2009年03月11日

駒不足!足りなかった若手の台頭!!

 第3戦を大差で落とし、JOMO2勝1敗の王手でむかえたこの試合は死闘になった。WJBLファイナル、JOMO対シャンソンの第4戦を簡単に振り返ってみよう。

 JOMOはシュートタッチが非常に良く、田中、内海、林と大爆発を見せる。インサイドの山田が良いポジション取りをできなかったが、自分にうまくディフェンスを引きつけ、アウトサイドを生かした。そして全体をうまくまとめたのが吉田だった。インサイドの山田へボールを供給し、苦しいところでは自らドライブし、JOMOを救った。
 対するシャンソンは序盤、気合が入りすぎ、空回りだった。力みすぎてシュートミスなどが多く、流れをつかめなかった。だが、相澤が苦しいところでロング3Pやスティールを連発。インサイドの渡辺が外にでて3Pを決め、石川は力強いオフェンスリバウンドから着実に得点を重ねた。

 1Q、JOMOに傾いた流れは3Qまで変わらなかった。だが、シャンソンは4ファウルでベンチに下がっていた石川が戻ると、ここから怒涛の攻撃がスタートする。相澤が強引にスティールしたボールをそのまま速攻へ持っていく。故意に4ファウルのJOMO内海にぶつかっていき、バスケットカウントを決める。外のシュートが絶好調だった内海をコートから追い出すと、渡辺は難しい体勢からの3Pを2本決めた。
 再びJOMOに流れが傾き始めるが、それを引き戻したのはやはりシャンソンの選手兼アシスタントコーチ・相澤だった。シャンソンボール、残り59.5秒の場面、渡辺の3Pがゴールに届かず、JOMOはインサイドの山田へボールを送る。しかしシャンソンのプレッシャーが山田のドリブルミスを誘い、そのボールを相澤がひとりで持っていく。バックコートからひとりでスルスルと抜けていき、レイアップを決め、JOMO92-91と1点差。絶対決めてやる。そんな気持ちが伝わってきた。すかさずシャンソンはファウルゲームで、JOMOにファウルする。JOMO吉田は冷静にこのフリースローを決め、94-91と3点差に突き放す。
 時間は残り7秒、ボールを受けた相澤は右、左とドリブルでディフェンスを振り、そのディフェンスが下がった一瞬を見逃さなかった。相澤から放たれたボールは高い弧を描き、ゴールへと吸い込まれた。残り3.秒、94-94の同点へ追いついた。ゲスト解説の富士通・矢野良子氏は「しびれますね」と、相澤の土壇場の強さに驚愕していた。
 試合は結局、OT(延長戦)へもつれこんだが、107ー105でJOMOが2年ぶり11度目のWリーグ優勝を飾った。

 シャンソンは非常におしかったが、やはり駒不足は否めない。

 JOMOは大黒柱のPG大神欠場はあったが、PG吉田は若いながらベテランのようなゲームメイクと勝負強さを披露した。外からは内海、田中がいる。インサイドには194cmの山田と183cmの諏訪がいる。また良い活躍をするキャプテン林、スピードのある立川などベンチメンバーが充実していた。
 それに対し、シャンソンは……。ベテラン相澤、石川、渡辺の力は非常に大きい。だが、それ以外のプレイヤーがコンスタントに活躍できない。第4戦に関しては中川が積極的なプレイを見せ、20得点、5アシストと目立った。しかし……。
 日本代表を経験しているベテラン陣とまだ経験のない若手が融合しているこのチームは中間がいない。今、ベテランがしていることを若手に望むのは酷だと思うが、やはり(ファイナルを通じて感じることは)消極的に感じてしまう。自分がなんとかしてやる。私が起爆剤にならなければ。こんな気持ちを持った選手が必要だった気がする。

 ただ、このファイナルの経験はシャンソンの若手にとって大きい。シャンソンの梅嵜周毅監督は「自分たちの時間帯(リズム)じゃない時間があれだけ長かったのに、よく追いついた。若い選手にはこれ以上ない経験になる」と語ったそうだ。来シーズンのシャンソンは若手がベテランを引っ張る姿を期待したい。

<参考資料>
●WJBLのHP⇒「http://www.wjbl.org/schedule_result/boxscore_html?sid=2739」
●BS1 WJBL4戦の放送

posted by yanahi- |03:26 | WJBL | コメント(0) | トラックバック(0)
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