2009年01月06日

明るい日本バスケットボール界

09ALL JAPAN始まる
      PHOTO BY YANAHI-  今年もこの季節がやってきた。オールジャパンは1月1~1月5日、1月10~12日と行われる全日本総合バスケットボール選手権大会のことだ。昨年まであまり明るい話題の少なかった日本バスケットボール界にも希望の光が見えたのは、1月3日のことだった。  
観客が溢れた東京体育館
      PHOTO BY YANAHI-  東京体育館は1月3日までA~Dの4つのコートで同時に試合が行われるのだが、この日は高カードが多かった。女子はWJBLの強豪、大神率いるJOMOや矢野良子のいる富士通、男子は五十嵐率いる日立や柏木、佐古のいるアイシンなど。しかし一番の注目はリンク栃木ブレックス×国士舘大学戦だろう。  国士舘は08年インカレで強豪・青山学院を破り、全国2位となったチームだ。だが、なにより注目される要因はやはり田臥だろう。栃木の試合が近づくにつれ、会場は空席がどんどんなくなっていく。立見もどんどん増え、普段はがら空きの3階席まで完全に埋まってしまった。  東京体育館は6000人を収容する会場だ。「6000人以上は入っていると思います」と関係者は語る。チーム券で入っている観客は観客数にカウントされないそうだ。筆者の推測だが、おそらく7500人ほどは入っていただろう。今回は1試合だけではない。それはわかっているが、バスケットボールの試合でこれだけ人が入ることは素晴らしいことだと思う。  JBLであれ、bjであれ、バスケットボールを広げようという動きは少しづつだが成果を見せつつある。  <お願い> ここに掲載している写真・その他の無断、転用・複写は堅くお断りさせていただきます。  


posted by yanahi- |11:29 | 09ALL JAPAN | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年01月05日

6000人の大喝采  青山学院大

青山学院の大奮闘 レラカムイ戦
      PHOTO BY YANAHI-  2009年1月3日 青山学院大学(大学3位)×レラカムイ北海道(JBL7位)             オールジャパン IN 東京体育館  この日、東京体育館に詰めかけた6000人を超える観客は青山学院大学のバスケットボールに酔いしれた。結果としては青山学院が敗北し、チームに納得の表情はない。ただ試合後、彼らに送られた拍手は1分近く鳴り止むことはなかった。「学生で、こんなに凄いチームがあるんだな」と観客は驚き、帰りの電車の中でも話題はこの試合一色に染まっていた。 ◆明確な実力差◆  オールジャパンは高校生、大学生、クラブチーム、社会人、実業団が日本一を目指して戦うトーナメントだ。ただやはりカテゴリーによって、実力差は歴然に現れる。  女子でいえば、無敵の強さを誇る桜花学園高校(08年インターハイ、ウィンターカップ優勝)は山形銀行(社会人1位)に34点差の大敗を喫した。大学NO.1の拓殖大学(08年インカレ1位)でさえ、実業団のアイシン・エィ・ダブリュ ウィングス(WJBL8位)相手に41点差をつけられてしまうのだ。  これは女子に限らず、男子でも同じことが言える。今年も番狂わせはなく、カテゴリーが違えば接戦にならない方程式が成り立ってしまっていた。だがついに、その先入観を崩すチームが現れた。 ◆青学×レラカムイ◆  前半からお互い一歩も譲らない展開となった。レラカムイは高さを武器にインサイドから攻めるも、ミスが目立った。対する青学は身長で劣るものの、流れるような高速パス&ランでノーマークをつくり、相手ディフェンスに的を絞らせない。中でも大当たりだったのが、洛南高校でシューターとして活躍した1年生の辻直人(SG:184cm)だった。  前半を終え、36-39と3点リードされた青学は2-3ゾーンでインサイドを固める。さらに、途中出場した湊谷(F:191cm)の3Pでリズムをつかむ。寄りの速いディフェンスはレラカムイに思うようにボール回しをさせず、頼りのシューター・折茂(SG:190cm)も不発に終わった。だが最後はJBLの意地を見せ、3Q終了時、58-63と5点リードをつけた。   ◆最終 4Qの激闘◆
第4Q 残り4:08秒
      PHOTO BY YANAHI-  リードされた展開で、青学の辻が大爆発を始めた。1年生らしからぬ度胸で、積極的にシュートを打った。レイアップで相手2人に囲まれると、身体をスピンさせ、ノーマークの荒尾(C:199cm)に絶妙なアシストを決める。さらに味方からのパスをダブルクラッチでゴールに沈めた。そして残5:27、67-68と1点リードの場面で、また辻はやってくれた。レラカムイのディフェンスに苦しんでいたとき、強引にジャンプショットを打ち、ゴールを射抜いた。1Q序盤以来、ついにゲームを引っくり返したのだ。  最後の最後まで粘り、ファウルゲームに持ち込むも76-81で青学は敗北した。だが、何度離されてもあきらめないその姿勢に観客は魅了された。辻のシュートが決まると、「おぉーーー」とどよめきが至る所から起こり、惜しみない拍手が東京体育館全体から送られた。残り1:43、自分より身長の高い外国人を必死で守ってきた荒尾が退場すると、温かい拍手が青学に注がれた。目を閉じると、まるでNBAのスタンディング・オベーションを味わっているように感じた。そこは、青学のホームコートと化していた。ファンでもない青学を知らない観客が自然とファンになっている。漫画・スラムダンクの湘北×山王工業戦を思い出した。   ◆強豪と戦うためには◆  どんなチームでも絶好調の日はあるだろう。誰かひとりが大当たりしたり、相手が絶不調なことで、自分たちより実力が上の相手と接戦になることもある。だが、「勝てるかも……」という期待は大抵前半で終わる。いくら絶好調であっても、相手の調子が悪くとも、そう長くは続かないからだ。3Q、4Qと進むにつれて、フロックは崩れていく。  青山学院は08年インカレ3位に終わった。だが、個人的な意見を言わせていただければ、現時点で日本一の大学だと感じる。部員数は他大学に比べると少ないが、多くの選手がオールラウンダーだ。ボール運びにセンタープレイなど、外も中もできる。どこからも得点することができ、しかもディフェンスが非常に上手い。それを現すものとして、ファウルが少ないことが挙げられるだろう。1試合平均12.3回のファウル(08選手権~リーグ戦~インカレ~09オールジャパンのデータより)。23試合中、18試合は相手よりファウルが少ないことがわかった。それでいて、プレッシャーの強いディフェンスを実践している。JBLのチームと接戦をしたことは彼らの実力が本物だったことを証明した。    強いチームの条件として、ディフェンスは欠かせないことを改めて実感した。      <お願い> ここに掲載している写真・その他の無断、転用・複写は堅くお断りさせていただきます。 <参考資料> ●09ALL JAPANのパンフレット ●http://alljapan.jabba-net.com/2009/report.html?matchno=124 ●関東大学バスケットボールリーグのHP⇒http://www.kcbbf.jp/tournament/games.php?y=2008&ac=3&sc=1  


posted by yanahi- |21:23 | 09ALL JAPAN | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加