料>
○関東大学女子バスケットボール連盟のHP→http://www.kanjyo.com/
○関東女子バスケットボールリーグの2007パンフレット
(E)若干、データが曲がっていることをお詫び申し上げます。申し訳ございません。なんとかそろえようとしましたが、うまくいきませんでした。


 実際、白鴎の試合を見たことは2試合しかないが、印象としては『スピードはないが、(身長が)でっかくて、3Pが良く入る!』。スタメンの平均身長も173.4cmと4チームの中で最も大きく、得失点差も21.7とずばぬけている。たしかに2部リーグということもあるが、それを差し引いてもこの数字は群を抜いている。

 PGは3年喜友名(161cm)。沖縄出身とあって、抜群のスピードでディフェンスを切り裂き、アシストを決める。そしてゴール下には長身のC2年王(188cm)が立ちはだかる。4年C鎌田(173cm)・F塚田(172cm)・PF金子(173cm)は得点力があり、外も中も破壊力抜群だ。それ以外のメンバーも実力を持ち合わせている。特に1年生PG前田(159cm)もバックアップながら、キレのある動きを披露していた。

 
 一方、学芸の方は・・・小粒ながらまとまりのある良いチームだ。エースは3年陸田(173cm)。C登録ながら動きはまるでSF・SGのように速く強く、底知れぬポテンシャルを秘めている。好不調の波はあるが、彼女がのってしまったら止められないだろう。また3Pが得意な3年F清水、ゴール下でがんばる1年生C鈴木(180cm)、そして気の強さでチームを牽引するキャプテンの4年PG二宮(161cm)も忘れてはならないだろう。白鴎の前田と同様に、1年生PG矢後(165cm)は良い素質を持っている。


 ただ、やはり白鴎大学はこの4チームの中で1歩抜け出している感は否めない。1部の7・8位はまだ決定していないが、玉川にとっても専修にとっても7位になることが大変重要になりそうだ。



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2007年10月18日

ヒーローインタビューの相違!

 2007年10月17日(水)AFCアフリカネーションズカップで、アフリカ王者エジプトと我らが日本代表の戦いが行われたのはご存知だろう。結果は録画などしている方の為に割愛させていただくが、試合後のインタビューで日本代表オシム監督・選手の表情に違和感を感じた。




 これまでなんとなくではあるが、常に疑問に感じていた。「サッカーのインタビューはなぜあんなに暗いのだろう」と。プロ野球を見ていると、試合後のヒーローインタビューではファンを喜ばせるパフォーマンスが目立つ。さらにインタビュアーもそういったインタビューを引き出そうとする。勝利時は『やりましたー!』と満面の笑みを浮かべながら、観客にアピールするシーンがほとんどである。

 たしかに天狗になることは良くない。有頂天になることは今後の成長も止めてしまうからだ。謙虚という意味合いからすると、笑顔がほとんどないのは次(目標)を考えているということで貪欲なのかもしれない。だが謙虚でも、勝ったあとは多少笑顔でのパフォーマンスがあってもいいのではないだろうか。『やったぞー!』と言ったあとに『ただ○○が悪かった。ここは改善余地がある』と言えば、メディアもそこまでたたかないのではないか。



 他のスポーツではどうだろう。日本のプロレスはもともとパフォーマンスが重要視されているスポーツなので、ヒーローインタビューも異色である。相手を挑発したり、次の対戦相手を指名したりする。ゴルフでは宮里藍などを除き、明るいコメントが多い印象がある。大相撲はしきたりなどあるので、勝利しても常に謙虚な発言だ。バレーボール(日本代表)はフジテレビ:ジャンクスポーツとコラボしていることもあるのか、明るい印象がある。




 イチローや柔道の谷亮子。天才と称されるこの2人。他の選手とは異なる雰囲気を持っている。それは“有言実行”する人間だということだ。(ただあくまで他の選手が全く有言実行してないというわけではない。)
 谷は常にインタビューで目標を宣言してしまう。『田村で金、谷で金、ママになっても金』という名言は記憶に新しいのではないだろうか。自分にプレッシャーをかけ、それを実行するためにどんな努力もいとわない。
 イチローは・・・メジャーで年間200本安打など、常に目標を意識するイチロー。彼が高校3年のとき、こんなエピソードがある。最後の夏、プロのスカウトたちを意識していたので、県予選からその準決勝までの目標打率はなんと10割だったそうだ。結果、10割とまではいかなかったが、25打数18安打7割2分という驚異的な打率を記録していたという。

