2008年05月22日
ベスト16止まり 山梨学院
選手権で大旋風を巻き起こした1年生軍団の挑戦も、ついに終焉をむかえた。関東2部の日本大学に叩きのめされてしまったのだ。スコアだけ見れば、山梨50-67日大と17点差。大敗ではないという意見もあるだろう。だが、試合を見ていれば、その実力差はかなり大きいと言わざるをえない。PHOTO BY YANAHI- 前半こそ互角の展開だった。山梨は山田(F・170cm/札幌山の手高)の1ON1を中心に、外角シュートで攻撃する。対する日大は長距離砲で応戦。3Pシューター・3年伊沢(F・160cm)の3P、そこからのドライブが特に光った。前半を終了して、山梨31-33日大。 だが、ついに3Q。日大のディフェンスが集中し始め、流れが変わり始める。山梨は1ON1で崩せなくなり、攻め手がなくなってしまう。その焦りがパスミスやトラベリングに繋がり、手元の集計だけでも1Q9つ(10つ以上あったかもしれない)のターンノーバーを犯す。それが積極的にシュートを打つ山梨のスタイルを崩してしまった。入れなければ、という気持ちが強すぎて、大事にいきすぎていた感があった。 逆に、日大は3年大塚(G・160cm)の小気味良い1ON1からのジャンプショットが次々と決まる。きつくプレッシャーをかけられてバランスを崩しても、見事にシュートを沈まるあたりはさすが上級生。また伊沢・大塚だけでなく、ほぼ全員が3Pを打てる。インサイドで敵のディフェンスを収縮させ、アウトサイドを正確に決める。経験が成せる素晴らしい攻撃だった。 3・4Qを通じて、日大が連続23点取った場面もあった。35-36⇒35-59。3Qはチームで4点のみ。全くシュートが入らず、自信なさげなプレイが続いた。FG%はおそらく10%ぐらいだったように記憶している。山梨の若さがでたといえばそれまでだが、チームが劣勢のときに立て直せる『なにか』が足りなかった。それは『リーダーシップを取れる存在』であり、『ピンチ時に頼りになるフォーメーションやポイントゲッター』だった。それをたった2ヶ月、いや1ヶ月半の練習で求めるのは酷というものか……。 「話題(1年生だけ)の山梨学院大学ですから、勢いがあると聞いていた。そこに勝てたことは今後につながる」と日大・片桐コーチ。 「甘さがでた。練習した良いあわせがでた場面もあったが、あれが40分続けられないと強いチームにはなれない」と山梨・梅嵜監督。 期待が大きかっただけに、この敗戦は残念といえば残念だ。だが、これは良かったのかもしれない。なぜならこのまま勝ち進み天狗になるよりは、自分たちはまだまだだという気持ちの方が今後につながる。 不安要素として、秋のリーグ戦は4部スタートとなる。今回の選手権を見るかぎり、現在でも2部に属する実力がある。つまりリーグ戦は弱い相手とずっと戦わなければならなくなるのだ。そういう状態が続けば、モチベーションが低下する危険性は大だ。 だが、それは大学・実業団などの強豪チームと数多く練習試合をこなし、オールジャパン山梨予選や春の選手権に参加することで、刺激を与えるようだ。「夏は陸上部化させる」と梅嵜監督。一皮向けた山梨学院が見られるのはそう遠くないだろう。 <お願い> ここに掲載している写真・その他の無断、転用・複写は堅くお断りさせていただきます。 <参考資料> ●関東大学バスケットボールリーグ・選手権のパンフレット ●関東女子学生バスケットボール連盟のHP ⇒http://www.kanjyo.com/
posted by yanahi- |09:23 |
女子バスケ |
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