2008年01月01日
◆痛すぎるイブラヒマの退場
PHOTO BY YANAHI-
4Q早々、福岡第一のゴール下で絶大な存在感を示していた、1年生Cのイブラヒマ(201cm)が5ファールで退場した。彼の高さは福岡の攻守を救っていた。オフェンスでは(ローポストで)ほぼ確実に2点を計算でき、オフェンスリバウンドでチームの攻撃チャンスを増やした。ディフェンスでもスラムダンク・赤木ばりのハエタタキをおみまいし、簡単に得点を許さなかった。
◆決勝戦
2007年WINTERCUP 男子決勝、洛南高校(京都)VS福岡第一高校(福岡)。結果は78-73で洛南が日本一の座を手に入れた。だが後半だけで約20回のシーソーゲームが展開されるほど接戦だった。
◆敗因
福岡の敗因。それはやはりCのイブラヒマの退場だろう。洛南は2年F比江島(190cm)、3年辻G(184cm)を中心に破壊力抜群の攻撃を見せていた。しかし少ない時間ながらベンチから登場したイブラヒマの活躍もあり、3Qでは洛南60ー58福岡と2点差だった。
しかし4Q残8分。イブラヒマはファウルを宣告され退場。表情には悔しさが滲み出ていた。福岡はその後もふんばりを見せるが、長くは続かなかった。残り2分11秒、73-70とリードされた状況で、福岡ボール。司令塔である3年PG並里(174cm)は1ON1から3Pを狙った。だが並里の放った放物線がリングを通過することはなかった。残り1分30秒、福岡もタイムアウトをとり反撃を試みるが、ファウルゲームを狙った反則が、アンスポーツマンライクファウルをとられ、万事休す。もう福岡にパワーは残されていなかった。
NBAの解説でおなじみ・早稲田大学女子総監督である倉石平氏は「ゴール下で(しつこく)攻めることが、ボクシングでいうジャブのように、後々効いてくる」と何度も語っている。ゴール下の大切さを改めて実感するゲームだった。一発で相手をノックダウンしてしまう右ストレート(外角シュート)だけではやはり勝てない。
個人的には残り2分11秒の場面。「2点でもよかったのでは……」と思った。だが高さで劣る福岡にはゴール下より外のシュートの方が良い。並里はそう判断したのだろう。イブラヒマの退場で対等だったゴール下のバランスが崩れてしまったのだった。
<お願い>
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<注釈>
●スラムダンク⇒バスケットボール人気を日本中に広めたバスケ漫画。
井上雄彦氏が描くストーリーは感動あり、笑いあり。
主人公・桜木花道のいる湘北高校のキャプテン・赤
木。ポジションはセンター(197cm・90kg)。強烈なブ
ロック(ハエタタキ)は有名。
<参考資料>
●2007WCのHP⇒http://wintercup.jabba-net.com/2007/results.html?resultsno=7
●2007WCのパンフレット
posted by yanahi- |05:20 |
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2007年12月29日
今年、会場・東京体育館に足を運んだ方なら、スクリーンに流れるJOMOのCMを目にしているはずだ。女優・竹内結子が突然の雨でJOMOのガソリンスタンドで雨宿りするシーンから始めるこのCM。最後に「わたしの行きつけ!あっ!JOMOだ」と暖かい声が流れる。テレビでも流れているので、聞き覚えのある方はいるかもしれない。
この声の持ち主はクラムボンというアーティストのボーカル・原田郁子さんだ。「良い声だな」と思ったら、まずJOMOのHPへ(http://www.jomo.co.jp/et/cm/)。さらに気に入ったら、次はクラムボンのHPへどうぞ(http://www.clammbon.com/)。
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ちなみに私が今、いちばん好きなアーティストがクラムボンです。知らない方にもぜひ1度聴いてほしい。聴けば聴くほど味がでる音楽ですよ♪
posted by yanahi- |04:09 |
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2007年12月29日
■『ガッツポーズ』