 
 サッカーの選手や監督はたたかれたくないという潜在的意識があるのだろうか。たしかに亀田親子事件を考えれば、あまりに強く発言すると負けたときにしっぺ返しを食らうことは周知のとおりである。だが、谷やイチローのような強気の発言をするものがもっと登場してもいいのではないか。
 だが近年の日本人の生活環境は変化してきている。例えば、電車の中で、高校生が地べたに座っていても注意しない・できない。これは文句を言われるのが怖いのか、めんどくさいだけなのか、自分が正しいと思えないのか・・・いろいろな考え方があるだろう。他人に自分の意見を言うことが苦手な日本人が、さらに何も言えなくなってきている。
 ただファンあってのプロスポーツ。パフォーマンス人か、それとも無言の侍か。「これが正解だ!」と一概には断言できない問題ではあるが・・・。


<参考資料>
●イチローに学ぶ「天才」と言われる人間の共通点
(児玉光雄)(KAWADE夢文庫)

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2007年10月15日

裏の玉川大学 VS 日本女子体育大学

 2007年10月14日(日)玉川大学 VS日本女子体育大学の試合が行われていた。だがその試合の外ではもう1つの激しい戦いが繰り広げられていたのをご存知だろうか。それは1部リーグの応援団NO.1を決める戦いだ。

 この2チームは応援をとても大切にしている。日女は部員が多く、圧倒的な人数で応援するスタイル。しかも全員の動きがしっかりそろっていてかっこいいのだ。玉川は少人数ながらバリエーション豊かな応援が持ち味である。流行に敏感で、小島よしおやアンパンマンの歌、ポンキッキーズのオープニング、さらにサッカーの応援など、実際聴いてみると本当に楽しい応援をする。
(厳密に言えば、この2チームが凄いというのは筆者の直感にすぎないが、そこはご了承いただきたい。)
日女 大応援団
日本女子体育大学の応援団 『1本、元気、も~りもり!!』 『そ~れ、それ、それ、ディフェンス・・・、ディフェンス、カット・・・♪』 などなど
玉川 応援団
玉川大学の応援団 『今日は何本決めるかな~♪3(スリィー)の天才児~♪・・・』 『た~おせ!た~おせ!○○た~おせ!!」 『い~じゃない!い~じゃない!あなたのディフェンス良いじゃない!!』 『玉川の~、チームディフェンス(オフェンス)観てみたい!』 『1本シュートを決めて、ハイ!』 『ノッテケ♪ノッテケ♪ノッテケテケテケ♪♪な~みに、な~みに、な~みに乗れ乗れ♪♪♪・・・』 などなど  昨日の試合は日女が勝利したが、応援も日女が勝っていたように感じた。だが本日はやはり玉川が勝っていたのではないだろうか。ちなみに玉川 約20人    日女 約100人 だ。  玉川大学、キャプテンの中山 千種は試合後のインタビューに・・・ 『うちは応援(団)あってこその玉川ですから。応援(団)なしには考えられません』と。チームだけでなく、会場に来た観客まで楽しませるこの応援団を終始笑顔で絶賛した。  「バスケは身長でやるものじゃない!」という言葉を聞いたことがある。確かに身長が高ければ有利だが、低くてもできることはあるし、低くないとできないこともある。「応援も人数が少なくてもできるのではないか!」。確かに人数が多ければ声も大きいし、ダイナミックかもしれない。だが工夫次第で玉川応援団のように多くの人にパワーや勇気を与えられるのだ。(ただ大人数の応援団も素晴らしいことをここで付け加えさせていただこう)    この2チームの応援対決に今後も目が離せない。 <お願い> ここに掲載している写真・その他の無断、転用・複写は堅くお断りさせていただきます。


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2007年10月15日

玉川大学 2勝目の意味!

