山雅サポの徒然ブログ

全国高校サッカー選手権大会決勝@埼スタ

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みなさんこんばんわ。

本日は全国高校サッカー選手権大会決勝を観戦してきたので感想をちょろちょろ書きたいと思います。

結果としては5-0と決勝にしては珍しい大差のついた試合となりました。後半に五点差となってからはちらほらと帰っていくお客さんも見受けられるほど東福岡が圧倒的な強さを示しました。

試合の流れに沿って感想を。

序盤は一進一退の攻防が展開された。東福岡はインサイドハーフの藤川と中村、さらには三宅を中心に普段通りのダイナミックな展開からピッチを広く使いサイドを起点として攻めていく。一方、初の決勝となった久我山は特に硬さは見られずスムーズにゲームに入った印象。

前半 序盤から感じていた違和感が確信に変わった。今大会、横綱のように構えて相手のプレスをパスでいなしながら隙あらば一気にゴールを陥れるというサッカーをしていた。しかしこの試合ではあまりにも中盤、特にボランチあたりでのボールロストが多すぎる。サイドから中央に入れたボールをカットされたり、ボランチやインサイドハーフが瞬時に複数人で囲まれボールを絡み取られる場面が多々見られた。そして、久我山はそのボール奪取からのショートカウンターでチャンスを作り出すという展開になった。ボール支配率こそは東福岡が勝るものの、中盤での激しいプレスによって結局は前線までボールが供給されないという緊急事態。久我山としては自らの戦術がものの見事にハマった形となった。久我山はバルセロナのようなサッカーを目指していると聞いた。よくバルセロナのサッカーを日本人が模倣しようとするとき、ただ単にパスをつないで崩すという間違った戦術を採用してしまいがちである。バルセロナの戦術で最も重要なのは奪われた後の素早い切り替えと連動したプレッシングである。これこそが驚異のボール支配率を生みだし波状攻撃を仕掛ける肝となるわけだが、決勝での久我山は見事にその切り替えとプレッシングを再現していた。ショートカウンターからボールロストした後のプレスが連動しているので中盤で必ずハマる。そしてまたショートカウンターを仕掛ける。という好循環で東福岡ゴールに何度も襲い掛かった。しかし、シュートまで持ち込めない(逆に東福岡のシュートまでは持ち込ませない粘りの守備)いやなムードが漂い始める。すると耐えた東福岡がそれまでハマっていた久我山のプレスを久しぶりにかいくぐる。左サイドを崩し中央から更に右サイドへ。プレスがハマらなかった久我山は明らかにマークがずれてしまっていた。そして走りこんだ三宅のシュートが突き刺さり、なんと劣勢だった東福岡が先制。この勝負強さがインターハイを制し選手権も決勝まで勝ち上がってきた理由かもしれないと感じた。 正直、この1点は想像以上に大きかったと思う。久我山の選手たちからは明らかに焦りの色が見て取れた。失点前までハマっていたプレスが途端に効かなくなり、後手後手を踏んでしまう。対する東福岡は徐々にパスが回り始め本来の姿を取り戻したようだった。そして前半終了。後半に向けて、東福岡はどれだけ早い時間帯に追加点を取れるかがカギだと思った。2点差、3点差になればまず東福岡の守備からしてセーフティリードだろう。久我山は前半終盤に10番の澁谷が東福岡4番の鍬先につぶされていた。この4番を攻略しない限り勝機はないと感じた。

後半 後半開始早々に東福岡がFKから追加点。キーパーどころか壁の選手さえ反応できない見事なFKだった。この1点で久我山はガックリきてしまったようだった。後半反撃ののろしを上げたいところでの痛恨の失点。正直この時点で試合の態勢は決まってしまった。それだけ東福岡の守備が改善されて強固なものになったからだ。前半とは打って変わって奪われた後の切り替えがものすごく速い。奪われた五秒後にはまたマイボールにして攻めている。ほとんどハーフコートゲームのような時間帯さえあった。久我山の選手たちが全体的に小柄で線が細かったため、東福岡の選手との球際の競り合いで身体を当てられたらほぼ負けてしまっていたのが東福岡のハイプレスが効いた原因の一つだろう。前線の選手も上背がないためボールを奪ってもロングボールが蹴れない。そのため最終ラインからショートパスやドリブルでボールを運ぼうとするのだが、ある時は奪って出したパスをインターセプトされたりまたある時はCBにわざとボールを持たせて中盤にブロックを固めれてしまったり。と久我山としては攻め手がない状態になってしまった。たまに混戦から右サイドを抜け出しバイタルエリアまでボールを運ぶのだが、いかんせん前線の選手と東福岡守備陣のミスマッチが激しかった。澁谷がボールを足元で受けても身体の大きい東福岡の選手をターンで1人かわすのが精一杯でシュートまで持ち込むことができない。シュートしたとしても東福岡の守備陣が確実にコースを切っているためキーパー正面。むしろこのコースなら打たせても大丈夫だという感じさえ伝わってくるほどの安定感だった。攻撃陣は狭いエリアでのアイデアのあるショートパスでの崩しとピッチを広く使った展開を組み合わせて久我山に的を絞らせなかった。主にサイドからの崩しが多かったものの、Jリーグでも見られないような高次元でテクニックと選手同士の連携がハーモニーを奏でていた。

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