2007年08月10日

日韓Wリーグチャンピオンシップ大会を総括して…

 8月8日(水)、東京の代々木第二体育館にて、2007年日韓Wリーグチャンピオンシップ大会の第2戦(ジャパンゲーム)が行われた。

 この大会は《日本のWJBL優勝チーム》と《韓国のWKBLのウィンターリーグの優勝チーム》が激突するものだ。HOME&AWAYで2試合を戦い、日韓両国の友好を図りつつ、女子バスケットボールのレベルアップに寄与するのが目的である。しかし今まで開催された全4戦。結果は日本の全敗である。
 今年は、日本から《JOMOサンフラワーズ》が、韓国から《新韓銀行エスバード》が大会への切符を手に入れた。8月4日(土)、韓国の安山市 ワドン体育館にて、すでに行われた第1戦(コリアゲーム)は69-84でJOMOは黒星を喫している。もう負けは許されない。


 JOMOは日本代表でも司令塔:PG(ポイントガード)を務める大神(おおが)を中心に、スピードのある攻撃を得意としている。一方、新韓銀行はエースF(フォワード)チョン・ソンミンと202cmの長身C(センター)ハ・ウンジェを軸とし、全員のボールに対する執着心やパワーのある攻守には定評がある。

 
 さて、試合は・・・・・・

 1Q(クオーター)。JOMOはなかなか流れをつかめない。PG大神と194cmのC山田のピック&ロールで攻撃を仕掛けるが、相手ディフェンスはうまく対応してきた。そのため、大神のドライブか山田のローポスト1ON1しか攻め手がなくなる。が、それも単発で駄目。新韓銀行の力強い守備に圧倒されてしまった。さらにチョンとハの2枚看板は容赦ない攻撃で7-14。1Qを終えた。得点差以上に実力差を感じることとなった。

 2Qになり、JOMOはC山田に代え、ミドルシュートのあるC/F諏訪を起用。これにより、マークしている敵のハが外に誘き出され、流れが変わり始める。ゴール下が空いたことにより、G(ガード)の大神や吉田のドライブが機能し始めた。だが肝心なところでミスが3回続き、流れに乗り切れない。残り25.8秒でJOMOのTO(タイムアウト)。このTOが生き、田中のジャンパーが決まり、20-31で前半戦を折り返す。

 3Q。JOMOディフェンスはオールコートからプレッシャーをかけ始める。この作戦が見事にはまった。新韓銀行にバックコートで時間を使わせることで、攻撃の時間を短縮させ、24秒バイオレーションを2度も取った。24~32点までJOMOが連続得点。だがここでも肝心なところで、パスミスをしてしまう。流れが来ているのに水を差す結果となり、敵のCハを蘇らせてしまったのだ。3点差まで迫ったこの3Q、終わってみれば9点差の34-45。

 最終4Q。前からプレッシャーをかけ、JOMOの意地が逆転勝利を期待させた。ラッキーガールのC/F諏訪はミドルを連発で沈め、大神もやっとシュートが当たり始めた。守りではポジション争いで簡単にポジションを取らせないようにして、相手の苛立ちを誘った。それは新韓銀行のオフェンスファウルとなり、逆転劇の舞台は整った。残り24.1秒、田中の放った3Pシュートがゴールへまっすぐ飛んでいく。しかし・・・・・・このシュートがゴールに入ることはなかった。結局、この試合は49-55。JOMOの2連敗でこの大会も幕を閉じた。



 JOMOは結局、1勝もあげることができなかった。ただ収穫はあった。3~4Qで見せた、前からあたるオールコートディフェンスだ。あれで流れが変わった。劣勢のとき、あのディフェンスを使えば、自分たちの流れになる。そんな自信を感じられたはずだ。この経験はとても大きい。
 今後の課題はやはりC陣だろう。まずC山田のオフェンス能力を向上させること。日本人に通用しても、海外で通用しないのでは、彼女の存在価値はゼロに近い。そしてC/F諏訪以外にもう1人、ゴール下で戦えるプレイヤーを発掘することだ。贅沢を言えば、リバウンドもあきらめないし、ゴール下もしつこいTOYOTAのC/F永田 睦子のような。そうすればもっとG陣も機能し、攻撃のバリエーションも格段に増えるだろう。さらに国内にはもはや敵など見当たらなくなるはずだ。

posted by yanahi- |02:37 | 女子バスケ | コメント(2) | トラックバック(0)
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