2009年11月23日

フットボール的な日々

僕がシェフィールド、いやイギリスに来たもう1つの理由。 
それは、今福さんの言葉を借りれば、フットボール的な日々を過ごすため。 
アメリカも、こればっかりは、まだないね。 
今福龍太著「スポーツの汀」

ということで、土曜日はリフレッシュを兼ねて、自分のリーグ戦は仲間に任せて、 
シェフィールドユナイテッドのホーム、ブラモール・レーンへ行ってきました。 
ようこそイギリスへって感じの、生憎の空模様のおかげで、まったくいい写真が取れませんでした。 
すみません。次回リベンジします。 

ブラモール・レーンは1855年に建設され、 
今現在プロチームが使用しているスタジアムの中では、最古のものです。 
同様に、クラブの歴史も古いです。
(一説によれば、ユナイテッドと関する最古のチームとも言われています。) 
ちなみに、現存する最古のフットボールチームも、ここシェフィールドにある、 
シェフィールドFCというアマチュアクラブです。 

と、話が横道にそれてしまいましたが、 
1889年に設立されたシェフィールドユナイテッドFCは、この街とともに生き続けているのでしょう。 
そんなことを感じさせるグッズに、スタジアムで出会いました。 
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友達のTonyが持っているのは、スタジアムで配られているハリセンのような応援グッズです。 その蛇腹を開くと、クラブの応援歌が書いてありました。      You fill up my senses   Like a gallon of Magnet   Like a packet of Woodbines   Like a good pinch of snuff   Like a night out in Sheffield   Like a greasy chip butty   Like Sheffield United   Come fill me again....   Na Na Na Naa Naa Naaaaa, ooo! 歌の中で、シェフィールの人々を満たしてきた数々のものと共に、ユナイテッドが描かれています。 また、againの解釈の背景として、古豪といわれるようになったユナイテッドと同様に、 イギリスで5本の指に入る鉄鋼の街として栄えたシェフィールドが、 フルモンティーに描かれているような、“シェフィールドビレッジ”と揶揄されるようになったことを、 コンテクストとして知っていると、尚、againという言葉に力が入るというところでしょう。 試合開始、キックオフのまさにその時に、ジョニーデンバーのメロディに載せて、彼らは謳います。 試合の入り方としては、最高でしょうね。これぞ、ホームアドバンテージ。 ちなみに、スタジアムでは、Help for heroというチャリティーが行われていました。 これは、戦場で体の一部を失ってしまった戦士たちへのチャリティーで、 スタジアムの周りで募金活動が行われていたり、 選手のユニフォームをe-beyで売ってドネーションをしています。 試合前には、スタジアムにいる2万5千人全員が起立をして、戦士たちに拍手を送りました。 写真はその時のもの。
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今、イギリスでは、アフガニスタンで戦士が何人も亡くなっていて、その意義が問われています。 そんなニュースが連日BBCから流れています。 ま、政治的なことはおいて置いても。 日本のスポーツも、スポンサーとか、リーグ機構云々ではなく、 スポーツの外側に向けて、言葉を持ち、発信していかなければならないのは明確でしょう。 その時は、スポーツは目的から、方法として変わり、そこから劇的な変化が起こるのかな。 追伸 こっちのスタジアムは本当に寒いです。寒いでしかしって感じです。 シェフィールドは雪が降るまちです、調べたら、今日も北海道並みの気温でしたが、 フットボールのシーズンは秋冬でございます。 いうまでもなく、最古のスタジアムにヒーターなどはなく、 ハーフタイムにはみな、屋内に逃げ込んでいました。 応援する時に、みんなで足踏みをするのですが、それは実は寒いからだったりして(笑) ま、でも3万3千人収容のスタジアムに2万5千人ちょい入るんだから、立派ですよね。 ちなみに、僕はこの日、シェフィールドFCのマーケティングの一環として、スタジアムには無料で入れました。 次は、ヒルズボロの悲劇で有名な、ウェンズデーのスタジアムに行こうと思います。                                11月22日 篠 雄也 参考文献: http://www.sufc.co.uk/page/Home/0,,10418,00.html http://en.wikipedia.org/wiki/History_of_Sheffield_United_F.C. http://en.wikipedia.org/wiki/Bramall_Lane http://en.wikipedia.org/wiki/The_Greasy_Chip_Butty_Song http://en.wikipedia.org/wiki/Sheffield_F.C.


