2009年05月21日

超えられなかった2部の壁 山梨学院大

第43回関東大学女子バスケットボール選手権大会
    PHOTO BY YANAHI- 2009年5月19日 第43回関東大学女子バスケットボール選手権大会       決勝トーナメント1回戦  戸田市スポーツセンター  昨年の選手権(第42回関東大学女子バスケットボール選手権大会)ではチーム結成1年目ながら、ベスト16入りを果たした山梨学院大・女子バスケットボール部。全員がルーキーだった昨年と違い、今年は経験を積んだメンバー(2年生)に加え、有力な1年生も入ってきた。今年の選手権はもしかするとダークホースになるかもしれない。そんな期待が膨らんでいた。  さて、山梨学院(3部)、緒戦の相手は2部の順天堂大だ。実力的には山梨学院が1歩リードといってもいい。順天は予選リーグをすでに3試合こなしている。ポイントとなるのは、山梨学院が緒戦を気負わず戦えるかだった。  試合は前半シーソーゲームとなった。山梨学院は2年宮内(F:170cm)が果敢にゴール下へとびこみ、攻撃をリードする。しかし気合が空回りしてしまったのがディフェンスだった。良いダブルチームをしているのに、3人目が反応できていなかったり。途中まで良いディフェンスをしているのに、簡単なシュートフェイクにひっかかりファウルをしてしまったり。「ああ、もったいない」。そう思う場面が何度あったことか。必死に守ろうとする気持ちは十二分に伝わってくるのだが、身体に力が入りすぎていた。それは観客席からも確認できるほどだった。  逆に、順天はルーキーの浦和西高3人娘、増子(G:167cm)・桃木(G:167cm)・牧野(F:174cm)が落ち着いたゲームコントロールを見せた。厳しいプレッシャーを受けても焦らないその姿は山梨学院と対照的だった。  後半に入ると、順天が山梨学院のミスを見逃さず、連続得点を重ねる。最大19点差をひっくり返すべく山梨学院は秘密兵器を投入する。明成高で大活躍したルーキー、陶(タオ)(C:195cm)だ。陶の高さを使い、ローポストにボールを集めた。それは徐々に効き始め、4Q終了時には65-65の同点まで追いついた。  延長戦が始まると、また山梨学院の若さが出てしまう。パスミスを連発し、フリースローも入らない。焦りは順天の激しいオールコートプレスの餌食となった。試合が終わってみれば、70-77。期待された山梨学院の選手権はいとも簡単に幕を閉じた。  「(高さを使われるのは)嫌だったんですけど、そこにこだわってくれて逆に助かった」と、順天堂大・岩瀬コーチは試合後語った。たしかに、インサイドにボールを集めるあまり、攻撃が単調になっていた。それがパスミスなどのターンオーバーにつながり、山梨学院の良さである勢いを殺してしまったことも事実だ。    しかしマイナス面だけではない。センターの陶は怪我でチーム練習をほとんどしていない中、使える目処がたった。そして順天堂の落ち着いたバスケットを見て、学ぶことが多々あっただろう。「能力が高いんですよね」と、岩瀬コーチも山梨学院のポテンシャルを認めている。山梨学院が逃げずに向かっていくことができれば、1・2部リーグの強豪とも互角の試合ができるだろう。今後の活躍に期待したい。  <お願い> ここに掲載している写真・その他の無断、転用・複写は堅くお断りさせていただきます。 <取材協力> ■山梨学院大学・女子バスケットボール部監督 梅嵜英毅氏 ■順天堂大学・女子バスケットボール部コーチ 岩瀬透氏 <参考資料> ●第43回関東大学女子バスケットボール選手権大会のパンフレット


posted by yanahi- |09:05 | 大学女子バスケ | コメント(3) | トラックバック(0)
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超えられなかった2部の壁 山梨学院大

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今日、はじめて偶然このブログを見つけ、読ましていただきました。山梨学院大の女子バスケット部は私も大変注目しています。このブログでしかバスケット部の活躍を知る術がないので、とても興味深く読ませて頂きました。

チーム背景から選手の特徴も交えて詳しく書かれているので、とても分かりやすいです。

これからも、また山梨学院大の記事をお願いします。

posted by YGU | 2009-06-12 02:13

超えられなかった2部の壁 山梨学院大

コメント投稿者ID :

 >YGUさん
 コメントありがとうございます。山梨学院大は、私が大変お世話になった某大学の監督の方より、「KANJOを盛り上げてほしい」と紹介していただきました。あと1~2年経てば、月間バスケットボールの紙面を飾るチームになると思います。ただ、それまではできるかぎり取材をし、山梨学院大を紹介していこうと思っています。

 YGUさんにあたたかいコメントいただき、またまた勇気ができました。本当にありがとうございます。

posted by yanahi-(著者) | 2009-06-12 03:32

↑ 訂正です

コメント投稿者ID :

勇気ができました (誤)
    ↓
勇気がでました  (正)

 すみません。初歩的なミスです。

posted by yanahi-(著者) | 2009-06-12 03:34

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