2008年10月04日
また大神に頼ってしまった……
2008年10月3日(金) WJBL開幕戦JOMO×富士通 代々木第二体育館 PHOTO BY YANAHI- これまで激しい戦いを繰り広げてきた両チーム。戦績は過去2年間を見ると、JOMOの7勝12敗。流れとしては06-07年レギュラーシーズン、富士通が全勝した。だが、プレーオフで先に2勝していた富士通はそこから悪夢の3連敗。07-08年レギュラーシーズンは5分で、ファイナルもシーソーゲーム。昨年の雪辱をはらし、富士通が優勝した。JOMOとしてはやや富士通に押され気味で、今年08-09を迎える形となった。 06-07 レギュラーシーズン JOMO 0勝4敗 06-07 プレーオフファイナル JOMO 3勝2敗(JOMO優勝) 07-08 レギュラーシーズン JOMO 2勝2敗 08 オールジャパン決勝 JOMO 1敗(富士通優勝) 07-08 プレーオフファイナル JOMO 2勝3敗(富士通優勝)
試合は終始JOMOペースで進んだ。JOMOは長身の山田(C:192cm)を相手のダブルチームで封じられてしまったが、WNBA帰りの大神(G:170cm)とコートを縦横無尽に走りまくる吉田(G:165cm)のガードコンビが富士通ディフェンスを切り裂いた。二人にディフェンスは引き付けられ、そこからゴール下の諏訪(C:183cm)はゴールを量産。オープンになった内海(G:175cm)も積極的にアウトサイドシュートを放ち、JOMOに勢いをもたらした。 一方、富士通は主力のガードコンビ船引姉妹が怪我で調整遅れ気味。さらにシューターの矢野(F:178cm)はJOMOにぴったりとマークされ、8得点に抑えられた。昨年平均18点以上挙げていた矢野が抑えられ、富士通はこれまで試合経験のなかった若手を積極的に使った。しかし若さがでてしまった。若手は主力選手に遠慮してしまい、ベテランも若手を生かそうとし、何かちぐはぐだった。結果、シュートを打たず、24秒オーバータイムを取られたり、シュートクロックぎりぎりのショットがほとんどだった。攻め気が感じられない。それに尽きる。 試合結果だけ見れば、JOMOの完勝(77-62)だった。しかしJOMOの戦い方に少し不安を感じた。それは、約半年間、WNBAに挑戦していた大神をスタメンで使ったことである。たしかに、大神は素晴らしい選手であり、JOMOになくてはならない存在だ。それは周知の事実だろう。この試合でもドライブからクイックジャンパーを何度も決め、富士通のディフェンスを切り裂いた。そこからアシストも決め、18得点5アシストとMVP級のプレーを披露した。もちろん開幕戦は重要であり、しかも相手が昨年屈辱を味あわされた富士通。『落とせない一戦』という認識がJOMO・内海監督の頭にはあったのかもしれない。 問題なのは、他のプレイヤーの意識である。困ったときはほとんど大神に任せてしまう。吉田はルーズボールに積極的に跳び込み、富士通のパスを何本もスティール(4スティール、10得点7アシスト)。さらに安定したボール運びに、大神にパスが入らないときはスルスルとドライブからレイアップを決めた。はっきりいって文句がつけようのないプレイヤーなのだ。富士通ファンからも「あいつはすごいな!」と拍手が送られる場面も見られたほどである。 私が言いたいのは、約半年間チームの司令塔としてチームを牽引してきた吉田にもっと攻めてもらいたい。吉田は必ず大神を見ている。攻撃の選択肢はまず大神なのだ。吉田から仕掛けるオフェンスは皆無に等しい。自分がまず攻めて、そこから大神を使う。そんなシチュエーションを見たことがない。それが吉田のプレイスタイルだ。そう言われてしまえば何も言えなくなってしまうのだが……。吉田が自分から攻めるようになれば、大神もプレーを読まれにくくなるはずだ。そうなれば、JOMOは富士通を一歩リードするだろう。たとえ、大神が止められても、山田が不調でも、吉田がいる、内海がいる、田中がいる。それができたとしたら、優勝さえ現実味を帯びてくる。もしできなければ、経験を積んだ若手が爆発する富士通に喰われるかもしれない。 <お願い> ここに掲載している写真・その他の無断、転用・複写は堅くお断りさせていただきます。 <参考資料> ●08-09WJBLパンフレット ●WJBLのHP⇒http://www.wjbl.org/schedule_result/boxscore_html?sid=2569
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posted by yanahi- |11:30 |
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