2009年03月08日

コートの上に立つアシスタントコーチ

 JOMO1勝でむかえたWJBLファイナル第2戦。先に3勝した方が優勝するこのファイナルを考えれば、シャンソンにとって、この第2戦は絶対に負けられない試合だった。

 第1戦目、JOMOの山田にゴール下を支配された。良いポジションを取られ、得意のフックシュートが次々と決まる。この試合の総得点の1/3にあたる24点(10-16)を謙譲した。山田をひとりで守る作戦は山田を抑えられなかったことで崩壊してしまう。それがJOMOのアウトサイドに勢いを与えてしまった。シャンソンはJOMOの攻撃に的を絞ることができなくなってしまった。


 試合はシャンソンの仕掛けが成功した。今日は山田に対して、徹底したダブルチーム。山田へのパスが空中にある間に動き出すほど、反応良いフットワークで、山田のインサイドを封じた。JOMOはいつものインサイドに起点がつくれず、外ばかりボールがまわるようになり、良いオフェンスができなかった。最後の最後、JOMOの吉田が意地を見せ、驚異的な3P×3本を含む13点を挙げた。しかしシャンソンがなんとか逃げ切り、74-71で勝利を収めた。
 
 試合のMVPを挙げるなら、それはやはりシャンソンの相澤だろう。数字的に見れば、3P×6本を含む20得点(6-12)は素晴らしい。ガードとして、素早くボールを動かし、苦しい場面でロング3Pを沈めた。またアシスタントコーチを兼任する彼女は、タイムアウト中も積極的に声を出す。チームメイトに今必要なことを伝えようと必死だ。
 1Q残り6:48、ボールを持った相澤は山田につっかけファウルを誘った。あのプレイも『山田をコートから追い出そう』という意図が感じられた。また、2Q残り7:14、相澤はルーズボールへ飛び込んだ。JOMOの若い吉田らに負けず、『絶対にボールを渡さない』気持ちが現れていた。放送席の永田睦子氏は「リーグの若い選手や中高生にも(彼女のプレイを)見習ってほしいですね」と、彼女のプレイに敬意を表した。さらに、2Q残り5:04、シャンソンの攻撃リズムが悪い中、強引にロング3Pを打ち、ねじ込んでしまった。「相澤さんでしか打てない(3P)ですね」と放送席の原田裕花氏も苦笑いしながら、驚いていた。
 ベテランと呼ばれる35歳だが、カメラマンとぶつかるほどのルーズボールを披露してくれる相澤選手。まだまだ若い選手に負ける気はなさそうだ。コーチとは常に冷静でいなければならない。だが、コートに立っているからこそわかることがある。チームメイトの気持ちであったり、苦しい状況、一緒につかんだ勝利など。そんな熱いアシスタントコーチの活躍に今後も期待しよう。

<参考資料>
●WJBLのHP⇒「http://www.wjbl.org/schedule_result/boxscore_html?sid=2737」
●BS1 WJBL2戦の放送

posted by yanahi- |15:01 | WJBL | コメント(0) | トラックバック(0)
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