2008年09月23日

大逆転負けでも……日体大

孤軍奮闘する日体大 横江(白23番)
  PHOTO BY YANAHI-  2008年9月21日(日)東海大学湘南キャンパス  関東男子1部リーグ  日本体育大学(白) VS 日本大学(赤)  おそらく日大が勝つだろう。なんとなくそんな先入観を持ちながらこの試合を観戦した。なぜなら日大の方がポテンシャルの高い選手が多いと感じていたからだ。昨年のリーグ戦でリバウンド王に輝いた、パワーと器用さを兼ね備えた3年中村(C:195cm)がいる。当たりだすと止まらない左利きシューターの3年上江田(F:193cm)がいる。度胸があり、頼りになるガードの2年篠山(G:176cm)がいる。もちろん日体大も素晴らしい選手がいるのだが、日大の方がインパクトが強かった。今期の成績からしても、リーグ戦では日大が4勝1敗に対し、日体大は5敗(2008年9月20日現在)。どう考えても日体大の苦戦が容易に予想できた。  しかし……試合が始まってみると、前半は日体大が大爆発を見せた。4年眞庭(F:192cm)と3年冨江(F:190cm)の3Pがおもしろいように決まり、宮村はローポストで1ON1、高確率で得点を重ねた。1年生の横江(G:178cm)はルーキーとは思えない落ち着いたプレイで、アシストを重ねた。最大24点リードした日体大。42-23と19点差をつけて前半戦を終えた。  日大は上江田のシュートが全く入らず、中村も本調子ではないようで、あの強い日大の印象が全く感じられなかった。  後半戦が始まると、流れが変わり始める。日体大は眞庭がいきなりファウルをとられ、4回目のパーソナルファウルでベンチへ。横江がなんとか挽回しようとするが、眞庭が抜けるとオフェンスのバリエーションが少なくなり、思うように攻められなくなってしまう。3Q終わって、52-39とリードは13点に縮まる。  4Q、4ファウルの眞庭を先発させた日体大。いきなりこの試合を決定付ける笛を審判が鳴らした。眞庭のオフェンスチャージングである。たしかに、少し厳しい判定ではあった。相手ディフェンスもコースに入るのが遅れていたので、ディフェンスファウルともとれるようなプレイだった。判定はどうあれ、眞庭を失った日体大にもう力は残っていなかった。集中力を欠くプレイが続き、さらに宮村も5ファウルで退場。横江は必死に得点の機会を捜し、ドライブで相手ディフェンスを収縮させ、パスをさばいた。だが、それも日大に読まれてしまった。もはや日体大が勝つためにはディフェンスで逃げ切るしかなかった。  だが、勢いに乗った日大を止めることはできなかった。残り時間わずかで、59-59の同点へ持ち込まれ、延長戦は日大ペース。61-69で日体大は大逆転負けを喫してしまった。  日体大の横江は45分フルタイム出場し、10得点5アシスト3スティール。数字的に見れば、ルーキーとして素晴らしい成績だ。将来的に見ても、日体大の司令塔として期待できるプレイヤーである。しかしながら、この試合の出来で満足してほしくはない。横江には敢えてもっと上を要求したい。それは自ら得点できる力(アウトサイドのシュート力)だ。それができれば、日体大は勝てるチームへと変貌するだろう。1年生にそれを要求するのは酷かもしれない。だが、横江ならそれができるんじゃないか。今回、初めて彼のプレイを見てそう感じた。感じさせてくれた。  横江 豊(光泉高校出身)。ぜひ、注目してほしいプレイヤーだ。  <お願い> ここに掲載している写真・その他の無断、転用・複写は堅くお断りさせていただきます。 <参考資料> ●関東大学バスケットボールリーグのHP  ⇒http://www.kcbbf.jp/tournament/gamesbox.php?y=2008&ac=3&gc=201 ●08関東大学バスケットボールリーグのパンフレット  


posted by yanahi- |01:50 | 大学男子バスケ | コメント(0) | トラックバック(0)
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