2005年08月25日
サッカーとバナナ
8月7日から福島県にあるJヴィレッジで行われる全日本少年サッカー大会に行って来た。 最近の小学生は色々なサッカーを見ていい影響を受けているせいか、そのプレーは大人顔負けである。 そして、それを取り巻く環境も小学生の大会だからと言って侮れるものではなかった。 大会が開催されているJヴィレッジという場所はもはや言うまでもない。 また、その現場ではしっかりとしたスポーツビジネスが展開されていたのである。 ≫≫サッカーとバナナ 全日本少年サッカー大会に行ったとは言うもののサッカーとは無縁の仕事をしに行った。 はたして、この記事を読んでいる読者の中でサッカーとバナナと聞いて 何かが頭に思い浮かぶ人がいるだろうか? しかし、これからはサッカーとバナナなわけですよ。まちがいなく。 そしてベネディクトは日本の文化を「菊と刀」として考えたわけです、 なら僕は日本のスポーツ文化を「サッカーとバナナ」として考えちまおうってわけなのね。 僕は大会の協力企業である日本バナナ輸入組合のスタッフとしてお手伝いをさせてもらった。 日本バナナ輸入組合の大会への取り組みは簡単にまとめてみる、 ホームページである「バナナ大学」と「日本バナナ輸入組合」というバナー掲載、 僕らの仕事であるバナナのPR活動だった。 PR活動はバナナの栄養一覧や、 スポーツをする時にバナナを食べる利点を書いたチラシと共に、 バナナを配布すること。初日には、40箱のバナナを配った。 ちなみに、一箱大体バナナ75本なので、3000本。 これがね、面白いくらいにみんな貰っていく。 父兄コーチがバナナのチラシを興味深げに読み、多くの母親が今度からは試合の日にはバナナを持って行きますって言ってくれた。 これは客観的に見ても凄い宣伝効果。 当日は日本バナナ輸入組合のほかにも、 ダイムラー・クライスラー日本や花王も協賛企業として大会でイベントを行っていた。 花王はシャンプーなどが入った花王セットを配り、 クライスラーは車の試乗などで大会を盛り上げた。 しかし、サッカーと花王、サッカーとダイムラー・クライスラー日本。 この組み合わせって何だかとっても違和感があるんです。 ふと考えてみる。近年のスポーツブームは、少し異常な感がある。 スポーツ用品やスポーツドリンクなどのスポーツ企業だけではなく、Microsoftの広告にすらスポーツを行うシーンが描かれている。 その背景には経験価値という新しいマーケティングの存在があ る。これは簡単に言えばモノに経験価値というイメージを付加して、売ることである。 経験価値は雰囲気って噛み砕いて考えてもいい気がする。 身近な例で言えば、海や祭りで食べる焼きそばが普段よりも美味いと感じること。 あの夏と海の雰囲気が何故かただの焼きそばを魅力的にするのである。 スポーツに置き換えれば、競技場で、興奮した状態で見る広告は 普段以上に印象的であることなどが言えるだろう。 だから多くの企業が、スポーツにこぞって宣伝を出したがるのである。 サッカーとバナナ。 一見まったく関係の無い二つのものが、 実際にほとんど関係の無い二つのものがスポンサーという言葉で結び付く。 これを日本のスポーツ文化の新しい形と言わずして何と言うのだろうか。 権利ビジネスと言われるスポーツビジネスの現場を垣間見る貴重な体験を得ることができた。
posted by yamagiwaboy1012 |10:03 |
雑感 |
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