(関東大学女子バスケットボール1部リーグ 
          2007年10月14日(日)玉川大学 VS 日本女子体育大学)
玉川大学 試合前の円陣
 本日の玉川大学はいつもと雰囲気が違った。試合前のミーティングは10分以上続き、そのあとチーム全員で円陣を組んだ。誰ひとり笑顔はない。その真剣な眼差しからは今日の試合にかける意気込みがひしひしと伝わってきた。  実は前日の試合で、日本女子体育大学(日女大)に63-71で負けていたのだ。勝利からしばらく見放されていた玉川大にとって、この試合は絶対に負けられないものだった。
玉川大学 試合前のアップ
 アップする選手にも気合がみなぎっていた。それは遠くの観客席にいても、感じられるほどだった。 さあ試合開始だ。
玉川VS日女 試合開始 2007.10.14(日)
 序盤はシーソーゲーム。玉川はシュートが好調で、4年中山(G/F:165cm)・3年野田(F:166cm)・1年有山(G/F:171cm)が3Pにドライブで得点を重ねた。日女も1年李(C:185cm)のハイポストからのジャンパーやドライブで食い下がる。  ところが・・・1Q終了間際、アクシデントが起こった。李が捻挫してしまったのだ。前日のゲームでも彼女がいなくなると、流れが悪くなった日女にとって、大黒柱Cの離脱はあまりにも早すぎた。結局、25-18と玉川の7点リードで終了した。  2Q。玉川は中山の気迫のリバウンドから攻撃する。しかし日女はNBAの距離より遠いところから放つロング3Pの仕事人が動き始める。4年森田(SF:164cm)だ。すでに3P3本を決めた。38-30と玉川のリードは8点とあまり変わらなかった。  3Q。日女はまたまた森田の3Pが炸裂。ここまでで5本(ちなみに全てロングレンジの3P)。だが李の抜けた穴は大きくかった。日女のオフェンスは4年水澤(F:171cm)・結城(F:168cm)のパワープレイがオフェンスの要だ。いつもは李がいたので、相手はヘルプディフェンスにいけなかった。だが李がいないので、2人は抑えられてしまった。そこが機能しなくなると、外も空かない。玉川の守備網を崩すことはできなかった。55-45とリードは10点まで開く。  最終Q。日女もあきらめていなかった。玉川は守りに入ったとしたら負ける。玉川の野寺監督は「弱気になるなよー!」と激を飛ばし、観客席の応援団も「攻め気ー!!」とフロアにいる仲間に渇を入れた。  そんな気持ちを知ってか知らずか・・・勝利の女神は玉川に微笑み始めた。勢いに乗った有山・野田のシュートはもう落ちなかった。「た~おせ!た~おせ!日女をた~おせ!!」と応援団は踊りだす。結局、74-60と玉川が待ちに待った2勝目を挙げた。ただ実はまだ1部リーグの最下位なのだ。だが、たかが2勝目、されど2勝目である。この1勝は非常に大きい。これで2勝10敗。3勝目を期待したい。
玉川VS日女 試合終了時
ボールを運ぶ 中山選手(白4番)
 さて、この試合のMVPを挙げるとするならば・・・それは1人しかいないだろう。玉川の#4中山千種だ。試合序盤から積極的にリバウンドに飛び込み、味方のシュートミスを何度も救った。しかもそこからファウルを誘い、フリースローは8/8と全てしずめた。3P2本を含む18得点は野田・有山とともにチームトップだった。  試合後、『昨日はミスした後、切り替えがうまくできなかったので、今日は“切り替えを早くすること”と“攻め気を忘れないこと”を常に考えていました』とさわやかな表情で語ってくれた中山の言うとおり、本日の玉川はディフェンスの戻りの速さも攻め気も最後まで忘れていなかった。    そして最も驚いたのは有山だ。彼女は前日の試合で肩を負傷していた。昨日の表情を見たら誰が今日の試合に出場できると思うだろうか。アップの時も左肩はがっちりテーピングしてあるようで、ほとんど動かそうとしていなかった。  と、ところがだ。試合が始まると、なんとスタメンで出てきたのだ。開いた口がふさがらなかった。「えっ!?」と思わず叫んでしまった。  ただ「いつもどおりのパフォーマンスは無理だろう。得意のシュートも入らないのでは・・・」なんて不安は一切必要なかった。しかもいつもより積極的に攻撃をしかけ、突っ込んでバスケットカウントを誘ったり、彼女の武器である3Pも勝負どころで炸裂した。さらにディフェンスではヘルプディフェンスで積極的にダブルチームをしかけたり、相手のコースを完璧に読み、チャージングまでとった。  どうしてそんなにがんばれたのだろうか。試合後、『痛かったけど、(日女の)先輩に負けたくなかったです』と有山は負けず嫌いな一面を見せた。この先輩というのは東京成徳高校時代の彼女の先輩である。彼女のパワーはそこから沸いていたのだ。  感動を呼べる選手だ。自然とそう感じてしまった。今日、玉川大学のバスケットボールを観戦できたことに感謝したい。 <お願い> ここに掲載している写真・その他の無断、転用・複写は堅くお断りさせていただきます。


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2007年10月13日

チームに渇を入れた2年生!

