2005年07月25日

ボクはレッズファンではない。

7月17日浦和レッズが行う総合スポーツランド、
通称レッズランドの仮オープンイベントが盛大に行われた。 

僕はとりわけレッズファンではない、そんな僕がレッズランドに関わり始めたのは 5月。
その時はこんなところでレッズランドが始まるのだろうかとよく疑問に思ったのを覚えている。
施設的にも人的にも構想を実現する為にはまだまだ不十分である。
「 Will T ogether 」というレッズランド構想の言葉の通り、
レッズランドはゼロから始まるのだ。
本当にゼロだった。
4月に最初は二人で始まり、 5月に僕を含む二人のバイトが加わり動き始めたわけだが、
月に四回ある土日を四人で何とかやりくりするので精一杯だった。
また、東京農業大学の施設を請け負ったレッズランドのクラブハウスはその管理塔だった。
クーラーもない、ケータイの電波もない、あるのは埃と豊かな自然だけというようなボロ小屋。
時に部屋に潜んでいるムクドリやコウモリに襲われることもあった。
もうそれらもいい思い出だ。今では、すっかり新しい匂いのする白い壁に隠れてしまっている。
今思うと毎週土曜日にレッズランド行くたびにはその姿は変わっていった。
グランドには真赤な防球ネットが付き、アグリ-フィールドと呼ばれる畑ができ、
芝が綺麗に刈り揃えられ、色々な器具が次ぎ次と揃っていった。
そしてそれに連れてスタッフもどんどん増えていった。
そして、その多くの人たちはレッズのファンでもあった。

いつだって職場では、レッズの話題で持ち切りだった。 

そうこうしているうちに月日はあっという間にたっていった。
オープニングの日が刻一刻と迫る。 
5 月からスタッフとして関わっていたレッズランドがついに日の目を見るのである。
正直僕はそれにココロを躍らせながらも、日に日に忙しくなる毎日に嫌気が差してさえいた。
華やかな世界への憧れと、偉大なビジョンに賛同し応募したこの仕事。
しかし、僕の期待とは裏腹に、その仕事の多くは雑務であったのだ。
僕はこんなことをするためにここにいるんじゃない。日に日にその思いは増していったのだった。 

オープニングイベント前日。
最後の仕事はレッズランドの装飾。レッズサポーターの装飾部隊がやってきた。
赤と白の旗を組み合わせて、見事なデコレーションをしていく。
赤・白・黒三色のただの風船が、ランドに取り付けられるだけで、統一感がぐんと増した。

魔法のようだった。

さすがレッズサポーターである。
しかし、全てがうまくいったわけではなかった。
時間は予定より大分押していた。 
24時に取り付け終わるはずだったそれは、
25時を過ぎてもつける旗自体が完成していなかった。
僕は当日の仕事が本職だったので25時には帰路についたが、
翌朝聞いたところによると彼らはその作業を7時まで行っていた。
当然そんな彼らがオープニングイベントを楽しめるわけもなく、
泥のように眠りに帰っていったそうだ。

どうして彼らはこんなにもがんばることができるのだろうか?
自らオープニングイベントを楽しむことすらできないのに。
それにお世辞にも割の合う仕事とは言えなかった。
現に辞めたがっている、人間がここにいるじゃないか。 

ふと思った。
そういや、スポーツ観戦者をファンではなく、
サポーターと呼び始めたのは日本ではサッカーが一番初めのような気がする。
そう、それはひとえにレッズの為である。
レッズの為に力を貸したい。その情熱が、全てのサポーターの力の元。
お金という社会の価値観でははかれないもので彼らは動いている。
だから、彼らはサポーターと呼ばれている。
そこに、スポーツビジネスが忘れかけている原点を見たのは僕だけだろうか?
金のためじゃない。
全てはそのスポーツやチームを支えたいという気持ちがあって、
自分の好きなそれらをいかにうまく支えるかを考えた時の一つの終着点が、
スポーツビジネスだったのではないか。

そして、そんな彼らがいるからこそ、スポーツの世界は華やかなものになりうるのだろう。
全てのことには目に見える表と目に見えない裏があって、それらは表裏一体。
そのどちらが欠けてもダメなのである。 

オープニングイベント当日に、緑の芝の上を楽しそうに走り回る子どもたちを見た。
今君たちが楽しんでいるこのイベントは、今走っているその芝は、
ほんとに多くのヒトのおかげで成り立っているんだよ?
何て思った。

けど、そんなことは彼らが知らなくてもいいことなのだ。


今ならほこりをもって言えるだろう。僕はレッズサポーターである。 


 

posted by yamagiwaboy1012 |10:07 | 雑感 | コメント(6) | トラックバック(0)
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Re:ボクはレッズファンではない。

日本でサポーターと呼べるのはレッズだけ。
他はファン。。一緒にされたくない。
新潟も客は集まるが戦ってない。

一番違うのは、他チームは試合前に客寄せパンダのイベントがある。(バレーみたいな・・)
神聖な場所…選手が戦う…その前にそんなことは考えられない。
レッズではありえない。

レッズは皆が支え、皆が戦い、勝利の為にすべてを捧げる。
それが赤い魂の集団『赤い悪魔』

posted by 赤のGOD | 2007-01-22 19:44

Re:ボクはレッズファンではない。

確かにレッズだけがサポーターですね
良くも悪くも

posted by   | 2007-01-22 23:00

Re:ボクはレッズファンではない。

サポーターが多いといろんな人いろんな人いますからね^^;
バルサ見に行った帰り暴れてる人いて怖かった・・。

posted by | 2007-01-22 23:40

Re:ボクはレッズファンではない。

浦和は取り巻く全ての環境が欧州仕様になりつつあるからね。
他のJのクラブに比べてかなり先に進んでる。
1つだけ突出してるのはあまりいい傾向ではないと思うんだけど、
付いていけるクラブが皆無なのが現状。

posted by Lee | 2007-01-22 23:48

Re:ボクはレッズファンではない。

一緒にされたくないのは、分からないでもないが、サッカーは相手がいて成り立つスポーツ。楽しみ方は千差万別。相手チームのもてなし方に、文句をつけるのは如何なものか...

posted by rossi | 2007-01-23 00:35

Re:ボクはレッズファンではない。

コメントありがとうございます。

こういった、熱い想いをもったサポーターの方々がいるからこそ、
Jリーグは発展しているのだと思います。

posted by 管理人 | 2007-01-25 11:56

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