2007年12月02日
2日目は日本体育大学(関東6位)×中部学院大学(東海5位)の試合に注目した。
この試合でのMYPは 『日体大 1年PG堀川夏海(159cm)』だ。
(関東の)リーグ戦は苦しんでいたが、やはり終盤の筑波戦で何かつかんだようだ。ルーキーとして、大学バスケの壁にぶつかり、リーグ戦中盤以降、自信のなさそうなプレイが続いていた。だがこのインカレを見るかぎり、そんな心配は必要なかった。
この試合は出場時間こそ少なかったが、2Qから登場し、チームに勢いをもたらした。最も印象に残っているのは『読みのスティール』だ。2Q、自分のマークマンがボールを持っていないときのディフェンスで、彼女はそれを実行した。ピンポイントでパスコースに入り、スティールからワンマン速攻。まるで獲物を狙う獣のような動きだった。しかしそのパスを読んでいる素振りは全く見せていなかった。その後も冷静にゲームをコントロールし、センターへの裏パスを何度も送った。
堀川のスタッツは16分間の出場で、
6得点(3-3/100%)、4リバウンド、4アシスト、2スティール
という大活躍を見せた。
「中学に入ってきたころから、(見る)目力があった」と、堀川の中学時代の恩師である鷲野先生は語ってくれた。そう、彼女の良さは常に冷静にまわりを見ることができ、人を生かすことができるところにある。
ディフェンス力も小さい選手には絶対に必要な能力だ。堀川はディフェンス力向上で、桜花のスタメンも掴んだそうだ。
そして苦しいときでも彼女は楽しそうに笑顔でプレイする。それがチームを明るくするのだ。ムードメーカー、そこも魅力の1つにちがいない。
強いて課題をあげるとするならば、パワーのある選手に対するディフェンスと自分で決めてやるという気持ちが薄いこと。後者の方は堀川の魅力を消してしまう恐れもあるので難しいが、多少あった方がいいのかもしれない。
だが、魅力ある選手には変わりない。「中学・高校時代よりキレがでてきた」と鷲野氏は言う。私も堀川の高校2年時の試合を見たことがあるが、少しづつ進化しているように感じる。「どこが」と言われると難しいが、徐々にプレイの質があがっているように感じる。今後も目が離せない選手だ。
<お願い>
ここに掲載している写真・その他の無断、転用・複写は堅くお断りさせていただきます。
<参考資料>
●2007インカレHP⇒http://intercollege.jabba-net.com/2007/regulation.html
posted by yanahi- |02:38 |
2007 愛知女子インカレ |
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2007年12月02日
女子のインカレ速報がまだ書けていないのに、男子の記事を書いてしまいます。ちょっと諸事情がありまして(苦笑)。読んでいただいてる方には本当に申し訳ないのですが、もう少々お待ちください。
2007.12.1 代々木第2体育館 インカレ男子準決勝 法政大学VS東海大学
初めて男子のインカレを見に行った日にまさかこんな試合が見られるとは……。バスケットボールの試合でこれだけ会場がどよめいたのはあまり記憶にない。そしてこれだけ観客が入ったバスケットの試合もまた稀であるのではないか。いかにこのインカレが注目されていたか。会場に入れば、誰でもわかるだろう。
前評判としては東海大学の方が上だっただろう。関東のリーグでも法政は6位に対し、東海は3位。
1Qはやはり東海ペースだった。先発PGに3年西村(177cm)でなく、2年前村(177cm)を使ってきた。東海の陸川監督はこのインカレ、ずっと前村を先発させていることから、おそらく今後の為に経験を積ませようと考えたのだろう。この策は的中し、序盤は前村がゲームを作った。ドライブでひきつけてから外へパス、また自らも得点を決めた。法政17-23東海。
2Qは法政ペース。いきなりSGの4年山田(178cm)の3Pが炸裂する。まず1本決め、すぐその後、ファウルももらい、4点プレイ(3Pバスカン)。さらに4年福田(188cm)がゴール下でがんばった。
しかし東海も司令塔の西村が奮起。苦しいときに確実に自分が決める抜群の勝負強さで、34-34の同点に追いつく。
ちなみに法政の福田という選手。PFとなっているが、その枠の選手ではない。内も外もできる、ユーティリティープレイヤーだ。3Pも打て、ゴール下でも勝負でき、この試合のキーパーソンである。
3Qは息もつかせぬ展開。東海のエース、2年SF古川(190cm)が3P3本にドライブに得点を重ねれば、法政の3年C神津(197cm)も黙っていない。ローポストで粘り強く得点を重ねる。さらに野生動物のような動きをする、身体能力抜群の2年F信平のスティールや3Pが追い討ちをかける。だが東海は4年SF石谷(187cm)が欲しいところで3Pやジャンパーを決め、51-58と再び7点リードする。
4Qも両チーム、意地の張り合いが続く。法政は神津と力強いプレイが売りの2年C落合(190cm)がひたすらローポストで攻め、そこから信平の3Pを3本導き出す。
対する東海も必死に喰らいつく。2年C嶋田(197cm)のゴール下、古川のジャンパー。そして3年C中濱(199cm)は打点が一際高いブロックとリバウンドが終盤利いてきた。
残りほぼゼロで放った法政・信平の3Pに会場が集中した……が、この3Pは来ず、72-72で延長戦へ。
さてOT(1)、東海は西村と古川のジャンパーなどが決まり、73-79と6点差をつける。が、法政の信平がまたやってくれた。4Qの勢いをそのままに、3Pを決める。そして神津が外からドライブで得点を重ね、最後は自らのドライブで81-81の同点へ追いつく。
続くOT(2)、また東海が先制する。後半からでてきたスピードスター、3年PG阿部(177cm)の3Pを皮切りに、81-88と7点差をつける。しかしここでがんばったのが、先程紹介した法政・福田だ。福田にマッチアップした相手はスピードのミスマッチ。そこをついた
東海は司令塔・西村のミスなど、精密な歯車が少しづつ壊れ始めていた。序盤は良いが、後半にミスが目立った。結局、90-90で、また延長へ。
OT(3)、ついに法政が先手を取った。福田の内外のプレイに相手はついていけず、さらに伏兵・3年PG佐々木も大活躍。シュートはほとんど打っていないのだが、値千金の3Pを延長で2本決めた。94-94から流れは法政へ。神津のダブルクラッチまででる始末。東海は西村・中濱など次々と退場し、もう挽回するだけの力はなかった。最終的に107-99。最後は点差がはなれたが、まさに死闘だった。
試合終了後、両チームに送られた温かい拍手の嵐は今も耳に焼き付いている。トーナメントなど、一発勝負に強いといわれる法政の味がでたゲームとなった。
ただ結果はどうあれ、こんな素晴らしい試合を見せてくれた両チームに今は拍手を送りたい。
<注釈>
バスカン・・・バスケットカウントの略
%color(yellow){<お願い>
ここに掲載している写真・その他の無断、転用・複写は堅くお断りさせていただきます。
<参考資料>
●2007インカレHP⇒http://intercollege.jabba-net.com/2007/index.html}
posted by yanahi- |00:46 |
2007 男子インカレ |
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