それはどんなときにでるものだろう。自分が最高のパフォーマンスをできたとき。敵にプレッシャーを与えたいとき。自分のチームを元気付けるため、故意に。
いろいろな理由があるだろう。だが、筆者の経験上、『ガッツポーズ』をだすためには、相当な自信が必要である。余裕がないとできない。『ガッツポーズ』をしている間に、敵に攻められるようなことがあれば、間違いなく監督から交代を命ぜられるにちがいない。そのまま2軍や雑用係へと転落していくアンハッピーストーリーが待っているの可能性も無きにしもあらずだ。
それだけハイリスク、ハイリターン。良いタイミングでやると効果も大だが、間違って使うと自分の身を滅ぼす諸刃の剣になりかねない。
■飛び交うガッツボーズの嵐
さて、このウィンターカップの女子決勝戦、桜花学園(愛知)VS東京成徳(東京)は『ガッツポーズ』がとても印象的な試合となった。これまでバスケットボールの試合を見てきた中で、最もガッツポーズがでた試合といっても過言ではない。
まず1Q。桜花のキャプテン・3年PG佐藤(166cm)がドライブからレイアップを決め、この試合初のガッツポーズを披露する。すると成徳のルーキー・PG金子(163cm)が反撃の狼煙となる3Pを決め、お返しのガッツポーズ。2Qにまたもや金子が3P2本を決め、渾身のガッツポーズを2度とも見せた。さらに2年C・間宮(183cm)がゴール下で得点し、ガッツポーズ。成徳の応援団から歓声があがり、成徳の流れになる。前半で桜花45-39成徳と6点差まで追いつく。
後半は桜花の反撃。佐藤が1ON1からジャンパーを沈め、ベンチを指差すガッツポーズ?(⇒勝手に『指差しガッポ』と命名!)。桜花ベンチも応援席も盛り上がりを見せた。さらに佐藤は3Pを沈め、ベンチを見ながらガッツポーズ。
4Qも桜花の勢いは止まらず、佐藤の引き付けから3年佐久間のバスカン。桜花の井上監督も気持ちを抑えきれずに、ベンチで気合の入ったガッツポーズを見せた。さらに佐藤は縦横無尽に動き回り、うまく成徳ディフェンスを引き付け、3年木林(183cm)へピンポイントパス。井上監督もこれには拍手を送った。とどめは佐藤のジャンパー、指差しガッポを披露し、試合を決めた。
筆者の集計だけで、9回のガッツポーズが飛び交った決勝戦。選手達が観客や自分のチームを盛り上げようと計算していたかは定かではない。だがガッツポーズがあることによって、試合が盛り上がりを見せたことは事実だ。
■試合のレポート
序盤は接戦ながら桜花が一歩リードする。長身(190cm)の1年生C渡嘉敷にボールを集め、着実に得点を重ねた。オフェンスはローポストへの裏パスが70~80%。成徳も得点力のある2年C間宮(183cm)が、負けじとゴール下で反撃するが、45-39と6点リードで前半を折り返した。
後半。3Qで、2点差まで成徳が追い詰めるが、ここから桜花の反撃。ゴール下の対策として、成徳はゾーンディフェンスを敷く。だがここから佐藤がドライブで成徳ディフェンスを切り裂く。3Pや2Pジャンパーでディフェンスを外へ引きずり出し、ドライブから絶妙のアシストを決めた。これには桜花の井上監督もベンチから拍手を送るほどの、納得のオフェンスだった。4Q、成徳も応戦するが、3Qで開いたリードはそう簡単に埋まらなかった。
結局、89-68と快勝という形で、桜花学園高校は国体・インターハイ・ウィンターカップの3冠を達成した。最後は桜花全員で円陣を組み、「桜花・桜花・桜花……」のコール。キャプテン佐藤は「3年間ありがとうございました」と、この2007ウィンターカップを締めくくった。
■井上監督の考え
このウィンターカップの決勝戦、スタメンがいつもと違っていた。前々回、ブログで紹介した2年PG深野をなんとスタメンに抜擢したのだ。これは来年を見越しての考えだろう。来年、核となる深野の決勝というプレッシャーのかかる舞台を経験させたい。そういう気持ちがあったのだろう。
深野は井上監督の期待に応え、39分プレイし、チームトップの19得点/9リバウンド/2スティール/2アシストの活躍を見せた。
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<参考資料>
●2007WCのパンフレット
●2007WCのHP⇒http://wintercup.jabba-net.com/2007/box.html?matchno=248
posted by yanahi- |03:16 |
