2007年10月24日

松蔭大 関根封じ!拓大のリベンジ!!

 (2007年第57回関東女子学生バスケットボールリーグ戦も終焉をむかえたことは前回、お伝えしたとおもう。しかし大事なことを話し忘れていたことに気づいた。今回はそのネタを取り上げさせていただこう。)

 それは拓殖大学 VS 松蔭大学(1部)の試合だ。10月20、21日と行われた同カード2連戦。初戦は拓大の完敗だった。序盤から松蔭は3Pの集中砲火。日本代表にも選出されたスーパーエース、4年G関根(168cm)には3P7本を含む39得点の大活躍を許す。さらにルーキーPG木村も3P5本を含む21得点と続き、70-85の結果となった。陰のMVPを挙げるなら、それは4年F福長(170cm)だ。彼女は拓大の4年生ビッグC趙(190cm)とマッチアップ。20センチの身長差をものともせず、たった8得点に抑えたのだ。彼女の身体を張ったプレイに松蔭の勝因があったのではないだろうか。

 
 2試合目。拓大はある戦術をしかけてきた。『関根封じ』である。『ボックスワン』で関根にマッチアップさせたのは、拓大の元気印 2年生G星(163cm)だった。リーグ屈指の元気の良さで相手を威圧する星を関根にぶつけるのはおもしろい作戦だった。試合前、拓大側の観客席からも「昨日から、ああいう元気な奴を関根につければいいんだよ」と声がとんでいた。果たして試合はどう転ぶか。


松蔭大 渡辺の1ON1(白8番)
 さて試合開始だ。1Q、この関根封じが見事にはまった。松蔭は攻め手がなくなり、3年C/F渡辺(172cm)の1ON1のみとなってしまう。拓大は星が密着すっぽんマーク。さらに趙が昨日のリベンジを果たすべく、ゴール下で大活躍した。拓大のファウルはやや増えたが、25-16。  2Qになり、松蔭は関根をベンチに下げ、拓大のリズムを崩させる。1年生G/F本間(169cm)の3Pなど、まんべんなく得点を重ねた。拓大は趙がゴール下でなんとかふんばり、43-43と同点で前半戦を折り返す。
関根(白4番)を密着マークする拓大 星(橙12番)
 前半は星ががんばった。だが関根を1人で抑えることは至難の技だ。拓大の監督は星と同じタイプの3年G金床(167cm)、さらにスピードは劣るが手が長い4年SF林田(174cm)をかわるがわる関根にぶつけてきた。結果、前半で関根を8得点1アシストに抑えることができた。  
フリースローを決める松蔭 関根(白4番)
 3Q。これまで抑えられてきた松蔭もだまってはいなかった。関根が光を放ちはじめる。ディフェンスをひきつけ、そこから松蔭のお家芸ともいうべき3Pを演出してみせた。だが拓大は3年SF小川(174cm)が爆発する。ロング3Pにドライブ、スティールからの速攻など。さらに日本代表にも選出されたルーキーC森(180cm)がゴール下で奮闘。68-63と拓大が突き放す。
最終Q 拓大のキツイディフェンス
 最終Qは拓大ペース。監督の激がとび、ディフェンスがきつくなる。そして森が司令塔のような指示をだし、鮮やかなアシストパスを何本も決める。だが最もがんばったのが星だった。関根のマークで疲労の色は隠せなかったが、PGとして苦しいところではドライブにジャンパー。そしてディフェンスを引き付けたところで、ゴール下のCへアシストを決めた。松蔭も最後に3Pで意地をみせるが、最後は拓大が振り切り、93-80と昨日のリベンジを果たした。  関根は21得点に終わった。一方、星は11得点2アシスト(筆者集計、正確ではないかもしれません)と数字はあまり目立たないが、ディフェンスが光った。  『ボックスワン』という作戦は日本であまり見たことがなかった。だが今回のゲームのように効果的に決まったことで、作戦・戦術の重要性を改めて再認識させられた。そしてこういった作戦が関根のようなスーパースターをさらに成長させることにもつながる。それは今後の日本バスケ発展に必要不可欠なことだろう。 <お願い> ここに掲載している写真・その他の無断、転用・複写は堅くお断りさせていただきます。 <参考資料> 関東女子学生バスケットボール連盟のHP→http://www.kanjyo.com/


posted by yanahi- |06:04 | 大学女子バスケ | コメント(0) | トラックバック(0)
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