書斎のプロレス

観戦雑感:SMASH7

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今までは毎月20日前後だったサムライでのSMASH放送が、今月は1週間ほども早い13日の放送でした。危うく見逃してしまいそうになりましたが(笑)何とか視聴出来ました。ということで恒例の雑感です。



・第1試合:ワールドトライアウトマッチ AKIRA VS ポール・トレーシー

序盤のロックアップからの攻防でのトレーシーの動きは、非常に独特でした。所謂「ヨーロピアン・スタイル」なのでしょうか?実はあまり見た事のないスタイルなので、そうとは断言できないのですが(汗)

もしも彼が「コテコテのヨーロピアンスタイル」なのであれば、もう何試合か観てみたいところです。メイン終了後のTAJIRIのインタビューにて「まさかの」絡みを演じていたので、彼は今後も参戦がありそうな様子ですね。



・第2試合:TAKAみちのく VS 児玉ユースケ

正に「TAKAによるプロレス教室」といった趣の試合でした。打撃を進んで受けることで「格」の違いを表現し、攻めては「頭部への一点集中攻撃」でフィニッシュへの布石を打ち、適度に反撃させて児玉をある程度引き立てた上で、最後はフィニッシュムーブのジャストフェイスロックで締めました。一切の無駄を省いた組み立て、児玉には勉強になったと思います。



・第3試合:朱里 & リン・バイロン VS 植松寿絵 & 中川ともか

まだまだリンが植松に翻弄されるパターンが続くかと思いきや、逆にリンが出し抜く形でした。う~ん、今後どう進展するのでしょう?植松本人を仕留めた訳ではないので、まだ続くのでしょうか?ちょっと意外な結末でした。

それと、初参戦の中川についても。「色のついてない、真っ白な選手」と評されていましたが、やや悪い意味でその通りだと感じました。プロレスはそこそこ巧いけれど、ただそれだけと言いますか…この試合でも特に印象を残す場面はありませんでしたね。「実力を見込まれて呼ばれた」と言うより、「SMASHのリングで表現力を学ぶ」ために参戦した、ということなのかもしれません。そういう部分を身に付ければ、確かに良い選手になりそうに思います。



・幕間:JWP登場

「華名のマニフェスト」に異議があるということで大挙やって来たJWPの面々でしたが…残念ながら具体的にどういう反論がしたいのか全く伝わって来ませんでした。分かったのは「私達は素晴らしいプロレスをやっている」という主張のみで、後はさながらレディースの睨み合いのようでした(苦笑)華名は彼女らの自称するところの「素晴らしいプロレス」を否定している訳ですから、話が噛み合う筈がないですね。ま、華名の対応も中途半端に相手のレベルに合わせてしまっていたというか、微妙な感じでしたが。もう少し「らしい」対応法があったのではないかと思います。

唯一、このやり取りに意味を見出すとしたら、「華名の否定する“旧来の女子プロレス”がどんなものかを見せる」と言う点でしょうか。



・第4試合:メンタロ VS ケニー・オメガ

師弟であり友でもある2人の久々の一戦、ということで、かなり激しい試合でした。軽量級らしいスピード感とキレのある動き。技の数が少々多い気もしましたが、「久々の再会だから、今まで身に付けて来たものをどんどん見せ合う」と解釈するなら、この試合に限っては「アリ」かもしれません。しかしケニーは技も受けもハデですね。日本ではあそこまでビッグセルをやる選手はあまり見ないので、印象的でした。

ハイライトはやっぱり、波動拳と昇龍拳の競演でしょう(笑)観客もこの日一番の盛り上がりを見せていました。



・第5試合:KUSHIDA VS ヘイモ・ユーコンセルカ

「目指すはWWE」を公言しているKUSHIDAにとって、「巨漢相手の組み立て」は必須科目だと思います。向こうでは軽量級は人気薄ですが、ヘビー級との試合がきちんと出来る軽量選手は非常に重宝されますから、活躍の幅がぐんと広がります。そういう意味で、この試合は彼の現状の力を見る良い機会でした。

結果としては…「まだまだ引出しが不足している」という感じですかね。立ち上がりはまずまずでしたが、だんだんと手詰まりになっていきました。ヘイモが意外とスピードに対応していたのも、KUSHIDAにとっては厳しかったですね。FCFは小型の選手が多いようですから、こういう試合に慣れているのかもしれません。



・第6試合:TAJIRI & 小路晃 VS スターバック & 大原はじめ

大原がFCF側に寝返った…と言うより「スターバックに洗脳された」といった感じなのでしょうね。その大原、主にスターバックのサポートに回っていた為に技を出す機会がほとんどなく、外見以外の変化はまだ判然としませんでした。ただ、右手で繰り出すチョップかエルボーのような攻撃を要所で使っていましたので、その辺が今後クローズアップされて来ると思われます。試合としては、内容そのものよりも「新生・大原のお披露目」と「試合後のやり取りへの繋ぎ」の意味が大きく、特に印象的なものではありませんでした。



メインの試合後、SMASHの面々が次々にFCF勢の餌食になっていく中、唯一反撃に成功したのがAKIRAでした。AKIRAはその後、スターバックとの対戦をTAJIRIに直訴。TAJIRIに拒む理由はなく、次回SMASH8での一騎打ちが決定しました。これは見応えのある試合になりそうですね。勿論AKIRAにとっても重要な一戦ですが、それ以上にスターバックにとっての大勝負となりそうです。「大物のベテランレスラー」であるAKIRAを相手にどれだけの試合を見せられるか、それによって日本でのFCFの評価が大きく変わってくるでしょう。楽しみです。



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観戦雑感:SMASH7

>slimthug様

ちょっと曖昧な表現になってしまいましたね。誤解を招いたようで申し訳ありません。

軽量級が人気薄な「向こう」とは即ち具体的に「WWE」のつもりで書いています。KUSHIDAは「アメリカマット」ではなく「WWEマット」に目標を絞っているようですので、それを受けての論評です。

そう言えば、SMASHの映像ソフト化については全く話を聞きませんね。予定もないのか、裏では話が進んでいるのか…どうなのでしょうかね?

Re:観戦雑感:SMASH7

いつも、この団体のレビューは楽しみにしております。
DVD−Rでもいいから出してくれりゃ買うのに………(苦笑)

ただ、ひとつ反論が!
たしかにWWEはクルーザー級を切り捨てましたが、アメリカでは軽量級は人気ですよ。
オメガもそうですし、
我々TNAが有名になったX−ディビジョンは、当時のヘッドブッカーだったジェフ=ジャレットが、WWEの見捨てた部門を上手く拾って育てた訳ですしね。
ROHを始め、現・新日のカール=アンダーソンも参戦していたPWG、デスマッチで有名なCZW等も軽量級が充実しています。
CZWなんかは、年に1度のデスマッチ・トーナメントの途中に軽量級の試合を挟む程力を入れてますよ。

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