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2007年12月26日
3冠を目論む桜花学園。女子の高校バスケットボール界では、実力的に一歩抜きんでいるこのチーム。スタートは順調だった。
シードでむかえた初戦では茨城の土浦日大を89-49、3回戦では埼玉の山村女子を91-60と快勝。敵を寄せ付けぬ強さを見せた。ただ攻撃は多くがガードからセンターへの裏パスで、インサイドに偏りがち。今後はもう少し外の攻撃を見たい。
さて、桜花ではスピードに定評のある3年PG佐藤(163cm)やスーパールーキーの動ける1年C渡嘉敷(190cm)など、スタメンは雑誌にも何度も登場している。実力的にも申し分ないものがある。だが、私が注目したい選手はその中にいない。大差のリードを奪ったときにでてくるBチームにその選手はいた。
#10 深野 羅定咲(ラティーサ) 2年PG(166cm)
身長は166cmと女子のPGとしてはふつうだ。何がすごいかというと、ジャンプシュートのフォームである。女子は男子より力がない分、少し固まっていないように見える。だが深野のジャンパーは違う。男子顔負けの華麗なシュートには、ついつい見とれてしまう。
フットワークも日本人選手にないバネを持っていて、まだ桜花のベンチスタートであるが、コンスタントに良い仕事をしている。インターハイの3回戦・徳島城北ではたった20分弱で17得点をマークした。またU-18日本代表にも選出されるなど、秘めたる実力は計り知れないものがありそうだ。
中学は横浜山手女子で、その頃から軽々と3Pをジャンプショットで打っていたらしい。来年は間違いなく桜花の核となるにちがいない。今後が楽しみだ。
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<参考資料>
●月刊バスケットボール2008年2月号
●WC2007のHP⇒http://www.alljapan.jabba-net.com/2007/bracket.html?mw=2
●深野の情報HP⇒http://basketmania.blog102.fc2.com/blog-entry-12.html
●桜花のインターハイ3回戦の結果⇒http://osaka.jabba-net.com/hs/inter/game/4HF3.pdf
posted by yanahi- |03:23 |
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2007年12月26日
いよいよ今年もウィンターカップの季節がやってきた。男子は能代工業、女子は桜花学園。両チームとも国体・インターハイを優勝で飾り、このウィンターカップに3冠達成を狙っている。しかしその他のチームも黙っていない。もちろん優勝を目論んでいるだろう。果たして、今年はどのチームが頂点の立つのか。
さて、この東京体育館に私が来たのは……実は初めてではない。今から15年ほど前、ウィンターカップを観戦に訪れたことがあるのだ。そのときはまだ冷静にバスケットボールを見ることができていなかったので、この大会はとても新鮮に感じられた。
ただ正直な感想を言わせていただくと、非常につらいのがこの大会である。なぜなら男女合わせて96チームがたった6日間でNO1を決めるため、1日にまとめて試合が行われるのだ。準決勝よりメインアリーナに1面をとるスタイルになるが、それまでは……
メインアリーナで4面、サブアリーナで1面。多いときには5試合が同時に行われる。見たいチームがいくつかあると、左に目をやり、右に目をやり、さらにサブアリーナへ走らなければならないこともある。さらに試合が終われば、見たいコートへ移動しなければならず。移動しても席が埋まっていて、落ち着いて見ることがなかなかできない。
ちなみに2階席と3階席があるのだが、一般の観客はどちらかで見ることとなる。2階はすごく混雑していて、3階は意外と空いている。だが、3階はフロアから遠いため、迫力や臨場感が伝わってきにくいのだ。
しかし、そんなことには負けずに、これからこのウィンターカップの素晴らしさを少しでも伝えたいと考えている。
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posted by yanahi- |02:58 |
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