 高田馬場駅から徒歩20分。早稲田大学戸山校舎にある記念会堂体育館にて、2007年10月13日(土)関東大学女子バスケットボールの1部リーグの試合が行われていた。


 今回、注目したのは現在10勝と全勝で突っ走る筑波大学と7勝3敗でそれを追う拓殖大学の首位攻防戦である。

 筑波は日本代表に選ばれたメンバーが計5人(U-19 /U-24)もいるスーパースター軍団と言っても過言ではないチームだ。4年鈴木(C/F:178cm)はオールラウンダーで何でもできる。3年伊藤(SF:171cm)・有明(PG:165cm)の突破力、1年服部(C:184cm)の高さなど。さらにベンチメンバーが試合にでればスタメンと同じ活躍ができるのだ。誰がでてもほとんど遜色ない。素晴らしいチームである。

 拓大は1度紹介したが、司令塔3年安河内(PG:168)がゲームを創る。得点力のある3年小川(SF:174cm)や長身の4年趙(C:190)や日本代表にも選ばれた1年森(C:180cm)。さらにスタメンとサブで2チームを作り、ローテーションしながら、120%全力のゾーンディフェンスを仕掛けるのが持ち味だ。筑波に劣らず選手層の厚いチームである。

   さて、試合は・・・最初は拓大ペース。ゾーンディフェンスが機能し、筑波のミスを誘った。しかし徐々に筑波が本領を発揮する。鈴木を中心に前半で33-24と9点リードで折り返す。  後半は筑波オフェンスが大爆発。控えの2年中川(F:177cm)や1年福士の3Pにゴール下など止まらなかった。拓大も森と趙のハイローや4年林田(SF:174cm)のドライブで必死に追いかけるも、71-47と大差で筑波大が制した。  ピックアップするとすれば、4Qの終盤、拓大は残5分を切ったところでのタイムアウトから少し流れをつかみ掛けていた。しかしシュートが入らず、敗戦濃厚となった瞬間、ベンチに下がる拓大の2年星 希望(SG:163cm)がフロアメンバーに向かって次のように叫んだ。     「元気出してーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」 と。試合結果が変わることはなかったが、この声をだしたのが2年生だったというのはとても大きな意味がある。3年4年でなく、2年がチームに渇を入れた。あきらめかけたチームにこの一声は刺激を与えたはずだ。名前の通り、残りのリーグ戦、拓大の希望になれるか。拓大の元気印に注目したい。
2007.10.14(日)筑波VS拓殖戦 の星選手(橙12番)
<お願い> ここに掲載している写真・その他の無断、転用・複写は堅くお断りさせていただきます。


posted by yanahi- |23:34 | 大学女子バスケ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年10月13日

フレンドリーハンドシェイクって何?

 「フレンドリーハンドシェイクって何だろう?」。それは現在、関東大学女子バスケットボール連盟が推進している活動で
試合終了と同時に両チームの選手・スタッフが“ハイタッチ”もしくは“握手”をする 試合中は敵同士だった両チームがバスケット仲間となり、互いの健闘を称え合い、尊重し合う 活動のことである。
 今年(2007年)の5月から大学バスケットボールを取材しているが、男子と女子の試合ではあきらかに違う部分を感じる。それは男子の試合の方が荒れることだ。言い換えれば、男子は審判に意義を唱えるということだ。  遺伝子的に考えれば、男は家族の為に獲物を獲ったり、金を稼がなければならなかった。だからそう簡単にあきらめるわけにはいかない。女は亭主をたて、控えめである。男より身分が低かった。こんな時代背景があったと聞く。  また恋愛においても、男性は前の彼女のことを忘れられず、グダグダ引きずる。我慢できなければ、復縁を迫る。だが女性は切り替えが早く、すぐ次の新しい彼氏を捜す。という傾向があるといわれている。  つまり男性の方があきらめが悪いのではないか。誰かに「こうだ!」と言われても、自分が納得できなければ認めたくない。逆に女性の方がそういったことの切り替え(割り切り)が早いのだ。  現在は変わってきているので、一概にそうだとは言えないが・・・。    だがそういったことだけが原因ではない。この“フレンドリーハンドシェイク(以降、→FHSで)”は試合終了時だけでなく、それぞれのチーム内の練習でも盛んに行われている。ダッシュが終われば、ハイタッチ。ディフェンスの練習が終われば、その都度ハイタッチ。試合でベンチに下がるときもハイタッチの連続である。こういったスキンシップが増えれば、心理学的にも人は親しくなるものだ。チームワークが良くなれば、仲間が平静を失ってもなだめることができるはずだ。女子の試合にはこういった仲間同士の声かけが非常に多くある。よって女子の試合は審判に不平・不満をもらす選手が男子に比べて明らかに少ないのだ。  決して男子のチームがどこもFHSのようなことを行っていないわけではない。ただこの活動が男子にも広まれば、審判と選手の関係もより良くなるのではないだろうか。 <お願い> ここに掲載している写真・その他の無断、転用・複写は堅くお断りさせていただきます。 <参考資料> 関東大学女子バスケットボール連盟のHPの中のフレンドリーハンドシェイクの特集→http://www.kanjyo.com/images/info_photo/9-zoomin.pdf


posted by yanahi- |22:13 | 大学女子バスケ | コメント(2) | トラックバック(0)
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