2008年09月29日

思わぬ苦戦 山梨学院

 「最悪なゲームだった」。試合後、山梨学院・梅嵜監督は納得のいかない表情を浮かべながら、そうつぶやいた。

 
 関東4部リーグAブロックを7戦全勝と、圧倒的な強さを見せつけてきた山梨学院。しかしどの試合も実力差があり過ぎて、バスケットボールとは呼べない試合ばかりだった。今回の相手・関東学院は同Aブロックを7戦全勝で格の違いを見せてきた。全勝同士、やっとバスケットボールらしい試合が見られる。そう期待してこの日を迎えた。


 試合が始まると、予想に反し、関東学院が善戦を見せる。センター陣が身長で劣るものの、スピードのミスマッチをうまくつき得点を重ねた。特にセンターポジションを務めた1年生青木(F:165cm)は積極的に何度も何度もドライブからレイアップを沈め、相手が下がり目になると3Pを放ち、山梨学院を苦しめた。
 一方の山梨学院は2Qの最初に流れを掴んだが、あとはいまひとつ。強いて挙げるなら、1年生外村(G:170cm)が高確率の3Pを5本(筆者の集計。間違っていたらスミマセン)ほど決めたぐらい。集中力を欠いたプレイが何本もでてしまった。パスミス、イージーショットミス、リバウンドを見てしまうなど。ハーフタイム、ベンチのムードはかなり暗かった。リードしているのにもかかわらず、選手は放心状態。自分の事で精一杯で、チームのことを考える余裕はなかったように見えた。なんとかこの悪い流れを変えよう。そんな打開策を考える者は誰一人いなかった。たしかに全員1年生だから。そういう考え方もある。だが、上を目指すチームならそんな甘えは許されない。
 視点をオフェンスに変えてみよう。気になったのはインサイド陣だ。身長で有利なのに、そこを攻めない。すぐ外へパスアウトしてしまう。あれでは相手ディフェンスを引き付けることができない。次第に関東学院もそのオフェンスに順応し始め、ルーズボールやリバウンドを取れるようになっていった。これは極端な例かもしれないが、監督に「外に出せ!」と怒られるぐらい強引にインサイドを攻める。そのぐらいの気持ちがあってもよかったのでは。そうすれば、もっとアウトサイドプレイヤーが生きるはずだ。山梨には良いシューターが揃っている。つまり、ここが今後の課題だろう。
 

 結果を見れば、107-65と山梨の圧勝だった。しかし『40点に抑える』という目標を達成できなかった、悪い試合ともいえる。弱点が浮き彫りになる形となった。だが、考え方を変えれば、入れ替え戦の前で良かったともいえる。修正する時間をとれるからだ。今年から始動したチームなので、部員が1年生のみ。負傷者もあり、5対5の練習ができないなど、大変な部分もあるだろう。しかしこの苦境を乗り越えたところに山梨の明るい未来が待っている。

 <お願い>
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<参考資料>
●08関東女子大学バスケットボールリーグパンフレット 

posted by yanahi- |00:31 | 大学女子バスケ | コメント(0) | トラックバック(0)
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