2008年07月23日

スポーツに付く『S』

  『sports』の『S』とは一体何だろう。僕は多様性を表すSなのではないかと思う。英語で言うと、『sports』。つまり、『sport』の複数形で表現されるわけであるが、このSは何を意味するのだろう。『sport』は、フランス古語(ラテン語)の気晴らしや動詞として楽しむを意味する『desporter』に語源を持つ。とすでにスポーツの輪郭で述べているが、改めて考えると何故複数形なのであろうか、答えが見つからない。

  例えば、広瀬一郎氏(スポーツマンシップを考える)によると、『he is a good sport』という慣用句が英語圏にはあり、それは『彼は信頼にたるいい奴だ。』という意味を持ち、Oxfordなどの英英辞書では『sports man』は『good fellows』と訳されていることから、スポーツの力点はそういった精神的な教育の側面が強いと述べている。少なくとも、『体育』の授業を通してスポーツをやってきた僕には、どうしても『体』という言葉が浮かんでしまうのだが、なるほど、スポーツとは精神活動でもあったのかとこの本で気づかされる部分は少なくない。

  では、スポーツ~に続く動詞はなんだろうか?スポーツを『する』 『観る』 『見る』 『知る』 『支える』 『語る』 『書く』 『考える』 『学ぶ』と際限なく出てくる。もっとも、これは言葉を政治や、音楽に置き換えたとしても成り立ってしまうから、説得力には欠けるかもしれない。でも、少なくともスポーツへの関わり方は決して少なくはないと言えるだろう。

  また、それらの動作は誰が何の為に行うのであろうか。子どもから大人まで誰もが参加でき、何を目的にしてもいいのではないだろうか。少なくとも、スポーツはアスリートの為だけのものではないだろう。例えば、今スポーツナビではトップページのカテゴリーにサッカー、野球、格闘技の横にその他というカテゴリーがあり、そのトップにはランニングのススメ(2008.07.23アクセス)があり、タレントのルー大芝さんが『みんなで楽しくトゥギャザーしようぜ』と誘い込んでいる。中には、準備編、基礎編、実践編がある。これにはスポナビがここまでやるのかと驚いてしまった。

  そもそもスポーツって世の中にいくつあるのだろう?これはある中学生の質問である。新聞のスポーツ欄にのっているのがスポーツか?すると、チェスや将棋は入らないのだろうか。オリンピック、つまりIOCが認めているのスポーツだろうか、
JOC(2008.07.23アクセス)のHPによれば、北京五輪の競技数は28、種目でいうと302となるそうだ。もちろん、次の五輪から野球がなくなることなどからもわかるように種目数は変動する。それに近代スポーツを多く生んだイギリス生まれのラグビーは五輪種目ではない。でも、間違いなくラグビーはスポーツであるだろう。

  やはり、『sports』のSは多様性を表す、Sなのではないだろうか。と考えざるを得ないのだ。石原都知事は定例記者会見の中でこのように述べています。FNNニュースより一部転載(2008.07.23アクセス)
“「(政治に利用するのもおかしいと?)政治って何ですか? オリンピック? オリンピックは政治性ありますけどね、オリンピックそのものは政治じゃないんじゃないの」と述べた。”

  批判があるかもしれないけれど、僕は都知事の言っていることがその実、的を得ていると思うのだ。Sは多様性を含む、S。そして、それは扱う人々の姿勢によって決まってくるのではないかと僭越ながらにも思うのだ。

  スポーツナビを検索すると、そのページにはこう書いてある。
スポーツを愛する者に情報と情報交換の場を提供し、スポーツを多面的に楽しむためのサポートをする総合スポーツサイト。
  
  .ならば愛を持とうじゃないか。

                                     7月23日 篠 雄也

posted by yamagiwaboy1012 |00:18 | 雑感 | コメント(0) | トラックバック(0)
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