2006年06月05日

like a rolling ball

4年。
もう4年か、あっという間の4年かは人によって意見の分かれるところだろうが、
客観的な事実としてあれから4年がたつ。
ただ、アレほどまでに胸が高鳴った覚えはない。
どうして、こんなにも世界中に広まったのだろうか?
サッカーとはそもそもなんだろうか?と想いを馳せてみた。

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サッカーは正しくはアソシエーションフットボール 
(以下サッカーとする、というのも私は日本人なのでこう呼ばせて頂きたい)と呼ばれ、
多くの近代スポーツ同様、英国の地で生まれた。
元々、英国ではエリート教育の一環としてのスポーツがあり、その中で肉体を鍛え、
スポーツマンシップなど精神的にも成長させることが目的であった。
サッカーもその中の一つであり、英国のパブリックスクールでは
サッカーを始めとする多くの原始フットボールが流行していた。
その中で、ルールを統一し、一つの競技として成り立ったのが今日のサッカーであり、
それが英国サッカー協会である Football Association の設立でもある。
余談だが、世界にはラグビー式やアメリカ式 などフットボールと呼ばれる競技は7種類もある。

サッカーがイギリスの帝国主義の中でエリートを介して、
世界中の植民地に広まったと言われる。
もちろん、こんなにも一つのスポーツが愛されるようになるには、
それだけではないのである。
サッカーは、ボールが一つあればいいだけの実に簡単なスポーツであるということや、
ついつい道の石ころを蹴りたくなる衝動と 関係しているのではないか と考えると実に愉快だ。
ただ、事実として古代アフリカにはパピルスでできた鞠のようなもので
ボールゲームをしていたようであるし、日本でも、古くから蹴鞠があり、
サッカーに類似点を見つけるのは容易である。
イタリアでは、現在までもお祭りとして残る、
カルチョ(イタリア語で蹴るという意)という競技があり、英国とほぼ同時期に誕生している。
これをサッカーの起源とし、イタリアにおいては世界では例外的にカルチョと呼ぶ。
ただ、このスポーツはどちらかと言うと、手を含めた全身を使用する点において、
サッカーよりも猛々しく 、ラグビー式に近いとも言われる。

これらの点を考えると、サッカーを受け入れる下地が
人間の中に出来ていたのかもしれない。

また、英国から世界へ輸出されたフットボールは、
世界各国で市民権を得てそれぞれの言語で呼ばれるようになった。
ドイツにおける fussball “フスバル”などもその一つである。
ちなみに、“サッカー”は association の短縮形「 assoc 」に、 
人名を意味する「 er 」をつけた「 assoccer 」、
それが変化して“サッカー”と呼ばれるようになった。
英国英語では“ソッカー”と発音され る。
しかし、この呼称 は、フットボールと言うとアメリカンフットボールを指してしまう
米国や、日本、韓国、オーストラリアなどでしか使用されない。

サッカーが日本に伝わったのは明治維新後だといわれている。
明治 6 年に海軍兵学寮に教官として招かれたイギリス人将校が、
日本海軍の軍人たちにソッカーを教えたという記録が残されており、
19世紀の終わりになると、師範学校を中心に、
サッカーのクラブが設立されるようになった。
そして、師範学校を卒業したものが、全国各地で学校の先生となってサッカーを日本全国に広めた。 

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こうして、世界を旅したサッカーは 、
今日国連加盟国を上回る数の国が国際サッカー連盟 ( FIFA ) に登録するほどの、
世界的なスポーツとなった。
この様にサッカーが愛されるようになった理由に、
マネジメントやビジネスという言葉が入り込む余地はない。 

世界中の人々が球を蹴る 風景がこれでもかというくらい生生しく写し出されている、
世界的な写真家集団であるマグナムフォトが製作した『マグナムサッカー』 ( ファイドン社 ) や、
日韓W杯の決勝戦の日に行われた、世界最弱を決めるブータンとモントセトラの試合を記録した
ヨハンクレイマーの映画「 the other final 」は
サッカーが何故こんなにも広まったのかという答えを私に与えてくれるのだ。
また、作中で、人々が一生懸命に追いかけるボールには、
月桂樹の三本線も、温泉マークのような曲線美も、
走り抜けるような躍動感のある動物の姿も余計なものは何一つ描かれていない。 

その真っ白なボールが今後のスポーツのあり方を 暗示してはいないだろうか 。 

何かと権利がからむ近年のスポーツは少し、私には窮屈だ。 

もっと気楽に楽しもうではないか。 

さあ、もうすぐ、世界中が待ちわびた球蹴り遊びのお祭りが始まるのだ。                  
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posted by yamagiwaboy1012 |16:20 | 雑感 | コメント(0) | トラックバック(0)
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