posted by yamagiwaboy1012 |00:35 | 雑感 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年11月04日

ワーストルーザーは誰か

ナビスコカップ決勝で負けたフロンターレの受賞態度が問題になっている。 
ウェブでストレートニュースやコラム、サポティスタを拾い読むと、
色々な意見があるようにも感じる。
「ワーストルーザー」という言葉までもが飛び出したようだが、
では、誰がワーストルーザーなのだろうか。


教育がなってない(from スポニチ) 
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2009/11/04/07.html

サッカーの品位をおとしめる行為をしてしまい申し訳ない(from 時事通信) 
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/headlines/20091104-00000230-jij-spo.html

チャリティーをしてほしい(from スポニチ) 
http://wsp.sponichi.co.jp/column/archives/2009/11/post_1458.html


私が言いたいのは鬼武チェアマンが怒るのは不適当だということだ。 
もちろん、フロンターの振る舞いは正しくはないことが前提である。 
では、何故不当なのか、3つほど理由を考えてみた。

1点目、そもそも、いつからサッカーはそんな高尚なスポーツになったのだろうか?という疑問。 
スポーツマンシップは非常に尊い考え方であることに異論はないだろう。 
しかしながら、この問題が如実に示しているように、 
サッカーやスポーツをしているだけで、それらが身に付くと考えるのは論理の飛躍である。 
組織がフェアプレーや、スポーツマンシップ教育を徹底して、初めて、それに反したものを裁けるというのが適当な過程である。
もちろん、Jリーグは新人教育を行っている。
しかしながら、2005年佐野毅彦氏の研究を見る限り、それはまだ未成熟である。
2009年の現在をもってしても、十分に機能しているとはいえないと考えられる。

2点目、立場上、鬼武チェアマンも反省すべきである。 
(もっとも、この文句のつけ方の方が、よっぽどフェアプレーじゃないことは言うまでもない。) 
フェアプレー教育は、誰がすべきなのだろうか。
そもそも、JリーグとJクラブの関係を考えると、JクラブはJリーグの構成員である。 
例えるならば、コンビニの本部とフランチャイズの関係だ。 
つまり、別会社ではなく、組織内組織にあたるのだから、 
「教育がなってない」のは、Jリーグにも当てはまる言葉でしかるべきです。 
したがって「みっともない行為をみせて申し訳なかった」というのが、外部に対するチェアマンとしての“あるべき”発言だろう。 
では、チェアマンはどんな権限がるのだろうか。

3点目は、チェアマンという職権の乱用と悪用。 
確かに、Jリーグ規則第1章第2節第7条のチェアマンの権限の中には、 
“Jリーグ全体の利益を確保するためのJリーグ所属の団体および個人に対する指導”が書かれてる。 
http://www.j-league.or.jp/aboutj/2009pdf/04.pdf(from JリーグHPより) 
しかしながら、仮に、この行為がJリーグの利益を損失させたとしても、制裁金というJの姿勢は指導ではない。(私は利益を損失させたとは思いませんが) 
加えて、仮にこの行為が、Jリーグの利益を損失させたとしたらならば、川崎の武田社長が言うように、それはサッカーの品位をおとしめる行為になるはずなので、鬼武さんもJの代表としてJFAや、サッカーを愛する方々に陳謝する側ではないだろうか。 

繰り返しになるが、川崎フロンターレは許されるべきではない。
“ふるまい”のような個人に依る部分の大きい問題は、
ルールを制定すること、それを統制すること自体が非常に難しいものでもある。
その為、Jリーグやスポーツ界が、その価値を高めるためには、
引き続き啓発活動を続けていかなければならないのも事実だろう。
しかし、扱いが難しいからと言って、一部の人間による後出しじゃんけんのような批判・その類に行動が是認される理由にはならない。
ましてや、「ワーストルーザー」などと言及することこそ、
選手へのリスペクトを欠く行為であり、
フェアプレーでも、スポーツマンシップでもないことはあきらかである。
どうしてもJリーグが、「ワーストルーザー」という言葉を使いたいのであれば、我那覇問題に真摯に向き合わない自分自身にこそ相応しいだろう。


2009年 11月 4日 篠雄也

posted by yamagiwaboy1012 |23:38 | 雑感 | コメント(59) | トラックバック(0)
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